第X回LBT【だいじゅっかいえるびーてぃー】
2209年に行われた10回目のルナ・バトル・トーナメント
開催中に遊星ニビルの接近が判明し、
決勝ブロック途中で中止となった。
戦績は準優勝(暫定一位)がミール・ホワイトロータス
三位がミカ・セイドウヒロト・アマギワ
チキ・ムジカノーバマリオ・ムジカノーバフーメイ・チョウである。
この他4名のファイナリストエレノア・サマセット
ソフィア・ガルガリンレミィ・レヴィストロース
シェリー・スプリングフィールド)が各々の潜在能力から
後に戦闘空母アレクサンドロスCS飛行隊
チームアマギワチームムジカノーバに配属されている。
さらにもう8名(ヒルデ・シベリウスネーナ・カンダール
タチヤーナ・シチュレンコミランダ・ブルーラベル
アンジェリカ・ブランケットトリッシュ・メイヤー
リチア・ミカエリレザ・ヌルジャーナ)も同様にチームを組み、
第X艦隊CS司令部空母アレクサンドロスのサポートである
僚艦ソテルIICS飛行隊として乗船した。
また決勝に残れなかったニビル戦役ファイターDNAを持つ
LBT参加者も同じように召集され、他の空母・戦艦に配属された。

なお第X回LBTは(賭けの対象がブロック全試合の勝敗であったため)
運営条項に沿って準決勝の賭けは不成立、掛け金は返却されたが
第X回LBTの優勝者がミールであることは誰もが疑わなかったため、
事実上、準決勝以下の結果が賭けの対象だったという逸話がある。
また、準決勝までで最大のダークホース的存在になったのが
ミカ・セイドウヒロト・アマギワ組であり、彼女らの勝ちあがりは
歴戦の“予想師”たちもほとんどが予測できなかったという。

本文:金子良馬、山口恭史 
初出:I-p1 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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