和歌山県太地町のイルカ追い込み漁は「非人道性」が深く懸念されるものとしてなのだろうか、世界動物園水族館協会(=WAZA)から、日本動物園水族館協会(=JAZA)は、イルカの追い込み漁は倫理規定に違反するとして、太地町の猟(漁)からの購入することをやめなければ除名する、と最後通告をされていたとのこと。結果、最終回答日に、JAZAは、WAZAの通告を受け容れて、イルカをそこ(=太地町)から入手することは断念すると………。
この問題、捕鯨問題と似たところがあるようだ。これら、クジラやイルカの背景には、人種差別(のようなもの)があるのではないか?
ということで一首。
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この詩は:
イギリス貴族は狐狩りをして、スペインの闘牛では牛が血を流している。そのような彼等がイルカの狩猟を論難してくるのは、ここ・日本が白人の国ではないからなのでは…と。
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・難:〔なん;nan4●〕(誤りを)非難する。なじる。責める。
・西戎:古代の西方の未開の異民族。また、西夷(西方異民族、また、現代の西洋人。)ここは、西夷の意で使う。
・扶桑:ここでは日本のこと。
・白皮:白い肌。白色人種のこと。
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なお、以上と同様の趣旨で捕鯨問題を詠った詩に:
『桃太カ傳説 討白禍』「大宛西北臨虞淵,白皙人出烏拉巓。西洋幾度耐黄禍,護得異域半萬年。白夷養牛長牧畜,飮以腥血食羯羶。牸馬牛羊キ有涙,雖是畜生何不憐。豕犬犢牡キ有情,雖是畜生何不憐。時有義犬出衰世,扶桑柴犬大~裔。忽聞牛犢垂非命,遽然起師正義勢。定欲解放四蹄牲,以彼大牙謀自衞。巖頭獨騰向天哮,山野呼應獒精鋭。百萬貔貅齊東洋,喋ヤ飄揚不可制。歡呼濤聲送我行,氣衝鬼城不怖斃。獒帥推戴桃太カ,欲救犠牲牛犢羊。渡海奔向白鬼島,萬里風濤大瀛航。雄雉高飛如鯤鵬,猛猴勇躍勝虎狼。太郎親率桃三軍,所向無敵程茫茫。聯合艨艟驅怒鯨,黄軍倏到南冰洋。白鬼敢來遮前程,蟷螂高擧錕ム鎗。騰白浪,剛強爭。殺氣慘烈動坤軸,紫電一閃迅雷鳴。操呉戈,接短兵。不知傳家正宗劍,一氣衝鯢剸長鯨。千年文化自有誇,我有國粹其精華。爾也應有爾驕傲,牧~吹角斷正邪。君不聞縱令白人可餐腴,不令黄種攝鯨鯊。民族驕矜人種慢,西天紅似鮮血霞。」(平成22.1.7)
『種族岐視』「自古爲人萬物靈,可憐食性永需牲。美豪自許牛腴滴,不使黄人斬大鯨。」(平成20.1.22)
『抖娜抖娜』「東海金波養巨鯨,腥羶何以富憐情。烹羊宰犢常爲美,誰解奇聞度聖僧。」(平成19.6.4)
などがある。
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