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これは風散士雅兄の詩で、読み下しも風散士雅兄になります。
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懷古細川玉姫 窈窕容姿馳令名、 豐融才媛長聰明。 無端傾耳耶蘇訓、 訓作搖胸天主聲。 誰料慈椿僵妄動、 可憐芳草散輕盈。 雙全殉ヘ兼貞節、 長使詩人涕至情。 |
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窈窕たる容姿は令名を馳せ、 豊融なる才媛は聡明に長ず。 端無くも耳を傾く耶蘇の訓へ、 訓へは作る胸を揺るがす天主の声。 誰か料らん慈椿の妄動に僵るるを、 憐れむべし芳草の軽盈に散るを。 双全たり殉教と貞節と、 長しなへに詩人をして至情に涕せしむ。 ********* |
・豊融=ありあまる。 ・慈椿=父の光秀を指す。 ・妄動=本能寺の変を指す。 ・芳草=玉子にたとえる。 ・軽盈=姿がしゃなりしゃなりとして、おもむきに満ちていること。 ※ 詩的に少々脚色してある。 細川玉子の墓は、大阪市東淀川区にある崇禅寺の墓地にあり、数年前ここに憑弔してこの詩を作る。 |
2007.9.30 |
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