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水の巡りが悪い「水滞」タイプの対処法

水の巡りが悪い「水滞」タイプ【タイプ5】

水の巡りが悪い「水帯」について。滞りなく体中を巡り、体に必要なうるおいを補う水。しかし水のめぐりがいったん滞ってしまうと体に必須物質であった水も有害な物質へと変化してしまいます。水帯の原因はさまざまですが、もっとも多いのは、胃腸の働きが落ちているために食べたり飲んだりしたものをうまく消化・吸収できずよどんで濁った水分が体の中にたまってしまうといったケースです。
体質的に胃腸が丈夫でないのに暴飲暴食が続いたり冷たいもの、生ものを続けて食べたりしていると水帯の原因になります。

でやすい不調とトラブル

水帯があると、お腹を押すとぽちゃぽちゃと水の音がするという特徴的な症状もあらわれます。「この余分な水」が足や顔など他の場所に移動するとむくみが生じます。下半身がだるくて重いといった症状もでます。また、舌に白いべったりとしたコケがつくのも水滞の特徴です。
このタイプの人は、体重の変動が激しく、たとえば月経の前には体重が増加し、終わると減る、あるいは風呂に入る前より後のほうが体が軽くなっているといったことが置きます。体重に一喜一憂するではなくまずは胃腸の機能を改善して水がたまりにくい体にしていくのがいいでしょう。

食事面・生活面で注意する点

夏野菜の多くは、利尿効果の高いものが多くあります。にがうり、ズッキーニ、キュウリなどウリ科のものを積極的に摂ります。冷えの症状も重なっている場合は、しょうが、スパイス、を組み合わせて余分な水分を排出できる海草類を積極的に摂ります。
1日中、冷房が効いた部屋で過ごすような環境にいる人は、ティータイムなどは温かい飲み物を摂るようし、夜は熱めのお風呂に入るようにします。利尿作用のある緑茶、麦茶、ほうじ茶などを温めて飲むようにするのがおすすめです。

水滞の症状を改善する漢方薬は?

水滞タイプの改善には、「五苓散(ごれいさん)」があります。この漢方薬は、水分を取り除く5種類の生薬が含まれる漢方薬です。

水滞を解消する「ツボ」対策も

太白(たいはく)

足の親指の根本にある骨のすぐ後ろにあるくぼみ。消化器の機能を助け、水分代謝を活発化します。指先で強めに指圧するといいでしょう。

陰陵泉(いんりょうせん)

ひざの内側にあるツボ。くるぶしから手を上に滑らせ、親指が止まったところにあります。少し強めに押したり、さすったりして刺激すると効果的です。

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