夢フォルム ■01■ TOP 01■02■03■04■05■06■07■08■09■10■ 感覚→感情→意識・非意識
意識は脳がつくりだしている「感覚」である。夢は意識のアレンジである。
事実が重ねられて現実となるように・・・あなたの感覚が束ねられて意識となる。
その感覚を評価するのが・・・感情である。「快と不快」である。
感情は感覚と意識との間にあって、それをつなぐニューロンに重み付けをする。
現実はかならずしも真実でないように・・・感覚の全てが意識になるわけでもない。
意識されない「感覚」は・・・非意識にとりこまれる。
「感覚」は身体の外から来ることもあるし、身体の中から発生することもある。
さらには・・・脳そのものが作り出す場合もある。「感覚」はニューロンの発火なのである。
どこから・・・感覚が生まれてこようと・・・それは感情によって評価される。
感情は・・・組織化されたニューロンのつながりであり・・・感覚を「意識」と「非意識」とに分けている。
意識の維持・継続・発展が「夢の役割」である。
感じていることに反応するという最も基本的な中枢神経の機能は
言い換えると、入力情報を処理して出力に変換することである。
夢は、「現実という感覚入力」を感情という評価システムに基づき
すでに記憶されている「意識」にそって回帰・修正する現象であるといえる。
最初の「意識」は遺伝子の中に組み込まれている。
意識は対象に関わることで・・・繰り返し、瞬間、瞬間において形成される。
すなわち、意識は・・・すべての感覚情報の蓄積によって編み出されてくるのである。
感覚情報の蓄積は記憶である。その記憶の再構成をするのが「夢」である。
夢は・・・意識の継続・維持・発展をはかる役割を持っているのだと、うららは考えている。
夢は「意識」のアレンジである。
無数の感覚情報は脳において並列・分散処理される。
つまり、脳のあちこちで同時に記憶の再編や修正が行われているのである。
それらは・・・意識されないで分配され,無制限に蓄積されている。
「現実という感覚入力」は適切に分配され、分散して・・・記憶されている。
そのままの形で記憶されるわけではない。すなわち記憶はコード化されている。
したがって、明らかな実感として再び感じるためには・・・記憶を再構成しなければならない。
「現実という感覚入力」を記憶するニューロン回路をさかのぼるわけである。
それが回帰するということである。
回帰によって・・・はじめて「感覚の確かさ」を感じることができる。
回帰の感覚はイメージの形成にそって束ねられ,アレンジされる。
アレンジは,再編であり、調整であり、調律である。
まとまった感覚としての真実性を再現するもの・・・それが回帰である。
意識は、脳が再構成し、調律し、調整してつくりだす感覚である。
つまり、意識は脳が創り出している「感覚」である、夢はそのアレンジであると、うららは考える。
|