朝・・・雨降ってます。。。
|
昨夜は宿の方達と、夜の22時頃に相泊温泉に行ってきました。真っ暗の中、波の音を聞きながらの露天風呂は、最高でしたね〜。
帰ってきてからは、夜遅くまで話し込んでしまいました。。。
雨の中出発します。。。
|
朝は7時半に起きますが、外を見ているとなんと雨が降っています。。。雨と言うことは、知床峠では雪になるでしょう。。。案の定、知床峠は今日も開通延期になったのでした。
朝食を済ませて、しばらく天候の回復を待ちます。知床横断道路が通行止めなので、当然羅臼湖もダメ。で、去年は「英嶺山」に登ったので、今日は番屋の裏手にある山、名前が付いていないので通称・北浜岳(484m)に登ることにしました。
雪の中を歩きます
|
番屋を8時半に出発して、車で登山入り口まで移動。3分程度で林道入り口に到着して、雨降る中カッパ着て、登山を開始します。
今回はスノーシューではなく、かんじきを使うことにしています。両方持ってきておいて良かった・・・・。
スタートしてしばらくは、かんじきを履かずに登山を続けます。登山道ではなく熊笹をこいで登っていきます。
ヒグマの足跡を見つけました・・
|
足跡の大きさはこんな感じ
|
登り始めて10分と経たないうちに、なんとヒグマの足跡を発見。番屋のご主人によると、まだ新しい足跡とのこと。。。結構大きいクマのようで、一直線に横切っていました。
この辺りから「かんじき」を履きます
|
眼下の景色は良いです(^^)
|
再びヒグマの足跡・・・・。
|
再び斜面を登り続けて、しばらくしたところで、かんじきを履いての登山になります。
雨の方はいくぶん止んで小雨程度になってきました。視界のほうは相変わらずです。ただ、眼下の景色はキレイですね〜。これで天気が良ければ、最高なんですけど。。。
しばらく登ったところで、再びヒグマの足跡を発見。さっきの足跡とは別物で、小熊の足跡のよう。。。続けざまに2頭の足跡を見つけるとは。。。
この山が北浜岳
|
しばらく登山を続けて、平坦の場所に出て、一休み。
目の前に山が見えていますが、この山が北浜岳で、これからこの山に登るらしい。。。この北浜岳、山頂からウトロ側・羅臼側両方の海が見渡せる、絶好の場所なのだそうです。冬場など両方の海に広がる流氷原を見る事も出来るとか。。。
しばし休んだ後、再び登山を開始します。
一度斜面を下って、再び登り。そして急勾配が続きます。こういう急勾配のなるとスノーシューより、かんじきの方が良いんですね。
羅臼市街方面は晴れてきた
|
しばらくして、三度ヒグマの足跡を見つけました。また別の個体です。
熊笹と格闘して登りますが、北浜岳に入ってから風が強く・・・・一面霧の世界。。。そして小雨も降っています。登山している時は良いんですけど、止まると寒くなる。そんな感じです。
後ろを振り向くと羅臼市街方面は晴れてきています。知床連山も少しだけ姿を見せてくれていたりして。。。でも、目の前は真っ白な景色。。。
何度か急斜面を登り、熊笹のあとはハイマツとの格闘。背が低いので顔面に枝がぶち当たってくるんですよね〜。
山頂に到着
|
山頂に足場はほとんどありません
|
山頂まであと少しのところで、ハイマツの陰に隠れて一休みします。ここで軽食をとって体力を回復させたあと、最後のひと登りをして、登山開始から3時間半、11時半頃に北浜岳山頂に到着したのでした。
晴れていればウトロ側の海が・・(T-T)
|
晴れていれば羅臼側の海が・・・(T^T)
|
記念撮影♪
|
山頂・・・・真っ白です。霧で何にも見えません。
晴れていれば、ウトロ側のオホーツク海。羅臼側の海と見渡せるんですが、霧しか見えません。。。山頂そのものはとても狭く、風はウトロ側から吹いているので、少し羅臼側に下がって風をやり過ごして、一休みします。
下山しています。急斜面・・・
|
せっかくなので記念写真も撮ってもらいます。羅臼湖だけでなく、この北浜岳も天気良い時にリベンジしなくては。。。またリベンジネタが増えてしまいました。。。
しばらく山頂下で休んだあと、下山を開始します。
登ってくる時はさほど気にならなかったんですが、下山になって視界が広がると、かなり狭い場所を登ってきたんだと、思い知らされます。。。かなり怖いです。足下も新雪で滑りますし。。。。
晴れてきた〜(^^)
|
ただ景色はすばらしいです。雲が掛かっていますけど、連山がとても美しい。海を見ると国後島も見る事が出来ます。
ハイマツ地帯を抜けて雪原斜面になると、歩いて降りるのではなく、そのまま座り込んで滑り落ちます。お尻がソリ代わりですね。これ、めちゃくちゃ楽しい(笑)。子供の頃、段ボールをお尻に敷いて土手の斜面を滑るのを思い出します。それと同じ事です。
簡易ソリ
|
ちなみに、携帯のミニソリもあります。最初は「うちわ」みたいな形で、何に使うのだろう・・・と思ってましたが、ソリに使うのを見て「なるほど〜」と感心してしまいました。このお尻ソリ、子供に戻ったかのように楽しんでいるσ(^^;がいました。
番屋の裏側に戻ってきました
|
帰りは途中から、番屋の横に出るコースをたどって進みます。
ここで再びヒグマの足跡を見つけました。その前にも見つけたのでこれで5つ目の足跡になります。僅か3時間でこんなにヒグマの足跡を見つけるとは。。。しかも、この足跡、番屋の近くをうろうろとしていた感じです。
最後は番屋の後ろにある崖から滑り落ちて、13時前に番屋に到着。楽しいツアーは終わりました。
エゾシカの角付き頭蓋骨
|
ところで、帰り道で先頭を歩いていたご主人が、エゾシカの頭蓋骨付き角を見つけました。それはもう見事な角です。死後1年くらい経っていると言ってました。持ってみると、結構重かったりします。
番屋に戻ってきて、ご主人出発地点へ車を取りに戻りました。その間にσ(^^;達は装備を解きます。
ご主人が戻ってきて時刻は13時半。羅臼は16時頃に出ようと思っていたので、しばらくのんびり・・・と休みます。PCを開いて、写真の加工と旅行記を書けるだけ書いて、15時に番屋を出発して、羅臼市街に向かいます。
ゲートは閉じたまま・・・
|
羅臼市街に戻り、「知床倶楽部」ら立ち寄ります。ここで宿代+ツアー代を精算します。
そして、ここ羅臼に移り住んだ、らむねさんとご対面です。らむねさんとはこれまで何度かニアミスしていますが、ちゃんとお会いするのは今日が初めて。
羅臼に移住したらむねさんは、普段「知床倶楽部」で事務の仕事をされているそうです。羅臼を訪れた際はぜひ「知床倶楽部」に立ち寄ってみてください(^^)。
羅臼岳が少しだけ顔出して・・・♪
|
「知床倶楽部」で1時間くらい話した後、らむねさん、ご主人に見送られて羅臼を出発・・・ですが、その前に羅臼と言えば「熊ノ湯」に立ち寄ります。寄付金によって老朽化したポンプを交換した「熊ノ湯」。脱衣所には羅臼町長のお礼が書かれていました(笑)。久しぶりの熊ノ湯ですが、良い湯でしたね。浸かっている時に、番屋のご主人も入ってきてびっくり。そんなご主人と最後に挨拶して、少し顔を見せてくれている羅臼岳に見送られて、羅臼を出発しました。
ちなみに知床横断道路ですが、「5月7日10時 開通予定」と出ていましたが、果たしてどうなるか・・・・ですね。
メロディーロードにやって来ました
|
羅臼を出発して、一路今夜の宿泊地である川湯温泉を目指して突っ走ります(爆)。
R335からR244、道道975と弟子屈を目指すのですが、どうしても途中で寄ってみたい場所があったので、道道975ではなく道道774の方に入りしばらく走ってたどり着きました「メロディーロード」。
「まさかのミステリー」で紹介された「メロディロード」、走行すると「知床旅情」が聞こえてくる道、ようやくやって来ました。
標識が音符マーク・・(^^;
|
細工のされた路面の横には、音符マークの標識が出ています。その下には「60km走行 窓を閉めて」と出ています。
2回程走ってみましたが、確かに「知床旅情」は聞こえてくるものの、テレビで見たようにハッキリとは聞こえてきません。どうやら、タイヤ幅やトレッドパターンの違いもあるようです。
まぁそれでも、噂の「メロディーロード」を走ることが出来て満足。
その後は摩周湖中標津線に出て、養老牛を過ぎてR243に出て弟子屈を通過して、そのまま摩周湖横断道路に入って第一展望台に向かいます。
日没間際の摩周湖は独特の雰囲気
|
すでに18時を過ぎているので、駐車料金は取られません。ただ、まだレストハウスは営業しています。
日没間際の摩周湖。独特の雰囲気を醸し出していて、σ(^^;的に一番好きな摩周湖ですね〜。湖面の一部はまだ凍結したまま。ま、2月に見た時は全面凍結していましたからね。
車中泊ならば日没後真っ暗になるまで眺めているんですが、今日は宿泊なのでそうもいかず、摩周湖をあとにします。第一展望台から川湯間は夜間通行止めなので、来た道を引き返し、R391をひた走って、硫黄山の前を通過して、今日の宿泊地である川湯温泉の民宿「我家」に到着しました。
民宿「我家」の夕食
|
到着してすぐに夕食になります。
昼前に北浜岳で軽食を食べて以来、何も食べていなかったのでお腹はぺこぺこ状態・・・。それにもう今夜は運転することもないので、ビールも頂きました♪
今回の旅行もあと2日を残すのみ。あっという間ですね。。。。明日は天気悪そうで、摩周湖見る事出来るか、ちと心配です。。。
本日の走行距離−148km
21時作成 |