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  『歎異抄講義 第二期』 渡辺郁夫・著 SCL刊 NEW!

  『歓喜光 発掘歎異抄二』 渡辺郁夫 SCL刊 

  『歎異抄講義』 渡辺郁夫 SCL刊 

 
『四十八願講義』渡辺郁夫 SCL刊 

  『和の光 文学と平和』渡辺郁夫・著 SCL刊 

  『本願海 浄土教論集一』渡辺郁夫・著 SCL刊

  
『無礙光 浄土教論集二』渡辺郁夫・著 SCL刊 


  
『日本巡礼 国宝寺社の旅』渡辺郁夫・著 SCL刊(本書は在庫終了をもって頒布終了となりました。)

  
『歎異抄を歩む』渡辺郁夫・著 みずのわ出版刊

  
『発掘歎異抄 親鸞を読み解く百話』渡辺郁夫・著 みずのわ出版刊

  
『心の国語 高校編』渡辺郁夫・著 SCL刊

  
『こころの回廊-本願と出会う旅』渡辺郁夫・著 みずのわ出版・刊

  
C
『素直になる 雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録4渡辺郁夫・編  SCL刊
   
(講話録『素直になる』付属・録音CD『臨済録講義』(1枚) 録音CDは講話録4の書籍とは別頒布です。) 

    『心の国語 中学編 』渡辺郁夫・著 SCL刊

 B 『最高に生きたい 雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録3渡辺郁夫・編 SCL刊

  『日と霊(ひ)と火』 渡辺郁夫・著 洛西書院・刊

 A 『君がどうかい?  雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録2』渡辺郁夫・編 SCL刊

  『歎異抄を読む―悪人正機の時代を生きる―』 渡辺郁夫・著 洛西書院・刊
     (『歎異抄を歩む』の旧版です。)

 @ (新装版)『十三番目の冥想 雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録 1』 渡辺郁夫・編 SCL刊
   
(講話録『十三番目の冥想』付属・録音CD『救世主入門講義』(5枚)録音CDは講話録1の書籍とは別頒布です。
 (@〜C「雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録」1〜4)
  

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『歎異抄講義 第二期』 渡辺郁夫・著 SCL刊

SCL−DVDブック MP3録音&電子書籍(PDF
2024年4月発行

ISBN978-4-902268-31-7C0815

『歎異抄』講義集 全86回(MP3録音) 2016年〜2023年の講義録

『歎異抄』(原文)と『歎異抄を歩む』(渡辺郁夫・著)を基に語る
現代の「本願浄土教」

付属文書資料(PDF版)

『歎異抄』(原文)  『歎異抄を歩む』(渡辺郁夫・著)


       
              (トールケース表紙)

MP3録音とPDF文書資料から成る電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータDVD。 
本棚に置くことができます。

DVDにはMP3録音ファイルとPDFファイルのデータが入っています。
MP3録音はパソコンで再生できます。

またPDF文書はパソコン画面で見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。


直接購入の方法   送料等込み1700円(本体定価+200円)で頒布します。 
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『歓喜光 発掘歎異抄二』渡辺郁夫・著 SCL刊

紙版書籍 2016年6月発行 本体定価1500円(税別) 

A5版縦書き205ページ

ISBN978-4-902268-18-8C0815

「発掘歎異抄 親鸞を読み解く百話」の続編で、101回から200回までの記事を所収。
浄土教を中心とした宗教的エッセイ集。


    
      紙版書籍 表紙)

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『歓喜光 発掘歎異抄二』は紙版書籍電子書籍(以下に説明)の両方があります。
ご購入の際はどちらかわかるようにご指定ください。



『歓喜光 発掘歎異抄二』渡辺郁夫・著 SCL刊(電子書籍版)

2016年6月発行 本体定価1500円(税別)

CL-Eブック電子書籍(PDF版)


PDF版A5版縦書き206ページ  PDF版A5版横書き205ページ

ISBN978-4-902268-18-8C0815

紙版書籍と同内容の電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータCD。 
本棚に置くことができます。
CDには縦書きと横書きの2種類のPDFファイルのデータが入っています。
パソコン画面やタブレット端末、スマホで見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。
縦書きの印刷の場合は、印刷のレイアウトを「横(右から左)」に設定してください。

「発掘歎異抄 親鸞を読み解く百話」の続編で、101回から200回までの記事を所収。
浄土教を中心とした宗教的エッセイ集。

    
    
          電子書籍版 トールケース表紙)

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『歎異抄講義』 渡辺郁夫 SCL刊

2016年3月発行 本体定価1500円(税別)

SCL−DVDブック 
MP3録音&電子書籍(PDF

ISBN978-4-902268-17-1C0815

『歎異抄』講義集 全78回(MP3録音)

『歎異抄』(原文)と『歎異抄を歩む』(渡辺郁夫・著)を基に語る
現代の「本願浄土教」

付属文書資料(PDF版)

『歎異抄』(原文)  『歎異抄を歩む』(渡辺郁夫・著)



       
              (トールケース表紙)

MP3録音とPDF文書資料から成る電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータDVD。 
本棚に置くことができます。

DVDにはMP3録音ファイルとPDFファイルのデータが入っています。
MP3録音はパソコンで再生できます。

またPDF文書はパソコン画面で見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。


直接購入の方法   送料等込み1700円(本体定価+200円)で頒布します。 
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『四十八願講義』 渡辺郁夫 SCL刊

2015年3月発行 本体定価1500円(税別)

SCL−CDブック MP3録音&電子書籍(PDF版)

ISBN978-4-902268-16-4C0815

『無量寿経』に説かれる阿弥陀仏の「四十八願」の講義集。全16回(MP3録音)。

「重誓偈」と「一枚起請文」(法然)についても合わせて語る。

現代の「本願浄土教」


PDF文書での「四十八願」「重誓偈」「一枚起請文」の原文所収


2011年の法然800回忌、親鸞750回忌の前後に語られた「四十八願講義」。
2011年3月の東日本大震災を経験し、時代と向き合いながら語られた阿弥陀仏の「本願」。

         


      
                 (トールケース表紙)

MP3録音とPDF文書資料から成る電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータCD。 
本棚に置くことができます。
CDにはMP3録音ファイルと横書きPDFファイルのデータが入っています。
MP3録音はパソコンやMP3録音対応機器で再生できます。

またPDF文書はパソコン画面で見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。


直接購入の方法   送料等込み1700円(本体定価+200円)で頒布します。 
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『和の光 文学と平和』渡辺郁夫・著 SCL刊

2015年2月発行 本体定価1500円(税別)

SCL-Eブック電子書籍(PDF版)

PDF版A5版縦書き613ページ  PDF版A5版横書き505ページ

ISBN978-4-902268-15-7C0895

電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータCD。 
本棚に置くことができます。
CDには縦書きと横書きの2種類のPDFファイルのデータが入っています。
パソコン画面やタブレット端末、スマホで見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。
縦書きの印刷の場合は、印刷のレイアウトを「横(右から左)」に設定してください。

         目次

1 北原白秋を読む   2 『奥の細道』を読む 
3 太宰治を読む     4 語り継ぎ聞き継ぐ国語表現
5 『たそかれ』書評  6 『彼岸花はきつねのかんざし』書評
7 『光のうつしえ』書評 8 自主教材を使った国語教育の展開
9 環境問題への取り組み 10アジア・太平洋戦争を考える視点
11心の被爆者    12宗教と平和  13後書き



    


      
           (トールケース表紙)

2015年の広島・長崎の被爆70周年を記念して、1992年以降に書かれた文学と平和に関する論集を発行。
根底に普遍的宗教心を置き、「和の光」があまねく人々の心に届くことを願って文学と平和について語る。


内容紹介 「 後書き」より

本書は主として私の勤めている修道中高等学校の研究紀要に1992年度以降に掲載したもののうち、文学と平和に関する論考についてまとめたものです。

私がこれまでに書いてきたもののうち、浄土教を中心とした宗教関係のものは、すでに何冊かの本にまとめました。また文学・教育関係のものでは、『心の国語 中学編』、『心の国語 高校編』があります。一部既刊のものと重複する部分がありますが、本書は主としてそれらに未収録のものを集めました。

最も分量があるのは「『奥の細道』を読む」で、年度を隔てて研究紀要に二回にわたって掲載したものを、今回合冊版にしました。これだけで一冊になる分量がありますが、これまで書籍として刊行するには至りませんでした。

その後、『奥の細道』の旅と重なる形で、東日本の国宝指定の寺社を巡り、これを含めた形で『日本巡礼』として全国の国宝指定の寺社を巡る旅としてまとめました。『奥の細道』の旅がそうであるように、自分の中で「巡礼(順礼)」は大きな意味をもっています。

その次に分量があるのは、「北原白秋を読む」と「アジア・太平洋戦争を考える視点」です。両者は直接関係ないように思われるでしょうが、本書の題を「和の光」としたように、私の中ではつながっています。文学と平和を結ぶものとして「和の心」があります。本書の題は「和の心」でもよかったのですが、「和」を「日本」ととると意味が狭くなりますので、「和の心」を含んで「和の光」としました。私の好きな歌「ひさかたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(紀友則『古今和歌集』)の「ひさかたのひかり」が「和の光」のイメージです。

その次に分量がある「環境問題への取り組み」も原点は同じく「和の心」です。環境問題と平和問題は繋がっています。

全編を通して読んでいただければ、一貫性があるのがおわかりいただけると思います。各論とも根底には宗教心があります。ただしそれは特定の宗教宗派に限定されるものではなく、超宗派的宗教心です。私の宗教としては、これまで書いたものをお読みいただければおわかりになるように浄土教が中心ですが、私の念仏は超宗派的念仏です。阿弥陀仏という無量光、無量寿への帰依は無限なるもの、永遠なるものへの帰依、帰入であり、超宗派的信仰、普遍的信仰です。そのような超宗派的宗教心、普遍的宗教心を根底において書いています。

私の国語教師としての教員生活もあと数年になりました。教員生活が終わりに近づいたことが本書をまとめようとした一つの理由ですが、もう一つ理由があります。それは2015年が広島、長崎の被爆七十周年に当たることです。

私が研究紀要に書き始めたころが被爆五十周年が近づいたころで、それを一つの契機として、人類和合の道を考えたいという思いがありました。それからすでに二十年以上の歳月が過ぎました。二十一世紀になれば、核廃絶の道が見えているのではないかと期待していましたが、まだまだ道は遠いようです。

また2011年に起きた東日本大震災により、福島第一原発が事故を起こし、今に至っても事故は終息しているとは言えません。核と人類の関係はいまだに大きな問題として人類にのしかかっています。

今回これまで書いたものを読み直しながらほとんど手を加える必要を感じなかったのは、状況が改善されなかったからでもあります。二十年以上経ってもそうであることに複雑な気持ちでした。

本書は広島に生まれ、東洋哲学を学んで国語教師となり、また念仏者として生きてきた私のこれまでの人生の記録でもあります。これからも私は人類和合の道を模索し続けたいと思いますが、被爆七十周年を一つの契機として本書をまとめました。人々の心にあまねく和の光が届くことを願ってやみません。

2015年2月12日 広島にて 渡辺郁夫


直接購入の方法   送料等込み1700円(本体定価+200円)で頒布します。 
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『本願海 浄土教論集一』渡辺郁夫・著 SCL刊

2014年11月発行 本体定価1500円(税別) 

SCL-Eブック電子書籍(PDF版)

PDF版A5版縦書き350ページ  PDF版A5版横書き300ページ

ISBN978-4-902268-06-5C0815

電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータCD。 
本棚に置くことができます。
CDには縦書きと横書きの2種類のPDFファイルのデータが入っています。
パソコン画面やタブレット端末、スマホで見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。
縦書きの印刷の場合は、印刷のレイアウトを「横(右から左)」に設定してください。

       目次

1太子と親鸞 2神話の回廊

3連続無窮  4二河白道を生きる

              


    
              (トールケース表紙)

「太子と親鸞」は革命の年と言われる干支の辛酉の年にまつわる不思議な現象を聖徳太子との関連で述べています。
「神話の回廊」は超歴史的な過去の神話から、現代も生まれ続ける神話の不思議を通して、
この世の時間のあり方とは異なる神話的時間のあり方を述べています。
「連続無窮(れんぞくむぐう)」と「二河白道(にがびゃくどう)」は表題作をはじめとする複数の論集です。
「妙好人・源左」、「真宗と平和」、「浄土の因果」、「金子みすゞの世界」などを語ります。
現代浄土教の創造をテーマとする著者が、現代に生きる浄土教のあり方を語っています。


内容紹介 「後書き」より

『本願海 浄土教論集一』は二○○五年度から二○○八年度にかけて私の勤務している学校の研究紀要に掲載したものをまとめたものです。二○○七年度と二○○八年度に掲載したものは、講演等で述べたことを複数集めたものです。

これまで研究紀要への掲載したもののうち、二○○五年度から二○一四年度まで十年間、毎年浄土教について書いたものがありましたので、今回それをまとめることにしたのですが、分量が多いために、二○○五年度から二○○八年度にかけて掲載したものを『本願海 浄土教論集一』として、二○○九年度から二○一四年度までのものを『無礙光 浄土教論集二』として分けて発行することにしました。内容的には連続していますので、一連の論集としてお読みいただければ幸いです。

この二○○五年度から二○一四年度までの期間は、二○一一年が法然八百回忌、親鸞七百五十回忌に当たる年ですので、二○一一年まではそれに向けて浄土教への関心を高めてほしいという気持ちで書いています。

ところが二○一一年の三月に東日本大震災が発生し、日本はそのこと一色のようになってしまいました。私自身その日にテレビ画面で津波にのみ込まれる街の様子を見て衝撃を受けました。またそれに続く福島第一原発の事故はいまだに収束してはいない状況です。

日本では毎年のように風水害が起こりますが、広島では二○一四年八月に記録的な豪雨により大規模な土砂災害が起きました。私の自宅のすぐ近くで起き、我が家の被害は比較的軽微でしたが、他人事ではありませんでした。

一九九五年の阪神大震災以降の日本は災害列島と化したと言ってもいいほどで、多くの人が何らかの形で被災者になるという状況が続いています。私の場合は阪神大震災の少し前ですが、一九九一年の台風十九号で我が家が被害を受け、また先に述べたように二○一四年にも被害を受けました。このような経験をした人が非常に多いはずです。

これらのことを乗り越えて、それでも我々がこの世で生きていくにはどうしたらよいのか。宗教は、浄土教は、それに対してどういう答えをもっているのか。私の問いは続くと思います。同様の問いをお持ちの方に少しでも参考になればと思います。

二○一四年一○月 渡辺郁夫

直接購入の方法   送料等込み1700円(本体定価+200円)で頒布します。 
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『無礙光 浄土教論集二』渡辺郁夫・著 SCL刊

2014年11月発行 本体定価1500円(税別) 

SCL-Eブック電子書籍(PDF版)

PDF版A5版縦書き380ページ  PDF版A5版横書き323ページ

ISBN978-4-902268-07-2C0815

電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータCD。 
本棚に置くことができます。
CDには縦書きと横書きの2種類のPDFファイルのデータが入っています。
パソコン画面やタブレット端末、スマホで見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。
縦書きの印刷の場合は、印刷のレイアウトを「横(右から左)」に設定してください。

       目次

1本願と同朋同行   2親鸞の伝えたかったこと

3法然と親鸞       4無常と永遠 

5『歎異抄』の救い  6親鸞聖人の晩年

          


     
             (トールケース表紙)

法然と親鸞の人生とその教え。
『親鸞聖人御消息』、『教行信証』、『歎異抄』、「正信偈」、「四十八願」など、親鸞浄土教の核心を語ります。
表題作をはじめとして複数の作からなる論集。
現代浄土教の創造をテーマとする著者が、現代に生きる浄土教のあり方を語っています。


内容紹介 「後書き」より

『無礙光 浄土教論集二』は二○○九年度から二○一四年度にかけて私の勤務している学校の研究紀要に掲載したものをまとめたものです。それぞれの年度に講演等で述べたことを複数集めたものです。ただし二○一○年度の章に入れている「四十八願」については、講演で述べたものですが、研究紀要には分量の関係で載せていません。

以下に述べることはすでに『本願海 浄土教論集一』の後書きに書いたことですが、一連の論集ですので再録します。

これまで研究紀要への掲載したもののうち、二○○五年度から二○一四年度まで十年間、毎年浄土教について書いたものがありましたので、今回それをまとめることにしたのですが、分量が多いために、二○○五年度から二○○八年度にかけて掲載したものを『本願海 浄土教論集一』として、二○○九年度から二○一四年度までのものを『無礙光 浄土教論集二』として分けて発行することにしました。内容的には連続していますので、一連の論集としてお読みいただければ幸いです。

この二○○五年度から二○一四年度までの期間は、二○一一年が法然八百回忌、親鸞七百五十回忌に当たる年ですので、二○一一年まではそれに向けて浄土教への関心を高めてほしいという気持ちで書いています。

ところが二○一一年の三月に東日本大震災が発生し、日本はそのこと一色のようになってしまいました。私自身その日にテレビ画面で津波にのみ込まれる街の様子を見て衝撃を受けました。またそれに続く福島第一原発の事故はいまだに収束してはいない状況です。
日本では毎年のように風水害が起こりますが、広島では二○一四年八月に記録的な豪雨により大規模な土砂災害が起きました。私の自宅のすぐ近くで起き、我が家の被害は比較的軽微でしたが、他人事ではありませんでした。

一九九五年の阪神大震災以降の日本は災害列島と化したと言ってもいいほどで、多くの人が何らかの形で被災者になるという状況が続いています。私の場合は阪神大震災の少し前ですが、一九九一年の台風十九号で我が家が被害を受け、また先に述べたように二○一四年にも被害を受けました。このような経験をした人が非常に多いはずです。

これらのことを乗り越えて、それでも我々がこの世で生きていくにはどうしたらよいのか。宗教は、浄土教は、それに対してどういう答えをもっているのか。私の問いは続くと思います。同様の問いをお持ちの方に少しでも参考になればと思います。

二○一四年一○月 渡辺郁夫

直接購入の方法   送料等込み1700円(本体定価+200円)で頒布します。 
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『日本巡礼 国宝寺社の旅』渡辺郁夫・著 SCL刊
頒布終了しました。本書は発行から年数が経過し、増加する国宝の追加指定に対応しておらず、
在庫終了をもって頒布終了となりました。

以下の記事は発行時の2014年時点のもので参考です。

2014年11月発行 本体定価1500円(税別) 

CL-Eブック電子書籍(PDF版)

PDF版A5版縦書き412ページ  PDF版A5版横書き341ページ

ISBN978-4-902268-08-9C0814

電子書籍です。
13.6p×19.1pの表紙カバー付きトールケース入りデータCD。 
本棚に置くことができます。
CDには縦書きと横書きの2種類のPDFファイルのデータが入っています。
パソコン画面やタブレット端末、スマホで見ることができますし、また任意の箇所をプリントすることができます。
タブレット端末やスマホなら旅行先に携帯して現地で読むことができます。
A5版で編集してありますので、プリントする場合は、A4版用紙1枚に2ページを入れることができます。
縦書きの印刷の場合は、印刷のレイアウトを「横(右から左)」に設定してください。

目次

1九州地方  2中国地方

3四国地方  4兵庫県

5大阪府   6京都府

7奈良県   8和歌山県

9滋賀県   10中部地方

11東日本

               


     
               (トールケース表紙)

2002年刊の『日と霊(ひ)火』の古代信仰の旅に続き、
南から北まで、日本全国の国宝指定の全寺社(2014年までの指定)を巡る心の旅。 
日本人の信仰をテーマの一つとする著者による日本再発見信仰の旅。

内容紹介 「後書き」より


以前私は『日と霊(ひ)火』という題で古代信仰の聖地を巡る旅を本にまとめたことがあります。今回はその続編というべきもので、範囲を拡大し、日本各地にある国宝指定の寺社を中心に巡りました。日本巡礼の旅であり、日本再発見の旅でもあり、また宗派を問わず日本人の信仰再発見の旅にもなりました。

巡ったのはほとんどが寺社ですが、国宝の建造物を巡っていますので、寺社以外に、教会、学校、城といったものも数件巡っています。実際に見ると感じることですが、いずれも心のよりどころとしての存在感があり、宗教的なものが濃厚にあります。たとえば、城は元来の目的は戦闘用の要塞ですが、城下町になると城が人々の心のよりどころになっています。姫路城は姫路大空襲で奇蹟的に焼失を免れましたが、空襲の翌日姫路城が無傷であることを知った市民は涙を流して喜んだといいます。自分の家が焼かれてもです。

この逸話にあるように、戦乱や災害のうち続いた日本にあって、数百年、あるいは千年以上も護られてきたものには、それをさせるだけの何かがあるのだろうと思います。無常の世にあっては数百年、千年続くということだけでも驚異を感じます。人間が数十年、せいぜい百年というあまりにはかない存在だからでしょう。はかない人間にとっては数百年、千年続くものは安らぎを与えてくれるのでしょう。この世にあって無常を免れるものは何一つとしてないのですが、それでもこれからも建ち続けて、人々を見守り、また人々の心のよりどころであり続けてほしいと思います。

この旅のきっかけとなったのは中国地方の国宝について書いてほしいというある月刊誌からの依頼でした。中国地方の部分についてはまずその時の記事を用いています。依頼された分量の関係でやや短めになっています。その後、ある季刊誌から同様の依頼を受けましたので、同じ所について二回書くことになりました。「中国夢回廊」と題した後の記事がそれです。それで中国地方については、先に月刊誌の記事を載せ、その後に季刊誌の記事を載せるという形になっています。それ以外の地方については私の勤めている学校の研究紀要に二○一○年度から二○一四年度まで年度をかえながら順次載せたものを今回まとめました。従って国宝とは二○一四年度までに指定されたものであることをお断りしておきます。

本書が私と同じように日本巡礼を試みる方の参考になれば幸いです。

二○一四年一○月 渡辺郁夫

上記のように本書は在庫終了をもって頒布終了となりました。


『歎異抄を歩む』渡辺郁夫・著 みずのわ出版刊
2009年6月発行  本体定価2000円(税別) A5版 283ページ
ISBN978−4−944173−69−3 C0015

1999年発行の『歎異抄を読む 悪人正機の時代を生きる』(洛西書院)を大幅に増補(116ページ増)した新版です。
現代の浄土教の創造をテーマとして活動してきた著者の一つの到達点です。『こころの回廊 本願と出会う旅』、『発掘歎異抄 親鸞を読み解く百話』と合わせて三部作として読んでいただくと、著者の語る「本願浄土教」がご理解いただけると思います。
     

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内容紹介 (後書きより)

新版に寄せて

 
 本書の旧版は『歎異抄を読む』と題して一九九六年から一九九七年にかけて書いたものである。三十代の終わりが近付き、大学時代に書けなかった『歎異抄』について書きたいという気持ちが強くなった。それを書いてからまた十年以上の月日が流れた。その間に私は『発掘歎異抄』という『歎異抄』の精神を織り込んだエッセイを毎月書いていた。二○○八年の初めにそれを百話まとめて単行本として刊行した。このエッセイを書いていた間、そのたび毎に『歎異抄』について考え、また親鸞を中心にした浄土教について考えていた。旧版に書いたようにあくまでも一念仏者としての実践的な立場からである。

 このたび増刷を機に、その間に考えたことをもとに旧版を改稿して新版として出すことにした。ただ読み直してみると、旧版はこれはこれでおもしろく、そのおもしろさをどこまで残し、新たな要素をどう付け加えるかが問題だった。私は大学、大学院と東洋哲学専攻に身を置いた。そこでの私の専門は親鸞浄土教を中心にした日本浄土教だったが、専攻の授業としては、インド、中国、日本のそれぞれの思想、哲学を学ばせてもらった。インド思想、インド仏教、中国思想、中国仏教、日本思想、日本仏教と、専攻のカリキュラムとしてそうなっていたし、また自分自身すべて関心があった。大学では哲学専攻の科目も受講し、ギリシャ哲学から始まる西洋哲学やキリスト教の授業も受けた。授業以外でも関心の向くまま多くの宗教や哲学の本を読んだ。

 また大学の仏教青年会に入り、宗派ごとの読書会や座禅会などに参加したり、ヨーガを学んだりした。当時は他の大学の仏教青年会との交流も盛んで、東京都内の宗門大学の仏教青年会の方々とも付き合わせてもらった。同じ大学のインド研究会の人とも付き合ったり、仏教青年会の隣の部屋がカトリック研究会で、そこの聖書の読書会にも参加させてもらった。こうして大学の専攻でも、仏教青年会を通してでも、私のもともとの宗教である浄土真宗以外の宗教も学び、またそこに籍を置く人や、その信者の人に多く接することができた。

 今回旧版を読み直してみると、この当時に接したものが多く取り込まれていることにあらためて驚かされた。二十代の私はおそらく真宗系の宗門大学で浄土真宗を専門に勉強された方とは、かなり異なった環境にいたのだと思う。ただ考えてみると、親鸞も法然門下に入るまでは二十年間比叡山にいて、当時の総合仏教大学だった比叡山で顕教、密教合わせて、仏教を総合的に学んだはずである。その中には源信によって開かれた浄土教もあった。その上で法然に帰したのである。法然もまた親鸞に先立って比叡山で学び、比叡山を出た人である。私の場合は底が浅いのでとても比較にはならないが、私の二十代は総合的な宗教の学習という面では両者と似た面があったかもしれない。親鸞の『教行信証』は浄土教の経典だけではなく、仏教の他の経典や中国思想の経書まで引用され、浄土教を中心にしながらも同心円的な広がりをもっている。その当時としては知ることのできる最大限の範囲の広がりをもって、その中で浄土教を位置付けるというのが『教行信証』のあり方だろう。

 私はそのことを特に意識したわけではないが、自分自身が世界宗教の中で、世界宗教として浄土教を位置付けたいという思いがあり、浄土真宗以外のものとの関係を織り込みながら本書の旧版を書いた。排他的立場に陥ることなくして、浄土教の特質、そのよさを発揮したい、その魅力を伝えたいという気持ちが強かった。こういう観点から書いているので、伝統的な浄土真宗の書物に接してきた方にとっては、他の宗教や哲学の思想や用語が入っていることに、なじみにくいものを感じられた面が多々あろうと思う。目障りに思われる方はその部分を飛ばしてもらってかまわない。例えば「神」という語が使われるだけで、もう違和感を感じる方もおられるだろう。もっともなことである。またその同じ「神」でもキリスト教の文脈と言うのと、日本の神道で言うのとでは違ってくる。日本の古代信仰や神道は多神教なので、その中でも神のあり方が様々である。また神には「天」と訳されることの多いインドの神々もある。日本では一般には「神仏」という言い方がよくされるが、その内容が厳密に定義されているわけではない。この点は大目に見ていただくか、先に述べたように飛ばして読んでいただければよい。

 このように他の宗教や思想を取り入れて浄土真宗を語ろうとすると、どうしてもかみ合わないものが出てくる。この点は一つの文化から他の文化に、ある言葉を翻訳するときの翻訳の苦しみと同様だとも言えようし、大げさに言えば、浄土真宗が世界宗教に脱皮するときの産みの苦しみとも言えるのではないかと思う。もちろん今のままでも世界宗教としての内実は充分にもっている。浄土真宗は特別の能力をもった個人や、集団、民族の救いだけを語る宗教ではない。全人類、さらには一切衆生という生きとし生けるもののための宗教である。言葉をもたない生き物のためにも代わって代弁しなければならない宗教である。その点は重々承知しており、浄土真宗の伝統的用語や教学だけを用いても書くことは可能である。ただそれはすでに宗門の方々によって充分になされていることでもある。その方々の書かれたものを読まれて伝統的な説き方を承知された上で、私の書くものも読んでいただければ、世界宗教として浄土真宗を伝えたいという私の意図がある程度了解していただけるのはないかと思う。

 例えばヨーガの教説を援用して諸宗教と浄土教との関連を考えるということは普通はないだろう。私が二十代に様々な宗教や哲学を学びながら迫られたのは、それぞれの教えをどう自分の中で整理するかだった。相互に矛盾するように見えることが宗教では多い。しかし特定の教えだけが正しいようには私には思えなかった。仏教の歴史の中では、大乗仏教で様々な教えが出た関係で、その相互の関係を整理する必要に迫られた。これをなすのが「会通」と言われるものである。これを考えるには仏教では天台教学が適していると思う。比叡山から多くの宗派が生まれたのがよくわかる。また実践的な行法の面ではヨーガの教説が優れていると思った。インドは現在も精神世界の一つの中心だと思う。覚者が生まれ続けており、その母胎になっているのはヨーガであろうと思う。その教説は必ずしも統一されているわけではないが、共通する人間観、世界観があり、それを学ぶと、仏教をはじめとして、世界の多くの宗教のあり方がよくわかる。ヨーガの教説を援用しての諸宗教の会通が可能だと思っている。実際に自分がしているのは念仏なので、別にそれ以外のことにふれなくてもいいのだが、自分がしていることの、この世界の中での位置付けをしておきたかったのである。否応なしにグローバル化が進む現代の世界の中で、そういう思いの方もおられるだろうと思う。

 内容的に旧版に付け加えた要素としては『歎異抄』第三章の「悪人正機」の説明に、第四の要素として書いたものがある。第三までの要素が救いとしての「悪人正機」であり、これだけでもかまわない。ただ救われたその悪人である自分が何をなすべきかということを「悪人正機」と「十八願」からも出したかった。それが救われた悪人こそ、この世界に最後まで留まって本願念仏を伝える伝道の正機であるという、伝道の「悪人正機」ということである。私にはそれが本願と思えるのである。我々が還相廻向を待たなければ伝道ができないなら、伝道は将来に持ち越され、この世界では伝道できない。では救われたらただ感謝して念仏して往生を待つだけでいいのか。あるいは還相廻向を早くするためには早く往生してこの世を去った方がいいのか。煩悩が残っているからこの世界に執着して仕方なく留まっているのだろうか。「全員聞法、全員伝道」と言うが、私のような者が伝道を許される根拠はどこにあるのだろう。とはいっても実際にはこれまでも「自信教人信」という形で伝道は行われてきている。だから浄土真宗はこれだけ広まったのである。ただ私としては「悪人正機」と『無量寿経』の「十八願文」との関係を整理した上で、「悪人正機」と「自信教人信」という伝道との関係を、また『無量寿経』の「十八願文」と「自信教人信」との関係を整理しておきたかった。十八願を「悪人正機の願」とすることで、本願浄土教としての親鸞浄土教の中心を表すことができると思う。

 他には如来廻向の浄土の因果の法と親鸞浄土教の特徴である「自然法爾」との関係を、より詳しく書いた。他にも補足したことが多々あるが、「自然法爾」を前にするとみな余計なことに思える。私にできるのは、「自然法爾」の前に余計なことを書くことで、「自然法爾」を浮かび上がらせることくらいである。それも「自然法爾」に近付く一つの過程としては許されるかもしれない。親鸞最晩年の思想と言われる「自然法爾」は、それほど魅力的な言葉だと思う。先ほど「会通」ということを述べたが、親鸞は「自然法爾」に至って、自分の中でこの「会通」が完成したのだろうと思う。そのために、他の宗教、宗派の方が、親鸞思想を見られる場合に、「自然法爾」に大きな関心を寄せられるのだと思う。私の会通も実は親鸞浄土教を学び始めた初めから、それを念頭に置いていたのである。そこが到達点だと思った。「自然法爾」がわかればもうそれでいいのだと思う。世界がまるごとそこに入っているのだから、他の宗教がどうのこうのとか、聖道門がどうしたとか、本当はどうでもいいことである。すべては「自然」の中にある。

 世界の片隅に過ぎない「粟散片州」と言われる日本で、かつてこのような教えが説かれたことは、実にありがたいことだと思う。その日本に生まれ、安芸門徒の地である広島に生まれて、この法門を学ばせていただいた慶びを今ここであらためてかみしめたい。

                         二○○八年八月六日 広島にて  渡辺郁夫

新聞紹介記事(中国新聞 2009年6月29日洗心面)より
「歎異抄を歩む」広島の教諭出版

 広島市中区の修道中・高の国語教諭渡辺郁夫さんが、「歎異抄を歩む」を出版した。1999年刊の「歎異抄を読む」の増補版。

 渡辺さんは旧版の刊行後、「歎異抄」の精神を織り込んだエッセーを雑誌に執筆。2008年「発掘歎異抄」として出版し、親鸞浄土教などについて考えを深めた。今回は10年間の歩みという思いで、増補されている。

 旧版では、「悪人正機」について、救済論として三つの意味を述べているが、増補版の「W『歎異抄』第三章」では、三つの意味に加えて、本願念仏を伝える伝道の「悪人正機
という四つ目の意味を盛り込んでいる。

A5版283ページ2100円みずのわ出版078(242)1610



発掘歎異抄 親鸞を読み解く百話』渡辺郁夫・著 みずのわ出版刊

 2008年2月発行 本体定価2000円(税別) 327ページ
 ISBN978−4−944173−53−2 C0095


月刊誌とこのページに連載した「発掘歎異抄」をまとめたものです。
「歎異抄」の解説を兼ね、「歎異抄」の精神を入れたエッセイ集です。
他に中国新聞掲載の書評を入れています。
巻末に五木寛之の跋文「呪縛をとき放つ新しい風」を寄稿してもらっています。

     


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内容

 五木寛之氏推薦 

(本書の帯・跋文より)
(前略) 
これは歎異抄の解説書ではない。解釈でもない。
熱にうかされたオマージュでもなく、冷たい研究書でもない。
親鸞の信仰と思想を、わが身で体得した筆者が、
歎異抄をタテ糸とし、親鸞思想をヨコ糸とし、
自在に織りなした自然法爾の文章である。岡本太郎から魯迅まで、
『キャッツ』から『ALWAYS三丁目の夕日』まで、
奔放に飛翔するイメージは一筋に親鸞につながっている。

(中略)
私たちの時代の新しい他力思想が、ここから始まる。
画期的なエッセイだ。   五木寛之

目次


T 発掘歎異抄
(1)耳の底 (2)誓願不思議  (3)摂取不捨
(4)別の子細なきなり (5)地獄は一定すみかぞかし (6)面々の御はからひ 
(7)いはんや悪人をや (8)座ることを拒否する書  (9)悪人正機の舞台
(10)悪人正機の成就  (11)悪人正機の塔  (12)スサノオと悪人正機
(13)失われた光を求めて  (14)時空の囚人  (15)塵労の中で
(16)流行を越えて  (17)浄土の法蔵  (18)プラグマティストの見たもの
(19)悪人正機と回心  (20)角のある人  (21)信心の角
(22)念仏の鬼ごっこ  (23)罪の詮索   (24)阿弥陀仏の御客
(25)沈まぬ船  (26)俗より俗  (27)浄土の電信
(28)怪人正機   (29)ショーの結末  (30)不思議から不思議へ
(31)もう一つの不思議  (32)ゴホンと言えば (33)飛び込む者、落ちる者
(34)手と角  (35)球根の春  (36)根の力
(37)命の株  (38)バウムクーヘン  (39)みどり
(40)魂願  (41)猫の浄土  (42)ジェリクルキャッツ
(43)猫の思い出  (44)かぐや猫  (45)愛の子として
(46)「ヒロシマ・キャッツ」  (47)最後の三人  (48)剣と櫛
(49)浄土にいちばん近い島  (50)おかる岩  (51)浄土にいちばん近い岸
(52)名前のない猫  (53)私にさわって  (54)もう一つの「メモリー」
(55)思い出と希望  (56)どちらが先か  (57)黒い壺
(58)嬉し悲しの  (59)空中ブランコ  (60)水車と観覧車
(61)遊園地の浄土教  (62)穴  (63)浄土の招き猫
(64)蘇る眼差し  (65)眼差しと夕日  (66)酉は酉でも
(67)辛酉縁起  (68)辛酉続々  (69)辛酉と女性
(70)辛酉の温故知新  (71)本願関数  (72)本願円成
(73)名に隠されたもの  (74)合掌の里  (75)切り妻から
(76)「ALWAYS」  (77)二つの少子化  (78)憶良の「ALWAYS」
(79)「すゑとほりたる」もの  (80)浄土の感謝  (81)白骨の太陽
(82)神話のふるさと  (83)施餓鬼にて  (84)二つの太陽
(85)大仏  (86)二人の仏弟子  (87)最後の仏弟子
(88)無碍の一道  (89)大宇宙の中の仏達  (90)無碍の信心
(91)礎と道  (92)隠れの中に  (93)非行非善
(94)「ヒロシマのALWAYS」  (95)「浄土のALWAYS」 (96)ナミダの中のアミダ様
(97)やって来るもの  (98)一切経の本願 (99)浄土の続編
(100)方向転

U 書評
 一 『私訳歎異抄』
 二 『スウェーデンボルグを読み解く』
 
V 『歎異抄』原文(第十章まで)

跋文 「呪縛をとき放つ新しい風」五木寛之

前書きより

 一九九六年から一九九七年にかけて私は『歎異抄』について書きました。三十代の終わりに当たり、十代後半からの自分の浄土教の参究に一つの区切りをつけるものでした。勤務している学校の研究紀要に二年かけて書き、それをまとめて『歎異抄を読む』として一九九九年に出版しました。この本は『歎異抄』の解説書という形をとってはいますが、学問的であることよりも、実践的、体験的な書であることを目指して書いたつもりです。研究紀要に書くのに先立って、私は自分の学校の生徒と『歎異抄』の読書会を開いていました。そこで語ったことをもとに、若い人にもわかるように、あるいは関心をもてるようにということも心がけて書いたつもりでした。

 この本を出版後、ある月刊誌から『歎異抄』の記事を連載してほしいという依頼を受けました。従来にはない視点を期待されての依頼のようでした。この月刊誌は主にビジネスマンや経営者を対象としたものでしたので、はたして浄土教をどこまで前面に出していいのかよくわかりませんでした。ただそれ以前に私は「東方通信」の名で、国語科の教科通信としてコラム、エッセイを書き続けた経験がありました。国語教材以外のものにも言及して宗教的精神を盛り込み、私の考える精神文化を伝えようとしたものです。「東方通信」はすでに『心の国語 中学編』、『心の国語 高校編』として出版しています。この「東方通信」の浄土教版を書こうと考えました。記事の字数も「東方通信」と同じでした。こうして「発掘歎異抄」と題して連載を始めました。

 月刊誌での連載は二○○六年十二月号の八十六回まで続きました。この「八六」という数字にはヒロシマとの縁や四十八願との縁を感じます。この記事は私のウエッブサイトにも掲載していましたので、その後もそこでの連載を続け、このたび百回を一区切りにまとめることにしました。

 日本では、ちょうど親鸞の生きた鎌倉時代に、すでに『方丈記』、『徒然草』といった優れた宗教的随筆があります。また親鸞にも、私が大学の卒論で書いた『末灯抄』のような、文書伝道のために易しく書かれた和文の手紙や法語があります。さらには蓮如には、その精神を受け継いで、全国に散らばる門徒のために書かれた数多くの『御文』(御文章)があります。漢文中心の仏教の難しい教理書よりも、これらの文章の方が多くの人々の心を捕えたに違いありません。『方丈記』や『徒然草』は仏教入門書としての性格をもっていますし、親鸞や蓮如の和文は、入門編的性格をもつものから、さらに奥深いもの、核心的なものまでも著されています。

 真宗での宗教的随筆では、広島県出身で京都女子学園の創設者だった甲斐和里子の随筆『草かご』が今も愛読されています。甲斐和里子は昭和三十七年(一九六二)十一月二十七日、親鸞の命日の前日に九十五歳で遷化しましたが、その年の五月号まで随筆を書き、何とその文は「皆さんさようなら。」と結ばれています。全く驚異的なことです。最晩年まで書き続け、語り続けた親鸞、蓮如の精神は今も脈々と受け継がれているのです。それが「無量寿」を生きる者の「自然」なのでしょう。
 また日本には平安時代以来、『今昔物語』のような仏教説話集や各種の「往生伝」があります。近代では小泉八雲の著作もこの系列に入るでしょう。真宗では近世になって「妙好人伝」が著され、以後現代に至るまで同種のものが著されています。このような宗教文学の伝統もあります。

 この小著もこれらの伝統に支えられ、浄土教を中心に、連載の母体となる『歎異抄』の解説を兼ねて、その精神を展開させた一種の宗教的随筆です。『歎異抄』から離れた部分も多々ありますが、それもまた浄土教の精神を理解していただく一助になればと思います。時には他の宗教にまで言及していますので、不審に思われるかもしれませんが、私にとって信心、信仰の本質は、芸術のように国境や民族の壁も無いばかりか、宗教、宗派の壁も無いものです。開かれた、私のものではない、無我の信です。自我の補強手段として一つのイデオロギーに凝り固まることとは全く逆のものです。もちろん洗脳でも心理的トリックでもありません。「信心開発」とも、「如来よりたまはりたる信心」とも、「信心すなはち仏性なり」とも言われるものです。本願の働き場としての信心です。そこに自ずから往相も還相も、「仏恩報謝」、「常行大悲」、「自信教人信」などといった菩薩行も展開します。本願の働きのままの「自然法爾」の世界です。それが一つの宗派名ではない、真実宗としての真宗の信心のあり方です。本書を通して存在の根本願としての本願が至る所に宿り、常に私達に働きかけていることを感じて取っていただければ幸いです。
                                                 二○○七年十一月  渡辺郁夫

新聞紹介記事1(中国新聞 2008年2月11日洗心面)より

「悪人正機 深層読み解く」  「発掘歎異抄」刊行 浄土教研究者 渡辺郁夫さん

 「善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」で知られる「悪人正機」説。親鸞の教えの神髄だが、修道中高教員の渡辺郁夫さん(広島市安佐南区緑井)は、新著「発掘歎異抄」の中で岡本太郎の「太陽の塔」や妙好人浅原才市の「角」などを通じて読み解いてみせる。「『悪人正機』の条件は教義に忠実であることではなく、自分に忠実であることだ」と語る。

 浄土教研究者で、洗心面連載「こころの回廊」(二〇〇六年)筆者の渡辺さんが、一九九九年から十年間、雑誌などに連載したエッセー百本をまとめた。副題は「親鸞を読み解く百話」。最も熱く語るのが「悪人正機」説で、「善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」の一文で始まり、世間の反論こそ本願他力の教えに反している、と述べるくだりだ。 渡辺さんはまず、親鸞の問いを「強烈な直下型地震」に例える。親鸞は相手の足元を揺さぶる。「いづれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」(「歎異抄」第二章)。これを「あなたがたは地獄に落ちたくない一心で念仏しているかもしれないが、自分は地獄から出発している」と訳した。そこからかねて関心を寄せる美術家岡本太郎を通じ、悪人正機を探る。

 たとえば、歴史家奈良本辰也と太郎の対談。奈良本が「あの時代の悪人は…」と支配・被支配の問題として定義したのに対し、太郎は「そんなことか、至極当たり前なんだなあ、もう少し弁証法的なテーマかと思った」と答えたという。奈良本は悪人正機を時代思想と考えたが、太郎はむしろ時代を超えたものを感じ取った、とみる。

 太郎には「座ることを拒否する椅子」という作品があるが、「歎異抄」もまた「読者が一つの解釈に居座ることを拒否する書」である。渡辺さんはこう考え、さらに解釈が分かれる太郎の大阪万博の作品「太陽の塔」は「悪人正機の塔」でもある、と読み解いた。

 つまり、太陽の塔の黄金の顔は阿弥陀如来、その下の白い顔は仏弟子としての人間、裏側の黒い顔は悪人。渡辺さんは「あらゆる人間の持つ三つの顔を表していたのかもしれない」と読み、大阪万博のテーマ「進歩と調和」といった時代思想について、「そんなことを考えていたら時代を超えた根源的なものは表現できなかっただろう」とあらためて思う。 渡辺さんは「角」にこだわる。「角を矯めて丸くしたり、角を消すのは善人の生き方だろう。そうすれば社会は受け止めてくれるだろう。しかし親鸞は社会にではなく、世界に抱き取られることを求めた」。温泉津(現大田市)の妙好人浅原才市は自身の肖像画に角を描き加えさせた。太陽の塔の「手」は世界に突き出された角を思わせる。

 渡辺さんは「歎異抄」は挑発的。ものごとを考えることなしには読むことができない」と言う。「発掘歎異抄」はミュージカル「キャッツ」、映画「ALWAYS三丁目の夕日」なども題材に取り、旅から得た多くの見聞から想像力を働かせ、その「挑発」を受け止めている。

 「発掘歎異抄」は四六判、三二七ページ、みずのわ出版(神戸市)刊。作家五木寛之さんが跋文「呪縛を解き放つ新しい風」を寄せている。同社078(242)1610ファクス兼用。

◎クリック「歎異抄」
親鸞(1713〜1262)没後、門弟の唯円が自ら聞いた親鸞の言葉に基づいて異義(異端教義)を批判した書。「悪人正機」は第3章で説かれ、梅原猛全訳注「歎異抄」(講談社学術文庫)によると、冒頭のくだりは「善人ですら極楽浄土へ行くことができる。まして悪人は極楽浄土へ行くのは当然ではないか」と現代語訳されている。


新聞紹介記事2朝日新聞 2008年2月23日広島版)より

親鸞の言葉 日常から読み解く

「親鸞の言葉の底にあるものにさかのぼりたい。歎異抄は語録としての魅力に満ちている」と語るのは、

修道中学校・高校の国語教諭渡辺郁夫さん。月刊誌やインターネット上につづった文章を『発掘歎異抄 

親鸞を読み解く百話』(みずのわ出版)にまとめた。

「浄土教」に幼い頃から関心を寄せた。学生時代は研究に打ち込み、教員になってから「生徒たちとの問答を通じて、

理解が深まった」という。

「わかりやすさ」を心がけた新刊には、映画「夕凪の街 桜の国」や広島市が誘致を進める芸術家・岡本太郎氏の壁画

「明日の神話」も題材にした。日常の風景から説き起こす語り口を、作家の五木寛之さんは「自然法爾の文章」と評す。

「今後も続編を書き継ぎます」


新聞紹介記事3
「本願寺新報」(2008年3月20日号) 「BOOK欄」より
                           「発掘歎異抄」 渡辺郁夫・著 2100円

 広島市内で教員をする著者(安佐南区・専蔵坊門徒)が、中高生にも『歎異抄』を知ってほしいと、「キャッツ」

「ALWAYS 三丁目の夕日」など流行の話題も取り入れながら『歎異抄』を読み解くユニークなエッセー集。

地元雑誌(途中からはホームページ)で1999年から10年間連載した100編をまとめた。

 作家・五木寛之氏は「親鸞の信仰と思想を、わが身で体得した著者が、歎異抄をタテ糸とし、親鸞思想をヨコ糸とし、

自在に織りなした自然法爾の文章。(略)歎異抄を発掘するだけでなく、親鸞と歎異抄を解放し、自由にした。

私たちの時代の新しい他力思想が、ここから始まる」と推薦文を寄せている。

 みずのわ出版刊 TEL078(242)1610



『心の国語 高校編』渡辺郁夫・著 SCL刊
    2007年11月発行 本体定価1300円(税別) A5版247ページ
    ISBN978−4−902268−05−8 C0095


「東方通信」の名で書き続けたコラムをまとめたもので、『心の国語 中学編』の続編です。

日本私学教育研究所の委託研究員として書いた「心を育てる国語教育の展開―人間固有の宗教心の開発をめざして―」

という論文も収録しています。


     

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内容

本書の帯より

荒廃する青少年の心をどうやって育てればいいのか。心を育てる中核の教科、国語科の授業で、「心の教育」

をめざして高校生に語り続けたシリーズの単行本化。
中学編の続編。
   
小説、詩歌、評論、映画、美術、文明論、哲学、宗教、あらゆるものを動員しながら、「心の教育」の可能性に

挑戦し続けた記録。

目次より(高一学年時)

一 高一学年担当時
  校名再説―天命の教育―   万葉の馬酔木   馬酔木の花  
  浄瑠璃寺―心の桃源郷―   『古寺巡礼』―観音―   飛鳥の祈り
  中宮寺観音とマリア観音   弥勒の指   半跏思惟像と「考える人」
  能面の誕生   「素」と「文」   能面と植木鉢
  仮面の微笑―ヘルマン・ヘッセより―   『水の旅人』
  タレス―哲学の源流―   水と神話   洪水神話―アトランティス―
  プラトンの『クリティアス』   『エメラルド・タブレット』
  ピラミッド文明の謎   第五の太陽   アストラン伝説 
  マヤの伝説   アンデス文明と太平洋文明   プラトンから新プラトン主義へ
  流出説―目に見えない流れ―   水瓶座の時代 
  ベトナム戦争とカウンター・カルチャー   ミュージカル『ヘアー』  
  現代の黒船―地球人意識と開星―   『ヘアー』の問い   宇宙時代と帝国主義    宇宙と進化  

高二、高三学年の目次は教育部門に載せています。

中国新聞紹介記事

『心の国語 高校編』渡辺郁夫さん出版 (2007年11月19日洗心面)

修道中高校教諭で『こころの回廊』などの著書がある浄土教研究者渡辺郁夫さんが、高校生向けに書いた教科通信の

コラムをまとめ、『心の国語 高校編』と題して出版した。

『心の国語 中学編』の続編で、一九九三年から四年間、毎週一回執筆。約百本のコラムは古寺の仏像、森鴎外、

松尾芭蕉、谷崎潤一郎、夏目漱石、小林秀雄など教科書の教材をテーマにしながら、自身の世界観、宗教観を

語っている。

渡辺さんは「(宗門校などを除いて)教育は宗教と切り離されて行われています。本書は既成の宗教の枠を越えて、それを

本来の姿に戻そうとする一つの試み」とつづっている。



『こころの回廊-本願と出会う旅』渡辺郁夫・著 みずのわ出版・刊
        2007年5月発行 本体定価1500円(税別) 155ページ
        ISBN978−4−944173−48−8 C0095

中国新聞に50回連載した「こころの回廊」をまとめたものです。ほかに以前連載した記事も入れています。
浄土信仰を中心に、キリスト教、禅、古代信仰、文学、平和についても合わせて語っています。

     


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内容

妙好人おかる 金子みすゞ 壇ノ浦 津和野巡礼 妙好人石見の才市 出雲の古代信仰 ラフカディオ・ハーン

妙好人因幡の源左 伊福部隆彦 厳島 平和公園 ホロコースト記念館 良寛の寺 法然の誕生寺

四天王寺 知恩院 大谷本廟 本願寺など 挿絵・桧垣光一

前書きより
 
 本書は中国新聞に掲載された私の記事をまとめたものです。中心となっているのは「こころの回廊」です。その連載の意

図は第一回のところに述べているように、東西軸をもつ浄土への旅とこの日本列島を重ねて浄土の回廊に見立て、旅をし

ながら浄土信仰を考えようというものです。実際には五十回のうち中国地方が中心で四十回、関西が十回です。旅は西か

ら東へ進み、下関から始まり京都で終わる形になっています。

 この東西軸を一つの空間的な回廊の軸として、もう一つ組み合わされているのが、時間的な回廊の軸です。それが六十

年で一巡する干支です。特に古来「革命」の年とされた「辛酉(しんゆう)」の年の巡り合わせに偶然以上のものを感じ、それ

を重視しています。

 この時間と空間の円環を廻っているのが本願力廻向です。本願の働きがこの世界と浄土を円環的に廻っているという考

え方です。欲望の相続である輪廻の世界を越えた本願の世界からこの世界への働きかけです。本願の歴史的展開も、聖

徳太子の導きもこの廻向です。時間や空間の軸は本願と出会うために仮に出してあるものです。本当の出会いは全面的

ですが、その面に至るためには直線上を進み点から入るのが入りやすいのです。これが「道」の考え方です。結局「こころ

の回廊」は本願の回廊です。

 私にとっての本願は存在の根本願として、時間、空間を越えて遍く働き続けるものです。それが本願海という横超の本願

の本質です。本願は浄土教の救済原理を表す言葉ですが、私の目には根本願としての本願は宗教の枠を越えて働いてお

り、覚醒原理も、創造原理も含まれます。その意味での本願一乗が私の宗教観です。さらに本願は宗教のみならず文化の

源でもあり、一切の根源であり、すべてが本願の中にあります。

 従って本書では浄土信仰を中心にしつつも、聖道門仏教、キリスト教、古代信仰、老子、文学、平和など私が関心を寄せ

るものも合わせて語っています。私はそこに全体として調和を感じます。しかし総じて言えば本書の中心は救済原理として

の本願です。例えば「母の国」にもそれが表れていると思います。欲望の人生から本願の人生へ。この旅のどこかであなた

と本願との出会いが起こることを願ってやみません。


中国新聞紹介記事

「こころの回廊」連載を単行本化 広島の渡辺さん  (2007.4.30 洗心面)

修道中高教員で浄土教研究者の渡辺郁夫さんが、中国新聞「洗心」面の連載「こころの回廊」を「こころの回廊-本願と出

会う旅」と題して出版した。

 2005年11月からほぼ1年、50回連載した。東西軸を持ち、「西方十万億土」などど表現される浄土への旅に日本列島

を重ねて回廊に見立て、旅しながら浄土信仰を考えようというシリーズ。妙好人おかるゆかりの関門海峡に始まり、親鸞ゆ

かりの西本願寺で終わる旅の形を取った。

 また中国新聞文化面「緑地帯」の連載「光る海」、早世の自由律俳人住宅顕信についての「洗心」面寄稿なども収録して

いる。四六判155ページ。発売元はみずのわ出版。


「こころの回廊」書評 (中国新聞書評面)     朽木祥・作家  (2007.6.10)

「ただ結びつけることさえすれば」(Only connect)。イギリスの小説家E・M・フォスターの示唆に満ちた銘句である。本書を

読みながら、私はこの二語を繰り返し思い出した。浄土信仰を主題とした五十回に及ぶエッセーにおいて、著者はまさに「結

びつけること」に成功している。

 中国新聞の「洗心」面連載をまとめたのが本書。著者はまず、日本列島と東西軸を持つ浄土とを重ね合わせて旅をしなが

ら、浄土信仰を語り始める。さらに時間や人々を結びつけて、「こころの回廊」を自在に広げていく。

 導かれて私たちは関門海峡から旅立つ。壇ノ浦や津和野に旅し京都で旅を終えるまでに、二位の尼や森鴎外のみならず

、金子みすゞやアンネ・フランクにまで出会う。

 殉教と殉死が、童心と道心が、法然と親鸞が見事に結び付けられて、それぞれの本質がいっそう明らかに見えてくる。「こ

ころの回廊」を巡るうちに、私たちは時空を越さえも超えて本願の意味に考え至ることになるのである。

 例えば「踊る島」という章がある。遊行を書き「歓喜踊躍」を説いた後で、著者が挙げるのは思いがけなくも「マイ・フェア・

レディ」の一場面である。主人公が歌い踊る心こそ、踊り念仏だと喝破してみせる。

 また、「今、顕信を読む」という美しい章がある。自由律俳句の作者・住宅顕信の「月明り、青い咳する」を取りあげて著者

は言う。「青い咳」には顕信の孤独も病気もすべて込められているが、それこそが現代人の心に潜む欠如感と重なると。自

己の闇を深く自覚することこそ、浄土教で言う「機の深心」にほかならないのだと。

 「二つの八六」の章では阿弥陀仏の本願と聖徳太子が、原爆記念日と結びつけられた。「厭離戦土、欣求和土」「和をもっ

て貴しとなす」と引いて、八六という数字がヒロシマを意味するばかりか念仏者にとって大きな意味を持っていること、宗教

心こそが平和の基であることを説く。「こころの回廊」の旅のどこかで、人は本願と出会うことができるかもしれない。それは

また自らの宗教心とあらためて「結ぶ」ことでもある。
       

『素直になる 雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録4』渡辺郁夫・編  SCL刊
        2004年11月発行 本体定価1400円(税別) A5版198ページ
        ISBN-902268-04-3 C0014

         2014年再版

ダイジ講話録の第4編です。一章が早稲田大学仏教青年会のメンバーを中心にダイジを早稲田に招き、
ダイジゼミの名前で対話集会をもったときの第三回目の記録です。その他九回分の講話を納めています。

     


お知らせ

2012年9月28日発行の「サンガ・ジャパンVol.11」(季刊仏教誌)に渡辺の書いた
「ダンテス・ダイジの説いた冥想」という記事が掲載されました。「総合冥想部門」の
ページを御覧ください。
総合冥想部門のページ
サンガ出版http://www.samgha.co.jp/

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『十三番目の冥想』と『素直になる』付属・録音CDについて

1993年に『十三番目の冥想』を発行以来、原盤の録音を聞きたいという声が多くありました。
原盤のデジタル化は早い段階で終えていましたが、諸事情によりこれまで公開を見送ってきました。
今年2014年に『十三番目の冥想』第二版新装版を10年ぶりに再版しました。
これで20年間で三回目の発行です。
また『素直になる』も10年ぶりに再版しました。

今回の再版が最後になるかもしれませんので、これを機に今後のことを考え、
『十三番目の冥想』所収の
「救世主入門講義」と、『素直になる』第十章所収の「臨済録講義」を、
人類の精神文化遺産として、後世に書籍とともにダイジの肉声で伝えることも重要だと思いました。
私自身は書籍で読むのと音声で聞くのと響き方が大きく違わないのですが、それは私の耳にダイジの肉声が残っていて、
それを感じているからかもしれません。
録音が精神文化の遺産として残ることともに、「聞く冥想」にも貢献できる可能性も考え、録音を講話録の付属CDとして制作しました。
CDブックとして書籍と同様にISBN(インターナショナル・スタンダード・ブック・ナンバー)を付与しましたので国際的に通用します。

「読む冥想」とともに「聞く冥想」もあるはずです。
書籍を「読む冥想」、録音を「聞く冥想」と位置づけ、合わせて永遠の「冥想のタイムカプセル」として後世に伝えたいと思います。

ダイジの声を中心に編集していますので、講話録を見ながら聞くことで内容が理解できます。
また音源は渡辺が1970年代の一般用のテープレコーダーで録音したもので、
テープノイズ等の種々のノイズがありますので、あらかじめご了承ください。

私の好きな言葉に、親鸞が『教行信証』の最後に引用した「連続無窮(むぐう)」という言葉があります。
また「救世主入門」の副題の「三歩先を行く精神を心がけるべきこと」は同じく親鸞の語る「横超の大誓願」です。
「読む冥想」の書籍と「聞く冥想」の録音が両輪となって、「連続無窮」と「横超の大誓願」を成就したいと思います。

以上の趣旨に賛同しご協力いただき、末永く愛蔵していただく方に録音CDをお分けしたいと思います。
書籍と同様に、「本体定価+送料等手数料200円」で頒布します。



『臨済録講義』
(雨宮第慈講話録『素直になる』付属・録音CD)渡辺郁夫・編

(録音CDは紙版書籍『素直になる』とは別頒布です)

WAV形式ファイル 音楽形式CD 録音時間74分 CDプレーヤーで再生できます。
SCL-CDブック 201411月発行 SCL刊 本体定価1500円(税別)
ISBN978-4-902268-09-6C0814

     トールケース入りCDです。

   
     (トールケースCD表紙)

『素直になる』内容紹介

(本書の帯)より

伝説の冥想家、ダンテス・ダイジ(当時28歳)が若者達に語る「素直さ」とは何か。自身の見性
体験、『救世主入門』、臨済と普化、など折りにふれ、人に応じて語る自在の説法集。
「本当に素直になったら決して苦しみが好きでないことがわかる。・・・素敵なもの、明るいもの、
豊かなもの、爽やかなもの、懐かしいもの、うれしいもの、安らぎ、静けさ、それを一番大切なもの
としている。」(本書より)

本書の引用総合冥想部門のページにも引用があります。合わせて御覧ください。)

そして、冥想っていうのは今、ものすごくブームなんだ。宗教的なものもブームなんだ。ブームって言っていい。

だけどブームはあくまでもブームなんだ。それにとらわれることなく自分自身の道を発見するだけだ。そして自分

自身の道っていうのは全部違う。一回きり、その人にある一番懐かしくて、一番素敵で、一番楽しくて、一番爽や

かで、一番力強さを感じるもの。そしてそこにきっと冥想が出てくるだろう。初めに、人は自分が一番好きなもの

を発見するだろう。そしたら人間として生き始めるんだ。それまでは生きていない。それまで出合う苦しみってい

うのはもう何にもないんだ。じかに、苦しみそのものに翻弄されちゃうわけ。でも一度自分がほんとに何が大切

かを感じた人にとってはもうそうじゃあない。何が大切かが分かってその方向に進もうと思っても、いろんなもの

が出て来る。いろんな障害がきっと出て来る。でもそれは大切さを感じた以前の苦しみみたいには決して苦しま

ない。何故なら自分が大切なものを育てようっていう気持ちがいつでもあるからなんだ。それは、ある意味では

背負う(しょう)っいうことになるかもしれない。ほんとに自分にとって大切なものを背負うことになるかもしれな

い。でも背負った人間ていうのは全然苦しまない。前みたいに全然あてどもなくさまようなんてことはない。それ

は入口なんだ。人間の。ああ、心ある道の入口なんだ。どんな道を選ぼうと構わない。でもきっと何が大切か本

当に感じられる。何故なら、自分にとって一番それが素敵だからさ。そしてそれに向かって進んでいく。(P2)

 『心の国語 中学編 』渡辺郁夫・著 SCL刊
           2004年9月発行 本体定価1300円(税別)A5版254ページ
                        ISBN4-902268-03-5 C0095

「東方通信」の名で書き続け、国語の授業で配布していたものをまとめたものです。教育部門のページに詳しい

目次を載せていますのでご覧下さい。下に中国新聞での紹介記事を載せています。

      

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内容紹介

本書の帯より

荒廃する青少年の心をどうやって育てればいいのか。心を育てる中核の教科と言われる国語科の授業で、「心

の教育」をめざして中学生に語り続けたシリーズの単行本化。

   
小説、詩、短歌、俳句、映画、漫画、絵画、哲学、宗教、あらゆるものを動員しながら、「心の教育」の可能性に

挑戦し続けた記録。

目次(中一部分)   
一  中一学年担当時  
 「修道」という校名の由来について    『フィールド・オブ・ドリームス』    竜の話     聖王     「沼」
高村光太郎の「手」   事件との遭遇     江戸っ子海舟     海舟の修行時代  「疾風怒濤」 」
黒澤明の『夢』     緑の扉     別の過去    空に向かって     日本の面影〜ハーン追憶〜   
日本の面影 ドラマより(1)     日本の面影 ドラマより(2)   日本の面影 ドラマより(3)    
日本の面影 ドラマより(4)  ハーンと怪談     ハーンと虫     稲むらの火〜ハーン余話〜  
広重の五十三次     となりのゴースト     広重と北斎    木を植えた男     続・木を植えた男
芥川の西方への道   長距離ランナー     この小さな地球の上で  紙の砦―手塚治虫の戦争体験― 
アドルフという名の人類   『火の鳥』―『黎明編』、『未来編』―     「大英博物館展」より
『火の鳥』―『鳳凰編』―      『火の鳥』余話

中二、中三学年の目次は教育部門に載せています。

『心の国語 中学編』中国新聞紹介記事 (2004年11月30日洗心欄)

中学生向け「心の国語」 浄土教研究者が出版

 広島市の修道中高教諭で「歎異抄を読む」などの著書がある浄土教研究者、渡辺郁夫さん(安佐南区)が

中学生向けに書いたコラムをまとめ、「心の国語 中学編」と題して出版した。

 執筆したのは中学一年を担任した1990年から93年までで、毎週一回のペース。「教科書や問題集だけでは

ない授業、自分の考えを伝える授業をしてみたい」と思い立ち、一本約千六百字、約百本のコラムは小泉八雲、

草野心平、黒澤明、手塚治虫をはじめ自らが関心を寄せてきた人々の世界を分かりやすくつづっている。

 渡辺さんは「社会や教育の行き詰まりは、人間固有の宗教心を無視したところにあると思う。国語を通して

どれだけ宗教心を刺激できるか、という試み」と話している。


『最高に生きたい 雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録3』渡辺郁夫編 SCL刊
               2003年5月発行 本体定価1300円(税別)A5版160ページ
                            ISBN4-902268-02-7 C0014
            2012年再版

ダイジ講話録の第3編です。早稲田大学仏教青年会のメンバーを中心にダイジを早稲田に招き、
ダイジゼミの名前で対話集会をもったときの記録です。若者達との生き生きとしたやりとりが見られます。

      

 お知らせ

2012年9月28日発行の「サンガ・ジャパンVol.11」(季刊仏教誌)に渡辺の書いた
「ダンテス・ダイジの説いた冥想」という記事が掲載されました。「総合冥想部門」の
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内容紹介   

本書の帯より

若き冥想家ダンテス・ダイジ(当時28歳)が若者達に語る「最高の生き方」とは何か。

「世界の遊戯」に貢献する生き方とは?

「今君が、この世界そのものの喜びに触れることによってさ、君は新しい命でもって生きていく

ことができるんだ。その生きて行くっていうことは永遠なんだ。」(本書より)

本書の引用総合冥想部門のページにも引用があります。合わせて御覧ください。)

 例えばある人を好きになったとする。その人と本当に幸福な生活を築きたいと思うかもしれない。だ

がそれは自分にとって確かなものなんだ。それは基本的には権力欲と全然変わらない。つまり自分

というものを拡大して確かなものにしたいと思っているんだ。だけど本当に確かなものというのを煎じ

詰めるとね、自分の都合によって確かなものが起こるかというと怪しい。例えばどんなに確かなもの

にしようと頑張ったって君達は死んでしまうんだ。今日とてもいい気持ちになったって明日は変わるか

もしれない。今日とても素直な気持ちになったとしても明日はやる気がなくなってしまうかもしれない。

今日はとても生き生きとしていても明日は意気消沈してしまうかもしれない。いつもそういう起伏の中

にいるんだ。そしてそれが本当にわかると、自分を拡大するとか人から認められるとか、自分と彼と

の間をがんじがらめにして確かなものにしておきたいとか、そういうものとかが別にそれほど重要なも

のではないということがわかるんだ。そうすると何がそこに出てくるかというとね、それを全部見つめ

る目なんだ。」(P3)

『日と霊(ひ)と火』渡辺郁夫・著 洛西書院・刊
               2002年5月発行 本体定価1800円(税別) A5版 238ページ
                            ISBN4-947525-79-7 C3014

日本人の信仰について体験的アプローチを続ける著者が、『歎異抄を読む』に続いて放つ新刊。
今回は日本各地の古代からの聖地を巡りながら、日本人の古代信仰に迫る。
また太陽の塔に隠された謎を通して古代と現代の接点を探る。蘇る古代信仰。


     

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内容紹介東洋文化部門のページにも本書の紹介があります。合わせてご覧下さい。)

本書の帯より

太陽・神霊・火。今も生き続ける我々の原意識。顕在意識をつき破り、無意識の底から生えてきた太陽の塔の

不思議。火の国(九州)、木の国(紀伊半島)、水の国(出雲)を巡りながらたどる古代信仰の旅。今、呼び醒ま

される宗教以前の何ものか。

本書の「はじめに」より

 本稿は日本人の意識の底に押し込められてしまった宗教意識を再び開くことで、現代人の意識の再生を願う

ものである。そうした意識の再生が、また新たな文明の創造の活力となるであろう。

 本稿の題に「日と霊(ひ)」を入れたのは、以上のような考えから、我々の宗教意識の根底に、太陽と太陽神

への崇拝意識があると考えるからである。神道では天照大御神への信仰として知られるものであるが、私は神道

に限らず、仏教においても光崇拝として同様の要素があると考えている。「光り輝く存在」への信仰というのは

人類の共通意識として非常に強いものがあると思うが、日本の古代信仰を通して、このことを考えてみたい。

新聞紹介記事より

古代信仰の地を考察する評論集  広島の渡辺さん出版
 

                                    (中国新聞 2002年5月12日 読書欄)
 
 在野の宗教研究者で修道中・高校教員の渡辺郁夫さん(四四)が、古代信仰の旅を通してまとめた評論集

「日と霊と火」を洛西書院から出版した。「意識の宗教」浄土教に関心を持ち、三年前に「歎異抄を読む」を出版。

同時に「無意識の宗教」神道についても熊野や出雲など古代信仰の地を十年かけて巡り、「森の国から」「火の国

から」「木の国へ」「水の国へ」の四章で構成する新著に仕上げた。


 発想は多岐にわたる。「木の国へ」では岡本太郎の「太陽の塔」(大阪府吹田市)が紀伊半島の入り口に当たっ

て伊勢神宮や熊野本宮と結界を形づくり、拝む揚と拝む対象を兼ね備えている古代への回路だと解釈。岡本の

思想家としての一面に思いをはせる。


 また、出雲を巡る「水の国へ」では、「神道とは何かと聞かれたら、感受性だと答えたい」と断言。「自然破壊は

現代の強制的な国譲り」「神の住めない国は人も住めなくなる」と結んでいる。二三八ページ、一八O0円。

(新装版)『君がどうかい?  雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録2』渡辺郁夫・編 
                                   SCL広島精神文化研究所・刊
                
2002年3月発行 本体定価900円(税別)  A5版 135ページ
                                 ISBN4-902268-01-9 C0014
 
                   2012年再版
                   

ダンテス・ダイジ講話録の第2編です。早稲田大学仏教青年会にダイジを招いたときの質疑応答が
中心です。「草木成仏」をめぐる興味深いやりとりがあります。
また『メディテーション・トラベルガイド』の一部をダイジが朗読し説明しています。

      

 お知らせ

2012年9月28日発行の「サンガ・ジャパンVol.11」(季刊仏教誌)に渡辺の書いた
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 本書からの引用 (総合冥想部門のページにも引用があります。合わせて御覧ください。)

T「草木が成仏しているというのはどういうことなんですか。」
 
ダン「草木が成仏しているということ?(窓の外を指さして)成仏してるじゃないか。見てみろよ。ただし、これ

は教えることはできない。それは理解するものじゃなくて、君の中で理解されることじゃなくて、既にそうなも

のの中に君が投げ出されることだからだよ。」

T「じゃあ草木が成仏していないという状態はどうなんですか。」

ダン「うん、それが普通の人間の状態じゃない?普通の人間の状態からだと、どう見たって、これ(紙をさし

て)を仏とは思わないだろ。もしこれを仏だと君が思ったら、君は仏青なんかこないよ。これに向かい合って

さ、拝んでるよ(笑)。

 いい?既にあるものに向かって君自身がほどけるというのかな。そういうことなんだ、草木成仏ということ

は。草木が成仏してるなと君が確認するんじゃないんだよ。」

T「研究会で説明しなくちゃいけないんですが言葉に出したらどう言えばいいんですか?」

ダン「うん。今言った通りだよ。既に成仏しているけど、それを確認するためには君がそれに向かって投げ

出されなきゃあいけないということ。」


『歎異抄を読む―悪人正機の時代を生きる―』 渡辺郁夫・著 洛西書院・刊

             1999年3月発行  本体定価 1300円(税別) A5版 167ページ
           ISBN4-947525-57-6 C1014

 (2009年刊の『歎異抄を歩む』の旧版です。)
                             


         

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    中国新聞での紹介記事(99年3月16日)
   
 修道中・高教員の傍ら、在野の東洋哲学者として研究活動を続ける渡辺郁夫さん(広島市安佐南区)が、

「歎異抄(たんにしょう)を読むー悪人正機の時代を生きる」(洛西書院)を出版した。「神仏との見えない

糸を断った現代人はさ迷っている」と考え、「信仰の復権」を唱えた警世の一冊だ。

 「歎異抄」は、親鸞の晩年の弟子・唯円が親鸞の存命中の教説の真意を没後にあらためて説いた書。

渡辺さんは、核問題や環境問題などをたとえに引き、「歎異抄」を「序文」「後序」と十三の章ごとに現代社会

に即して読み解く形を取った。

 例えば、「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや…」と「悪人正機説」が説かれた第三

章では「(原爆など)核兵器の出現によって近代合理主義の黒魔術的性格ははっきりと現れた」と断言。「人類は

(正しい信仰に入る)回心、を迫られている」「現代は人類史的意味での悪人正機の時代」だと考える。
 
 渡辺さんは僧りょではないが、高校時代から仏教の本に親しみ、早稲田大学では第一文学部・大学院を通じて

東洋哲学を専攻。その一方で聖書や神道などにも関心を寄せ、幅広い宗教観で「アジア・太平洋戦争を考える

視点(修道中・高研究紀要十一号)などの論文をまとめ、「日本山岳ルーツ大辞典」(竹書房)の執筆にも参加して

いる。

 渡辺さんは「歎異抄を読む」について、「神仏との見えない糸を断った現代人にとって、宗教は先祖拝などの

習俗にとどまってしまっている」と指摘。「日本人の宗教的感受性は本来豊かなものであり、『世界宗教として

二十一世紀に通用する浄土教』の復権、広く信仰の復権を願ってまとめた」と話している。A5判、百六十五ペ

ージ。定価干三百円(税別)。

    本書からの引用  (浄土教部門のページにも引用があります。合わせて御覧ください。)

   
真の内発と、如来よりたまわるということは同じことである。結局そこにあるのは互いに引き合う一つの

引力なのである。この一つの引力を、如来の側では本願力といい、衆生の側では信心と言うのである。仏性と

仏性が引き合うのである。それは衆生の仏性というものが如来から出たものであって如来に還ろうとするのだ

とも言える。信心が起こるということは我々がどこから来たのかということを示している。信心は仏と衆生の同質

性を示している。だから信心は仏性なのである。結局信仰は唯仏与仏、仏と仏、光と光の関係なのである。魂

が自らの親、自らのふるさとを知ってそこに引き寄せられるのが信心であって、いわば信心とは霊的本能である。

誰にでも本来的に備わっているものなのである。だからそれは作るものではなくて、起こるもの、開発するものな

のである。埋もれているものが表に現れてくるのである。(p28)

 

 如来よりたまはりたる信心とは外から輸入した信念のことではない。「人から与えられた信心」と、「如来よ

りたまはりたる信心」は全く違うのである。人から与えられた信心は、外から来るかりそめの信念で一時的な

麻酔薬にすぎない。しかし如来よりたまはりたる信心は、自分が何者かを知らせる覚醒なのであって、内から

わきあがるものである。内からわきあがるが自分が作ったものという感じはしない。今までの自分とは違う何

かなのである。しかも本当の自分と感じられるものなのである。自分が生まれ変わったように感じられるもの

なのである。親鸞が信じろと言わず、信じるも捨てるもあなたがたしだいだというのは、本当の信心がおこす

ものでなく、おこるものであることを知っているからだ。そして信心がおこりやすいのは真実と出会ったときで

ある。だから自分はせいいっぱいまことを尽くし、自己の真実を語ったのである。それが理解できない人に

とっては何とも非常な言葉に聞こえただろう。大悲の働きというものはかくのごときものであって、人間的な

やさしさとかヒューマニズムとは異質のものである。唯円はそれがわかったからここに記したのである。

浄土教はメロドラマではない。(p53)





(新装版)『十三番目の冥想 雨宮第慈(ダンテス・ダイジ)講話録 1』 渡辺郁夫・編
初版1993年12月発行
  第二版新装版2004年4月発行 2014年新装版再版発行
本体定価800円(税別) A5版 120ページ SCL広島精神文化研究所発行
ISBN4-902268-00-0 C0014

                       
        リチャード・バック著『イリュージョン』(集英社文庫)の中に挿入されている『救世主入門』
        の解説です。リチャード・バックでさえ気づいていなかったのではないかと思われる深い意味を
        ダンテス・ダイジが語っています。リチャード・バックのファン必読です。
        付録として『原典救世主入門』が入っています。

        ダンテス・ダイジの著書  『ニルヴァーナのプロセスとテクニック』森北出版刊
                        『アメジスト・タブレット・プロローグ』森北出版刊
                        『絶対無の戯れ』森北出版刊
(長らく絶版 でしたがPOD版
                                     プリントオンデマンドで再版されました。)

     
                (森北出版の本は直接書店か、下記のホームペジで注文してください。)
 
                    森北出版ホームページ   http://www.morikita.co.jp/
      

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『十三番目の冥想』と『素直になる』付属・録音CDについて

1993年に『十三番目の冥想』を発行以来、原盤の録音を聞きたいという声が多くありました。
原盤のデジタル化は早い段階で終えていましたが、諸事情によりこれまで公開を見送ってきました。
今年2014年に『十三番目の冥想』第二版新装版を10年ぶりに再版しました。
これで20年間で三回目の発行です。
また『素直になる』も10年ぶりに再版しました。

今回の再版が最後になるかもしれませんので、これを機に今後のことを考え、
『十三番目の冥想』所収の
「救世主入門講義」と、『素直になる』第十章所収の「臨済録講義」を、
人類の精神文化遺産として、後世に書籍とともにダイジの肉声で伝えることも重要だと思いました。
私自身は書籍で読むのと音声で聞くのと響き方が大きく違わないのですが、それは私の耳にダイジの肉声が残っていて、
それを感じているからかもしれません。
録音が精神文化の遺産として残ることともに、「聞く冥想」にも貢献できる可能性も考え、録音を講話録の付属CDとして制作しました。
CDブックとして書籍と同様にISBN(インターナショナル・スタンダード・ブック・ナンバー)を付与しましたので国際的に通用します。

「読む冥想」とともに「聞く冥想」もあるはずです。
書籍を「読む冥想」、録音を「聞く冥想」と位置づけ、合わせて永遠の「冥想のタイムカプセル」として後世に伝えたいと思います。

ダイジの声を中心に編集していますので、講話録を見ながら聞くことで内容が理解できます。
また音源は渡辺が1970年代の一般用のテープレコーダーで録音したもので、
テープノイズ等の種々のノイズがありますので、あらかじめご了承ください。

私の好きな言葉に、親鸞が『教行信証』の最後に引用した「連続無窮(むぐう)」という言葉があります。
また「救世主入門」の副題の「三歩先を行く精神を心がけるべきこと」は同じく親鸞の語る「横超の大誓願」です。
「読む冥想」の書籍と「聞く冥想」の録音が両輪となって、「連続無窮」と「横超の大誓願」を成就したいと思います。

以上の趣旨に賛同しご協力いただき、末永く愛蔵していただく方に録音CDをお分けしたいと思います。
書籍と同様に、「本体定価+送料等手数料200円」で頒布します。


(録音CDは紙版書籍『十三番目の冥想』とは別頒布です)


『救世主入門講義 第一夜 前半』
(雨宮第慈講話録『十三番目の冥想』付属・録音CD)渡辺郁夫・編
WAV形式ファイル 音楽形式CD 録音時間75分 CDプレーヤーで再生できます。
SCL-CDブック 201411月発行 SCL刊 本体定価1500円(税別)
ISBN978-4-902268-10-2C0814

『救世主入門講義 第一夜 後半』
(雨宮第慈講話録『十三番目の冥想』付属・録音CD)渡辺郁夫・編

WAV形式ファイル 音楽形式CD 録音時間70分 CDプレーヤーで再生できます。
SCL-CDブック 201411月発行 SCL刊 本体定価1500円(税別)
ISBN978-4-902268-11-9C0814


『救世主入門講義 第二夜 』
(雨宮第慈講話録『十三番目の冥想』付属・録音CD)渡辺郁夫・編

WAV形式ファイル 音楽形式CD 録音時間75分 CDプレーヤーで再生できます。
SCL-CDブック 201411月発行 SCL刊 本体定価1500円(税別)
ISBN978-4-902268-12-6C0814


『救世主入門講義 第三夜 』
(雨宮第慈講話録『十三番目の冥想』付属・録音CD)渡辺郁夫・編

WAV形式ファイル 音楽形式CD 録音時間51分 CDプレーヤーで再生できます。
SCL-CDブック 201411月発行 SCL刊 本体定価1500円(税別)
ISBN978-4-902268-131-3C0814


『救世主入門講義 第四夜 第五夜』
雨宮第慈講話録『十三番目の冥想』(第四夜)付属・録音CD
雨宮第慈講話録『素直になる』(第八章 第五夜)付属・録音CD
渡辺郁夫・編

WAV形式ファイル 音楽形式CD 録音時間58分 CDプレーヤーで再生できます。
SCL-CDブック 201411月発行 SCL刊本体定価1500円(税別)
ISBN978-4-902268-14-0C0814


  各巻ともトールケース入りCDです。

   
      (トールケース表紙)

『十三番目の冥想』からの引用 総合冥想部門のページにも引用があります。合わせて御覧ください。)

   
『三歩先を見る能力を常に活用せよ、

    さもなくば、常に三歩後を歩むことになる。』

 ……うん、三歩先を歩けというのは、現象を越えた歩き方をしろということなんだ。

  つまり俺達は常に形の中で問題というのを見るわけ。形の中で不安を感じたり、苦悩したり苦痛を感じたり

するわけだ。だけど形は存在していないということ。

 そして三歩のシンボルしているのはね、時間・空間・物質。時間と空間と物質の先を歩む能力というのを活用

せよということなの。そして時間と空間と物質を越えることのできるのはただ一つしかない。それは愛なんだ。

どんなに心霊科学者が難しいことを言って、これは幽体が肉体から分離して、時間・空間・物質を超越したなん

て言ってもね、そんなものの中にはやっぱり時間があるんだ。本当に越えてしまうものはね、愛だけなんだ。

(p5)

 

   『最も学ぶべきこと、それを君は最もうまく教えることができるだろう。』


最も学ぶべきことというのは一つしかないから。精神の法則なんてのは、全く付録だから。   

……この世の中で何が難しいかというとね、自分自身になることくらい難しいことはない。愛に出会うことらい

難しいものはない。だって全部の物語が、愛に出会う物語なんだ。大昔から人類発祥以来いろんなことを

やったよ。人類は建物を建ててみたり、犯罪の陰に女ありなんてやってみたり、世界征服をやってみたりさ

あるいはアフリカか北極か探検してみたり、あるいは金儲けをしてみたり、あるいはスポーツに精を出したり、

音楽を奏でたり、ありとあらゆることをやっているけどさ、それはどこを目指しているかというと、愛を目指して

いるんだ。

 だから、こんなに難しいことなんだよ。それでいて、それが一番近い、これ以上近い、近いという言葉さえ

うそになるくらい一番密接なものなんだよ。 (p25)       

 

  『起こり得る未来、

   そこから顔を背けるな。』

……これはさっきの死の問題と全く同じで、死に向かっては厳粛に取り組まなければならない。そしてこれ

は決して忘れないで、覚えておいてほしい。君達には必ず恐ろしい死が訪れる。

 それと同じ。君達には起こり得る未来というのは無数にあるわけ。そして全てが順調にいくというのは、

そういう起こり得る未来いっさいをふまえた上での話なんだ。そのとき全てが順調だということが一番

納得できる。そして本当に順調だ。

 そしてそれから決して目を背けてはいけない。何か自分の心の中にしこりがあって、それにふれたくない

としても、やぱっりかならずふれなくてはならないことがある。それがしこりである限り。(p30)

 
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