第X艦隊ルナ・シャフト【だいじゅっかんたいるな・しゃふと】
遊星ニビル襲来に際して、第X回LBT参加者が
配属されることになった地球艦隊。
艦隊名の「ルナ・シャフト」が後のビルキスとの合流、
そして最終作戦を暗示するものだったことは言うまでもなく、
元老院なり、イモータルなりの意志を感じる点ではある。

第X艦隊は先行の地球軍に比べると
イコノシャフト戦を想定し、コマンドシェル隊の母船団として
編成されたため、戦艦1空母7戦闘空母5という変則艦隊である。
正式にはさらにビルキス級が5隻随行し、その1番艦
(つまり本編で登場するビルキス)が旗艦を勤めるはずだったが
アルザケールがその代理となった。

本来この第X艦隊は第X回LBT終了後に編成され、
LBTファイナリストを含むニビル戦役ファイター選抜DNAたちが
後1年の訓練を経て配属されるはずだったが、
ニビル戦役の早すぎる勃発により、結果として
新兵がほとんどの(正規兵と徴兵された新兵の比率は3:7)
急造艦隊となった。
なお正規兵は他の艦隊に比べると全体的に階級の低い人材で
構成されていたが(艦隊司令でさえ大佐クラス)
新兵の教育係をかねる役目を担っていたため、
比較的優秀な軍人が多かった。

第X艦隊を構成する船名は以下の通り。
※数値は艦隊内No.と同時に命令優位も示す
1: 戦艦 アルザケール ●撃沈 ★旗艦(艦隊司令部)
2: 戦闘空母 アレクサンドロス コマンドシェル飛行隊司令部/臨時旗艦
3: 戦闘空母 ソテルII
4: 戦闘空母 ネオス・フィロパトル
5: 空母 ヴァルター ●撃沈
6: 空母 アリアセンシス ●撃沈
7: 空母 プールバッハ ●撃沈
8: 空母 クルツィウス
9: 空母 キュヴィエ
10: 空母 ハーシェル
11: 空母 リケトス
12: 戦闘空母 エウエルゲテスII
13: 戦闘空母 フィロメトル

なおそれぞれの艦級は……
戦艦アルザケールがアルザケール級
 (※ニビル戦役に際して急造されたクラス)、
戦闘空母アレクサンドロスソテルII、ネオス・フィロパトル、
 エウエルゲテスII、フィロメトルがプトレマイオス級
空母ヴァルター、アリアセンシス、プールバッハ、クルツィウス、
 キュヴィエ、ハーシェル、リケトスがオリエンタル級である。
本文:金子良馬、山口恭史 
初出:I-p157 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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