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これは風散士雅兄の詩で、読み下しも風散士雅兄になります。
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春遊 芳信西東吟屐輕、 遊行促我惜春情。 野充舞蝶高低影、 山滿遷鶯遠近聲。 散士常携管城子、 貧家僅費孔方兄。 老凌利達煙霞癖、 愛此韶光與麹生。 ![]() |
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芳信西東吟屐(ぎんげき)軽く 遊行我を促(うなが)す惜春の情 野は充つ舞蝶高低の影 山は満つ遷鴬遠近の声 散士常に携ふ管城子(くわんじゃうし) 貧家僅かに費やす孔方兄(こうはうけい) 老いて利達を凌ぐ煙霞癖(えんかへき) 愛す此の韶光と麹生(きくせい)と ********* ・遷鴬=鶯が低い木から高い木にうつること、ここでは流鴬でもよい ・管城子=筆のこと ・孔方兄=お金を親しんでいうことば ・煙霞癖=山水の景色を深く愛すること、煙霞の痼疾 ・麹生=酒のこと、麹先生 |
2007.5.2 |
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