神の

まるで、何かの手で操られるかのように。
惹かれ合うような出会い。それを人は『運命』と呼んだ──。

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+設定資料+

神の見えざる手 : 『神の悪戯』における設定資料です。

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+本篇+

 神の悪戯

 四天ニ柱── そう呼び習わされる世界を舞台に語られる様々な『出会い』の物語。
 それは幸いか、それとも不幸か。
 それを決めるのは、自分自身──。

第一話 神の悪戯 (完結)
舞台:地域→天域 / ジャンル:ラブコメディ?(笑) / 原稿用紙換算:95枚

*目次

 序 〜ある一通の手紙〜 / 起 〜御家騒動〜 / 承 〜白夜祭にて(前篇)〜

 承 〜白夜祭にて(後篇)〜 / 転 〜思わぬ再会(前篇)〜

 転 〜思わぬ再会(後篇)〜 / 結 〜幸せになる権利〜 / 終 〜神の悪戯〜

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*概要

 《地域》を治める下条家の娘・栞が『昇嫁』を嫌って家出をしてしまった!?
 その結果、双子の弟・巡は父親の名代として《天域》へと赴く事になるが──?
 下条家次期たる下条巡が主人公の、少々問題アリ(笑)なコメディですv

*本文抜粋

「祥?」

 突然黙り込んでしまった祥に、巡が困ったような声をかけてくる。その顔を見た瞬間、ふと祥の心に悪戯心が芽生えた。
 ちょっと困らせてやりたいと思ったのだ。理由はわからない。気がつくと、祥は口走っていた。

「僕は別に、相手が巡だって構わないけどね」

第ニ話 恋も夢も (準備中)
舞台:地域→?? / ジャンル:成長物語?  / 原稿用紙換算:未定

目次

 現在準備中です。しばらくお待ち下さい(汗)

*概要

 家を飛び出した栞が辿り着いたのは、《地域》とは全く違う場所だった──。
 見知らぬ土地…栞は求めていた『自由』を手に入れる事が出来るのだろうか?
 家出した下条栞が主人公の成長物語です。

*本文抜粋

 その部屋に入ったのは、生まれて初めてだった。
 埃っぽいと言うよりはかび臭く、普段ずっと閉め切ってあるせいか、何処か淀(よど)んだ空気が篭(こも)っている。
 窓がない為に薄暗いその奥、そこに目的の物を見出して、知らず口元に笑みが浮かぶのを自覚した。
 心臓が先程から落ち着かないのは、期待と希望の為だ。
 足が震えている気がするのは、きっと武者震い。
 不安や恐れなど感じるはずがない── わたしはこれから、今まで誰も成し遂げる事のなかった『反乱』を起こすのだから。

正しい置手紙の書き方
舞台:地域 / ジャンル:本篇舞台裏 / 原稿用紙換算:3枚

*概要

 失踪直前、栞は家族に当てて置手紙を書くが……?
 第一話『神の悪戯』の舞台裏です。

下条家にようこそ
舞台:地域 / ジャンル:本篇舞台裏 / 原稿用紙換算:12枚

*概要

 栞の失踪で慌しい《地域》守護役・下条家。
 そんな中、常と変わらないのは巡・栞の従兄姉、右条榊と左条百合の二人。
 百合視点からの下条家内情(?)篇です。

*本文抜粋

「…やっぱり、百合が最強だな」
「え? どういう意味?」

 まさかそんな言葉が返ってくるとは思わなかった。今度は百合が目を丸くする。
 何故なら── 彼等、従兄弟同士の間で『最強』の名を冠するのは、基本的に現在失踪中の栞なのだ。

「栞も、巡も…俺も、何だかんだ言って、百合には頭が上がらないからさ」
「そ、そうかしら……」