Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye



     
  
                         長相思
 

                                
  李攀龍
  



秋風C。
秋月明。
葉葉梧桐檻外聲。
難ヘ歸夢成。


砌蛩鳴。
樹鳥驚。
塞雁行行天際。
偏傷旅客情。
   





           **********************

              長相思

秋風 (きよ)く。
秋月 明るし。
葉葉(えふえふ) 梧桐( ご とう)  檻外(かんがい)の聲。
歸夢をして 成すこと(かた)からしむ。


(みぎり)の蛩は 鳴き。
()の鳥は 驚く。
塞雁(さいがん) 行行(かうかう)  天際(てんさい)に たはる。
(ひと)へに 旅客の情を(いた)ましむ。

             ******************

◎ 私感訳註:

※李攀竜:明の文学者。正徳九年(1514年)〜隆慶四年(1570年)。字は于鱗。号して滄溟。歴城(現・山東省済南)の人。嘉靖二十三年(1544年)の進士。官は河南按察使に至った。王世貞とともに「
七子」(こうしちし)の領袖となり、盟主になった。古文辞を重んじて「文は秦漢、詩は盛唐」を主張した。著書に『滄溟集』等があり、日本には『唐詩選』の選者とされている。

※長相思:詞牌の一。双調。平韻一韻到底。韻式は「AAA AAA」。

※秋風清:秋風が涼しくて清々(すがすが)しく。 ・清:すずしい。すがすがしい。

※秋月明:秋の月が澄みわたって明るい。 ・明:澄みわたって明るい。

※葉葉梧桐檻外声:アオギリのどの葉も、(窓の)欄干(らんかん)の外で音をたてている(ので、うるさくて)。 ・葉葉:どの葉も、どの葉も。両宋・李清照の『添字采桑子』に「窗前誰種芭蕉樹,陰滿中庭。陰滿中庭。
葉葉心心、舒卷有餘情。   傷心枕上三更雨,點滴霖霪,點滴霖霪,愁損北人、不慣起來聽!」とある。 ・梧桐:〔ごとう;wu2tong2○○〕アオギリ。落葉喬木。庭木で秋早くに落葉するため、秋の季節の訪れを告げるものとして、また場合によっては凋落を表す語として、また葉が大きいために雨音がよく分かるので、雨の描写としても使われる。中唐・白居易の『晩秋闍潤xに「地僻門深少送迎,披衣闕ソ養幽情。秋庭不掃攜藤杖,闢・梧桐黄葉行。」とあり、晩唐〜・温庭の『更漏子』「玉爐香、紅蝋涙。偏照畫堂秋思。眉翠薄、鬢雲殘。夜長衾枕寒。   梧桐樹。三更雨。不道離情正苦。一葉葉、一聲聲。空階滴到明。」とあり、南唐後主・李Uの『采桑子』に「轆轤金井梧桐,幾樹驚秋。晝雨如愁,百尺蝦鬚在玉鉤。   瓊窗春斷雙蛾皺,迴首邊頭。欲寄鱗游,九曲寒波不溯流。」とあり、両宋・李清照の『聲聲慢』「尋尋覓覓,冷冷CC,凄凄慘慘戚戚。乍暖還寒時候,最難將息。三杯兩盞淡酒,怎敵他、曉來風急。雁過也,正傷心,却是舊時相識。   滿地黄花堆積,憔悴損,如今有誰堪摘。守着窗兒,獨自怎生得K。梧桐更兼細雨,到黄昏、點點滴滴。這次第,怎一個、愁字了得。」 井戸端にも植えられるのか。 ・檻:〔かん;jian4●〕(窓の下や長い廊下の)欄干(らんかん)。手すり。おばしま。 ・声:おと。

※難教帰夢成:(葉の音のために、また、各種情勢のために)故郷に帰った夢をなかなか見ることがなせないでいる。 ・難:…が難(むずか)しい。 ・教:〔けう;jiao
4○〕…させる。使役表現。 ・帰夢:故郷に帰った夢。 ・成:成就する。

※砌蛩鳴:(軒下の)石畳でコオロギが鳴いている。 ・砌:〔せい;qi4●〕軒下に並べて敷いた石畳。石段。階段。みぎり。きざはし。 ・蛩:〔きょう;qiong2○〕コオロギ。=蟋蟀。

※樹鳥驚:木にとまっている鳥が、バサバサとどよめいている。

※塞雁行行天際横:辺境地域の空をわたり行くカリが、何列も空の涯に横たわる(ように飛んで行く)(のは)。 ・塞雁:〔さいがん;saiyan4●●〕辺境地域の空をわたり行くカリ。 ・行行:〔ぎゃうぎゃう(かうかう);hang2hang2○○〕どの行(ぎょう)にも。手紙文のどこにも。ここでは「雁
」〔がんかう;yan4hang2●○〕を謂う。「行」は、多音字で(あり、当然、音ごとに多義に亘っている)〔xing2○〕(ゆく)。〔hang2〕(ぎょう、列)、〔hang4〕(略)、〔heng2〕(略)。この「行行」の読みは現代(中国)語では〔hang2hang2〕である。また、日本語の訓みは、「雁」(がんかう)の読音から類推すれば「かうかう(現代仮名遣いでは「こうこう」)」となる。ただし、〔かう〕と〔xing2〕とが対応し、〔ぎゃう〕と〔hang2〕とが対応するとすれば「ぎゃうぎゃう」。「雁行」と同義の用例に明・袁凱の『京師得家書』「江水三千里,家書十五行。行行無別語,只道早還ク。」とある。なお、別の用法になるが、『古詩十九首』之一の「行行重行行」に「行行行行,與君生別離。相去萬餘里,各在天一涯。道路阻且長,會面安可知。胡馬依北風,越鳥巣南枝。相去日已遠,衣帶日已緩。浮雲蔽白日,遊子不顧返。思君令人老,歳月忽已晩。棄捐勿復道,努力加餐飯。」とあり、更に異なった用法に、東晉・陶潛の『飮酒』其十六に「少年罕人事,游好在六經。行行向不惑,淹留遂無成。竟抱固窮節,饑寒飽所更。弊廬交悲風,荒草沒前庭。披褐守長夜,晨鷄不肯鳴。孟公不在茲,終以翳吾情。」とある。 ・天際:天の果て。水平線の彼方。の『宣城郡出新林浦向板橋』「江路西南永,歸流東北鶩。天際識歸舟,雲中辯江樹。旅思倦搖搖,孤遊昔已屡。既歡懷祿情,復協滄洲趣。囂塵自茲隔,賞心於此遇。雖無玄豹姿,終隱南山霧。」とあり、盛唐・李白の『黄鶴樓送孟浩然之廣陵』に「故人西辭黄鶴樓,煙花三月下揚州。孤帆遠影碧空盡,惟見長江天際。」とあり、北宋・柳永の『蝶戀花』で「佇倚危樓風細細,望極春愁,黯黯生天際。草色煙光殘照裏,無言誰會憑欄意。擬把疏狂圖一醉,對酒當歌,強樂還無味。衣帶漸ェ終不悔,爲伊消得人憔悴。」とあり、同・柳永の『蝶戀花』に「佇倚危樓風細細,望極春愁,黯黯生天際。草色煙光殘照裏,無言誰會憑欄意。擬把疏狂圖一醉,對酒當歌,強樂還無味。衣帶漸ェ終不悔,爲伊消得人憔悴。」とあり、同・柳永の『八聲甘州』に「對瀟瀟暮雨灑江天,一番洗C秋。漸霜風淒慘,關河冷落,殘照當樓。是處紅衰翠減,苒苒物華休。惟有長江水,無語東流。   不忍登高臨遠,望故ク渺邈,歸思難收。歎年來蹤迹,何事苦淹留。想佳人、妝樓顒望,誤幾回、天際識歸舟。爭知我、倚闌干處,正恁凝愁。」とある。

※偏傷旅客情:ひとえに旅人の心をいためさせる(ばかりである)。 ・偏:〔へん;pian1○〕ひとえに。かたよった。辺鄙な。 ・傷:「傷(旅客情)」で、きずつける。いためさせる。 ・旅客:〔りょかく/りょきゃく;lǚkè●●〕たびびと。 ・情:心。感情。






◎ 構成について

 ◎ 長相思相思令ともいう)
       三十六字。双調。平韻 一韻到底。韻式は「AAAA AAAA」。韻脚は「清明C成 鳴驚横情」で、詞韻第十一部平声。赤の部分は、畳字。青の部分も、畳字にする。上片と下片は同一の詞調。

,(*韻)
。(韻)。
●○○●○,(韻)
●○(韻)。


,(*韻)
。(韻)。
●○○●○,(韻)
●○(韻)。


2012.6.28
     6.29
     6.30

漢詩 填詞 詩餘 詩余 唐詩 元曲 宋詞

xia 1ye次の詩へ
shang 1ye前の詩へ
絶妙清風詞メニューへ
    ************
shici gaishuo詩詞概説
唐詩格律 之一
宋詞格律
詞牌・詞譜
詞韻
唐詩格律 之一
詩韻
詩詞用語解説
詩詞引用原文解説
詩詞民族呼称集
shichao shou ye天安門革命詩抄
Qiu Jin ci秋瑾詩詞
碧血の詩編
李U詞
Xin Qiji ci辛棄疾詞
李C照詞
陶淵明集
Huajianji花間集
Huajianji婉約詞:香残詞
Huajianji毛澤東詩詞
zhuozuo碇豐長自作詩詞
漢訳和歌
参考文献(詩詞格律)
cankao shumu(wenge)参考文献(宋詞)
本ホームページの構成・他
Riyu:zhiciわたしのおもい
guanhougan
メール
hui shouye
トップ
huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye