5限の「幾何学序論」「幾何学概論」は、きょうが第13回目。 だいたい話すことは話したので、次回(来々週)は休講とした。
きのうは休んでしまった。きょうは大学に出て、 金曜日に出された「計算数学」のレポートの採点。
今学期から、採点を済ませたメール・返信メールは、課題ごとの別フォルダに移動している。 履修者が多くなり、同一履修者から複数出されているメールを探すのが面倒になったため。
私が書いた解答例をコンパイルしたものと続けて 「./a.out; ./quick」として動かすことを、 乱数の種が同一であり比較・交換回数が同じである場合が複数回起こるまでを行なう。
きょうも大学に出て、レポートの採点。
けさ未明に自宅で完成させた、 特別ルールの三目並べのプログラム ttt3.c を、 センターの Linux で動かしてみた。 この特別ルールとは、○、×のどちらかが三目並べてもゲームを続行し、 もう一人も三目並べた場合、あとから並べたほうを勝ちとするものである。
普通の三目並べは今年度前期の「計算数学1」で学生に示した。 emacs の画面を二分割し、中でそれぞれ shell を起動し、 上下で普通の三目並べと特別ルールの三目並べを動かして、 コンピュータどうしの対戦をさせようとした。 しかし、これはうまくゆかなかった。 上の shell 画面に文字を打つと、 下の画面にも同じものが表示されるようにできているようだ。
あきらめて、TeraTerm を二つ起動し、画面を上下に並べて、 対戦させることにした。 たとえば上はコンピュータが先手、下は後手とすると、 まず、上でコンピュータ最初に打った手を下に私が入力する。 それに対し、下でコンピュータが返してきた手を私が上に入力する。 これのくり返しである。
何度か試すうち、上も下も、 コンピュータが“自分が勝った”と宣言したゲームがあった。 小学生のころ、級友とこのゲームをし、 ルールの解釈の違いから、どちらも自分が勝ったと主張しあったのが、 ここに再現されたわけだ。
これらのプログラムは、今週の「計算機基礎論3B」で示す予定。
「金沢大学自然研前」を 19 時 43 分のバスで帰ろうとした。 新バスシステム --- ランプがつくと、バスが近づいているとわかるもの。 逆は真ではないので、 バスが近づいているのにランプがつかないこともある --- では、なぜか、私の行く先を通るバスが二台続いてくるように表示されていた。 そんなはずはないのだが、 あすの前期日程の入学試験の下見の受験者用に増発されているのかもしれない、 と考え、 とにかく、きた最初のに乗る。 左折すると「金沢大学角間口」、というT字路で、 運転手が、“終点に戻ります”とアナウンスした。 何かと思ったら、発車時刻を間違えたとのこと。 バスはその交差点を右折した。 右折するとき、すぐ後ろにバスがきているのが見えた。 おそらく、それが 19 時 43 分のバスだったのだろう。 早く着くと思って乗ったバスが、かえって遅くつくわけだ。
「Multi autem erunt primi novissimi et novissimi primi
」
(Mc 10,31) と言われたとおりである。
直進して終点「金沢大学」につき、19 時 49 分発になるとのこと。 「金沢大学自然研前」は 19 時 52 分になる。 運転手名を入れる枠には「宮川真一郎」との名札がはいっていた。 「金沢大学角間口」のT字路から終点までまっすぐ走るバスは、 「金沢大学自然研前」ができてから、一本もなくなった。 きょうはそこを乗れたわけだ。 めったに見られない、いい経験をさせてもらった。
あとで時刻表を見ると、19 時 43 分は金沢駅行き、 19 時 52 分は西金沢行きだった。 確か、この二つはバス会社が(形式上)異なる。 もしも仮に、の話だが、故意に発車時刻を間違えて、 相手会社より先にバスを発車させ、 “間違えましたので終点に戻ります”とすると、 相手会社の乗客を自分のバスに乗せることができる。 こういった客の取り合いになると、 急いでいる客は迷惑するだろう。 (ならないだろうと思うけど。)
朝、「人文学類主催 国際交流プログラム 2009」 の案内がメールで送られてきた。 米国 Rice University の Masayoshi Shibatani 教授による 講演「On the Typology of Relative Clauses」 が行なわれるという。 ("Typology" はこれで正しい。Topology の typo ではない。)
概要の中の
「関係節や that 節
」などのキーワードが気になったので、
15 時からのこの講演を聞きにいった。
言語学の専門的なことはわからなかったが、 専門が近い人からは講演後、刺激的だったとの感想が多く出ていた。
私が驚いたのは、
「花子がリンゴをしぼってくれたのを一息で飲みほした
」
のような「の」が研究の対象になっていることだった。
私は、こういった「の」は「もの」の幼児語だと思っていたからだ。
もしも学生が
「二つの実根のうち小さいのを x1,
大きいのを x2 とする」と言ったら、
私は必ず、
「小さいもの」あるいは「小さいほう」と言い直させるだろう。
別の例として挙げられた、
「太郎はリンゴが皿の上にあったのをとって、ポケットに入れた
」
の「の」は確かにほかの語で置き換えられそうにないが、
私はこれをも、幼児語と思われるのを避けるため、
「太郎は皿の上にあったリンゴをとって〜」と言い換えてしまうだろう。
http://www.cyber.sist.chukyo-u.ac.jp/JCHAT/index-j.html に、幼児の言語の習得を観察した資料があるらしい。 そこを紹介された中で、「アキちゃんの」「赤いの」「こわれてるの」が 「アキちゃんのぶーぶー」「赤いぶーぶー」「こわれてるトラック」 より早く習得される、という話があった。 そのことからも、私にはこれらの「の」は幼児語のような気がするのだが……。
「太郎はリンゴが皿の上にあったのを見て〜」なら、違和感は感じない。
数年前に書きかけてそのままになっていた 『岩瀬順一の「日本語のわかち書き」について』 に、数日前、少々書き足したが、 きょう、一気に残りを書きあげた。
今学期(というか今年度)から、出席は自分のホームから一つ上にあがって ls -la ... | grep "Nov 12"(Linux の場合)、 ls -lad */.windows ... | grep "Nov 11"(Windows の場合) として調べている。 (「...」は学生たちのホーム名に共通する文字列であるが、 万が一、悪意をもった人がみて全員に SPAM メールを送ってくるといけないので伏せておく。)
その出力画面が、学生二人につき一台の割合で置かれているディスプレイにうつる。 それを見て、自分の番号が出ていない学生には申し出てもらい、しかるべき処理をする。 一方で、上の出力をさらに wc に通して行数を数え、 出席している学生数と一致することを確認する。
昨年度までは、ls -la の出力を、自作プログラムに通し、 アカウントの下二けただけを一行に出力させてファイルに収め、 手作業で適当に改行を入れてから、 フォントをなるべく大きくして 、 天井から一部屋に数個ぶらさがっていたモニターにうつしだし、 あとは同様にしていた。 下二けただけを表示させていたのは、モニターの解像度がよくなかったためである。
しかし、その際、 grep を使うことを思いつかなかったのはなぜだろう? 手作業で、その日に更新されていないユーザの行を取り除いていた。
(2010-11-23 (2) 記す)
事情があって、三月 21 日で更新が止まっていたこのページだが、 更新を再開することにした。
きょうは、次の三つを追加した。
いつごろだったか忘れたが、 事情があって「日誌」のうち、次にあげる分を削除していたため、 リンク先がない状態になっていた。 (匿名のはがきで指摘してくださったかた、どうもすみませんでした。)
14時から、金沢市文化ホールで行なわれた、 「第46回金沢大学マンドリンクラブ定期演奏会」を聞く。
18時から、石川県立音楽堂で行なわれた、 金沢大学琴尺八部の「第41回邦楽演奏会」を聞く。
13時30分から、 自然科学大講義棟レクチャーホールで行なわれた、 「第3回 金沢大学女性研究者支援シンポジウム」に出る。 4限(14時45分〜16時15分)は、 出席すると決める前に学生との約束を入れてしまったので、抜ける。 戻ったら、講演も質疑応答も終わって、最後のまとめのところだった。
スライドのコピーは 「Kanazawa University Career Design Laboratory」 「Career Design Laboratory for Gender Equality」 と書かれたクリアファイルに入れられており、 紙製品のおみやげ(正体不明)もはいっていた。
「Constructing real numbers by Dedekind's cuts in a slightly modified way」 を追加。
なぜ別にしたのかよくわからないところにしまってあった、 2001-02-21 23:39 のタイムスタンプの、jis.html というファイルの、 最初の部分に charset=SHIFT_JIS などを含む META タグを置いて、 題名を「(いわゆる)全角文字の一覧表」から 『岩瀬順一の「(いわゆる)全角文字の一覧表」』に改めたものを追加。
きょうは国民の祝日の一つだ。
金沢大学自然研前に14時05分に着くバスを、自宅近くのバス停で待っていたら、 5分ぐらい遅れてやってきた。 運転手は、“大変遅れて……”と申しわけなさそうにアナウンスしている。 5分の遅れはよくあることなのに、どのバス停でもそう言うので、降りるとき、 「もしかして、このバスは30分以上遅れているんですか?」 と尋ねてみたら、その通りだった。片町から香林坊にかけて大渋滞だそうだ。 私が30分と聞いたのは、30分に一本の便があるとカン違いしていたためで、 いま時刻表を見たら、その前はちょうど一時間前だった!
『2006 年度「情報処理基礎」』 のファイル整理を終え、公開。
『岩瀬順一の「日本語のわかち書き」について』 に、少し前から気になっていた、 『「……ないで」「……ないでも」のわかち書き』を書き加えた。
『2001 年度「計算機基礎論3B」』のファイルに目を通し、公開。 センター職員のかたの姓はイニシャルに置き換えた。
『2002 年度「応用数理C3」「計算数学1」』のファイルに目を通し、公開。 最初のページが未完成だったので少々時間がかかった。 恐れを知らず、よくもまあ、こんな内容を講義していたなあ、と冷や汗をかく。
『2002 年度「計算機基礎論3B」』のファイルに目を通し、公開。