庭園鉄道・仏像彫刻、ジージ体の近況 その1
庭園鉄道と仏像彫刻での近況                                                                  

    屋上の鉄道敷設も一段落...で、 ここでは、時に鉄道模型から付きつ離れつしながら、
    私・ジージ体の近況を綴ってみたいと思います...
 
     「記載項目」、及び「項目へのアクセス」は  目次付本ページ からどうぞ!
     その他、本HPの全項目に関しては、”本HPのTOP”からどうぞ!
 
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1.2009年12月:HP開設の挨拶
  はじめまして! Gゲージ 中の嶋田園鉄道 へようこそ!!
  このホームページ(HP)を開いて、お気づきかと思いますが、本内容の最終編集は、2008年6月です..が、
  実は、本HPの開設は、翌年の2009(H21)年12月となりました。 
  これまで、自分の”備忘録”として少しずつ書きとめて来た内容で、HPを開こうかとしたのですが、最後のURLの
  申請等、ややこしく思えて、放置のままだったのです。
  この間、車両制作等やろうとしたのですが、GゲージメーカーのLGB(独)が不振に陥り、販売店(米)から購入出来
  ない等の事態にもなり、つい手つけじまい。  とはいへ、LGBも復帰しつつ有る様で.. 
  HPを開設したからには、また、新たなる挑戦をと考えています。(多分、来春から...)
  その節は、HP作成の勉強もし、私の方から一方的な現内容を、ご助言等もいただける様な形にして、
  またお目にかかれればと思っております。  (それにしても、月日のたつのが早い事..歳かな〜)
    
   良いお年をお迎え下さい。                   
                         

  
2.2010年 明けましておめでとうございます
  お健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。
                                    
  さて、当方、今年は、四人目の孫が誕生しそうで、先行する孫もだんだん大きくなるし、歳入も体力も少ない 
  ジージ体にはジワジワと応えます。 中央!?は、その場限りのバラマキでなく、情操教育に大いに役立つ!
  我がジージ体(運営の鉄道)へこそ支援すべき...と年頭に決意も新たに..
  それはさておき、この冬は、まだ神奈川県では雪が降らず(昨年も)、折角所有したラッセル車の出番が有りま
  せん。(今、寒波が来ているとかで、日本海側を中心に大雪だそうですが、こちらでは未だし..このままでは
  「ムダだ!」という口実を与えかねない!解ってないご人に仕分けられてはたまらない.)
  身勝手ながら、一度位は降ってほしい!....
  雪も無い冬の屋上は、木枯らしが身にしみるし...で、鉄道もしばらくはお休みです。
  春にまた、本HP上でお会い出来ればと思います。 
 追記; 待望の雪が降りました!!今日は2月2日。 早速、再塗装して用意してあったラッセルをディーゼル車
     に取付けて、屋上へ! (制作記内を参照下さい) そら!ムダではなかったゾ〜!!
  
3.仏像彫刻を始めました⇒本項独立させました
  2007年(H19)9月から放映された趣味悠々「仏のこころを彫る」をきっかけに始めた仏像彫刻。
  彫刻教室へも通って丸二年が過ぎ、今年は自由課題への挑戦もできる段階に入りました。 そこで、これまで
  基礎として学んできた事、やってきた事を復習・整理する意味も兼ねて、本HP内で独立させました。
  鉄道模型とは、大分趣きが違いますが、作る楽しみの”動”と”静”。 ドウセイ!という事も有りませんが、良か
  ったら気晴らしに、たまに見てやって下さい!!     
 
4.HPの表記を少し変えました!(H22.5)
  仏像彫刻を本HP内に独立させたのを機に、本HPの表記をチョット変えてみました。
  (各項の左画面に目次項目を設定してみたのですが...)
  まだまだ字面が多くて..その内、パソコンやインターネット接続をグレードアップして(実は今の接続は、ダイヤル
  アップ!なのでアップアップ!。 皆さんのHPもスムーズに見れない事が有ります!)、動画なども入れられれば
  なァ〜と思っています...
                                                    
5.4人目の孫が生まれました!!(H22.8初)
  予定日より早めの7月末日、娘に次女が誕生しました。 で、長女(4歳)をあずかって数日となりますが、この子
  が(父親が、SLを見せに連れて行って以来)トーマス大好きになり、預かる上で”屋上でトーマスを走らそう!!”
  が大分効いたようで...この夏の猛暑の中、屋上でプール遊び、その後トーマスを走らせる!が定番になりつつ
  有ります。
  何でもやりたがり、走行コントロール(出発進行を叫びながら..そして、停止)も出来るようになりました!
  この子は、”鉄子”ちゃんになるのかナ〜...(べつにジージ体としては、望んではいませんが....) 
  
6.孫に教えられました!!(H22.9初)
  保育園でウィルス性の風邪をもらい休んでいるという孫(男の5歳)が、治りかけて電話をかけてきました。 
  家で飽き、こちらでトーマスと遊びたいというのです!早々に迎えに行き、翌日から屋上で..余り長居をし、また
  熱を出してカミさんに怒られながら...この子が”8の字周回”の操作も覚え、トーマスとディーゼルの追いかけっ
  こをしたり (”8の字周回”へのレイアウト改造やトーマス用貨車などを買っておいて良かった!ここまでは思惑
  通り!)、夜はライトをつけて走る姿を見たいとねだられてまた屋上に..私以上に楽しみ方を知っている様な..
  あらためて思わされたのが、月明かりのもとでの夜間走行のおもしろさ!
  夜行列車(前方ライトと運転室内を照らしながら走る姿)に郷愁の様なものを感じさせられました!
  これを見てふと思ったのですが、庭園鉄道でも、客車にライトが点くともっといいなァ〜と。 いつの日か試して
  みる価値は有りそうです!(そういう客車もすでに販売されているのかなァ〜)孫に教えられた数日でした!!
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7.地区の文化祭に「三尊像」を出展してみました。(H22.11初)
  10月末、11月初に、町内、及び地区の祭り(文化祭)に出展する機会を得、これまで彫った3体を三尊像としてま
  とめ、出展してみました。 手を合わせる方も居た様で、恥ずかしながらも嬉しい思いでしたが... 多くの皆さん
  が注目するのは、如来坐像の「光背」で、”よくもまァ〜、細かく...”が感想の様です! 素人なりの苦労した箇所
  に、共感と感心をいただいた事は有難い事で ”し甲斐”もありましたが...(何せ一度は彫りの辞退も考えた!)、
  ”もっと像本体で頑張らねば!..”の思いがフツフツと...!!!    
  この文化祭では、同じ地区で大分前から大小の仏像彫刻を手がける人と知り合え、また様々な分野で定期的に
  活動し、素晴らしい作品を制作している方々が多い事を知り、正直驚かされました!
  特に、私的には、”刻字”と”省胎七宝”の、共に知らない分野の作品に心惹かれました。
  ”刻字”は大小様々な木板に、ノミで好きな字や語句を装飾的に刻み、彩色を施すもので、一字一句の持つ個性と
  美しさを多いに引出した、雰囲気のある作品に魅了されました。 いつの日か”やってみたい!”...
  ”省胎七宝”は、現在では制作できる作家も少ないという分野の”七宝”で、淡くグラデーションが効き、シットリと、
  それでいて華やいだ上品な出来栄えの(七宝の先生の)作品に感嘆させられました!!
  (ふと、仏像の光背に出来たら等とも思いましたが...いや!これでは像が負けてしまう...で鑑賞のみ!)
  実り多い文化祭でした!!
  来週から、地区の文化講座(仏像鑑賞入門・2回)の一環で、1回は鎌倉・6寺の仏像鑑賞に行ける事になりました。
  (申込み多数で抽選となり、当ったンです!)大変楽しみにしています!!
 
8.鎌倉へ行ってきました! そして金沢文庫へも!
  地区の文化講座の2回目で鎌倉へ行ってきました(バス1台の貸切41名)。 有名な鎌倉ですから良くご存知の方も
  多い様でしたが、 私は、小学校以来の鎌倉で、ほとんど何もかもが目新しく...
  何といっても、鎌倉八幡宮境内にある”鎌倉国宝館”で催されていた「薬師如来と十二神将」(〜11月23日)での、
  十二神将に圧倒されました。 鎌倉にゆかり深い等身大から2尺弱までの5種前後の群像が一堂に会し、その多
  くが、力強くも精緻な彫りで造像され、鎌倉期の仏像彫刻の素晴らしさ、奥深さに驚嘆!!
  ”このように彫れるんだ! このように彫ってみたい!”の思いに駆られる事しきりでした!!
  (写真・解説集が用意されていましたが、実像の迫力が今ひとつ伝わってこず、購入しませんでしたが...)
  これまで、わざわざ仏像の拝観に出かける事は有りませんでしたが、実像を見る大切さを思い知らされました。
  お昼は、今が旬の”しらすの釜揚げ丼”を同行(好)の方々と食し... 興奮の一日でした!!
  上記の流れで、翌々日、金沢文庫での「仏像のみかた」展にも行ってきました。
  ここでは、「不動明王并二童子像」がチョットユーモラスさも有り、不動明王を彫るならこの
  感じが良いな! で、写真が欲しくて、ポストカードを見つけ購入(右写真)。
  前回の講習で、講師の方が言っていましたが、”「〜展」で、(満遍なく見るよりも)一つでも心に
  とまる物があればそれを大事にして下さい。” が心に沁みます。 
  来春(1月21日〜3月6日)には、この金沢文庫で「特別展・運慶」が催され、”大日如来”像 他、
  が拝観出来るとの事。 今から大変楽しみです!! 
 
9.2011年明けましておめでとうございます!
  お健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。

  私事では有りますが、昨年は近年になくいろいろ有りました!
  (4人目の孫が生まれましたが、親戚や知合いの御不幸も多くあり、そういう歳になってきたのだなア〜と。 
  とは云へ、趣味の屋上庭園鉄道では、レイアウトの小改造”8の字”化で、大巾な運行方法の広がりを実現。
  仏像彫刻では、ある程度人様に感心してもらえるレベルになったかなア〜と思えば、自由課題で、悪戦苦闘。
  等々、一喜一憂の多い年でした。)     
  今年は、”兎”年!。 やさしくもピョンピョンはねる”小飛躍の積重ね”が多い年とはしたいものです!
  で、まずは、昨年末までに彫り終えなかった「菩薩半跏像」を完成させるべく...! 
  
  本年も本HP、たまに覗いていただければ幸いです!! (覗いていただけるよう”仏だより?!”で努力!!)
 
10.特別展「運慶」(於・金沢文庫)に行ってきました!(H23.1.28) 「運慶展」のちらし
  私にとって、”運慶”と聞くと、東大寺の仁王像、大きくまたみなぎる力強さの像の作者との印象
  が強いものでした。  で、今回展示されている「円成寺・大日如来」の第一印象は ”エッ!
  こんなに小さいんだ!”。 写真集などで像高なども見てはいたのですが..。 

  大日如来、不動明王、毘沙門天、そして、帝釈天。  
  像全体から感じる凛とした力強さ、重厚さ、そして仏としての包みこむ様な優しさ。 その彫り
  は、丁寧で優しい表現で構成され、力強さは決して彫りの深さや荒々しさでない事に気づかさ
  れます。 それは例えば、衣紋線を表すための”線の上・下”の彫りは大きめの丸刀で彫られ、
  決して、三角刀や小丸刀で鋭く、深くは彫られていないのです。
  運慶(慶派)は古典(奈良・平安初期)に学んだ形に新鮮な生命力を吹き込んでいるとされます
  が、私が今挑戦している「菩薩半跏像(平安初期の作)−唐の影響が強い-」との違いは、こんな
  衣紋の表現にも感じました。
  大層ながら、次回に挑戦する”不動明王像”は、”運慶作の不動明王”を模刻してみたい気にさせ
  られながら..近くの金沢の海辺を散策し、気を沈めつつ家路につきました!。
  今夏(7月20日〜9月25日)には、「空海と密教美術展」(東京国立博物館)が開催されるとの予告ちらしを貰って
  きました。 これは!(運慶が学んだ古典の時代の仏像展示)..今からまた々大変楽しみです!! 
 
  
11.仏像教室の”同好の士”に感謝!(H23.2)
  時間のかかった”菩薩半跏像”もやっと完成しました!
  この間、先生に指導とアドバイスを頂いた事はもちろんですが、先輩・同僚の”同好の士”からも色々アドバイスやら
  批評をもらい、また彫刻に関する本も紹介してもらう等、視野の狭い私にとっては大変有難いことでした。
  これからも、互いに刺激し合ってやっていける事が楽しみです!
  次の自由課題は、運慶作の”不動明王立像”を模刻(まがい)でと思っているのですが、参考となる全面の写真(集)
  が見当たらず.. 準備に時間が掛かりそうです。
  今年も雪が降りましたが、積もった頃には雨にかわり、そして晴れ。 折角の雪もべたついて”ラッセル車”を走らせ
  るにはいたりませんでした(残念!)。 もう春はそこまで来ているようで...屋上も手入れしなくては。
  
.巨大地震が発生(H23.3.11・金曜・午後2時46分:M9.0)
  東日本太平洋沖での巨大地震が発生し、ここ(神奈川)でも”震度5弱”の今まで経験のない揺れを感じました。
  この巨大地震での甚大な被害を思うと、ノンビリした事を言っていられない思いです。 [関連項(飾り台の[効能)へ]
 
12.不動明王に睨まれて!(H23.6)
  不動明王の本体が完成しました。 
  前の菩薩半跏像作り(今の実力比、無謀な挑戦)で集中力を使い果たしたせいか?or4年目の憂鬱? はたまた
  ”巨大地震”の影響?か...気の抜けた様な数ヶ月で、しばらく仏像彫刻も屋上の鉄道模型も手付かず状態でした。
  (この間、季節は春からもう早めの梅雨入り..不精した屋上でも、芝桜が、ライラックが..バラの1番花が咲いてくれました..)
  4月後半から少しずつ進め始めていた不動明王の本体が完成し、その”玉眼風!”に当てられたせいか?..何とか
  やる気も出てきて、”火焔光背”作りに挑戦したいと思うこの頃です!!    
 追記;不動明王立像が完成 ;
  急に暑くなったり、また気温が下がったりと不安定な日が続いています。
  そんな中、この6月中に”不動明王用−火焔光背”を何とか物にしました。 これで”不動明王立像が完成!!”
  光背作りは手間が掛かりますが、出来てみれば好いもので、やはり”後輩任せはダメ!”を覚りました!!
  この夏、 大分暑そうですが、”ゆったりノンビリ! マイペース!”で乗り切ろう〜と思います。
 
13.「空海と密教美術展」(於:東京国立博物館)に行ってきました!(H23.9)
  7月から開催されていた同展、色々あって閉展(9月25日)間際、台風15号が直撃した翌日に行ってきました。
  平日にもかかわらず、大変な人出で、台風一過の日照りの中、日傘を借り入館に待つこと20分!。  
  1H程かけて、仏像を主体とした第2会場を主体に見て回り、同時開催されていた「運慶と鎌倉美術」の展示や、
  同博物館所蔵の展示物等も見て、計3時間弱。 疲れ果てました!! が... 
  運慶が回帰し、参考とした時代(奈良、平安初期)の、その圧倒的な量感とすごみを感じる密教の
  仏像群を目の当たりにし、いにしえの時代に思いをはせる一時も味わいました。 
  今回の展示では、各仏像が正面からだけでなく左右からも見れる展示が多く、特に「仏像曼荼羅」を体感する
  とした”東寺の代表的な仏像群”の展示では、個々に配置された仏像を全周から間近に見、巡れる様に
  なっていて
東寺(京都)でも味わえない仏像の観賞が出来、驚き・感嘆しました。 さすが国立博物館の企画・
  展示方法はすごい..と! (他の仏像展でも、こんな展示が出来たら(仏像が嫌がらない限り!)の思いです!!
  小像(6寸)の”不動明王”や”毘沙門天”を彫り終えたばかりなので、”なるほど、こんな風なのか!...”など、本物
  の像の数々を前に圧倒されながらも、色々参考にもなりました。
  像の中では、(美男で女性にも人気のある)”帝釈天騎象像”を、いつか”模刻”してみたい気になりました!!
  前回の金沢文庫での「運慶」展では期間限定で見れなかった”真如苑の「大日如来」”も見られて大満足!
  それにしても、”大!展覧会”は、興味ある展示を主体に巡っただけなのに、距離と人の多さもあり疲れます!!
 
14.運慶作「大日如来坐像」の模刻に挑戦 (H23.10初)
  急に秋の気配が濃くなり、朝夕は肌寒さも感じる程になりました。
  仏像彫刻。 新たに作った”回転式飾り台”に、完成した「毘沙門天」と、前・前々作の「不動明王」
 ・「菩薩半跏像」とを、三尊形式で飾り、これで一区切りがつきました。 
  次は、運慶作「大日如来坐像」(円成寺蔵・右写真))を、これまでより少し大きめの1尺の坐像で、
  模刻しようと思います。  この像は、運慶初期(20代前半?)の作品で、60代後半のジージ体が、
  どこまでその迫力などを模刻できるか?!(また”模刻まがい”に?!..)
  この像の蓮華座は、蓮弁を1枚1枚作り、蓮肉の周りに組付けた座で、これに挑戦するのも大き
  な目的のひとつです!! 何時ごろ完成するやら!(目標は今年一杯で、挑戦してみます!!)  
 
15.今年も地区の文化祭に出展しました!(H23.11初) 
  今年も地区の「公民館祭り」に”三尊像”を出展してみました。( ⇒右写真) 
  手を合わせて観賞してくださった方もおられたそうで有り難いことでした! 
  ただ、今年は、”刻字”サークルの方々が出展されず、ちょっと寂しい思いでした。
  その”刻字”(様々な大きさの木版に、篆(テン)書体による書を刻む)、昨年の”祭り”で刺激を受け、
  市が開催している「高齢者向け文化講座(1年単位で学ぶ入門講座)」の”刻字教室”に通ってい
  ます(月3回)。 来年3月の卒業発表会までには、仏教の教えに即した(仏像にも適した!?)
  「(吾唯)知足」を彫ってみたいと思っています。  
  (そして出来た作品は、右写真の鼠色の台部分にも飾れるかと!)
  その刻字での”書部分には金箔を貼ったり、背景の木地部分にはアクリル絵の具等で彩色したりする”影響で、先に
  作った”仏頭”が、余りに脂で黒ずんできてかわいそうにも思え、アクリル絵の具の”金”と”藍"色で彩色してみました。
  仏像教室では皆で”笑っちゃうしかない!”状態でしたが..!(良かったら”作品欄”内参照下さい) 
  
16.刻字で「吾知足」を彫りました!(H23.12初)
  前記No15内に記した刻字講座。 1年間の卒業制作用として「吾知足」(吾、足るを知る)を完成と
   させました。(大きさ、縦30cmx幅10cm、右写真)
  刻字講座では、先生に書いていただく ”篆(テン)書体” の文字を木板に写し取り、文字周り(地部)
  をノミ等で彫って文字部を浮き立たせてから”アクリル絵の具”等で彩色し、文字部には”かすれ”
  などを彫り込んで、金箔を貼って仕上げます。(*注記参照)。
  本「吾知足」は、講座での3作目ですが、やっと要領などもわかって来て、金箔貼りも前よりは上手く
  出来る様にはなりましたが...!
  本作では、”足”の字が、手を合わせ祈っている様で、先生の書が気に入っています!!
  (”自書自刻”が理想なのですが、”自書”など心得もなく!  で、”辞書!”と相成ります!!)
  この体験を基に、龍安寺の”つくばい(手水鉢)”風に、「吾唯足知」の共通字”口”を中心に、
  吾、唯、足、知の”口”を除いた字を時計周りに配したものを彫ってみようと思っています。
  (「吾唯知足」の意味等については、他のHPを参照いただければと思います)
  *注記(参考):”文字を浮き出させて表現する方法”は、「陽刻」”といい、他に”文字自体を彫リ、着色する方法”を「陰刻」といいます。

    
17.2012年 明けましておめでとうございます!
   
     明けましておめでとうございます! 
    今年の世の中、前向きにタツ!て、リュウいんを下げられる年になって欲しいものです!!
    歳のせいか、月日のタツのがとても速く、またたくまに一年が過ぎてしまう感じなのですが.
    ここに掲げた趣味も、少しでも充実させられればと思っています。            
    また、たまに本HPを覗いて頂ければ幸いです!!  平成二十四年 吉日 <(_ _)>
                         
  お健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。       (↑上記は、正月時、本HPTopに掲載した画面)
  早いもので、屋上の庭園鉄道は施設後まる6年となり、仏像彫刻は本年2月でまる4年が経過します。
  庭園鉄道は、屋上の防水シートが20年以上経過し、その張替えを住宅メーカーに強く推奨されており、またスチレン
  ボード製道床など傷みも目立ち始め.(そろそろ廃線・撤去..考えたくない!)、また「刻字講座」も3月で終了..
  その後どうする..! 本年は、趣味を進める上で考える事も多そうです!!(平和といえば平和な自分ですが..)
  とは云へ、本年3月には、3年に1度の仏像彫刻、刻字は1年間の卒業制作の、それぞれ「作品展」が開かれ、出展す
  るのが楽しみでも有ります!!
  本年は辰年! みなさま共々、雲を突き破り、運上!?の年になるといいなア〜..などと思っております!!
  
 
18.男性コーラスを聴いてきました!(H24.1末)
  知人の属する男性コーラス(ドッグウッド;H24.1現在:団員60余名、平均年齢76歳)のコンサートに行ってきました。
  私も学生の頃、声の大きさ!だけを買われ、一時 合唱団に属したことも有って、久しぶりに聴いてみたくなり、
  カミさんづれで行ってきたのですが..。 
  最高齢の90歳を超える男性二人組がテノールとバスで合唱した時は、思わず涙が滲む程の感動を覚えました。
  多くは70代、80代の男性が、張りのある声をあげ、皆とハーモニーをかもし出す!! 
  千人をゆうに超す観客、時に「ジージ!!」と幼い掛け声もかかる中で、かくしゃくと、時にひょうきんな振り付けで
  歌うシニア男性群のパワーに圧倒されっぱなしの...何とも素晴らしいひと時でした。  ここでの知人は年齢的
  には一番若い方でしたが、こんな世界もあるのだと!!  私も頑張らねば!の思いしきりでした!!     
 
19.文化講座の修了式で(H24.2中)
  市主催の「文化講座の修了式」が催されました。 受講した「刻字講座」も3月の作品展を残して終了です。
  同講座では、彫る上での未知の分野に触れましたが、更に、気の会う同世代の人とも出会え、楽しい時を送れ
  ました。 今後もOB仲間となり交流していきたいと思います。 
  修了式の記念講演「歩いて笑っていきいき人生」講師:トータルライフ研究所代表・山上克充)は楽しいものでした。 
  その中で、「高齢社会、みんなの願いは、”PPK”(ピンピンコロリ)!のためのアンチエイジング5ヶ条*」
 (その5ヶ条とは、第1条:腹八分 2条:くよくよしない 3条:よく笑う 4条:おしゃれを忘れない 5条:よく歩け)
  の第2条、終った事は切れ!、”マイッカ!、これでいいんだ!”でくよくよしない。 
  そして、”えちごせいか!”と声を出す(”!”の発声(筋肉)で笑顔に!)” というくだりが有りました。
  この”マイッカ!"は、私の挑戦姿勢(中の嶋田園鉄道内での”おっかなビックリ手をつけて、”マッイッカ(^^♪’”
  位で締めつつも...”)そのものであり?!、私は、”PPK”でイける!とニヤリとした次第です!!  ただし、後の
  4カ条が問題ですが..特に今、中性脂肪値、コレステローチ値が高い!と云われ、野菜中心の食生活に変えつつ有り
  ますが、どうしても下腹(内臓脂肪)が凹みません! これ以上は、毎日最低”早足で20分歩け”が課題のよう
  です!! (それにしても、脂肪は別の語!?に音が同じで、年を重ねるといやな文言になる様で..!!) 
追記:
 そう云えば、”おっかなビックリ”は疲れるので、これからは”ゆったりノンビリ”にしたんでしたッケ! ’マッイッカ(^^♪’
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20.作品展が終りました(H24.3中)
  開催日が一部重なった下記作品展、盛況の内に終了しました。               作品展にて
 ・「仏像彫刻作品展」(関東支部の教室合同で3年に一度開催
 ・「刻字のOB交流作品展」(市主催・文化講座の卒業作品展)

(私も挑戦したい帝釈天騎象像)
 共に、先生方や先輩諸氏の見事な作品に触れ、更に精進せねばの感慨しきり
 でしたが..  特に、仏像作品展では、訪れてくれた昔の知人が仏像につい
 ても 造詣が深い事を知り、私の方が困惑してしまう場面も...
 造形を深めるためにも...を考えさせられた作品展ともなりました。
  趣味の世界で、様々な人に出会い色々な想いや発見もあったこれまで。 ”作品展”を一区切りとしながら、これから
  もより楽しみ、励んでいきたいと思います。     
 
21.”金冠日食”見ました!!(H24.5.21)
  直前まで、雨がポツリポツリ。 テレビ中継の画像でしかダメかと諦め..思いきや! 午前7時
  30分頃より雲間に顔を出し! 見せてくれました!! (何とも、心憎い演出付きで!) やはり、
  実際に見れると”迫る感動”は違うものである事を実感!!

金冠日食:H24.5.21

皆既月食:H23.12.10
(皆既直前)
  1週間程前に”本の付録”に付いていたA5版大の日食用フィルターを見つけ、加工してメガネの他、 デジカメ
  でも撮れる準備をしていただけに”し甲斐”も有りました(⇒右上写真)。
  昨年12月には皆既月食(⇒右下写真)、今日は金冠日食!
  今後、私の歳ではもう見れない現象と聞くと、見れて良かったの思いもひとしおでした!!
  はやりの”宙ソラガール”ならぬ”宙ジージ”づいてしまいそう!(6月には金星の太陽面通過もあるそうナ)
  気に入って模刻しようとする仏像も、拝観し感動する事が大事かと..(いざ鎌倉へ!..京都・奈良は遠いなァ〜) 
 追記: 6月4日の「部分月食」、同 6日の「金星の太陽面通過」供に”厚い雲にさえぎられ...!?..”でした。
 追記2:ふたご座流星群が見れるとの事(12月13日夜)で、厚着で身を固め屋上で待機。 待つ事数分で”1つ目”を確認! その後、
  隣で奇声をあげる女房を尻目に(ムダであった)カメラ越しで見逃す事”数流星!” 寒さに耐えかね早々に部屋へ..でもマア〜良かった!
 
22.「貞慶(ジョウケイ)展」(於:県立・金沢文庫)に行ってきました!(H24.6末)  
  鎌倉前期の解脱上人貞慶ゆかりの品々を展示した特別展が開催されています(〜7月末)。
十一面観音

阿弥陀・弥勒・釈迦
(案内チラシより)
  仏像は、快慶作”阿弥陀如来立像"(東大寺蔵)をはじめ奈良・京都の名だたる寺・蔵で鎌倉
  期造像の13躯(全て重文)。 一堂に会した名像をゆっくり拝観し堪能出来た事に大感謝です。
  (金沢文庫の特別展の拝観料・60才以上は100円。  いつも申し訳なく思う程の内容です!)
  像の多くは、念持仏など8寸から1尺6寸(最大3尺)程の大きさで、親しみ易さも感じます。
  (数像は蓮華の下に雲の台座で、初めて見ました。写真集では中々蓮華の下まで見えない!)
  そして何より、多くが衣紋など、彫りは浅めで、流麗・優美に表現されている造像のすばらしさ
  を再認識しました。(比べ様もありませんが、私のは、知らずしらずに彫りが深めになっている)
  また、今回の展示で初めて出会った「釈迦如来坐像」(東大寺蔵。カヤ材で坐像1尺)に魅了
  されました。 お顔といい、衣紋の流れ・表現といい、カヤ材の艶やかな輝きといい、写真集で
  みる”菩薩半跏像”のカヤ材の肌合いを直に感じる像に.. 
  私もいつか”カヤ材”で彫ってみたい!そんな思いを強く抱きました。 
  今回の金沢文庫行き。  称名寺の住職(? 庭掃除をしていた人)に紹介された金沢港近くの
  「旧伊藤博文金沢別邸」(茅葺寄棟造り)を訪れ、当時の名だたる方々がくつろんだ客間で、
  ゆがみ(⇒趣)あるガラス越しに”松と海を眺めての一服の抹茶”を楽しんできました。 (写真→)
  (このガラスは、明治・大正頃のベルギー製だとか。 駐在した20数年前に、ほろ苦く思いをはせました!)
 
23.残暑お見舞い申し上げます! (H24.8末)
  この夏、残暑厳しい毎日が続いていますが、皆様は如何お過ごしでしょうか。 
  先日までの1週間程、孫2人(男・女)を受入れ雑魚寝。水族館に行ったり、屋上でプール・水遊び
  の毎日と楽しくも、厳しい日々を過ごしました。(もうヘトヘト!! 歳だなア〜..も実感)
  江ノ島の水族館。 今の水族館は、噂には聞いていたけれど”展示がすごい、楽しい!!” 巨大な”エイ”が、
  小型の”鮫”が、大小の”魚群”が巨大な水槽で供に遊泳。 かわいい”クラゲ”が小水槽を上下し...
  圧巻は、美女4人組の歌や踊りに合わせて、イルカが(ご褒美無しで)乱舞する”イルカショウ”(→右写真)。 
  帰りは片瀬海岸でチョット間,、波と戯れ! 1日を堪能しました!!(その分翌日が....)
  ”嵐”が去って一息ついて。 遅れに遅れている”大日如来の台座作り”に取り掛かった今日この頃です。
  それにしても、この残暑! 日中は何とか扇風機一つで頑張っていますが雨が欲しい..(10日以上降ってないとか)
  ”ツクツク法師”が鳴きだしました。 秋はもうそこまで来ているようです。 
 
 24.大日如来を完成としました!(H24.9末)
  暑い日が続いたこの夏、そして残暑。 ここ数日は雨模様で気温も低く、急激に秋の気配へ。
  大日如来。 やっと完成しました! 本欄No14.で着手を言ってからから何と1年!! 色々あったとはいへ..
  (本当に月日の経つのが早く感じられます。 ”昨年一杯で!”等と言わなければ良かった..) 
  その出来は!、本物とは比べようも有りませんが、今の実力比こんなものかナ〜(今回も’マッイッカ(^^♪’で締
  めくくり..!)。 それにしても、
  本作の5倍、ほぼ等身大の像をデビュー作として約一年をかけた運慶! これだけの像を多分一人で造像した
  その精力的な取組み、また条帛を矧ぎつけにする等造像上に色々試行錯誤も有ったようで、その妥協を許さな
  い姿勢にあらためて敬服の念を抱かされました。
  さて、次は何を..(運慶の若さにも圧倒されっぱなし!で疲れ..) しばらくは休憩してから考えようかと..。
 
25.京都へ行ってきました!(H24.11初)
  私の通う仏像彫刻教室の全国合同作品展(毎年、京都で開催)に、私も初めて”大日如来”で参加してみました。
  この作品展には、仏画や載金(キリガネ)教室の作品も展示され、合わせて400点以上。
  様々な形態の力作に大いなる刺激を受けました。 中でも、多数展示された本部や独立した仏所の仏師の方々、
  先生方の作品を”目の当たりにし”、その素晴らしさに魅了され、仏像彫刻の奥の深さにも圧倒されました。 
  そして寺院・美術館での拝観を含め、やはり仏像は実物を観なくては!を強く実感。  (↓写真:ほぼ準備整った会場の一角)
  (そんな中で、若い仏師さんに、私の作品への”身に余る”ご批評とご指導もいただき、有り難い思いの作品展ともなりました。
   また、一作を終え”虚脱感”に陥ってる場合では無いぞ!とも...”そうだ!京都、行こう(来年も)!” =JR東海CMに乗せられて=)
  会期中には、修学旅行以来の”京都”の、そして先生・同好の士と供に”若狭おばま”の 『寺・仏像巡り』。
  何もかもが新鮮でしたが、仏像彫刻をやる上での弱点?! 足腰がひ弱に!も実感(合間に歩け歩け!せねば..)
  の旅でもありました。 
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26.館蔵仏像名品選を観てきました!(H24.11末) (於;上野の東京国立博物館)
  東博140周年特集陳列(〜12月2日)での上記。 優品17躯が一堂に会し、大変見応えがありました。
  行くきっかけは、”東博・所蔵の5躯・他の『十二神将立像』が運慶作の可能性大”との新聞記事でした。
  掲載の写真では、これまでの十二神将のイメージとはかけ離れた像形で、これも運慶作?!と思ったのですが..。 
  実像は70〜80cmと小ぶりな像ではありましたが、その精緻な作り、迫りくる迫力には圧倒されました。 
 (運慶作云々は別にして)、何とも心に迫る魅力的で素晴らしい像の数々です。
 (そして、これこそが、慶派の革新的と評される"運慶”作の持つ魅力なのでは!との想いを新たにしました。)   No53に戻る
  また、全周から観れる展示の『菩薩立像』には惚れ惚れさせられ、その容姿・彫り様を含め、どれ程観ていても
  立ち去り難い程の感銘を受けました。
  その他、『愛染明王坐像』、『地蔵菩薩立像』、『文殊菩薩立像』、『阿弥陀如来立像』等など。 
  今回はどれも左右から後面までも観れる展示で、それぞれの魅力ある像をゆっくり拝観出来、何とも素晴らしい、
  興奮さめやらぬ一時を持てました。
   これら像は、東博所蔵なので、今後も通常展示で数体ずつ展示されるとの事。 また東博に行った時にはぜひ観たい。
     写真は”東博のHP(今回は、→館蔵仏像名品選→展示作品リストへ で。 他、画像検索からも)で見れます。 とは云へ...
  今回も、つくづく!!(写真では伝わらない)”本物の像を観る大切さ”を痛感されられた一時ともなりました!!
  上野の森は今、紅葉の真っ盛り。 「ツタンカーメン展」もやっていた中で、イチョウの黄色が鮮やかに目に沁みました。
  
27.敦煌・莫高窟(バッコウクツ)の話に魅せられました!(H24.12初)
  学生時代から仏像に興味を持ち、経典も原文で読み解く程の知人が、文化講座の先生・同好の士と供に”かの地”
  に行かれ、数ヶ月たった今も興奮覚めやらぬ思いとのことで、お話を伺いました。
  莫高窟の写真集を見るなり、未だに色あざやかに保存された塑像や壁画の数々に先ずびっくり。 そして、塑像
  からは、中国中古の時代から日本に伝わり、学んだ仏像の原点がそこにある様に、衝撃的な思いを受けました。
  壁画では、仏教や経典に因んだ題材が物語的に展開されたものも多く、更に現代の作家にも通ずる画風で描か
  れたものや装飾的な図案が有ったりと、その描く技量と多様さにも驚かされました。 
  私ですら写真集から衝撃を受けたのですから、造詣の深い知人が現地で目の当たりにした壁画等を思い出しながら、
  今も描かれたストーリーの展開を楽しんだり、知らぬストーリーを絵解きの如く経典にたどる等の日々を送っているとのお話
  に、興奮覚めやらぬ思いの一端を感じ入りながら、楽しい一時を過ごしました。
 
28.東京藝大・博士論文の発表会に行ってきました。 (H24.12下)
  研究テーマに魅かれ、「公開審査」との事なので同好の士と供に聞いてきました。   
  ・研究テーマ: (a)「湛慶作・雪渓寺毘沙門天立像の制作工程に関する研究」、 (湛慶は運慶の長男)
         (b)「円成寺大日如来坐像の造形工程の研究」       
 (坐像は運慶作)
  両テーマとも、現存する仏像の模刻を通して、同時代の造形手法や両仏師の試み・工夫などを類似仏像などとも
  比較しながら掘下げていく研究で、成る程!と納得させられる内容の大変興味深い発表でした。
  また、研究テーマの下、2年をかけて造像したという同寸大の”模刻の仏像”も素晴らしい出来栄えでした。
  経験の浅い私には知るべくもない”脚割り”(毘沙門天像で)や、条帛の”接ぎつけ”(大日如来像で)などの手法・工夫への研究では、
  私が小像で体験した苦労・疑問点を氷解させる手法を知った思いで、詳しい内容を聞く以前の”素人レベルの驚き”も味わいました。
  今後、私なりに仏像彫刻を続ける上で、色々な”造形上の背景なども探っていく面白さ”への大いなる刺激を貰った
  発表会ともなりました。
  論文の要旨を30分程の限られた時間で発表する「公開審査」。質問や関係第3者の講評、”口頭試問”も含まれて各1時間ほど。
  藝大の各部門で5日間に渡って実施されている何ともユニークな”開かれた審査
(これだけではないのでしょうが)”風景ではありました。
  上野の森は前回とうって変わって枯葉舞う寒々しい冬模様。 とはいえ、若々しい学生の発表に触れ、心温まる一時でした!! 
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29.2013年 明けましておめでとうございます!
    新年明けまして おめでとうございます。
    今年は少しは登り坂になり、その大地を這い上がって行けるよう!!  
    み!を引き締め、 み!を結ぶよう! 期待しつつ頑張りたいものです。
    それにしても年の経過が早く感じられ、ここに掲げた趣味も5〜7年経ちました。
    もう少し歳に見合った(円熟味のある)内容になればいいのですが..ムリ!ムーリ!
  お健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。                   (↑上記は、正月時、本HPTopに掲載した画面)
  昨年中は、特に仏像彫刻に関連して様々な事が有り、同好の士や先輩諸氏とも交流を深められて楽しい時を送れ
  ました。 今年は巳年! みなさまと同様に、更に満ち足りた年にしたいと思っております。
  このHPについてはそろそろ考え時かなぁ〜などとも感じておりますが、それはともかく、本年も、お付き合いのほど、
  よろしくお願いいたします!!
 
30.「日本刻字展」、東博・同資料館に行ってきました。 (H25.1中)
  前記15、16項に記した刻字。 その時の先生お二方(協会の審査会員、審査会員候補)も出展
  される「日本刻字展」(於・東京都美術館)に行ってきました。  全国からの入選作が展示され、
  様々に表現された刻字に圧倒されました。  私のやる仏像彫刻以上に、もっと各所の文化講座
  でも開講されれば、ファンは増大すると思われますのに..
  そして、同じ上野公園の”東博”で、「円空展」を観、常設展示館では、何と三十三間堂の「千手観音」3躯・他
  拝観出来ました。 この三像(院承・隆円・湛慶作)は、昨年京都・三十三間堂では”出張中”とあり、此処へであった
  かと! 此処での展示は、横からも拝観出来、像の三派による奥行の違いも”まざまざ”と見て取れ大満足!
  大変な幸運というか、”東博”のHPには情宣されておらず、残念に思われる方も多いのではと!(前にも、真如苑の
  ”大日如来”を「空海と密教美術展」の折、やはり常設展示館で拝観出来たことが有りました。前記13項)他の博物館
  などなら『特別展』として情宣される程の展示像の数々なだけに、もったいない!!  
    (追記;東博HP内に”情宣”が有りました(”展示→日本美術(本館)→1階ジャンル別展示→彫刻”内 (>_<)。 今後は気をつけよう!
  その後、リニューアルされた「東洋館」もちょっと覗き、大変な満足と幸運な1日でした。  
  また、同好の士に紹介された”東博の資料館”にも寄り、造像にも多いに役立つ”資料(前後左右4面写真付等)”
  が多数ある事が判り、興奮させられました。 今後多いに利用しようと思います。
 
31.増長天 完成としました! (H25.3.中)
  東大寺・戒壇堂の四天王像を模しての一像目として正月明けから取組んだ増長天。 四天の中でも、動きのある像
  に四苦八苦している内にもう3月も半ば、本当に月日の経つのが早く感じられます。 こんな調子では、四天を彫り上
  げるのに今年一杯は掛かりそう。 とは云へ、何時は彫ってみたいと思っていた像群ですから、じっくり取組んで行こう
  と思っています。それにしても四天を彫るなら、もう少し穏やかな像から始めれば良かったなぁ〜などと振り返りつつ、
  暫くは休憩!! 例年にも増して早い桜の開花を先ずは愛でたい心境です!!
  
32.持国天の完成! (H25.4末) そして『二天王』として
  四天王。 一像を終えるともう一像は欲しくなり。 で、早咲きの桜は遠目に愛で、早々に持国天に取り組みました。
  反省期間が短かった分、同じ過ち?を繰り返しながらも多少は習熟し、これまでにない短期間での完成(としました)。
  一応揃った ”二天王”。 何はともあれ!?、暫くはこれらを愛でながら今度こそ休憩しようか(必要か)と!!  
  そう云えばこの陽気! 荒れたまま芝桜もライラックも咲き終えた屋上! 次のバラのためにも手入れしよう!!
 
33.四天王の完成! 一方.. (H25.10中) 
  つい ”二天王” に満足(知足!)し、暫く休憩。 が、毎年11月・京都での「作品展」も迫り、7月末より再開。
  置き台を須弥壇風に整えて何とか完成へ。  それにしても、この夏の異常な暑さの中では”汗!無量”でした。
  時に”護国”を主眼に祀られた四天王も、この頃の異常気象・取り巻く環境の厳しさには、手を焼いているのでは! 
  せめて新造なったこの”四天王様”には、”我が家だけ!”はお守りいただこうかと...。   との思いも束の間、 
  またまた、許されざる”知足!”が有りました。 屋上の防水シートの張り替えを”来春”にする事に! 
  施工では、今そこにある 危機?⇒”庭園鉄道や花壇を一度排除せねばならず!” 。  で、ここ数年の住宅メーカーの
  薦めを ”邪鬼扱いで先延ばし” してきましたが。 もはや限界、”四天王様”とて手に負えぬかと。
  その後の再施設は!。 ”歳(⇒体力・気力)”を考えると...。 来年は”気の重い年”になりそうです。
  ’マッイッカ(^^♪’ ’マッイッカ(>_<)!’ ’マッ!イッカ (x_x)↓ ’ 歳との勘案は先延しへ...。(元37項へ戻る
 
34.「興福寺仏頭展」・他に行って来ました。 (H25.10末)
  東京芸大美術館での「興福寺仏頭展」と東博での「仏像展」に同好の士と共に行って来ました。
  「仏頭展」では、その展示方法や採光の素晴らしさもあって、展示像がより生き生きと迫ってくる様
  に圧倒されました。 特に、
  「板彫十二神将像」(平安・11世紀:国宝)は、たった3cm厚の板に、彫りの深さに応じて生じる”影”を
  も念頭に、観る者に立体感を増させる仏師の目論み、彫り様に感心しました。
  「木造十二神将像(鎌倉・13世紀;国宝)は、程よい大きさで迫力ある各像、特に”波夷羅大将”の刀
  を今にも抜かんとハスに構えた像には圧倒されました。 この像は、この後訪れた東博での展示像
  −運慶作の可能性大とされる同様に構えた像−を超えていると感じました。
  (これら十二神将、運慶以後の慶派の作でありながら、なんで玉眼にしなかったのだろうかとの疑問も湧いてきましたが..。)
  それにしても迫力・躍動感をこれ程までに表現できる古の仏師とはどんな人々であったのだろうか...
  雨降りしきり、肌寒い日では有りましたが、上野の森のこの2館での展示に心踊らされた1日でした。
              元(48.京都−奈良へ)に戻る      元(45.波夷羅大将に挑戦)に戻る
 
35.京都・奈良へ行ってきました。 (H25.11.初)
  前記25.から早や1年。 今年も出来たばかりの”四天王”を携えて京都での”教室合同作品展”に行き、引続きで
  奈良の寺院・仏像巡りをしてきました。  
  ”作品展”は第50回(年)目を迎え、例年にも増して500点を優に越す力作が展示され盛況の内に終了しました。
  会期中や後日の”寺院・仏像巡り”では、同好の士や知人と共に、3日で14もの寺を巡り、本の写真でしか拝めな
  かった名仏像に次々とご対面・拝観でき、大感激の連続でした。   
  それにしても、山門をくぐりお寺の雰囲気や伽藍の様子を味わいながらの拝観は良いものと実感。 まだまだ現地で
  観てみたい仏像への憧れの気持ちも湧きあがり、今後への楽しみに。 その時は、今少し観たい寺院や仏像を絞っ
  て、ゆっくり拝観しようとの思いを胸に両”古都”を後にしました。
  (そう云えば、手本とした仏像の”あそこは、ここは”のチェックは本物の像の荘厳さを前に忘れorどうでもよくなり..後日(-_-メ)?)
  来年も仏像作り頑張るぞ〜! そして”そうだ!京都・奈良、行こう来年も!”の思いに駆られるここ数日です。
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