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これは風散士雅兄の詩で、読み下しや後記も風散士雅兄になります。
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河畔早秋 荻渚蘆汀白鷺遊、 香魚欲上躍C流。 連朝垂釣曾歡杳、 河畔無人已早秋。 |
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荻渚(てきしょ)蘆汀(ろてい)白鷺遊び、 香魚上らんとして清流に躍る。 連朝の垂釣 曾歓杳(はるか)に、 河畔人無く已に早秋。 ********* |
・荻渚蘆汀=蘆荻と汀渚の互文。
< 特記 > この詩は下記の詩を盗作もしくは改作したものである。 緑浦白汀鴎鷺遊 緑浦白汀 鴎鷺遊び 香魚欲上躍清流 香魚上らんと欲して清流に躍る 漣 ![]() ![]() 七十二峰迎早秋 七十二峰早秋を迎う この詩は先年ある県において、漢詩大会で入賞された某氏の作品である。これを一読して作者には失礼ながら、入賞に疑問を感じた。 承句は、かの有名な森春濤の名作『岐阜竹枝』の転句「香魚欲上桃花落」にあるように春の情景である。 転句の「漣 ![]() 承句の春から結句の「早秋」までの、約三ヶ月間を埋める語を思案するに(常時考えていた訳ではないが)一ヶ月近く要し、ようやくたどり着いた転句が「連朝垂釣曾歓杳」である。 今では某氏のこの詩が、小生を啓蒙してくれたことに感謝しなくてはな らない。以後は詩想がゆき詰まった時には、このことを思い出すことに している。 |
2007.8.16 |
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