[旅日記表紙へ]    [旅行記録を開く]      [写真展へ]       ホームへ

2000夏の北海道旅行(20回記念旅行)・旅日記

[8月14日 出発] [8月15日 神威岬] [8月16日 その1・天売島] 
[8月16日 その2・焼尻島] [8月17日 美瑛]
 [8月18日 知床半島 前編]
[8月18日 知床半島 中編] [8月18日 知床半島 後編] (8月19日 函館・大沼公園)

 

8月19日

 

「オホーツク10号」は6時30分定刻に、札幌駅に到着しました。
今日はこれから函館に向かいます。
札幌到着後、まずHPのアップを行い4番ホームへ。283系8両編成の「スーパー北斗2号」の自由席に乗り込みます。

 7時ちょうど、札幌を出発。
朝一の列車ですが、函館の朝市が目当てのため、朝食の弁当は持ち込んでいません。まあ、ほとんど「オホーツク10号」の続きみたいな感じで、朝日を浴びながら「ウトウト」しています・・・。途中「トワイライトEXP」に「北斗星1号」とすれ違ったのは覚えているものの、他は記憶無し・・・・、夢の中でした・・・。

 10時12分、函館到着。それにしても良い天気です。晴れています。
今回で20回目の北海道ですが、全行程で天気が「晴れ」と言うのは初めてのことです。一体どうしちゃったのでしょうか・・・。
函館に到着した後は、リュックをコインロッカーに突っ込み、函館名物朝市を散歩します。

ウニ・イクラ2倍丼
これが、ウニ・イクラ2倍丼・・・

まずは遅めの朝食と言うか、早めの昼食を求め徘徊します。
どのお店に入ろうか・・・。ぶらぶらと歩き回って決めたのが、「あけぼの食堂」。
この「あけぼの食堂」は2回目で、以前日本テレビ系の「どっちの料理ショー」にも出演(?)したこともあるお店です。
 で、今回オーダーしたのが、「ウニ・イクラ2倍丼」3,200円です。通常の「ウニ・イクラ丼」にくらべて2倍の量だからこの名前。さすが函館朝市だけあって、ウニ・イクラの下にあるご飯が見えません。しかも美味い・・・。
今回の旅行では、ウニばっかり食べている気がします・・・。

食後はいつものように朝市を物色してまわります。威勢のいい掛け声に客引き(?)のおばちゃん達・・・・。大体いつもは「鮭」を買うのですが、今日は結局何も買わずじまいでした。
駅に戻り、札幌行き「スーパー北斗7号」に乗り込み、函館を後にします。
そして走ること19分。大沼公園駅に到着しました。

大沼湖
背後にうっすらと駒ヶ岳が・・

蓮の花
水面に咲く、蓮の花

列車から降り、リュックをコインロッカーに突っ込んで、カメラだけを手にして大沼湖遊歩道へ向かいます。
と、その前に駅前のソフトクリーム屋で、「いちごソフト」を食します。
大沼湖遊歩道は駅から歩いて5分くらいの所にあります。

大小の島に入り江が点在し、それらを橋で結んでいます。緑が豊かで入り江の水面には、「蓮」の花が咲いています。
天気も良く、駒ヶ岳も背後に眺められ、ちいさな島々を見ていると、
何か庭園と言うか、不思議な感じがしてきます。ちょっと言葉にするのが難しい感じ・・・。そんな景色です。

この遊歩道はいくつかのコースに分かれており、すべてまわろうとすると、3時間くらいは掛かるかも・・・・。
木に囲まれた遊歩道を歩いていると、ふと紅葉の季節に来てみたいと言う衝動に駆られました。
木々のほとんどが広葉樹。秋も深まればそれは見事な紅葉が見られそうです。ここ大沼公園は、今年のG.Wに初めて訪れた場所ですが、四季を通して訪れてみたい。そんな気にさせてくれました。

イカスミソフト
イカスミソフトクリーム

大沼公園での滞在時間は、1時間15分ほど・・・。
1時間はあっと言う間に過ぎていき、もう出発しなければなりません・・・。
とその前に、ここ大沼のもう一つの楽しみ、「イカスミソフトクリーム」を食します。G.Wに来た時食べてみて、その外見からは想像できない美味しさに、すっかりハマってしまいました。
そして、後ろ髪を引かれる思いで、13時9分発の「スーパー北斗9号」に乗り込み、大沼公園を後にします。

 「スーパー北斗9号」は281系気動車の8両編成。
途中駅からの乗車なので、指定席を確保してあります。ただしこの最終日の予定は最後まで迷ったので、指定券を確保したときには、すでに窓側は売り切れで、通路側となってしまいました。まあでも、座席に座ってしまえば、振り子車両独特の乗り心地ですぐに夢の中・・・・を予想していましたが・・・・・。
とにかく、運転が下手!
加速はともかく、ブレーキ操作の荒いこと、下手なこと・・・。ほとんど非常ブレーキのような感覚。これが特急列車の運転か、と思うほど。

 ちょうどこんな事がありました。
 長万部駅に到着前、客室乗務員が車内販売にまわってきました。ちょうど、車両の中央付近でお客のオーダーした物を取りに、ワゴンの車輪をロックして準備室に戻りました。ワゴンは車両中央部に置かれたままです。
 そして長万部駅に停車。相変わらずの荒っぽいブレーキ操作のせいで、なんとワゴンが客室出入り口のドアまで一直線・・・・。
 もの凄い音とともに、乗客の視線がワゴンに・・・。幸いけが人は出なかったものの、戻ってきた客室乗務員は平謝り・・・・。それにしても、ひどい運転でした。
でもその後結局、気が付くと苫小牧・・・。熟睡してました・・・・。

16時2分、札幌到着。
リュックをロッカーに詰め込み、少し歩き回ります。
札幌駅を出て、大通り公園へ。そこから時計台を経由して、駅に戻ります。ほとんど散歩・・・。
その後、駅構内の観光物産展「はまなすランド」で少し物色。
そして、ほぼ18時ちょうどに、5番ホームに立ちました。

北斗星
5番ホームに入ってくる「北斗星」

今旅行の最後を締めくくるのは、「北斗星82号」。11号車2番上段。ここ数年「北斗星」は個室しか乗っていないため、久しぶりのB寝台です。
 実は、一ヶ月前の10時送信で「北斗星2号」のB個室を狙ったものの、惨敗・・・・。その後「はくつる」「エルム」を経て、2週間前に「82号」の指定が取れたのです。
まあ、最初から「82号」を狙っていれば、B個室取れたのですが。(なぜなら、マルスの画面に「2号・残数−0」と出た下には、「82号・残数−7」でしたから・・・。)
 この「北斗星82号」は、かつての「旧4号」時代から愛用している列車。「2号」に浮気したのがいけなかったのでしょう・・・。

 さて、個室が取れなければ、車内での過ごし方も変わります。
札幌発車直後から、ロビーカーに入り浸り。個室が取れれば必ず18時半からの予約を入れる食堂車も、今日は20時からの予約です。
考えてみれば、北斗星でこのように過ごすのも、ホントに久しぶりです。3年ぶりくらいなのでは・・・4年ぶりかな・・・。昔はいつもこういう過ごし方だったんだけど・・・。

ディナー
食堂車で楽しむ旅・・・。

新メニューを期待していたディナーは、残念ながら去年から続いているメニュー。でも個人的には気に入っているので、満足です。
食後はロビーカーでくつろいだ後、シャワールームでシャワーを浴びて、さっぱりします。
そして22時33分、道内最後の駅 函館に停車。
6分停車で機関車を付け替えた後、札幌からの「スーパー北斗22号」の到着を受けて、函館を出発しました。

それからほぼ1時間後の23時半過ぎに木古内駅を通過。トンネルをいくつか抜け、知内駅を通過してすぐ、トンネル入り口のブルーライトに迎えられて、青函トンネルに入り、北海道を後にしました。

 翌朝目が覚めると、外は雨・・・。
そして、10時13分定刻に「北斗星82号」は上野駅に到着。
初めての試み、「リアルタイム旅日記」も無事終了し、20回記念・夏の北海道旅行が幕を降ろしたのです。

使用切符

  20回目の北海道旅行・旅日記   完

↑一番上へ 

[前のページへ]      [旅日記表紙へ]     [ホームへ]