木口木版画は、18世紀末イギリスで、トマス・ビュイックにより確立された版画です。現在も英国木口木版画協会を中心に、イギリス、アメリカおよびヨーロッパ諸国で活発に制作されています。日本でも、少数ながらすぐれた作家たちが制作していますが、イギリスとの交流はありませんでした。
3年まえ協会が、世界に門戸を開いて木口木版画の画集をつくることになり、日本にも作家がいれば参加してほしいという要請が<あ・り・す>に届きました。そこでお願いしたのが、今回の版画展に出展していただく皆さんです。協会主催のイギリス国内巡回の版画展に出展された方もあり、日英の木口木版画の交流がスタートしたところです。
このジャンルの日英合同展は世界初!
画期的なできごとです、是非ご覧ください。
その画集 An Engraver's Globe 「グローバル木口木版画」(プリムローズ・ヒル社出版)は、23ヶ国225人の作家を紹介する480頁の大著となりました。世界の木口木版画を一堂にあつめた、愛好家必見の一冊です。出版予定は12月。運がよければ合同展に間に合うはずですが・・・乞うご期待!
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