読者のページ
これは風散士雅兄の詩で、読みも風散士雅兄のものです。
******************
寒夜
稜稜寒夜擁紅爐、
獺祭爛柯詩想紆。
騒客清貧日常事、
妻歎桂玉我糊塗。
稜々たる寒夜 紅炉を擁し、
獺祭
だっさい
爛柯
らん か
詩想
紆
めぐ
る。
騒客の清貧は 日常の事、
妻は
桂玉
けいぎょく
を歎き 我は
糊塗
こと
。
*********
・稜稜: 寒さのきびしいさま。
・獺祭: 詩文を作るときに、多くの参考書をひろげちらかすこと。
・爛柯: ここでは作詩に夢中になって時を忘れること。
・桂玉: 物価高。桂より高い薪と、玉よりも高い食で生活すること。
・糊塗: 曖昧にとりつくろっておくこと。
【爛柯】[述異記(上)](晋の時代、木こりの王質は、四人の童子らが、碁をうっているのを 見ていて時のたつのを忘れた。その間に斧の柯(え)が爛(くさ)り、帰ってみれば当時の人は 誰もいなかったという故事)囲碁にふけって時のたつのに気がつかないこと。 転じて、遊びに夢中になって時を忘れること。画題として描かれる。(広辞苑より)
※
。
2009.11.30
次のページ
前のページ
来信站メニューページ
********
辛棄疾詞
李U詞
李清照詞
陸游詩詞
花間集
婉約詞集
碧血の詩篇
抒情詩選
竹枝詞
秋瑾詩詞
毛澤東詩詞
天安門革命詩抄
燦爛陽光之歌
碇豊長自作詩詞
詩詞概説
唐詩格律 之一
宋詞格律
詞牌・詞譜
詞韻
詩韻
参考文献(詩詞格律)
参考文献(宋詞)
参考文献(唐詩)
本ホームページの構成・他
わたしのおもい