瑛子両陛下帕労訪問　碇豊長の詩詞　投稿

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　この詩は瑛子女士の作品です。 ******************

兩陛下帕勞訪問
　　　　　　　

慰靈誓盟三六年
義兵遺骨密林眠
草間零戰南溟島
哀史不忘民永傳



		木立の中で朽ち果てたゼロ戦

　　　両陛下帕労(パラオ)訪問

慰霊の誓盟　三六年
義兵の遺骨　密林( )に眠る
草間(そうかん)の零戦(ゼロせん)　南溟の島
哀史忘れまじ　民(たみ)永(とこしえ)に伝う

○誓盟＝約束　　○南溟島＝南海諸島・ペリリュー島など
天皇皇后両陛下は戦没者慰霊の為、太平洋戦争の激戦地パラオを訪れた。
三六年越しの約束を即位してから何度となく、激戦地となって多くの犠牲を生んだ旧南洋諸島の国々を訪問したいと口にしていたという。
三六年前―一九七九年八月六日。皇太子だった天皇陛下は交流事業で旧南洋諸島から来日した子供達と始めて東宮御所で会った。メンバーの一人の名札「ナカヤマ」に目をとめ「お父様は何をしておられるのですか」と話しかけた。「父は大統領をしております」
ミクロネシア連邦初代大統領トシオ・ナカヤマさんの長女だった。「お父様にも是非お会いしたいものですね」そして教科書で「トラック島便り」を読んだ思い出を語り、「いつか南の島に行ってみたいと思います」と話したという。