青空と「うにまるモニュメント」
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列車の旅だと時間を気にして素早く行動するんですが、時間にとらわれない車の場合、どうしてものんびり・・・としちゃうんですよね〜。
8時過ぎに出発する予定が8時40分になってしまいました・・・・(^_^;
民宿いしおかを出発して、まず「なべつる岩」へ向かいます。でもこの時間帯は完全な逆光なってしまう事が分かり、また後で来る事にして、今日は時計回りで島一周することにします。
まず、夜間は不気味に光り輝く「うにまる」モニュメントへ。太陽の光を浴びて光り輝いています(笑)。ここ「うにまるパーク」には、野球展示館があるので立ち寄ってみます。奥尻島が生んだヒーロー、もとオリックスの佐藤義則選手の記念館で、記事の切り抜きやユニホーム等が展示されています。ただ、館内には誰もいませんでした。時間が早いからかな〜。
車へ戻る時、目の前の海を江差からのフェリーが近づいてくるのがよく見えました。
震災慰霊碑「時空翔」。
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うにまるパークを出発して、ひたすら青苗地区を目指して走り続けます。日本海の青さがキレイですが、波が高いようです。それに、南に向かうにつれて雲が厚くなっています。
青苗に着いたのは9時半でした。郵便局に立ち寄って「奥尻島津波館」に入ります。
去年も津波館には立ち寄りましたが、時間の関係で映像上映を見る事が出来なかったので、それを見るのも目的でした。
青苗岬の「徳洋記念碑」。
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ここは北海道南西沖地震の記録が主体ですが、津波発生のメカニズムも知る事が出来ます。とくに、上映された映像で、その津波について知る事が出来ました。
地震発生から津波が到達するまで、震源に一番近い稲穂地区で3分後、青苗地区で5分後、8分後に奥尻地区と、地震発生から10分以内に津波が奥尻島を包み込んでしまったのです。映像ではそのメカニズムまで教えてくれます。これは一見の価値はありますね。
展示してある写真を見ていると、津波の凄まじさを感じる事が出来ます。特に津波は押し寄せる力より、引き波の方が強い事がよく分かります。
でも、高さ30メートルの津波って、想像する事すら出来ません。一体あの時どのような海面が現れたのか・・・。
ホヤ石の滝
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津波館を出て、震災慰霊碑の「時空翔」を撮ったあと、青苗岬の先端にある「徳洋記念碑」をバックに記念撮影。そして青苗を出発します。
青苗を出た後は、一度内陸を走った後に、海岸線をひたすら走り続けます。途中、昨日は見逃した「ホヤ石の滝」を眺めます。どうしても、電信柱と電線が写真の邪魔をしてくれます(笑)。
滝を通過すると、ホヤ石・モッ立岩・神威岩・カブト岩・・・と奇石が続きます。そしてこの辺りの海岸線の景色がまたキレイなんですよね〜。
青い日本海と奥尻島の緑の組み合わせがまた・・・。青苗の方では曇っていた天気も、北上するにつれて晴れ渡ってきます。縦に長く大きな奥尻島ならではですね。
海水浴したくなります(笑)
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晴れていると一段と良い景色♪
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なべつる岩。海の色がキレイ♪
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幌内温泉から内陸の方に入っていき、峠越えに掛かります。天気が良いので、もちろん球島山の方へ向かいます。車を降りて山頂まで行くと、ようやく晴れた眺望を眺める事が出来ました。眼下には奥尻湾に「なべつる岩」まで見る事が出来ます。なかなか良い眺めですね〜。とは言え、長居する事も出来ないので、写真を撮ってすぐに撤収します。
あとは、奥尻港めざしてただ走るだけ・・・です。
とその前に、「なべつる岩」に立ち寄ってみます。朝よりはマシですが、まだ逆光状態ですね。。。
奥尻島の「ウニ丼」食べ納め(T^T)
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そして、フェリーターミナルに12時過ぎに到着しました。
すぐに乗船手続きを済ませます。車両の積み込みは12時40分からなので、ターミナルそばの食堂で昼食タイムにします。
食べたのはもちろん「生ウニ丼」です。奥尻島での最後の「うに丼」でした♪ちなみにこれで2,000円ですから、かなり安い方ですね。美味しかった♪
12時30分前に瀬棚行き「ニューひやま」の腹の中へ収まりました。
2等室に行き、σ(^^;のスペースを確保した後、デッキに出て出航の風景を眺めます。観光案内所の前には「うにまる君」の姿も見る事が出来ます。
再び「ニューひやま」の中に・・・
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また来年・・・
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利尻島や礼文島のように、YHの派手な見送り等もなく、12時40分、静かに奥尻港を出航しました。なべつる岩に見送られて・・・。
13時50分作成 |