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2.ふむふむの夢理論仮説 : 感情の再現または表出


わたしたちの「夢意識」は、関係付けを求めています。
対象を求め、そこに特定の感情を再現、または表出しようとします。これが、ふむふむの仮説2です。

あなたが思ったり、思わなかったり、言ったり、言わなかったり
したり、しなかったりしているうちに、様々な感じが意識の表面に生じたり、消えたりします。
そのような気持ちの動きが感情です。この感情の存在に気づくことが大切ですね。

夢見状態の脳においては感情に関わるニューロンが活発に自己放電を繰り返しています。
神経伝達物質が過剰に放出されます。そして、特定の感情に支配されることになるのです。

特定の感情の表出は、あなたの現実認識に深く関係しています。

お酒を飲むと陽気になる人は、たいてい陽気な気分で飲んでいます。
しつこくなる人は、毎回しつこいですよね。からむ人もいるし、泣き上戸の人もいる。
これらのアルコール気分症候群はその人のお酒に対する状況設定であり、その人が自分で作り出したものです。

不平・不満が溜まったときに飲むことが多かった人は、うれしいことがあったときでも
お酒を飲むと、そのような状況に自然に陥り、不平・不満を周囲にぶちまけてしまうのです。

感情の変化に気づき、感情の存在をつねに確かめることが夢を分析する際に有効なアプローチとなるのです。