※ 1ユーロ=約115円(2010年7月当時) ※
【6日目午後】
再度エッフェル塔へ 13時半過ぎにはシャルトルからモンパルナスに帰着。メトロに乗り換えて昨日の朝と同じルートで再びエッフェル塔へ。前日は休みだった南塔の郵便局から絵はがきを出すのが目的。
郵便局といっても係員はおらず、自販機で郵便物の種類や宛先を選択して切手を買うのだが、英語表示にしても「ABROAD」と「OVERSEAS」があってどっちを選べばいいかわからなかったりと悪戦苦闘(他の観光客の皆さんも入れ替わり立ち替わり苦戦していた (^^;)。 それでもいろいろ試しているうちにモンサンミッシェルの郵便局から絵はがきを出したときと同じ0.87ユーロの選択肢にたどり着いてなんとか購入できた。
自販機から出てきたシール状の切手を貼って投函口に投入(モンサンミッシェルと違って今度は局内の投函口でOK)したところ、ちゃんと「PARIS TOUR EIFFEL」とエッフェル塔模様(左写真ではよく見えないけど)の消印が押されてわずか数日で日本に届いたとのこと。昨日はエッフェル塔に上りはしたけれど、近すぎて全景を見れていなかったので、セーヌ川に掛かるイエナ橋を渡って対岸のシャイヨー宮へ。 ここのテラスはエッフェル塔全体を真正面に見ることができる絶景ポイント(右写真)。
ちなみにここは視界を遮るものもないが、日射しを遮るものもなくて非常に暑かった。ので、写真を撮り終えたらそそくさとメトロのトロカデロ駅に撤収。
オランジュリー美術館 メトロを乗り継いでコンコルド駅で下車し、モネの「睡蓮」で有名なオランジュリー美術館へ。
その前にマリー・アントワネットも処刑されたというコンコルド広場(右写真)をチラ見。中央に建っているのはエジプトから贈られたルクソール神殿のオベリスク。チュイルリー公園の片隅にあるオランジュリー美術館はパリミュージアムパス利用可能で、入場の列も一般客と分かれているのだが、中に入るときになぜか1.5ユーロを徴収された。 ミュージアムパスがあるのにWHY?と不思議に思ったが、どうやらこの時期に開催されていた企画展の分の追加代金だったらしい(企画展は見ないから追加代金は払いません、という選択はできなかったと思う、多分)。 オランジュリー美術館にわざわざ企画展を見に来る観光客なんていないだろ!(-_-# と美術館の企画展商法?に内心かなり憤慨しながら入場した。
腹立ちを抑えつつ、まずは地下階に展示されているルノワール、セザンヌ、ローランサンなどの絵を鑑賞してウォーミングアップ。 ウォーミングアップといっても、実はオランジュリー美術館のフランス印象派の絵画はオルセー美術館に次ぐ充実ぶりということで、なかなか見応えアリ。
そしていよいよ「睡蓮」の連作を展示するためだけに造られている地上階へ。天井から自然光が降り注ぐ楕円形の展示室2室に、巻物のように(?)横長の睡蓮の絵が4枚ずつあるだけだが、 東側の部屋には朝の光で鑑賞すべき作品、西側の部屋には夕方の光で鑑賞すべき作品、とちゃんと分けて展示されているらしい。奥が深いわ~(見ていてそこまでは気づきませんでした…)。
まあ、そこまで深く考えずとも、部屋中央のベンチに腰掛けて四方を見回すと、さまざまな表情の「睡蓮」が楽しめます。以下にそのうちの3つ(部分)を。
「睡蓮~緑の反映」
「睡蓮~朝」
「睡蓮~朝、柳」
ルーブル美術館 今回のツアーはルーブル美術館を休館日に貸し切って鑑賞!というのがキモなわけだが、時間も見れるエリアも限定されているのがネック。 そこで前日のこの日、明日見れないエリアだけ覗いておくことにした。
メトロ4号線でコンコルド駅からパレロワイヤルミュゼドュルーブル駅に移動。 地下鉄出口からはカルーゼルデュルーブルというショッピングエリアを通って直接館内に入れます。パリミュージアムパス利用可能。半地下階からルーブルに入って来てまず目に付くのが例の『ダヴィンチコード』で有名になった逆さピラミッド(左写真)。 次から次へと観光客が記念写真を撮るので順番待ち状態(一方、館内への入場は、もう午後遅い時間だったので待ち行列ゼロ)。 逆さピラミッドの下に一体何があるのか?…は『ダヴィンチコード』をお読みください(注:あの作品はフィクションです (^^)。
明日見学できるのはドノン翼とシュリー翼の1・2階ということが事前にわかっていたので、それ以外の絵を見るべくエスカレータで3階へ。 リシュリュー翼にあるフェルメール「レースを編む女」(中央写真、思っていた以上にサイズが小さい)や、シュリー翼にあるアングル「トルコ風呂」(右写真)などを鑑賞。 ルーブル美術館は元が宮殿なので1部屋1部屋が大きく、建物も広くて、3階を見て回るだけでもかなりの運動量(?)でした。まあ、他のフロアは明日のお楽しみということで。
そして、明日が休館日ということは当然ミュージアムショップは閉まっているので(ガイドブックだけはHISの人たちが代行販売することになっていた)、この日のうちにグッズも購入(詳しくはあれこれ編にて)。その後、ルーブルの近くにあるジェローム・グリュエというトートバッグが有名なお店を目指して行ったのだが、見事に夏期休暇中だった…orz。 ガイドブックに載っていた2009年の夏期休暇が8月だったので、今年もそんな感じかと油断していました。くぅ。
仕方ないので日本語OKのネットカフェに移動して掲示板にカキコ(これまた詳細はあれこれ編にて)した後、いったんホテルに戻って休憩。
バトー・パリジャンでセーヌ川ナイトクルーズ ここまでフリータイムはオルセー美術館で偶然ツアーメンバーと遭遇してお昼をご一緒した以外は単独行動をしていた女王様1号であるが、この夜はツアーの1人参加仲間4人でバトー・パリジャンというセーヌ川クルーズに参加することになっていた。
20時半にエッフェル塔そばのイエナ橋のクルーズ船乗り場に集合。それからどこかその辺で軽く食事して、遅くとも22時発くらいの便には乗れるだろう!と思っていたのだが…。
まず食事できそうなところがほとんど見あたらない! 遠くまで行くのも面倒なので、ボリボリ価格だろうなーと思いながらもセーヌ川に浮かぶ船上ビストロへ。 そしてこの店、待てど暮らせど注文した料理が出てこない! 全員の料理が出てきたのは1時間以上経ってからですよ (-_-#。 ボーっと待ってる間に2回もエッフェル塔のシャンパンフラッシュ(毎正時にライトアップが点滅。左写真の上にマウスを乗せてみてください。これはクルーズに乗船してから撮ったものなのでちょっと動いてるけど)見ちゃったよ。 出てきた料理(右写真のクスクス&チキン&ポテト)自体は美味しかったけど。
ディナー付きではないバトー・パリジャンでナイトクルーズを楽しもうと思ってる方は、他のところで食事を済ませてから乗ることを強くオススメいたします。または先に乗ってから食事するか。そんなわけで、危うく食事だけしてクルーズの最終便に間に合わないというおマヌケな状況に陥るところだったが、なんとか23時発の最終便に滑り込みセーフ (ホームページには夏期は最終22:30と書いてあったのだがなぜか23時発があった。ホームページ通りだったらマジで乗れてなかったかも。お会計もモタモタしていたし)。 料金は11ユーロらしいが、女王様1号はパリミュージアムパスを事前購入したサイトで800円で購入していた。
さすがに乗客は多くないので眺めの良い前方の席を確保。屋根が付いているので多少天気が悪くても安心。備え付けの音声ガイドで日本語を選択してスタンバイ。 …しかしこの音声ガイド、てっきりこれから船がくぐっていく橋や周囲の歴史的建物などについて解説してくれるのかと思いきや、そういう面ではイマイチ。 「イブ・モンタンのシャンソン流れるパリはまさに恋人たちの街」とかなんとか言ってたし(正確な言い回しではないが)。
船はセーヌ川の左岸沿いに上流へ向かい、オルセー美術館やノートルダム大聖堂の脇を通って、サン・ルイ島を回ってUターン。 今度はルーブル美術館やオランジュリー美術館を見ながら右岸沿いに下流へ。中州に建つ自由の女神のところまでは行かずに手前で再度Uターンして船着き場に戻り、終了。 所要約1時間。終わったらもう真夜中だったので、メトロは避けてタクシーでホテルまで戻りました(詳しくは乗り物編にて)。ナイトクルーズの感想はというと、最初のうちは写真をバシバシ撮ったり、音声ガイドが頼りにならないので印刷して持参していたバトー・ムッシュ(もう1つの有名なセーヌ川クルーズ)HPの「パリ 橋ものがたり」を見ながら橋を確認していたのだが、 やはり1日中歩き回った後&時間の遅さもあって、後半からは夢心地(比喩的な意味ではなく)に。
下写真は左からアレクサンドル3世橋、イエナ橋、シャンジュ橋 or サン・ミッシェル橋(どちらの橋にもナポレオンの「N」が付いているのでこの写真からは判断できず (^^;)。
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