Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>C51(大鉄デフタイプ)の組み立て
上下関係があり、やや複雑な配管です。
配管の曲がり方は実機でもそれぞれ違うので、再現したい実機があればそれに従うのが楽ですが、特になければ固定しやすいように、まとめやすいように曲げればよいと思います。
最初は0.5mm真鍮線による送水管です。
配管を付けている様子です。
配管止めのつまみを強く押しすぎて、指に刺さないように注意です。
真鍮線は少し長めにしておき、前後の端を合わせてみて、少しずつカットしてちょうどよい長さにしました。この写真ではまだ前方がずれています。
長さが合ってから各部をハンダ付けして固定し、配管止め(BD-2)の長いつまみをカットしました。
2番目は0.25mm真鍮線による砂撒管です。なお公式側(反対側)は砂撒管が最初の配管になるので、ここで一緒に付けました。
3番目は0.3mm真鍮線による、給水温め器の排水管です。
4番目は0.3mm真鍮線による、給水ポンプの排気管です。
配管止めと配管も、ずれないように要所でハンダ付けしておきました。塗装してからずれてしまうと、そこだけ真鍮がピカピカして格好悪いので…。
5番目は0.3mm真鍮線による、給水ポンプの蒸気管です。
6番目はエッチングパーツによるハンドレールとハシゴです。
7番目は0.5mm真鍮線による、止め弁と給水温め器を結ぶ配管です。
8番目は0.5mm真鍮線による、給水温め器と逆止弁を結ぶ配管です。
これで非公式側の配管はいったん終わりです。残りは冷却管ですが、ボイラーをまたいで公式側と連絡するため、あとで行います。
前部ランボード上の部品を取り付けました。
今度は反対側です。
コンプレッサー関連の配管です。あらかじめ、ランボードがまっすぐになっているか再度確認しました。
コンプレッサー排気管(F1-18)の前端は曲げて長さを調整し、給水温め器の後部にハンダ付けしました。b
ここで非公式側の冷却管を付けました。
非公式側から持ってきた冷却管は、次で付けるハンドレールの下をくぐり、逆転棒を避けるように曲げ、ランボードの穴に固定しました。
これまでの配管の上に重ねて、公式側ハンドレール(F1-16左)を固定しました。
0.5mm真鍮線による、止め弁と給水温め器を結ぶ配管です。
なお大鉄デフは後方に大きいので、せっかく付けた止め弁は、側面からは見えなくなってしまいます。
最後にこれまでの配管をまたぐハシゴ(H2-3)を固定しました。
これでボイラー上部の配管類のまとめは終わりです。デフ(D-17右・D-17左)を組み立てました。写真は右(非公式側)のデフです。
組み立てたデフを車体に取り付けました。
あちこちから見ながら、ハンダ付け箇所を再加熱したりして、まっすぐに付くよう調整していきました。時間がかかる割に、うまくいった!と明確に思えることが少ないです。
非公式側のランボード下です。
配管(F1-17)の数か所にある取り付け部を折り曲げてハンダ補強し、ランボード裏に固定しました。火室下部の角穴にドロダメを差し込み、ハンダ付けしました。
公式側です。
これでエンジン部の配管はすべて終わりです。
初めの頃のC51キットでは、煙室扉は真鍮挽物とエッチング板を組み合わせて表現していましたが、今は真鍮ロストワックスになっています。
これでエンジン部の上廻りは生地完成しました。
とはいえ、全体の中ではエンジン部のみ、しかも上廻りのみです。まだ全然走れません。