トップ 夢意識仮説 トップ 1■2■3■4■5■6■7■8■9■0■ 夢フォルムと夢意識 5.ふむふむの夢理論仮説 : 自己評価への不安 わたしたちの「夢意識」は、他者から自己を守ろうとしています。 つまり、対象として他者との関わりを求めているが、同時に、自分自身を失いたくないと思っているわけです。 対象から独立し、自己の存在価値を守ろうとしているのです。これが、ふむふむの仮説5です。 あなたにも、何となく自信がないときがありますね。価値がないのではないかと感じることもある。 そんなとき、自分を肯定できないというような不全感が夢のテーマとして、わき起こってくることがあります。 どうしても、うまく自分をまもれないとなると、自己否定感は深刻なものになってしまいます。 それを避ける手段を「夢意識」は準備します。 それが、対象を変更することだったり、対象となる人物の別な側面だったり、 自分の領域に場面を変えたり、価値基準を取り替えたりして、現実での取り決めと全く異なる夢設定となります。 うまくいかないものは、対象を他のものと取り替えるのです。 つまり、「対象の代替」を夢のストーリーに持ち込むのです。夢は現実から遊離し、矛盾を含んだ展開となります。 |