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2000夏の北海道旅行(20回記念旅行)・旅日記

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[8月16日 その2・焼尻島] [8月17日 美瑛]
 [8月18日 知床半島 前編]
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8月14日


8月14日、前夜(?)明け方近くまで出発準備に、ノートPCの設定、初挑戦のリアルタイム旅日記へ向けて、HPのアップといろいろし、わずか3時間程度の仮眠で、眠い目をこすりながら、10時半少し前に20回目の北海道に向けて、いざ出発。
相変わらず日差しが強い・・・。

東京駅には、12時頃着いてしまった。
東京駅20番線。出発までかなり時間があります。となりの21番線には、長野新幹線が停まっています。
 12時16分・40分と200系「あさひ」を2本見送った後、12時44分「Maxたにがわ438号」が到着し、車内清掃が始まる。「Maxあさひ345号」は、この列車の折り返しだ。
出発4分くらい前になって、ようやく車内に乗り込み、荷物を上げ席に着くと、すぐに発車。なんとも慌ただしいが、20回目の北海道旅行が幕を上げたのです。

 このMaxの2階席に乗るのは、実は今回が初めてなのだが、低い天井のせいだからか、思ったよりかなり狭い・・・・。気のせいか、1階席のほうが広く感じてしまう・・・・・。
列車は5分と走らないうちに、上野に停車。大勢の客を飲み込み発車します。

東京駅にて
Maxに乗り込み、新潟へ

大宮までの区間は、在来線特急並のスピードで走るが、PCを打つにはいいスピード。リアルタイムの初日記に、メールを書き、大宮で送信しようと思い、ボタンを押してスタンバイ状態に・・・・・。ところがこのスタンバイが思わぬ悲劇を・・・・(笑)

 列車は埼京線と併走し、前方に「さいたまスーパーアリーナ」が見えてきました。もうすぐ大宮です。さっそく送信のため、びぶろをスタンバイから復帰させようとするが・・・・、応答無し・・・。「おいおい・・・・」
スクロールマウスを押しても、キーボードをたたいても変化無し。仕方なく電源を落とし強制終了させる。その間に列車は、大宮を出発・・・・。
 再起動させたものの、もちろんスキャンディスクが入ってバッテリーの無駄遣い・・。ようやく起動が終了し、アウトルックを開けたものの今度はフリーズしやがる。
「・・・・・・・。」 
再度強制終了、起動させると今度はスタンバイから復帰したような画面が・・・、再びフリーズ。「・・・・・・・・・。」
再度同じ作業を繰り返し、ようやく正常画面に・・・・。しかしバッテリーの表示は、減っている・・・・・!どうも、BIBLOの調子が良くない・・・・。先行き大不安・・・。

  しかし気を取り直し、東京駅で購入した「あなご弁当」で遅めの昼食を食べる。
と、隣の席の(B・C席)のカップルが振りまいた、香水なのだろうか、とにかくその悪臭に近い臭いにしばらく悩まされる・・・・。思わず吐き気を感じた程・・・。
 それでも、高崎到着2分前にBIBLOを起動させ、とりあえず停車中にHPのアップが終了。続いてメールも送信したかったけど、列車が走り出したので、後で送信することに。

 長野新幹線と別れ、相変わらず悪臭に悩まされながらも、大清水トンネルを抜けて、冬は良く来る越後湯沢駅に到着。ここで半分近い数の下車があり、となりの2人も下車して一安心。
 越後湯沢を出てしばらくすると、長岡に到着。が、長岡の到着前にBIBLOの起動が終了せず、電話をかけた頃にはもう出発していた・・・。でも、アンテナは3本立っていたので、そのまま送受信を続けていたら、何の問題もなく、送受信が終了。この時新幹線は、ほぼ200km/hで走行中・・・。意外と走行中でも、送受信出来るものです。

 新潟に到着。特急「白鳥」の発車まで1時間半程あります。
もちろんお風呂タイムで空けているのですが、今日は月曜日。ここ新潟での常風呂は今日定休日なんです・・・。そこで事前に調べた別の銭湯に向かってみます。
 かなり距離があるのですが、バスで行こうにも、よそ者にとって市内線のバスほど複雑怪奇で不安なものはありません。ここはもちろん歩きます。そしてもう一つ不安なのが、定休日。「全国駅前銭湯情報」によると不定休とあります。もし休みだったら・・・・。

 新潟駅・万代口を出て、そのまま真っ直ぐ歩きます。それにしてもここ新潟、ものすごく暑いです・・・・。日差しも強い・・・。暑さで言えば東京とまったく変わらないです。立っているだけで汗が出てくるほど・・・。しかも今までの旅行よりPCが入っている分重い(16kg)リュックを背負って歩くのは、結構つらい。汗もかくし・・・。

そして歩くこと20分ほど。目的の○○銭湯に着きました・・・・がっ・・・・。“本日定休日”
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 さて新潟駅に戻らないと・・・・(T-T)
 重いリュックを背負って、歩くだけ歩いて、汗かくだけかいて、風呂に入れない・・・・・。言葉もありません・・・。何してんだか・・・。もちろん帰りはバスを使います。
帰りは楽ですからね。新潟駅行きに乗れば良いんだから。

 バスに乗り込みます。「涼しい〜」
20分かけて歩いたところを、バスは5分足らずで走り、駅に着きます。しばらく時間があるので、冷房の効いた待合室で涼みます。汗も引いたところで、夕食用に「コシヒカリ弁当」を購入。そして16時15分をまわった頃、改札を抜けて1番ホームへ。
 ビールなどの買い込みをした後、16時25分大阪からやって来た、特急「白鳥」青森行きが到着しました。

「白鳥」は新潟で4分停車し、進行方向を変えて青森を目指します。今日は2両増結の11両編成。ここ新潟で降りる人、乗る人、座席を転換する人と、車内、車外と大混雑です。
 4分の停車時間はあっと言う間に過ぎていき、まだ慌ただしさが残る中、新潟を後にします。

特急白鳥で青森へ
大阪からの特急白鳥で、青森を
目指します。

今日の席は1号車4番A席、もちろん禁煙車。
新潟を出発し、しばらく走ると左手に日本海が現れます。夕暮れ時も近いとあって、すごく海がきれいなんですけど、僕のA席は山側。
しかも夕暮れ時で西日が強く、海側の窓のカーテンが次々に動き出し、しまいにはほぼすべての窓が、カーテンに隠れてしまいました・・・。海が見えない・・。

 村上到着前に、電源切り替えによる停電の案内放送があり、ほどなくしてデットセクションを通過。エアコンの作動音が消え、室内灯が消えて非常灯だけが点灯し、モーター音も消える。すこしして、「ヒューン」と言った感じで元に戻ります。この時期はまだ明るいので、「あっ、消えた・・・」程度しか感じませんが、これが冬場になると、外は真っ暗。車内も真っ暗となり、停電を実感出来ます・・・。

 しばらく走ると「白鳥」は海岸線を走るようになります。日も傾き、夕日が凄くきれい・・・・です。メール送信用にデッキに出て、デジカメで写真を3枚ほど撮ります。ホント、デジカメって便利です。夕日を眺めながら、新潟で購入した「コシヒカリ弁当」で夕食タイムになります。

 日がとっぷり落ちると、「白鳥」の車内はほとんど、夜行列車の雰囲気となります。
羽後本荘ではお祭りをやっているのでしょう、花火が上がっていました。それにしても、「白鳥」に乗るたびに思うこと、「食堂車があればな〜・・・」
大阪から13時間、新潟からでも6時間半あるのだから、多客期だけでも連結する事は出来ないだろうか・・・・。そうすれば「白鳥」夜の旅も、もう少し楽しくなるのだけど・・・・。

日本海の夕日
白鳥車内から、日本海に沈む
夕日を眺める。

 酒田で4分、秋田で5分停車。車内販売は酒田までなので、秋田停車中に、ビールとつまみを補給します。
 追分けで上野行き寝台特急「あけぼの」とすれ違い、大館でこの日最後のメール送信とHPのアップを行い、22時59分、青森駅に定時に到着しました。

 青森からは急行「はまなす」に乗り換えて、札幌へ向かいます。急行「はまなす」は9両編成。最大12両編成まで増結する事を考えるといささか拍子抜けのような気もします。
 1号車から7号車までが指定席だが、なんとお盆のピークだというのに、ドリームカーが連結されている。しかも、3・7号車は在来車での指定席・・。ほとんど苦情ものである・・・。
僕はカーペットカーが取れなかったので、B寝台を確保しています。
2号車12番下段が今夜の寝床。
 「はまなす」に乗り込む前に、青森に来たときの恒例と化している、青リンゴを買おうとするが・・・・、無い。しかも、冬場でも必ずいるホームの立ち売りのおっちゃんまでもが、いない・・・・。なぜ・・・・。
仕方なく車内に乗り込み、荷物を置いたところで「はまなす」は静かに青森を後にしました。

 青森を出発してしばらくすると、運転停車して上り「カシオペア」と交換するのだが、来ない・・・・。なぜ・・・・。今日は14日偶数日。運転するハズなのだが・・・。
 釈然としないまま蟹田に到着。ここで上野行き「北斗星2号」と交換する。ぼ〜っと眺めていると、B個室ソロ・デュエット、A個室ツインDXに1〜2室の空きが見られる。青森から乗ってくるのだろうか・・・・。例年なら今日、帰りの「北斗星」に乗って帰ることを考えると、何ともやりきれない思いが・・・・・。
そうこうしているうちに眠気が支配し、青函トンネルに入ったのを確認して眠りについた・・・・。

 

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