夢仮説  ■05■ TOP 01■02■03■04■05■06■07■08■09■10■ ドリーム ワーク

5)Hobson- McCarley仮説:

1977年に提唱 されてから少しずつ改訂され、1988年に「活性化ー合成化仮説」としてまとめられている。

彼らの説では、夢 は覚えるためでも、忘れるためでもない。
レム睡眠中に脳幹内部からランダムに発する神経信号が大脳皮質に到達してこれを活性化させ、
これによって発生した感覚心像をつなぎ合わせ、合成したものが夢であると考えている。

このような神経信 号としては、レム睡眠の中枢である橋(P)から外側膝状体(G)を通って後頭皮質(視覚野:O)に
伝達されるPGO波が代表的であり、PGO波はレムとも密接な関係を持っている。

脳幹からの神経信 号でレムが起こったり、後頭視覚野が興奮して夢が合成されるという考えは、
健常者の夢の80%以上が視覚心像を伴なっていること対応している。

彼らの最近の説では、この視覚心像が夢と なるためには連想や記憶の過程が必要であり、
これらの過程が関与することにより、夢の内容は深層心理学的な意義があるとしている。

   

   

   

 

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