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C62 2(新)の組み立て その5

2008.8.31

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今日でほぼ全国的に小学校〜高校の夏休みが終わります。
小学生の頃は、夏休みの最終日には「夏休みの初日に戻れ」と念じて寝ましたが(もうここで人生がループしてもいいや、と思うような退廃的なガキでした)、効くはずもなく翌朝が来ました。

さて、続きです。

デフ

ランボード、キャブの歪みとセットになって、仕上がりに甚大な影響を及ぼすデフです。かなり苦手です。

折り曲げ前のデフ

デフは裏の補強リブを180度折り重ねるようになっていますが、先にデフの上部の折線の位置で少し曲げておきます。

先に重ねてから一緒に曲げようとしたため、表側にリブの型跡が出てしまったことがあります。

C62の曲げの角度はほんの少しで、最初は足りないと思う程度にしておかないと、似なくなってしまうと思います。

デフの折り重ね

180度折り返したデフをハンダで固定します。どうすればいいのかよくわからないので、リブの裏側に薄くハンダメッキしておき、重ねてから加熱しました。

薄い板なので、加熱しすぎると歪むかもしれません。また、強くハンダごてで押し付けると、リブの型跡が表側に出てしまいます。

このあと、上部の取り付けステー2本を、内側に90度曲げておきます。

デフ下部の取り付け

デフ下部の2本の取り付け足をランボードの端の穴に差し込みます。直角になるように注意して1箇所を仮付けし、まっすぐについたらもう1箇所を仮付けします。

デフの調整

色々な角度から見て、まっすぐに見えるかどうかを確かめます。車体が少し歪んでいるので、前から見るとまっすぐなのに後ろから見ると傾いているということも起きます。

これでOKと決心したら、傾斜部の先端をハンダ付けして固定します(先に傾斜部を固定してしまうと調整ができなくなります)。

ステーの取り付け

デフのステーはボイラーの内側からハンダ付けします。傾斜部の固定前なら、ここを微妙に出し入れすることによって、デフの角度の微調整もある程度はできます。

確認

具合よく付いているかどうかを確かめるために、煙室扉をはめてみて様子を見ています。いくつかの歪みの原因は、相当前の段階の工作が原因になっているようです。

少し遠くに置いて眺めたり、1日おいてみると、それまで気付かなかった歪みに気付くことがあります。

ランボード下のパーツ

調圧器配管

コンプレッサの調圧器配管(G-22)を、ランボード奥のK穴に差し込んでハンダ付けします。この穴は裏側にはマークされていますが、表側には貫通していなかったので0.5mmドリルで貫通させました。しかし、取り付け足は短いので、貫通させなくてもよかったかもしれません。

ドロダメは先に取り付けないと、このあとの配管の邪魔になるかと思ったのですが、実際は逆のようです。

コンプレッサ

先に付けた調圧器配管(G-22)の前端は少しカットして、コンプレッサの後ろ側と重なるように調整しておきます。

コンプレッサを取り付け座にハンダ付けしたら、調圧器と重ねてハンダ付けします。

キャブ下配管ユニット

分配弁周辺の配管ユニット(G-8)は、前側を1段手前に折り、後部を中央から後ろ側に回して2つ折りにします。

分配弁の取り付け

要所をハンダ付けしたら、ロストの分配弁を中央の穴に差し込んでハンダ付けします。

配管ユニット後ろ側の固定

これをキャブ下と後部ランボードの下に取り付けます。

後ろ側は、キャブ支持板(A-3)のE穴に取り付けますが、すでに周囲に色々と部品を付けてしまったのでやりにくいです。

ここでは内側から合わせ目を直接ハンダ付けしました。

配管ユニット前側の固定

前方の配管は、長いほうを前のG穴に、短いほうを後ろのF穴に差し込んでハンダ付けします。

先にドロダメを付けたため、このF穴が取り付けにくくて面倒でした。しかも、その後ドロダメの裏側にはみ出したハンダを削り取ろうとしたところ、ハンダ付け不良のためドロダメがぽろりと落ちてしまい、結局配管のあとに取り付けても何でもないことがわかりました。

何というか、いつも順当な組み立て手順を失敗を繰り返しながら手探りで見つけなくてはいけないので、まるで手戻りの許されないアドベンチャーゲームみたいです。3万円もするキット、行き詰って中断したくはありませんから、推奨される組み立て手順が知りたいですね。手順がわかれば失敗しないというわけではありませんが。

給水ポンプ

給水ポンプは、送水管を後ろ側に回して取り付け座にハンダ付けします。頭がつっかえたので少し削りました。

C57のように、この上をカバーするランボードがない形式では、蒸気管・排気管も接続しているように見せないと妙な感じがしますが、ここでは特に何も処理していません。

吹き出し管

0.6mm真鍮線を火室下部にハンダ付けし、適当な長さにカットして排水管を表現します。

長すぎると従台車に引っかかります。

給水管とチリコシ

0.6mm線を曲げて給水管を作り、先端を給水ポンプ裏の溝にハンダ付けします。後ろ側は三方コックのあたりにハンダ付けします。

前作の15/16号機までは、この周辺の複雑な配管がステンレスパーツで表現されていましたが、今回の2号機では元の簡素なものに戻りました。

配管を固定したら、途中にチリコシをはめてハンダ付けします。

空気放熱管(公式側)

ランボードが歪んでいないことを確かめてから、空気放熱管(G-19)の取り付け部をランボード裏側の溝にぴったりはめてハンダ付けします。

空気放熱管とコンプレッサーの接続

空気放熱管の後ろ側は、折り線に沿って内側に曲げ、コンプレッサーに重ねてハンダ付けします。

この写真を見て、いつの間にか加減弁ロッドを曲げていたことに気付きました。

空気放熱管(非公式側)

非公式側の空気放熱管(G-23)をランボード下にハンダ付けします。

エアタンクはすべてのハンダ付け作業が終わってから、最後に接着します。

ランボード下で、気分的に一番面倒なのは、給水ポンプの0.6mm線の配管です。やはり、自分で形を決めて作らなくてはならない部分は時間がかかります。それでも、このC62はほとんどの配管がエッチングで提供されていますから、C51などに比べればずいぶん楽です。

フロント残り

前ステップ

前ステップ(N-5・左右あり)は、1枚の展開図を折り曲げれば、中間ステップ付きで形ができるようになっています。組み立てやすさ重視のうまい作りです。

ステップ部を手前に起こしてから、断面を少量のハンダで固定します。

前ステップの取り付け

前ステップをデッキ裏側にハンダ付けします。

前方の取り付け板を端梁の裏側に重ね、ステップの根本を内側からハンダ付けすれば簡単に付きます。昔のキットではこれが大変でした。

開放テコ、エアホース

カプラー開放テコ(G-24)を取り付けステーの上部にはめ込み、上部を軽く締めてハンダ付けします。

エアホースも端梁に差し込んで裏からハンダ付けします。横に飛び出しているコックは下側に曲げておきます。

ネジ切り

ダミーカプラーの取り付け座をネジ止めするために、1.2mmタップでネジを切ります。

しかし、うっかりして1.4mmと間違えてしまい、この写真で立てているのは1.4mmタップです。間違いに気付いて、穴の内側にハンダを付けて小さくし、1.2mmネジでセルフ・タッピングしました。

ダミーカプラー取り付け座

ここではスノープローを付けず、ダミーカプラーの仕様としました。

ダミーカプラー取り付け座(B-3)を折り曲げて、1.2×4mmネジでネジ止めします。

このあとダミーカプラーの後部をネジに当たらぬよう短く切ってから接着します。キットのダミーカプラーの形は、いつも何となく崩れていて見た目が良くありません。適当にヤスって整えるか、別のパーツを用意したほうがいいと思います。

エアタンク取り付け

ランボード周辺のハンダ付け漏れがないかをもう一度確認し、すべてが終わっていたら、ホワイトメタルのエアタンクを接着します。

左右で長さが違います。裏側の取り付け足を切断し、ぴったり入るように形を整えておきます。

このあと、うっかりハンダごてでこのパーツに触ってしまうと、電光石火で溶けてしまいます。まさにペロリと…一瞬です。

煙室扉取り付け

最後に煙室扉とシンダー除けを取り付けます。

ライトが煙突やドームと一直線に並ぶように固定します。これらのパーツを取り付けて、はじめて気付いた歪みもあったりします。

これで機関部上廻りは全部終わりです。多少、部品の取り付け順や方向を変えた部分がありますが、基本的には素組みです。
これまでのところ、説明書の部品番号ミスや、部品不足はひとつもありません。


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