ミステリ&SF感想vol.170 |
2009.05.24 |
『パラドックス学園 開かれた密室』 『理由あって冬に出る』 『四隅の魔』 『検死審問ふたたび』 『臓物大展覧会』 |
パラドックス学園 開かれた密室 鯨統一郎 | |
2006年発表 (光文社文庫 く10-8) | ネタバレ感想 |
[紹介] [感想] 2009.03.05読了 [鯨統一郎] | |
【関連】 『ミステリアス学園』 |
理由{わけ}あって冬に出る 似鳥 鶏 | |
2007年発表 (創元推理文庫473-01) | ネタバレ感想 |
[紹介] [感想]
*1: 事件性がないという意味では“日常の謎”といえなくもないのですが、さすがに幽霊騒ぎを“日常の謎”というのはあまり適切ではないかと。
*2: その意味でも、“日常の謎”を扱ったミステリに通じるところがあるように思います。 2009.03.19読了 [似鳥 鶏] | |
【関連】 『さよならの次にくる〈卒業式編〉/〈新学期編〉』 『まもなく電車が出現します』 『いわゆる天使の文化祭』 『昨日まで不思議の校舎』 『家庭用事件』 |
四隅の魔 死相学探偵2 三津田信三 | |
2009年発表 (角川ホラー文庫 み2-2) | ネタバレ感想 |
[紹介] [感想]
*1: ある程度は事件が起こらないと話が成立しない部分もあるので、早すぎる事件への“介入”は物語的に望ましくないのではないかと思われます。
*2: 本書で俊一郎が初めて登場する場面、依頼人に表れた死相の原因を病気(脳梗塞)と見立てるエピソードが盛り込まれているのは、この点を強調する狙いによるものではないでしょうか。 2009.03.26読了 [三津田信三] | |
【関連】 『十三の呪』 『六蠱の躯』 『五骨の刃』 『十二の贄』 『八獄の界』 『九孔の罠』 |
検死審問ふたたび Tinsley's Bones パーシヴァル・ワイルド | |
1942年発表 (越前俊弥訳 創元推理文庫274-05) | ネタバレ感想 |
[紹介] [感想]
*1: もっとも、イングリス氏の注釈がいちいち鬱陶しい(苦笑)のは確かなので、受け付けない向きもあるかもしれません。
*2: この実地検分の状況までもが、直接描写されるのではなく法廷で明らかにされるという徹底ぶりには脱帽です。 2009.04.04読了 [パーシヴァル・ワイルド] | |
【関連】 『検死審問 ―インクエスト―』 |
臓物大展覧会 小林泰三 | |
2009年発表 (角川ホラー文庫 こ2-10) | ネタバレ感想 |
[紹介と感想]
*1: とはいえ、それ自体はあまり効果的とはいえないように思いますが。
*2: 冒頭の注意書きにもあるように、冥王星が太陽系の九番目の惑星だとされていた時期に発表された作品です。 *3: そしてまた、ある点で本書の中の別の作品とも対になっているといえます。 2009.04.16読了 [小林泰三] |
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