記事No | : 1490 |
タイトル | : 早離と即離 |
投稿日 | : 2012/05/05(Sat) 11:47:39 |
投稿者 | : 桃青 |
『苦労したからこそ、他者の身の上を慮る人もあろう。
苦労したからこそ、他人を蹴落としてでも自分の安泰だけを
願う者もあろう。』
母の介護を通じて、ヘルパーさんと言葉を交わすことがある。
あるかたは
「こうして家で娘さんに見てもらえて、幸せだねー。
なんだかんだ言っても、家で娘さんに見てもらえるのが一番ですよ。
うちは男の子ばかりだから、私の面倒は誰が見てくれるのだろうか。と、思いますよ。
男の子はダメだとつくづく思いました。だって男なんてオムツひとつ満足に始末できないんだから。」
と、来る度に「私の面倒はいったい誰が見てくれるのだろう?心配だ。」と繰り返され、
あるかたは
「どこの家でも子供への負担って、そりゃもう、ものすごく大変なんです。
そういうのを見ていると、私の子供には、こんな負担をかけたくない。って、思うのですけれどね。
介護保険って、この先どうなるんでしょうね。私が年寄りになったころにもあるんでしょうか?」
と、こちらも心底心配しておられる。
私は、できれば認知症になる前に死にたい。
しもの世話をしてくれるひとに「ごめんね。迷惑掛けて。」という思いがなくなる前に、死にたい。
そうは願っているのだが・・・。