瑛子「百舌鳥耳原」由来　碇豊長の詩詞　投稿

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　この詩は瑛子女士の作品です。 ******************

「百舌鳥耳原」由來
　　　　　　　

君主皇陵營造刻
狂奔少鹿驟蹁躚
耳中飛去敏才鵙
靈獸靈禽今尚傳



	百舌鳥耳原由来の看板と仁徳天皇像

　　　「百舌鳥(もず)耳原」の由来　　　（先韻）

君主の皇陵　営造の刻(とき)
狂奔(きょうほん)す少鹿驟(にわか)に蹁躚(へんせん)
耳中飛去る　敏才の鵙(もず)
霊獣霊禽　今尚伝( )う

〇狂奔＝狂いはしる　　〇蹁躚＝よろめく

　　日本書紀によると、仁徳天皇が当地で陵の工事をはじめられました。
　　その時、野から鹿が走り出て、工事をしている人をめがけて突進してきましたが、直前でその鹿が倒れてしまいます。不思議に思ってその鹿を調べてみると、鹿の耳から『百舌鳥』が飛び立ちました。そして鹿の耳の中は、もずに食い割かれていました。工事人の危ないところを百舌鳥が助けた訳です。
　　この百舌鳥の勇ましい働きをたたえて、この地を『百舌鳥耳原』と呼ぶようになったということです。