まひるの月を追いかけて(恩田 陸 著)
失踪した一人の男を捜しに、奈良への旅が始まった。
「まひるの月を追いかけて」は奈良が舞台である。小説では5日間の旅。
さあ〜小説と一緒に奈良を歩いてみよう。
登場人物
静(しずか)    母(和穂)は教師、父は他界。父は再婚で、前の結婚時の子供が研吾。研吾とは異母兄弟。研吾の同級生の君原優佳里、藤島妙子とは名前は知っているが遠い昔に会った気がする。
渡部研吾 君原優佳里、藤島妙子と同級生。フリーのライター。静の母とは度々会っている、人生の節目の相談相手。
君原優佳里 研吾と事実婚状態だったが...。
藤島妙子 同級生。既婚。 
君原優佳里(と名乗る人?)から、研吾が奈良へ行ったまま行方不明になったので一緒に探してくれと、静は頼まれる。同級生3人の微妙な人間関係と研吾に対する静の微妙な気持ち。
旅のどこかで研吾が現れるという。
そして研吾の最愛の人て誰?それは静だけが最後まで気が付かなかった。
旅はお話しなのだ、出かける度に、与えられた役を演じなければならない。
本を読むと、「橘寺」に行きたくなります、あの入り口に誰が立っているのだろう。
新しい旅、新しい物語が始まるかも知れない。
以下のコメントは読んでない人には、何のことやらかも。
追っかけしました。


【1日目】橿原神宮前駅−橿原神宮−藤原宮跡−明日香村泊
橿原神宮 内拝殿  
荘厳な神社です。明治天皇の造営
橿原神宮はここ
藤原宮 大極殿跡
日本史上最初の本格的都。
藤原宮はここ
【2日目】飛鳥駅−欽明天皇の墓−高松塚古墳−巨大な石−研吾と出会う
−橘寺−石舞台−酒船石−首塚−甘樫丘−天理駅
飛鳥駅 欽明天皇の墓-猿石も見ます。こちらで詳細
高松塚古墳 亀石 この前で研吾と出会う
橘寺 山門 (東門)
聖徳太子誕生の地に太子自身が創建したとされる寺です。
東門に通じる階段
きっと、あの向こうに「あの人」が....(笑)
研吾には、きっと好きな人が居る、優佳里でもなく妙子でもなく。
 
石舞台
明日香には、ほどよい位置に遺跡が、ばらまかれている。
酒船石
これは何に使う?
ピンポールマシン? この後、首塚を見ます
甘樫丘

妙子「渡部君が好きな人、あなたの知らない女だと思ってたの?」
静「えっ、知ってる人何ですか?」
【3日目】石上神宮−長岳寺−大神神社−奈良駅
石上神宮
天理教の施設が並ぶ町です。石上神宮はここ
長岳寺
小高い山の上にある。長岳寺はここ
大神(おおみわ)神社の大鳥居
高さ32.3mは日本で2番目の高さ。
大神神社の拝殿
三輪明神とも言います。後ろの三輪山がご神体。
大神神社はここ
【4日目】奈良公園−興福寺−春日大社−新薬師寺−白豪寺−二月堂−東大寺−市民病院
奈良公園
妙子が消えた。
興福寺 五重塔  興福寺はここ
春日大社  春日大社はここ 新薬師寺
妙子は、ここに来るのが楽しみだった。新薬師寺
研吾と出会う。十二神将と。 
白毫寺 萩が見れないのは残念。白毫寺はここ 二月堂
市民病院からの電話

人違い?

みんなどこかへ行ってしまう。
東大寺  大仏 東大寺はここ
【5日目】JR奈良−法隆寺駅−藤ノ木古墳−法隆寺−中宮寺−明日香−橘寺
藤ノ木古墳
今は整備中で、フェンスに囲まれて入れません。
法隆寺 中門  法隆寺はここ
法隆寺 夢殿 
一人の女が横切る。
どこかで見たような?
中宮寺  弥勒菩薩半跏像  中宮寺はここ
聖徳太子が母のために建てた寺。
研吾 「俺の分の話は終わった。」

あの人は誰?
知りたくもない。
あの人によろしく。
新しい旅、新しい物語が始まろうとしていた。

TOPの写真は奈良ではないですが、ほんまの「真昼前の月」です。

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