KATO製蒸機の分解(1) 旧C11

分解掃除や改造に必要な、上廻りと下廻りの分離方法について一例をご紹介します。
自分で改造や修理をやってみるには分解は不可欠ですが、そこから先は誰も責任を取ってはくれません。力加減などは体で覚える必要があります。

ここではKATOの蒸気機関車について書きますが、あまり合理的な分解方法を追求したことはないので、もっと簡単で安全な方法があるかもしれません。

2017/2022.10.15

[旧C11] 旧C62 旧C50・旧D51 旧C57・C55 C58 9600 C62東海道形〔初期〕 D51 C56


旧C11

これが一番簡単だと思います。

C11の上回りを固定する2箇所 動力ユニットの先端が、上廻りの前デッキ後方に差し込まれています。
動力ユニットの後方にはツメがついていて、コールバンカの下端にパチンとはめ込まれています。
後方のツメの位置 図の位置にツメが隠れています。
片手でキャブの上あたりを持ち、もう片手で下廻りを持ちます。
壊れやすい部分をつかまないように気をつけます。
後方のツメを外す 下廻りを矢印のように少し力を入れて下側に引っ張ると、ツメが外れて、動力ユニットが少し外れます。
外れにくいときは、少し左右にゆするようにしながら引っ張ります。
動く気配がないときは、ツメのあるあたりのコールバンカを少し左右に広げながら外してみます。
前方を引き抜く 動力ユニットを後方に引っ張って先端を抜き取り、下側に外します。
分解した上下

これで分離できました。組み立てはこの逆の手順になります。

なお、旧C11でも最初期製品に近いものは、スチームドーム上部のネジを緩めないと分解できません。


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