室思 |
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浮雲何洋洋, 願因通我詞。 飄飄不可寄, 徙倚徒相思。 人離皆復會, 君獨無返期。 自君之出矣, 明鏡暗不治。 思君如流水, 有何窮已時。 |
******************室思
浮雲 何 ぞ洋洋 たる,
願 はくは因 りて 我が詞 を通 ぜん。
飄飄 として寄 す可 からず,
徙倚 して徒 らに相 ひ思ふ。
人離 るれば皆 復 た會 ひ,
君獨 り返 るの期 無し。
君の出 でしより,
明鏡 暗くして治 めず。
君を思へば流水 の如く,
何 ぞ窮 まり已 む時 有らん。
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◎ 構成について
韻式は「AAAAA」。韻脚は「詞思期治時」(「思〔動詞○〕」「治」は両韻)で、平水韻上平四支。次の平仄はこの作品のもの。
○○○○○,
●○○●○。(韻)
○○●●●,
●●○○○。(韻)
○○○●●,
○●○●○。(韻)
●○○●●,
○●●●◎。(韻)
○○○○●,
○●○●○。(韻)
2015. 5.26 5.27 5.28 5.29 5.30完 2019.11.3補 |
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