Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>C51(大鉄デフタイプ)の組み立て
下廻りの台枠やシリンダーブロックなどを組み立てます。車輪やロッド類の取り付けは、塗装後に別途行います。
主台枠(A1-1)を折り曲げています。
このへんの組み立ては結構大事です。左右の側板をなるべく正確な90度に曲げないと機関車が傾きますし、ねじれがないように気を付けないと走りが波打ってしまいます。
荷重分配装置のてこ(ウェイト板)を取り付けました。
真鍮線の両端は主台枠にハンダ付けしましたが、ウェイト板までハンダが回ると動かなくなるので、真鍮線の左右両端を少し折り曲げて抜けないようにするだけでもよいと思います。
動輪の上に軸受けを合わせて置き、レールを転がしてみました。軽く転がります。
前後から見て、左右に傾いていないことも確認しておきました。
シリンダーブロック(A1-2)を折り曲げました。
前後のふたの部分が取れやすいような気がして(今まで取れたことはありませんが)、先に180度折り重ねてハンダ付けしてしまいました。
表裏を間違えないよう注意が要ります。
一部は表からハンダ付けしました。はみ出したハンダを先の細い彫刻刀(幅1.5mm平刀)で削り取っています。
もっとも、この部分は上下合体すれば見えなくなります。
折り曲げて箱状にしていきます。
走行に影響する部品が出てきます。
先台車のL3.5カラーをハンダ付けしておきました。しかし、どうせあとでネジ留めするので、やらなくても構いません。
モーションプレート等の台座となる F1-1を折り曲げて枠にし、後端ののりしろを重ねてハンダ付けしました。
できあがったモーションプレート台座を、向きに注意して主台枠の溝にはめ込み、左右に傾いていないことを確認しながら固定しました。
後ろのウェイト板の動きを妨げていないかを確認します。
先に組み立てたシリンダーブロックを主台枠の前端にはめ込み、固定しました。
左右や前後への傾きが、外観に出やすい部品です。
動輪や上廻りと仮合わせして、前後左右の傾きを確かめているところです。
結果、細々と問題があり、最後まで修正を繰り返すことになりました。
従台車バネ(F1-2)の部品を組み立てました。
それぞれを折り重ねてハンダ固定したところです。
ここから立体になります。
矢印の部分を少し曲げ、左右のバネが平行になるようにしました。
主台枠に取り付けました。
先台車と同じく、ここにはL2.0カラーをハンダ付けしておいてもよいです。私はあまり後部のカラーはハンダ付けしませんが、特に理由はありません。
ついでに、あとで動輪押さえをネジ留めする2箇所の穴にも、M1.4タップを立てました。
先台車(A1-11)を組み立てます。
まず、左右側面を直角に曲げました。
側面部を180度外側に折り返して重ねました。
さらにその先端の2箇所を折り返して重ねました。
このあと、折り重ねた部分をハンダ付けし、また直角曲げした部分にハンダ補強しました。
軸受けにはハンダが回らないようにしておきます。
従台車(H2-1)を組み立てます。先に、リベットの付いた外側の模様を折り重ねて貼り合わせたほうがよいと思いますが、なぜかあとに回してしまいました。
折り曲げ部分はすべて補強ハンダしています。
動輪の担いバネ(H2-4)も、折り曲げて補強ハンダしておきました。
動輪を取り付ける際、プラ製の動輪押さえと重ねて、主台枠の底部にネジ留めします。
塗装後に正式に組み立てますが、いったん台車などを仮組みして、各部の歪みや傾きをチェックしておきました。
またまた問題があり、ずっと修正を続けます。