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脂溶性ビタミン(ビタミンE)

脂溶性ビタミン(ビタミンE)

ビタミンEは、生活習慣病や老化予防、更年期障害の改善

ビタミンEはビタミンの中でも抗酸化作用がもっとも強いビタミンとして知られています。体内で生じる活性酸素・フリーラジカルの活動によって生じる細胞のさび「過酸化脂質」は、体内のさまざまな細胞を傷つけ、また、血管の内側に付着・沈着して動脈硬化や糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こし、さらに、細胞機能が失われるために老化が進んだり、ガンにもなりやすくなります。このとき、ビタミンEは、膜の中にあって、過酸化脂質を抑え、分解する働きをします。
また、血管中のコレステロールに対しても過酸化脂質となることを抑制し、血行をスムーズにします。この他、ビタミンEは、人体の生殖機能にも働きかけ、とくに、女性の黄体ホルモンの分泌に働き、更年期障害のさまざまな症状改善に効果があります。
また、冷え性の改善、肩こり、頭痛の改善にも効果的です。市販されているビタミンEのサプリメントには、天然と合成の2種類がありますが、天然タイプの方が合成タイプより効果的で、天然に比べ合成品の効果は2~3割落ちるといわれています。
また、ビタミンEは脂溶性ビタミンですが、過剰症の心配はほとんどなく、脂質と同時に摂取した方が効果的とされています。積極的にビタミンEを活用するための摂取量は300mg前後が適量といわれています。
ビタミンE は、同じ抗酸化作用を持つビタミンAビタミンCを一緒に摂取すると、より効果を発揮するといわれており、この3種類の組み合わせを『ビタミンACE(エース)』と呼んでいます。

ビタミンE が多く含まれている食品としては、アーモンドや落花生などのナッツ類やタラコ、カボチャやホウレンソウなどがあります。食事でしっかりビタミンEを摂取したい人にはこちらも参考になります。

ビタミンEが欠乏した場合の症状

  • 冷え症
  • しもやけ
  • 更年期障害になりやすい
  • 発がんリスク
  • 肩こり

多く含まれる食品

  • アーモンド
  • 植物油
  • うなぎ
  • かぼちゃ
  • アボカド

ビタミンEの働きと作用

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