1999年8月
31(火)
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」は、25日の電話で彼女がみたいと言っていた映画です。
「パン焼き器」という単語に、KUWAKOさん(晒し餡)へのリンクはろうかと思ったり。
山手線、あと2駅というところで信号故障で止まる。内回りでトコトコ行っているうちにきっと復活してしまうだろうし、地下鉄もやっぱり面倒なので、ドアに寄りかかったまま待つ。本を読んでたら眠くなってしまって、あやうく落としそうになる。昔、吊革につかまって本を読んでいて、見事に落としたことあり。帰りの電車でも気付いたら眠ってた。寝言を言ってたような気がして怖い。
「引っ越しましたハガキ」の返信ついでに、もう1枚ハガキを書く。電話1本すればすぐにすむ用事なんだよなあ、と思いながら、そこは電話嫌いの私、好きなグレーのペンでのんびり字を書く。郵便と電話が違うのは、伝達方法と、発信してから届くまでの時間の長さ。相手にハガキが届く時、それを書いたのは数日前の私なんだよーっていうのは、やっぱりちょっと面白い。星みたいだね。
旅行計画中。円高だけども海外ではなく…。それにつけても飛行機乗りたし。
30(月)
萩尾望都『トーマの心臓』(小学館文庫)を読み終わる。胸がいっぱいです。気が付くと息を詰めて読んでた。パンパンに張った風船にでもなったような気分です。ちょっとの刺激で感情がどーっと出てきそう。でも、それはとても混沌としてる。読み終わってしばらくボーッとしてたのが、まだ続いています。
29(日)
11時すぎにだらだらっと起き出し、気が向いたので、おもむろに大掃除に取りかかる。ただの掃除じゃない、おおそうじ。いらないものを捨てる、移動する。着ない服を思い切って捨てることにし、いらない紙類をばさばさ捨てる。あー、ものを捨てるって気持ちがいい。起きてから結局なんにも食べずに、牛乳飲んだりして夕方までおおそうじしてた。体重が減ってたりして〜と思って計ったら、本当に減ってた。1kg。食べなかったのと、冷房なしで汗をだらだら流しながらやっていたからだと思う。
夕方、いきなり痛そうな大雨が降ってきて、あわてて窓を閉める。なんだこれー、絶対私がそうじをしたせいだ、と確信する。
7時から、辰吉のボクシングをみる。うわーうわーと叫びながらも、TVを消せずにみてしまう。みてらんないっと叫びながらも、やっぱりみてしまう。3Rなんかは、もうどうしようかというくらいドキドキして、涙が出そうになっちゃったよ。あんなにやられてんのに気迫で追いつめちゃうところがすごくって。
「フィギュアスケートのジャンプを見分けよう」→ http://www.venus.dti.ne.jp/~nagaya/figure/index.html というページを見つけました。
28(土)
「次、サルコウ」とか「トウループ」とか言われれば、それを(練習)することはできても、例えば、TVの大会などでやっているジャンプの見分けがつかないのだ〜。新しいの教わって、「これは○○」と言われても、その時は「ふーん」と思って、すぐに忘れる。紙とペンを持って練習するわけじゃないので、「これってなんでしたっけ?」と聞かないと、覚えられない。あるいは、覚える意志がない。練習の好きなのと、嫌いなのはある。前者がジャンプ類。後者はスピン。違いは結局、気持ちいいか、あまり気持ち良くないか、かな?
スケート行ったらティーヌンで食べるのが当たり前になってしまった。"ヒップホップダンサー"と、「辛いよ〜、でもおいしいよ〜」と、涙や鼻が出そうになりながら食べている。
フェイ・ケラーマン『堕ちた預言者』(創元推理文庫)を途中まで読んでいたので、それを鞄に入れるつもりが、持って出たのは、赤川次郎『ふたり』(新潮文庫)。裏表紙のあらすじを読んで買ったくせに、「こんな題材まずいよ…(ツボすぎる!)」と思う。でも、読んじゃう。行き帰りの電車+αで終わってしまいました。
27(金)
飲むものがなければ梅酒か牛乳、っておかしな言い方。
にやさんへ私信。『汚れた血』の日本語字幕は、やっぱり松浦寿輝でした。この人は(職業としての)詩人ですよね。だから、ああいう字幕になったのかーという気もする。
『ポーラ X』の特典ビデオは、予告編が2種類とカンヌ映画祭のときの記者会見の抜粋。予告をみても、内容はわからずじまい、です。記者会見は短かかったけれど、『ポーラ X』の意味がわかりました。
昨日、シネマライズでくれたチラシを見てみると、H.メルヴィル『ピエール』(1852)の映画化とのこと。"発表当時はあまりに背徳的で虚無的な内容のため失敗作ときめつけられ、「メルヴィル発狂す」と報じた新聞まであった問題作だ"とある。『メルヴィル全集』第9巻(国書刊行会,1981)で読めます、多分。
間のびしたような1日が過ぎてった。
26(木)
今日と明日は休み。
『犬を使う女』@Bunkamura シアターコクーンをみるために、渋谷で待ち合わせをする。この場所まで一人で歩いていかなくてはならないなんて! しかし、せっかく行くのだからと、『ポーラ X』の前売をシネマライズで買った(先着3,000名にもらえるビデオが目当てです)。でも、ビデオには、限定5,000本って書いてある。
『犬を使う女』の出演者は、ともさかりえ、羽場裕一、宮藤官九郎、京晋佑、山崎銀之丞などなど。宮藤官九郎は、劇団大人計画(松尾スズキ主宰)の人で、『グループ魂』というバンドのメンバーの一人のようだ、やっとわかった。この人が劇中、台本なしで動かなくちゃいけない場面があるんだけど、おっもしろかったなぁ。2時間半は、話の流れがいまいちつかめず、という状態でしたが、立見もでる盛況ぶりでした。ともさかりえのこと、見直しました。つかこうへいのお芝居は2度目なんですが、「こういうのが、特徴なのかなー」というのを感じる時があって、それが楽しかった。
蜷川幸雄演出で『唐版 滝の白糸』を2000年1/7-26の日程で、Bunkamuraシアターコクーンでやるようです。富司淳子、藤原竜也、西岡徳馬ほかの出演。10/31前売開始。
梅酒の減りが早い。酒飲みじゃないんだけどなあ。でも、ソーダで割るとまるでジュースなので、つい。飲むものがなければ、梅酒か牛乳です。極端に。
25(水)
Mneさんからの情報。現在発売中の、「an・an」8/27号(マガジンハウス)、インテリア特集なのですが、見開きでエリック・コットのスタジオ公開、遊びに来ていたサム・リーとスティーヴン・フォンの写真が載っているという。映画評が吉野朔実による『ポーラ
X』。
中身も見ずに買った。それを会社に忘れてきた。
もひとつ教えてもらったのが、松尾スズキの日記「酔って書かない夜はない」→ http://www9.big.or.jp/~otona/matsuo.htm 本よりずいぶんまともな感じです。
『ボーイ・ミーツ・ガール』のビデオ、相変わらずあいてない。あきらめて、『汚れた血』を借りてきた。確かに、映像が美しかったです。構図も素敵だと思った。セリフが詩のようだった…。ジュリエット・ビノシュもドニ・ラヴァンも、きれいなんだかきれいじゃないんだか、かっこいいんだかかっこよくないんだか、良くわからない。そういう俳優さんや女優さんには、妙に目を奪われる、いつも。
見終わってすぐ、絶妙なタイミングで電話が鳴る。9日の彼女から。ああ、やっと連絡が取れた。あの後電話したけど、つかまらなかったので、「○時以降ならつかまると思うので電話して下さい」とハガキを出したのです。のんきな2人。
彼女とは近づきすぎるとうまくいかない関係です。物理的距離が離れて、一緒にいる機会が少なくなってから、ちゃんと付き合えるようになった。
24(火)
ガラガラにすいて、ほどよく冷房が効いた電車(家に向かっている)の中、本を読みながら視点がだんだん定まらなくなってきて、次に気付いた時は目が覚めた時。気持ちが良くって幸せです。何もせずにいて眠りに落ちるより幸せに感じるのは、眠るまでの間、現実に対してぼーっといるのではなく、文字を読んで現実に能動的に関わってるつもりなのに眠りに引き込まれてしまうからです。意識して聴いているなら、音楽でもいい。現実と眠りを分けようとしているぶん、境目が見えそうになって、それがいいのです。
この場合、本が進んでないほうが幸せに感じる。眠ってる時間が長いからか…。
石井明『落語を楽しもう』(岩波ジュニア新書)を読み終わった。「落語のききかた・楽しみかた」というより、「落語の歴史」に重点か。内容は細部にわたる。中西純『エイジアン・デザート』(スリーエーネットワーク)、かれこれ1週間以上、ほとんど毎日手にとっては、買おうかどうしようか迷っている。一度読んだら終わりかもしれないけど、イラストに惹かれるし、おいしそうだし、むー。今日も一度見て、少し他のところを見てまた戻って見て、一度は決意したのにやっぱりやめた。来月まで引きずりそう。今回なぜこんなに慎重なんだろう。
自分の書きたいことは書いて、自分が読みたくないようなことは書かない。
これでも少しウツです。←ではこれは?
23(月)
買ったのは、フェイ・ケラーマン『堕ちた預言者』(創元推理文庫)と、「Oh!
X '99 夏号」。
松尾スズキ『大人失格』(マガジンハウス)は読み終わった。
22(日)
トルコに行った夢を見た。そこに着いた時に「前にも来たことある」って夢の中で思った。遺跡で有名なところみたいで、いろいろなところから来た研究者が、近くに住んでいるようだ。住居地図のようなのを見た。
スケートは、案外体力を使います。終わった後、ぐったりします。おまけに、寒いところにいてあまり汗をかかないので、爽快感がないのです。寒いところから、夏の暑い日差しの中に出ても、毛穴が閉じているからか、汗が出ません。ペタッと水蒸気がつく感じです。内部はすごく冷えているのに、外に水滴。まるで、解凍中の冷凍イカにでもなった気分です(良く知らないけど)。寝苦しい夜に氷かと思って冷凍庫から出した”氷”を抱いて寝ていたら、朝起きたらイカになってたという話を最近聞きました。冷凍庫から出したのは、冷凍イカだったというオチ。ほんとかどうか知らない。
TVガイドを眺めていたら、「母娘の結婚作戦! おムコさんが欲しい」っていうのがあった。気持ちの流れとしては、「好きな人ができる」→「つきあう」→「一緒にいたいと思う」など→「結婚を決める」と、私は思ってるので、初めに「結婚したい」という気持ちが来るのが、良くわからないです。その場合って、「跡取りが欲しい」とか「孫の顔を見せてやりたい」とか「世間体」とかいう、「結婚したらついてくる(かもしれない)こと」を、まずは望んでいるってことなんでしょうか。いろいろ事情はあるんでしょうけど。
「結婚したい」よりは、「好きな人が欲しい」のほうがまだわかる。それでも、「好きな人が欲しい」なんて思ってて恋に落ちたことはないなあ、と思う。
「どこでもいっしょ」、”はるさめ”が戻ってきて数日経ったが、迷った挙げ句、「やっぱり人間になるニャ〜」と旅がらすになってしまった。結局、長くても半月しか遊べないのか? 他の種類(動物)をチェックしたけど、どれもかわいくない。コギャルみたいのや、いなかっぺ大将みたいなの、小理屈ロボットなどなど。ネコが一番素直でかわいい。
「ひえピタ」っていい。
21(土)
太陽にやられました。頭痛い。スケート行って、ティーヌンで食べて(今回は、鶏のひき肉の辛味風味をのせたごはん。美味!!)、すぐに帰ってのんびりしてた。
松尾スズキ『大人失格』を読んでますが、気を付けてないと口元がゆるみそうなところも多く、困る。
20(金)
いつもより、風を涼しく感じた。
電車の中で隣の人が読んでいたのは、トルコ語の勉強本だった。旅行に行くのかしらん。//こんなことを無意識に書いてから、トルコでの大地震のことを思い出したという、非常識きわまりない発言。無意識とはいえ(8/23)。
西岡文彦『私だけがいえる簡単すぎる名画鑑賞術』(講談社)を読み終わる。「こういう評価をされて、こういう理由で、こういうところがすごいんだよ」っていうのが、わかりやすく、押し付けがましくなく、書かれていました。自分が全然知らない分野の話の中で、「なるほど、面白い、刺激的だ」と思えるところがあると、得した気分で嬉しい。この中で紹介されていた、本江邦夫『○△□の美しさって何?』(ポプラ社)と、結城昌子『 ピカソの絵本―あっちむいてホイッ!』(小学館・小学館あーとぶっくというシリーズのようです)も読んでみたくなりました。
次は、石井明『落語を楽しもう』(岩波ジュニア新書)か、松尾スズキ『大人失格』(マガジンハウス。最近光文社文庫に入りました)。どっちも、ちょこっとだけ読み始め、あとは明日出かける時の気分次第です。
永昌源の杏露酒を買う。あんずのお酒です。アルコール度は14度なんですねえ。たまらなくおいしいです。
福耳『星のかけらを探しに行こう』とSMAPのアルバム#012の曲が断片的にぐるぐる頭の中を回る。杏子さんって変わらないなあ。コンタって今、なにをしているんでしょう。バービーボーイズは、『3rd BREAK』だけ持ってます、LPで(過渡期でした)。しかし、まさか自分がSMAPのアルバムにはまるとは思わなかった。別冊宝島の『音楽誌が書かない「Jポップ」批評』(文庫化してたはず)のSMAPのところを読んでから気になって買ったのですが。
19(木)
高校野球第二試合、ちょうどお昼時に8回をやっていた。その時は2-0で柏陵が勝ってたからドキドキ期待してたんだけど、結局負けちゃいました。
新潮文庫の100冊 '99。あのストラップ目当てで、4冊を買う。すごく困った結果。赤川次郎『ふたり』/池波正太郎『剣客商売』/スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』/松本清張『点と線』
今秋、渋谷・シネマライズでレオス・カラックスの『ポーラ X』が上映される。作品をなーんもみたことがない私も、ポスターに惹かれてみてみたくなった。となれば、3部作もみたほうが良いんだろうと思ってたら、ユーロスペースで3つともやります。以下の日程で。
09/11-09/24 『ポンヌフの恋人』
09/25-10/08 『汚れた血』
10/09-10/22 『ボーイ・ミーツ・ガール』
『ポンヌフの恋人』だけは映画館でみて、あとはビデオにしようと思う。今日TSUTAYAに寄ってみたら、『汚れた血』が数本残っている以外、全部貸し出し中。どうせなら一番最初のからみたいので、またにする。
『ヴァーチャル・シャドー』は、チラシを見てしまうと「なんかつまらなそー」に思える。VCDで既にみてしまったMneさんによると、「ビデオで充分かも」らしいので、オールナイトともども、みに行くのはやめにする。『ヒーロー・ネバー・ダイ』だけにします。彼女によると、「『バッファロー'66』は、今年みた中でベスト3には絶対入る」そうです。
18(水)
「どこでもいっしょ」、10日経ち、いなくなりそうなセリフを何度も言われて、結局「人間になるニャ」と一度出て行かれる。エンディングが流れた後、戻ってきたニャ〜。
篠原一『天国の扉』(河出書房新社)を読み終わる。面白かったのかつまらなかったのか、自分でも良くわかってない。イメージの羅列。こういうふうに感想を書くのを難しく感じると、評価もできないから、他のを読んでみようと思ってしまう。
SMAP#012を聴く。特にしっくりくる曲あり。「Duo」。
17(火)
「BRUTUS」#439・9/1号(マガジンハウス)。表題:「盗まれた名画を探せ!」。「私はクリス・ロバーツ、スコットランド・ヤードの囮捜査官。被害総額130億円、アイルランドのベイツ邸から盗まれたフェルメールの名画を、いかにして奪還したかを教えよう。」物語のようなほんとの話。刺激的なので買う。///『The
General』(ジョン・ブアマン監督)?
トルコのイズミットで大地震。柏陵はどこと対戦? 北北海道?
メモ(どれを買おう)。
松尾スズキ『大人失格』(光文社文庫)
赤瀬川原平『赤瀬川原平の名画読本』(光文社)
同上『日本にある世界の名画入門』(同上)
丹羽敏雄『数学は世界を解明できるか』(中公新書)
西岡文彦『私だけがいえる簡単すぎる名画鑑賞術』(講談社)
『巨匠に教わる絵画の見方』(視覚デザイン研究所)
中西純『エイジアン・デザート』(スリーエーネットワーク)
16(月)
萩尾望都『11人いる!』(小学館・萩尾望都作品集#13)を読んだ。宇宙船に乗り込んだのは10人のはず、なのに、11人いる、いったい11人目は誰?
せっかく11人も登場人物を出すんだったら、いろいろな役割を与えたらもっと面白かったのに。主人公格以外の印象が、薄い。話は面白いけど。同時に入っていた「精霊狩り」「ドアの中のわたしの息子」「みんなでお茶を」のシリーズも楽しめました。「異質なるもの」がわりあい明るく描かれているので、後味悪くないし。
遊びに来た姪に、マトリョーシカを目ざとくみつけられ、何回も開けるよう要求される。大人が開けても面白いものね、これ。「もうこれで終わり」と言っても、もちろん「あけてよ〜」と言う。妹が「ママとの約束が守れないなら帰ろう」って言うと「やだよう、やだよう、うわーん」と泣く。ときどき、助けを求めるようにちらっと私を見る。私はへらへら笑って眺めてるけど、毎日だったら大変だろうなあ。
15(日)
夜、借りてきた『ムトゥ』をみる。こちらのほうが、物語に起伏があって、大人っぽい感じがする。でも、私は昨日みた『アルナーチャラム』のほうが好きです。ダンスも歌も楽しかったし、ヒロインの女優さんも好きだし。昨日、下手なアクションって書いたのは、取り消します。下手なアクションじゃなくて、うーん、うますぎるアクションです。「そんなにうまくいくか〜」っていう意味での。
鈴木雅子『フィメールの逸話』(集英社・セブンティーンコミックス)を読む。設定が、『1999年の夏休み』を、もろに思い出させる。で、薫/悠の気持ちを中心に描いたような感じですね。ラストが〜、納得いかないよ〜。かなりショックだ。正しいといえば正しいんだろうけど、でも、どうしようもないせつなさが残る。
14(土)
休日出勤。かわりに月曜日を休みにした。
映画『アルナーチャラム』の初日。テアトル新宿に、みに行く。7:30p.m.からの回、並んでいる時は随分混んでいるように思えましたが、着席してみたら空席もありました。2時間46分の長丁場。途中に2,3分の休憩あり。
『ムトゥ』は、ついに映画館ではみられなかったのですが、両方みた人はどちらが面白いと感じるんだろう。それにしても、てんこもりな内容だったなあ。バッキバキの勧善懲悪、脈絡のないダンスダンス!(時には妄想ダンス?)、下手なアクション、お気楽さ加減がたまらない。そして、考えもしない発想。物語の流れはすごく素直なんだけど、なんていうか映像的に新鮮なんだなあ。しっかし、スーパースターが傷ひとつ負わないで完璧に強いっていうのは、いい。安心してみていられる。楽ちん。これこそ超娯楽映画だっ。
で、2回みた人には、うちわ、10回みた人には生写真?、30回みた人には福袋?、そして100回みた人には、インド招待! 最多リピーターには、映画館に飾ってあった像を贈呈、という、ものすごい企画してました…。アナウンスに、やんややんやの拍手〜。
TSUTAYAで『ムトゥ』借りちゃった。でも、みる前からなんだけど、映画館でみたほうが面白いのかもしれないとも感じてる、やっぱり。
電車の中で、傘を吊革にひっかけ、自分は席に座って囲碁の本を読んでいるおじいさん。そして、ノートにその棋譜(というんだろうか)を書き写している。手には定規と赤ペン。すごいすごい、勉強してるんだっ。囲碁にはまって、電車の中で「囲碁ニュース」(そんなんあったっけ)を読まずにいられないくらいになったら、ちょっと格好いいのになあ、なんて半分本気で思うことある。でも、囲碁は本当に難しいです。
TV『DAISUKI』で、フジヤマに乗っているのを見た。乗っているのと同じ感覚で映像を眺める。それでも、ばかみたいに、うわーっ、とか、ぎゃーっとか叫ぶ。すっごい! 下が見えないよ〜、とか。手をあげてジェットコースターに乗れる人を、私は心から尊敬します。もしフジヤマに乗るように言われたら、「麻酔するか気絶させるかして乗せて下さい」と言います、多分…。
13(金)
『シェイディー・グローヴ』から一転、『アルナーチャラム』の前売を買った。前者はビデオでみても良いだろうけど、後者はきっと、映画館でみるほうが楽しめるだろうと思って。
佐野裕貴『東京純情コンバース』(吉祥寺企画・ラキッシュノベルズ)を読み終わる。
村上春樹『沈黙』(全国学校図書館協議会)というのを買った。短編(中編?)です。「集団図書テキスト」。\184.-
新聞取ってないのとTVをあまり見てなかったことで、高校野球の試合結果がわからなかった。高校野球でひいきにするのは、千葉か茨城か東京です(ただし、地区にもよる)。高校時代は、茨城に住んで千葉の高校に通っていたので、それで思い入れが強いのだと思う。おまけに今回、千葉の代表は県立柏陵で、これが通ってた高校に位置的に近い。柏駅では良くすれ違っていたのではないか? 一回戦は勝ったようなので、嬉しい。
12(木)
なんとなく、「ぴあ」を買った。『シェイディー・グローヴ』を、みてみたい気持ちが少しある。でも、レイトショーなのだ。『1999年の夏休み』上映してるのと同じ、渋谷のユーロスペース。おまけに、同じくレイトショーで『ドラゴンヒート』もやっている。しかし、『ドラゴンヒート』のほうが値段安い。なぜ。
演劇のところを、ざっと眺めようとしたら、「ベターポーヅ」の文字が。ええっ、「話題の公演から」なんて載るくらいに有名なんでしょうか。ジァン・ジァンでやるんだ。ここに(多分)毎回出ている、渡辺道子嬢は、会社で同期の友達だったのだ。ねえ、みなちゃん。会社辞めてこっちに力を入れると聞いていたので、何回かお芝居もみに行ったのですが、このところ年賀状すらご無沙汰で。でも、頑張っているんだなあ。うわい。
で、大きく載っている『犬を使う女 −「スター誕生」より』。ともさかりえがでる、つかこうへいのやつ。チケットをもらってしまったので、今度みに行くのです。つかこうへいは、『幕末純情伝』(平栗あつみのやつ)以来です。
『トーマの心臓』、続き見つからないので読めず、やきもきしている。
見沢知廉『天皇ごっこ』(新潮文庫)と、松下竜一『小さなさかな屋奮戦記』(筑摩書房・ちくまプリマーブックス)を読み終わる。
11(水)
萩尾望都『トーマの心臓』(1)と『11人いる!』(小学館)を買って帰る。なんと、未読なんですよ、おまけに今まで話を知らずにいられたんですよ。すごいでしょう。『トーマの心臓』、あと1冊残っているんですが、急いで読みたくないなあと思う。名作で傑作なんだっていうのが、よーくわかります。ゆっくりじっくり読みたい。『1999年の夏休み』では、「夏」でしたが、『トーマの心臓』では、雪ふる冬だったんですね。
8/28から六本木俳優座で『ヒーロー・ネバー・ダイ』(真心英雄)というのが公開されるとのこと。Mneさんからお誘いが。『男たちの挽歌』の再来って言われてるとか。レオン・ライ(黎明。めちゃ好きな『ラヴソング』に出てた人)と、ラウ・チンワン(劉青雲。『つきせぬ想い』でアニタ・ユンの相手役やった濃い顔の人)。
ちょっとここをみていたら、これもみたいなあ。『ヴァーチャル・シャドー』(幻影特攻)。公開記念オールナイトもやる。オールナイトって憧れる…。
少し前に耳に残る音楽をきいて、誰のだろうと思ってた。歌詞が残っていれば人に聞けたんだろうけど、曲だけ残っていたから、メロディを歌うわけにもいかず。昨日、TVで流れていてわかりました。華原朋美「as A person」。そうなんだ〜。
見沢知廉は、まだ。だって濃いんだもの。
10(火)
最近、映画をみたり、本を読んだりした後、直後よりも、数日あるいはもっと経ってから「効いてくる」ことが多い。
9月の新刊文庫メモ。○は多分買う。△は見て考える。
宮城谷昌光『海辺の小さな町』(朝日文庫)…カメラのことがわかりやすく書かれてる。「アサヒカメラ」か「日本カメラ」かどっちかに連載されてたやつ。
△キングドン=ウォード『植物巡礼 −プラント・ハンターの回想』(岩波文庫)…題名が不思議で面白いな、と。
○小松左京『くだんのはは』(ハルキ文庫)…「くだんのはは」が名作と聞いたので、惹かれる。
樋口有介『八月の舟』(同上)…8月に、外に出て、夏の暑さを感じながら木陰で読むといいのだ。
△樋口有介『夏の口紅』(角川文庫)…こちらは読んでない。
△堀田あけみ・篠有紀子『恋愛びより』(同上)…組み合わせに少し惹かれる(篠有紀子というと『アルトの声の少女』)。
京極夏彦『魍魎の匣』(講談社文庫)…出るんだなあ。
綾辻行人『眼球綺譚』(集英社文庫)…読んだっけ。
法月綸太郎『パズル崩壊』(同上)…読んだなあ。
江國香織『流しのしたの骨』(新潮文庫)…このところ、ばんばん文庫化ですね。これは、のほほんとしてて楽しい。
△上林暁・坪内祐三『禁酒宣言』(ちくま文庫)…上林暁だ、と思って。
○保坂和志『季節の記憶』(中公文庫)…ちょっとひっかかる人だし。
△ヒラリー・ウォー『この町の誰かが』(創元推理文庫)…また探すやつかな。
△近藤史恵『凍える島』(同上)…手元に置いておこうか。
それから、よしながふみ『彼は花園で夢を見る』が新書館で出るんだけど、どんなんだろう、これ。題名がちょっと心配。
Tmiさんから貸してもらった漫画、佐々木淳子『Who!』(東京三世社・シティコミックス)を読み終わる。「超幻想SF傑作集」。ひやっとする不気味感が、すっごくうまい。明るくなくてシュールで、たまらない。見沢知廉『天皇ごっこ』(新潮文庫)はもう少し。
9(月)
暑中お見舞いのハガキが。「会ってからはや1年…やはり」などという文面。電話するねと言って、必ず守らない私が悪いのかな。なにして遊ぼうか。
土曜日から、「キュン」の500mlを3本くらい飲んでいる。ネスカフェの「アイスクール」は、微糖だけどもかなりいける。「よし、今後、紅茶やコーヒーに砂糖は入れない」と決めたのは、いつだったんだろう。コーヒーはブラック。紅茶はストレートで、たまにミルクを入れる。でも、インド式のチャイだけは別で、甘くして飲む。子供の頃は、麦茶にお砂糖入れて飲むのが好きだった。
夕焼け。うわー、世界がバラ色になっているーと思った。ヨルダンのペトラ遺跡ってバラ色に輝いているんでしょう、行きたいなあ…。
ビデオ『春にして君を想う』は、退屈で退屈で、でもやめられなくて、やるせなさの残る映画でした。
8(日)
憧れの砂丘を裸足で歩いて日本海にもさわってきた。海をたくさん眺めた気がする。
「どこでもいっしょ」が入ったポケステを持っていったんですが、"はるさめ"、いなくなっちゃいました。「1日に1度、必ず部屋に戻さなくてはいけない」(PS本体とデータのやりとりしなくちゃだめということなのです)というのを、しなかったせいです、多分。もう一度やりなおします。
"はるさめ一号"に「さみしいときは何をする?」って聞かれたときに、最初に「お茶を飲む」って答えて、ふーん、と思った。次に聞かれた時に、「眠る」って答えた。次に、「電話する」だって(うっそ〜)。「本を読む」って、出なかったですね。
書いた記憶はしっかりとあったので、さがしてみたら、5/24でした>松本楽志さん(ぱらでぁす・かふぇ)
世の中には、自分が知らないだけで楽しいことがもっとあるような気がして、あれこれ目移りすることが多い。本なんかそっちのけで、音楽(含:コンサート)に明け暮れたときもあった。でも、チェスも囲碁も気が短いのでだめだし、盆栽は枯らしたし、写真は金属カメラを眺めているほうが好きみたいだし(興味の対象が変?)。本は、人に「なにが趣味?」って聞かれた場合に限り、”消極的に”答えるくらいだろうなあ。それも、「本を読んだりかなあ」と、小さい声で答えると思う。「どんな本?」って聞かれるのが困るから、「読書」って答えたくない。
そういえば、周りにいる友達とは、殆ど趣味の話ってしたことないなあ、と思う。相手がどんな趣味を持っているのか、知らないまま過ごしてきた。それが、あるとき、ふっとしたことから、「実はなになにをやっている」だの「なになにが好き」だのわかる時が面白くって、私は好き。つまりは、趣味の話が全てにならずに、あくまでも、いろいろな話の中の一つとして展開できたらと思ってる。
「これが好き」「これが嫌い」っていう情報が少ないと、それだけで判断されてしまいそうなので、自己紹介を作っていません。だから、ベスト選びも苦手です。自分で「私はこれが好き」って言い切れないところがある。でも、日々こうして書いていることで判断してもらうほうが、気が楽です。1日分だけ読んでもわからないけど、いくにちか読んでいるとだんだん見えてくるっていうような。
「ジャンルー・シーフ写真展」、本日最終日。また行ってしまった。歩いていたら、「すみません美容師なんですけど」と声をかけられた。これ以上切れってことかな? オリンパスペンEEとEESを触ってきてしまった。Tが目の前で売れた。Tのデラックスケースに\5,000.-の値が付いていた。カメラ(ペンEE)よりも高いケース…。
山本容子『ルーカス・クラナッハの飼い主は旅行が好き』(中公文庫)を読んだ母が「旅行に行きたくなっちゃうね」と言う。著者の本は、外国旅行について書かれているので、多分母も「外国旅行」にちょっとは惹かれたんでしょう。これはすごくすごく珍しいことです。「外国なんて嫌い。日本しかいや」と言っていたのに! 私としては、母と娘の二人旅行っていうのにちょっと憧れてたりするのに、全然興味を持ってくれないので、全然面白くない。おいしいものを食べに行こうって行っても、興味を示してくれない。すごくつまんない。はりあいがない。
母は母で、私が小さい時に、娘(私)にかこつけて人形を買おうと思っていたので、興味を示さない私を「はりあいがない娘」と思っていたようです。
4(水)
エリック・コット監督/製作/脚本/主演の『ドラゴンヒート』が、8/7から、渋谷ユーロスペースで公開。9:00p.m.からのみ。初日舞台挨拶あり&シークレットゲスト(THE
ME)も登場。しかし私はその日東京にいない。予告編みた感じだと、『初恋』を思い出すような映像(色とか、動きが)でした。友情出演が豪華。スー・チーとスティーブン・フォン(なんだ私ったら気に入ってるんじゃん)も出るのか。いいな。
秋月こお『退団勧告』(角川ルビー文庫)を読み終わってしまった。このシリーズ、11巻までは、貸してもらって一気に読んで、それから先は本が出たら読んでいるんだけど、毎回毎回、「一気読みがいいかも」と思う。完結してから、だあーっと。読んでる人なら、少しはわかってもらえると思うこの気持ち。
で、見沢知廉『天皇ごっこ』(新潮文庫)を読み始めてる。『囚人狂時代』をちょびっと思い出しながらするする読んでるんだけど、あとがき読んでみると結構詰めてる感じがする。お得感あり?
松下竜一『小さなさかな屋奮戦記』(ちくまプリマーブックス)と、石井明『落語を楽しもう』(岩波ジュニア新書)を読みたいと思ってる。
知恵の輪はまだ買ってない。
ただいまの、私の中の天秤。SMAPのCD、#013『BIRD MAN』(\3,000.-)と、中古屋で見かけたオリペンEE(だったと思う)(\4,000.-)。CONTAX Tの美品もあって、6万台だったー(下がってるぅ)。T2のブラックは7万台だったかな。
年賀状くらいは普通ではないかと。一番最初に認識したのは、『TUGUMI』の装丁かなあ/奥泉飛べましたありがとう/”うたまる”とか登録してあるから、あげられない〜。
ちょっと留守します。
3(火)
『1999年の夏休み』@渋谷・ユーロスペース。9時からのレイトショー。この週末(?)からは、モーニングショーになります。最初に謝ります。7/23の日記で、『美少年の恋』(7/18参照)をみたら『1999年の夏休み』もみなきゃかもしれない、って書いたけど、あれ、ウソでした。『二十歳の微熱』との間違い。すみません。
感想。まずは、深津絵里かっわい〜〜。今と顔立ちはそれほど変わってないのに、涼しげな目元といい、あどけなさといい、良い。登場人物は4人のみ。少年の役を、全て女の子がする。女の子なのにどうして男の子に見えるんだろうなあ、と、みている間ずっと考えてた。胸のふくらみはどうやって隠しているんだろうとか、ももはむっちりしてるなあとか。物語は、不思議な雰囲気。夏休みの間に4人しかいないというより、世界には4人しかいないみたいだった。自分が誰かに片思いしてる時に、他の全然興味のない誰かに好かれていると気付くと、「振り向いてもらえない自分」を、そのままその誰かに見ているような気になって、イライラするんだよね。ははっ、残酷。『トーマの心臓』が翻案になってるらしいので、そちらを読んでみたくなりました。
死んだ人はそれ以上殺せないのは確かだし、忘れない限り生きているのも事実だと思った。
なんだかこうして書いていると、思ってもみなかったことを書いている自分に気付いて、面白いと思うときある。
「活字倶楽部」の最新の、見沢知廉『天皇ごっこ』(新潮文庫)、秋月こお『退団勧告』(角川ルビー文庫)を買って、『退団勧告』を帰りの電車で。
2(月)
ビデオ『春にして君を想う』を借りてきた。本について情報を書くのと同じように、借りてきたビデオに関しても、監督が誰でどこの国ので何年ので原題は、とメモしておきたいんだけど、ビデオ自体に書いてある場合があまりなく、ケースを見て覚えたり、書き移したりする気力もなく、何かで調べようとするのも気が向いたらで、結局、ただ題名だけになっている。要はマメじゃないということか。
たまたま電車の先頭に乗ったので、運転席からみえる風景を、そのまま眺められた。こういう場所にいると、ホームにいる人たちがすごく良く見えるといつも思う。線路わきで工事? 作業?している人たちが、電車が通る時に黄色い旗を振っていて、おおー、なんかすごくいい風景だー。妙にじんとする。電車も汽笛で応える。たぶん、「手を振る」って行為に、じんとするものがあるんだろうなあ。芥川龍之介の「蜜柑」って大好きなのだ。
昨日の写真集を何度も何度も眺めては、実際の写真を思い出す。はっきり言ってしまえば、見る度に、素晴らしいのは写真集の写真じゃなく、写真展の写真だ、と切なくなってしまう。「これはもっと良かった」とか「(展示はなかった写真を眺めて)これを実際に見てみたいなあ」とか。まるで、あれらの写真の素晴らしさを思い出すために、忘れないために、写真集を買ったみたい。
出口近くで値段のつけられている写真もあったんですが(24万とか)、展示されているやつも相談で販売してくれるのだそうです。1枚なんて選べない。けど、案外手に届きそうな値段っていうのがこわい。だって、1ヶ月1万、2年で自分のもの!
ああもう行ける人は行ってみてきて下さい。
谷口さん(L'isle joyeuse)の掲示板、「マツズシ」の由来に大笑い。
ジンクスさん(つれづれぐるぐる雑記)の週記で、フジミ最新刊が出たのを知る。
「どこでもいっしょ」は、「どこいつ」っていうの? ちょっと飽きてきちゃった、かな…。はははっ。
1(日)
「ジャンルー・シーフ写真展」@小田急美術館(新宿・小田急百貨店11F)へ。素晴らしい内容でした。なのに人が少ない。おかげでゆっくりみられて良かったのですが。\800では、お得すぎる。並びは年代順。私は、'50年代−'60年代が好きだな。この頃のは、にやっ、くすっ、とくるようなのも多い。モノクロならではのトーンの微妙さ、構図のすばらしさ、とにかく、素敵でした。数点、アクリルを外して、写真をそのままじかにみられるようにしてあります。アクリルの反射がないので、焼き加減の細部を楽しむこともできました。日本のプリンタさんたちのコメント付き。ふうん、そうなんだー、と、それもまた興味深い。この「アクリルなし手焼き写真」をみるためだけに出かけても損はない、と思う。
ポストカードじゃあきたらず、写真集を買ってしまいました。Jeanloup Sieff,40 Years of Photography.英語版なので\5,000-。仏語版(原語)は、その3倍、日本語版は\18,000.-するそうです(朝日出版社から出ているのが多分そうです)。仏語版だと写真の原題がわかるのでいいのですが、そのために3倍のお金は出せません。2000年には、また新しい写真集が出るようです。
当たり前だけど、写真集を眺めていると、ああ、やっぱりじかに写真を眺めるのとは違う〜と実感。微妙さって大事。でも、もちろん全ての写真展が素晴らしいわけでもありません。つまらなくて、ささっと眺めて終わりっていうのもありました(昔みた、ナショナルジオグラフィックのは、つまんなかった。何のだったか、ライカで撮ったモノクロ写真展は良かった)。また、本屋さんで写真集だけを眺めていても、それほどいいと思うことはないのです。実際、唯一持ってるのが、キャパの。写真展が良くて、写真集が欲しくなったっていうのは初めてです。手元に置いておきたい、という気持ち。
山本容子『ルーカス・クラナッハの飼い主は旅行が好き』(中公文庫)。行き帰りの電車の中で読み終わりました。
知恵の輪を買い忘れる。