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C62の組み立て(接着剤)　その3

ランボードを完成させ、上から順に各種パーツを取り付けていきます。

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基本構造の仕上げ

ランボード屈曲部を取り付け、全体の形を固めます。

キャブ付け直し

…しかし、前回まっすぐに取り付けたはずのキャブが、どうも気に入りません。
道具で調べると直角は出ているように見えるのですが、感覚的にどうも変なのです。思い切ってもぎとり、接着剤を削り取って付け直しました。修正するなら今のうちです。
ランボード屈曲部 ランボードの屈曲部は別パーツになっています。
折り曲げてちょうど良い形にしてはめ込み、しっかり接着します。
前後2本の取り付け足は、下側に曲げておいたほうが取り付けやすいようです。接着剤が完全に固まるまで十分待ちます。
余分なステーの切り取り 屈曲部を取り付けたら、裏側のステーが不要になるので切り取ります。よく切れるニッパーでそっと切り取るようにします。乱暴にブチッと切り込むと、刃の厚みによる圧力で、取り付けたランボードが曲がってしまう恐れがあります。
バックプレートの取り付け キャブの下からバックプレートを差し込んで、ボイラー後端に取り付けます。ボイラー後端のツメは内側に曲げるよう書かれていますが、過去のメーカー完成品では外側に曲げられているのを見たことがあります(バックプレートの模様にツメがかかるのが嫌なら外側へ)。その後、ボイラー内側から接着剤を流して完全に固定します。

ボイラー上部の部品

煙突・ドーム、発電機などを取り付けていきます。前から見て、ライト・煙突・ドーム・安全弁・キャブ天窓が一直線になるように気をつけます。

煙突とドーム 煙突とドームを取り付けます。煙突は前後・左右に傾かないようにし、前から見て中央に来るように(ライトの位置とずれないように)します。
ドームは、私の買ったキットのものは少し反っていましたが、うまく直せなかったのでそのまま接着しました。従って後ろ側がわずかに浮いています。
砂撒管を差し込む このC62は砂撒管が内側にあるタイプなので、写真のようなパーツを内側から差し込んで接着するだけですみます。
砂撒管を取り付けた様子 表から見たところです。砂撒管が外側のタイプの場合、1本1本真鍮線を取り付けなくてはならないので面倒です。
発電機の取り付け タービン発電機は、ボイラー後方に台座を取り付けて、その上に接着します。
「ゆうづる時代」の場合はATS発電機も取り付けるので、写真のように穴をあけておきます。

ボイラーの配管

配管は、エッチングされているものを切り取って差し込めばいい箇所もありますが、真鍮線を自分で曲げなくてはならない箇所もあります。後者は、大雑把な形しか説明書に記されておらず、寸法の目安もないので面倒です。こんな曲がりくねった形のものを、いちいちエッチングで提供していては、板がいくつあっても足りないのかもしれません。

給水ポンプ吸気管の折り曲げ キャブの蒸気分配箱から、給水ポンプに伸びる吸気管を作ります。概ね写真のような寸法に折り曲げて位置決めしました。縦方向の部分はボイラーの丸みに合わせて曲げます。
取り付け穴は緑色の丸印の位置ですが、すぐ下にハンドレールを差し込む穴もあるので間違えないようにします。
配管バンド 配管は、付属の細い配管バンドを切って取り付けます。配管バンドはU型に曲げて配管を挟み、ボイラーの穴に両足を差し込んで取り付けるのですが、ここではあらかじめ配管に接着してから差し込んでみました。
細かいので、難しいときは配管を直接ボイラーの外側に接着しても構わないと思います。配管自体を適当に省略してもよいと思います。
コンプレッサー吸気管 同様にコンプレッサーの吸気管を曲げます。長さは参考にする実機や曲げ方によって変わります。
吸気管の先端の位置

吸気管の先端はランボードに付きます。説明書では青の矢印の穴に差し込まれているようですが、作りたい実機の資料があればそれに合わせます。
私は、あとで取り付けるランボード下の配管(調圧器から右上に伸びるもの)に、赤の矢印の位置で大体合わせました。

この配管は、あまりボイラーから浮かせてしまうと、あとで逆転レバーと干渉します。ただ、空気作用管を下にくぐらせたい場合は、少し浮かせなければならないので、取り付けたい部品を当ててみて形を決めます。
給水ポンプの排気管 再び給水ポンプの配管です。ランボードに沿って大体折り曲げます。
逆止弁 前端は、逆止弁の配管と同じ穴に差し込むので、そのとき一緒に接着します。
コンプレッサー配管 公式側にも所定の真鍮線を曲げて配管します。
コンプレッサー配管後 写真では、取り付けた2本の配管は密着して見えますが、実際には上下に1mmほど離れています。
これで、真鍮線で作らなくてはならない配管は全部終わりです。
通風管 エッチングで形のできている通風管の足を曲げ、ボイラーの穴に差し込んで接着します。
逆転機ボックス キャブ直前のランボード上に、折り曲げた逆転機ボックスを取り付けます。
ランボード上の部品を接着するときは、ランボードの網目に接着剤が染み込んでいかないよう、ゼリー状瞬間がよいかもしれません。
ハンドレール等 加減弁ハンドル、ハンドレール、逆転レバー、小型オイルポンプ箱を接着します。
ここでは小型オイルポンプ箱の取り付け足を削り取り、少し後ろに接着しています。
逆転機ハンドルについて 逆転機カバーを取り付ける場合(本キットでは、ゆうづる時代の10号機を除いて全部)、2枚重ねになっている逆転機ハンドルの内側の板を、青の矢印のあたりから少し切断しておきます。
説明書に記載があります。
清罐剤箱 非公式側にもハンドレールを取り付け、清罐剤箱、小型オイルポンプ箱を接着します。これでランボードより上側の部品の取り付けは終了です。

次にデフを取り付けるので、全体にゆがみがないかもう一度確かめておきます。
特に、前から見てランボードとキャブの側面が直角になっていないと、デフを取り付ける目安を失い、とても面倒になります。

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