知床五湖・三湖
|
さて、これからどうするか。時間はまだ15時。帰りのコースの3分の2は、下り坂かフラットのコース。
と言うことで、気が付くと知床五湖遊歩道を歩いてました(笑)
最初は2湖で引き返すつもりでした。しかし、天気も回復しているので、「3湖も見たい・・」と言うことで、3湖に到達。
が、今年の知床五湖は規制が無くこの先もいける。ならば・・・。
すでに足は4湖へ向かっていました。しかも、時間を気にして、かなりの早足です。
4湖、5湖と見て、結局1時間かからずに、レストハウスに帰って来てしまいました・・・。
さすがに疲れる・・・・。(ちなみに普通に歩いて1時間20分は掛かります)
レストハウスに戻ると、先程カムイワッカで見た自転車があります・・・。
ここでちょっと一休み。
売店で、「山ぶどうジュース」に「串唐揚げ」で軽く腹ごしらえ。そして、知床五湖を後にします。
知床五湖を出ると、しばらく下り坂が続きます。景色も良くすれ違うライダーの方達も挨拶をしてくれ、快適に走ります。
と、前方からチャリダーが一人近づいてきます。挨拶をして、彼が言った言葉・・・。
彼「岩尾別ユースホステルはまだ先ですか?」
ちょっと待て、岩尾別HYははるか先。彼は岩尾別からここまで続く上り坂を走ってきたのか・・・・・。
ほ「いや・・・・、岩尾別HYは逆です。今来た道を引き返して、坂を下ったところですよ。」
それから彼と2人で自転車を走らせます。
彼は神奈川県から来た大学生で、「行き先は」と聞くと、なんと「室戸岬・・・」
どうやら北海道をまわった後、フェリーで移動して四国に行くそうです。う〜ん、学生はいいなぁ〜と思いましたね・・・。
途中、自転車2台とすれ違い(一人は外国人の女性!)、岩尾別前の急坂を下ります。そして、岩尾別温泉への入り口を過ぎ、岩尾別HYに到着。ここで彼と別れ、今度は上り坂、しかも急坂に差し掛かります。
上り坂に入ってしばらくは自転車に乗ってがんばりますが、ものの5分足らずで徒歩で坂を登ります。
坂の真ん中あたりで、チャリダーとすれ違います。そして坂を登り切ると、あとはフラットと下り坂、ゆるい上りを繰り返し、16時半頃、知床自然センターに到着しました。
これがフレペの滝です。
|
さて、時間を見ると17時までまだ少しあります。しかも、ここからウトロ市街までは、ずっと下り坂が続くのみ。時間にして15分も掛からないでしょう・・・。
体力もまだ少し残っています。
と言うことで、「フレペの滝」まで往復することにしました・・・。遊歩道を歩いて片道20分くらいです。
林の中の坂道を下り、林を抜けて視界が開けると、ちょっとした草原に出ます。そして、遊歩道の突き当たりが、「フレペの滝」展望台です。
内側に入り組んだ形の断崖の中腹から、細い滝がいくつか出ています。眼下にはオホーツク海が広がり、何回来ても飽きない、不思議な景色でもあります。
この「フレペの滝」は別名「乙女の涙」とも呼ばれていますが、この滝には流れ着く川がありません。断崖の中腹から滝が湧き出ているのです。その滝の水源は、なんと羅臼岳から染み出る地下水です。
この「フレペ」以外にも、海上から見ると数多くの滝を見ることが出来ますが、そのほとんどが、地下水によるもの。「知床五湖」の水源も、羅臼岳の地下水だそうです。
プユニ岬からの眺め。
|
「フレペの滝」を眺めた後は、また早足で来た道を戻ります。
自然センターに戻ってきたのは、17時を少しまわった頃。中の売店で、知床五湖レストハウスで売っていたのと同じ、「こけももソフトクリーム」を食した後、自然センターを出発します。
ウトロまでは下り坂が続くのみ。
途中、「プユニ岬」で日が傾いた景色を少し眺めて写真を撮った後、一気に坂を下り、ウトロ市街へ入り、17時半前に「ボンズホーム」へ
到着したのです。
自転車を返す際、店のおかみさんに「知床大橋まで往復してきました」と言うと、案の定驚いていました。
それにしても、当初は知床大橋の往復だけの予定だったのが、結局カムイワッカを除く大橋・五湖・自然センター・フレペの滝とフルコースになってしまった・・・。
自転車でも走れるもんです・・・。我ながら感心・・・。
ウトロバスターミナルに戻り、PCを開いてリアルタイム旅日記の作成に取りかかります。
18時発の斜里バスターミナル行きに乗り込み、オホーツク海に沈む夕日を眺めながら、ファイルの作成を終了。そしてその後は夢の中へ・・・。目が覚めると、斜里市街に入っていました。
18時50分斜里到着。ここでお風呂タイムとなります。
常風呂としている、「グリーン温泉」へ。お風呂に浸かり、疲れを癒します・・・。
そして、知床斜里20時33分発の網走行きに乗り込み、知床半島を後にしました。
これが「れもん亭」の「海賊ピラフ」
|
網走には21時12分に到着。
網走に来たら必ず寄る、「れもん亭」に行き遅めの夕食となります。
注文したのは、「海賊ピラフ」。一番好きなメニューです。他に生ビールも飲んで、旅の疲れを癒します。道内最後の夜ですから・・・。
れもん亭「落書き帳」に今日の出来事を書き込んで、お店を後に・・・。
そして札幌行き「オホーツク10号」のB寝台・3号車3番下段に乗り込み、22時20分網走駅を後にしたのです。
|