ここでは、唐宋以降の婉約詞を集めました。男歓女愛、人の愛憎と悲哀をはっきりと歌いあげた、香艶の詞集です。
本「詩詞世界」は、豪放詞、各個人集等と、それぞれの個性や特徴に合わせた項目を設けており、本項では、婉約詞を集めました。但し、そこから、『花間集』 関係の詞人と李U 、李C照 とは、除いています。彼(彼女)らの作品は、別に一頁を設けていますので、そちらをご覧ください。また、楽府・詩になりますが『玉臺新詠』に掲載されているものも『玉臺新詠』 の頁を設けています。
ただし、蘇軾は、この婉約詞のページと豪放詞のページ「碧血の詩篇」 と「歴代抒情詩選」 の三方に亘って載せています。白居易も同様に「歴代抒情詩選」 とこことに分けています。
また、辛棄疾 、陸游 、張孝祥、張元幹 なども婉約詞風のものも作ってはいますが、少数なので、この婉約詞の頁「香残詞」には入れていません。ややこしいことですが、ご承知置きください。
なお、詩詞の字句に異同がある場合は、出来得る限り、原初のものとされている方を採用しました。但し、意味の通りが極めて悪いと思われる場合のみ、通用の方を採用しました。その場合は、その旨を記しています。
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