今年の、恒例〈あ・り・す〉冬の木版画展は、木口木版画発祥の国イギリスと日本の作家による合同展第2弾。今回は女流作家の作品を中心に展示いたします。
日英合同展2回目の今回は、女性の作家の作品を集めました。日本では女性の木口木版画家はまだ少数派のようですが、そのすぐれた作品に脚光を当てようとするものです。
日本とイギリスの作品を並べて展観することで、それぞれの作風の特徴や類似点、相違点などがくっきりし、いずれも繊細でありながら力強い木口木版画の魅力を余すところなく伝えて興味深いことでしょう。
『Tales of Days Gone By』(英語版)
楽器を手にシューベルトやハイドンを奏でる墨絵の猫たちと、『万葉集』や小野小町、西行法師の一節が不思議にマッチした大人のための絵本。
改訂版では絵に描かれているクラシック音楽の演奏と詩歌朗読のCDがついて、いっそう味わい深い本になりました。雨田光弘による選曲と演奏で、ハイドンの弦楽四重奏曲No79の第2楽章「ラールゴ」、バッハのトリオ・ソナタからシューベルトの「未完成」交響曲まで、また朗読は原詩、現代語訳、英訳が、あわせてたっぷり57分も楽しめます。
2,900円(<ありす・くらぶ>会員の方は10%割引)