Nゲージ蒸気機関車蒸機の工作>C59の組み立て

C59の組み立て(3)-ランボードその2

フロントデッキ、ランボード屈曲部などを作ります。
意外と水平を出すのが難しい部分です。今回は時間が1時間しか取れませんでした。

今回予想される失敗
・ランボード屈曲部を折り曲げる前にハンダで貼り合わせて、曲げられなくなってしまう
・屈曲部の取り付け時に熱を加えすぎて、ランボードがボイラーからずれてしまう

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傾斜部網目板の張り合わせ

フロントデッキ上面(網目板)を曲げて重ね、裏側の穴からハンダ付けします。
傾斜の角度が重要なので、もう一度デフを当てて傾きを確認しておきます。

その後のキットでは、角度を決めるためのゲージが付属しているものもありますが、この頃はまだありません。

給水温め器左右の折り曲げ

給水温め器を作ります。一枚の展開図になっていますが、まず左右側面を折り曲げます。
今ピンセットでつかんでいる部分は、上側に折り曲げて、給水温め器カバー前面のディテールになります。

給水温め器の模様を折り重ね

前面を折り重ね、両端の丸い部分(給水温め器両端)も下側に折り重ねます。

給水温め器上部の折り重ね

上部を後ろ側に倒します。次にもう一度手前に折り重ねると完成です。

裏からハンダを流して上面を固定

固定のために裏側からハンダを流します。特に難しい部分はありません。

給水温め器の取り付け

フロントデッキに足を差し込み、裏からハンダ付けして固定します。組み立てによっては煙室下部と給水温め器カバー上部が当たってしまうかもしれません。少しずつ削って合わせます。

ランボード屈曲部の張り合わせ

左右にあるランボードの屈曲部です。二枚に折り重ね、両端を正しい角度に曲げてからハンダを流して固定します。先にハンダを流してしまうと、小さい部品なので折り目までハンダが回ってしまい、曲げられなくなります。

このあとランボードの所定の位置にハンダ付けします(仮ブリッジでつながっている部分)。前から見て、屈曲部の上面と他のランボードが水平になるよう注意します。

非公式側屈曲部の取り付け

非公式側には清缶剤挿入装置の収まる窪みが表現されているので、屈曲部と同じ要領で取り付けます。

ランボード折り目の整形

これでランボードのすべての部分が固定されたので、ランボードの断面の部分に残っているつなぎ目をヤスリで削って平らにします。特に白線を入れる場合は忘れずに行っておいたほうがよいです。

手元がすべってキャブ側面を傷つけると目立つので、マスキングテープを貼っています。気休めみたいに見えますが、結構役に立ちます。

この作業が終わったら、屈曲部の下側の仮ブリッジを切り取って整えます。

ランボードの整形

清缶剤箱の置かれる部分は、手持ちのヤスリが入らず、仕方なくリューターを使いました。電動工具に頼るのは負けた気分です。

火室下部の取り付け

ランボード下面をきれいにしてから、火室下部をぴったり合わせて取り付けます。
あとはパーツや配管を取り付けていくだけです。

もっと進めたかったのですが、明日の仕事に差し支えるので今日は1時間でやめました。


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