エギングによるアオリイカ釣り中毒症を発症した悲しい男の物語

〜アオリイカ(あおりいか、水イカ、モイカ)は50代男の心を魅了する魔性の魚〜

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 ハガイカ
和 名  : はがゆい
英 名  : hagaika kuyasika
地方名  : ハガイカ
生息域  : 西日本地区、主に九州全域に生息するが転勤等により日本全国〜まれに海外にも
        生息する。
        釣り人の腕に左右される部分が大きく、上手な人には釣れないが、下手な人には
        いつも釣れるという不思議なイカである。

        九州人ならもうお気づきとは思いますが、要はボーズという事です。

        釣れなかった人が、帰り際に捨て台詞として「もー はがいか」とこの言葉を残した
        のに由来する。
        九州弁で ”はがゆい” ことを ”はがいか” と言います。

      *実はこれパクリです。だいぶ前先に帰る釣り人に釣れましたか?と尋ねたら ”ハガイカ” が釣れたと聞き思わず
       爆笑でした。



ハガイカップとは : 今は亡き共同開催者ミツ君がブログで書いてくれてます
   ハガイカップってなあにT
   ハガイカップってなあにU



第26回ハガイカップin黒島(2019.11.3) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第26回ハガイカップ” を開催。


 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 今回はドラフト制度で入団した、新人3人を含む計9名での楽しい飲み会となった。


 いつもの事ながら、ママレンジャーには、宴会会場へ向かう車中、


  
マ  :  「お願いだから、ちゃんとして帰ってきてね。」
  ヒデ :  「決して、運転手扱いなんてしない!」 



 そう固く約束していた。


 公約を果たすべく、最初はセーブしていた。
 が、最終的には、天然ちゃんに差し入れしてもらった ”森伊蔵” を爆飲し、華麗なる舞を舞った。


 そのまさに舞っている最中に鳴る、お迎えの携帯電話。
 対応してくれたゆーじ君にママレンは全てを察したとの後日談だった・・・・・。


 人間って、本当に学習しない生き物なんだってつくづく思う。


 翌朝目覚めたが、やっぱり頭が重い。
 しようがないので、すっぱになり頭から水をかぶり目を覚ます。


 そうして、ちょっぴり目を覚まし、普段食べない朝食のパンをかじり、カフェラテを飲みながら、
 フェリー乗り場到着。


 少しでも酔いを醒ますため、横になりたい所だが、生憎椅子しか空いておらず、目をつぶって少しでも
 体調の整えに入る。


 小一時間フェリーに揺られ、黒島に到着。


 今回の参加者は、総勢12名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、 大ちゃん 、クラゲン君 (新人)、ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、だっちゃん

   ・佐賀組・・・・  天然ちゃん

   ・広島組・・・・・ ぶーちゃん一家 、ゆーじ君

   ・西海組・・・・・ N君、T君、I君(西海ブラザーズ) 新人


 今回は、新人さんが4名も参加してくれ、ハガイカップに新しい風を吹き込んでくれた。



 そして、恒例の挨拶をする事に。



 
「この秋空の下、今回も大会を開催する事ができました。」

 「ハガイカップも今回で何と26回目を迎えました。」
 「これはいつも言っている事ですが、こんなバカバカしい大会が、長きに渡り継続していることを
  主催者として嬉しく思います。」


 「さて、今回公約をどうするかと、ちょっぴり迷った部分もあります。」
 「しかしながら、そんな事ではハガイカップ総帥として男が廃る。そこで今回も公約を述べさせて
  頂きたいと思います。」


 「全国デカ烏賊ハンター協会のカズ君!」


 「かつて、このハガイカップの中に、”カズノドラゴン” というちょっぴり強い猛獣がおりました。」
 「しかーし、その猛獣も最近は弱る一方。なぜなら、歯が抜けてしまったからです。」


 「前回大会ではたまたまチャンピオンとなりました。」
 「しかし、それもボスイカに賄賂を渡し、イカをゲット。そして、内臓に重りをしのばせるという裏技
  まで使い、私と僅差で奪ったものであります。」


 「そこで、そんな彼にこの私が引導を渡したいと思います。」


 「もし、私か君のいずれかがハガイカTシャツを着るようになった暁には、この新しき令和の世、
  そしてハガイカップに感謝し、

  令和万歳、ハガイカ万歳、

  そう叫びながら、パンツ一丁でハガイカTシャツを着ようではありませんか!」


  「しかーーし、私も決して鬼ではない。」
  「君がもしこの公約にビビッてやりたくないというのであればそれもやぶさかではない。」


  「この勝負、やりますか?」
  「それともやりませんか?」


  カ : 「ゆーじさんもやるなら・・・・・」

  ゆ : 「いいでしょう。受けましょう!。」


  
こうして、とばっちりを受けたゆーじ君も巻き込まれる事になった。

  さらなる、とばっちりを目指し、影ミツ君に牽制球を投げるヒデ。
  チキンな影君その他一同は完全スルー。本当にミジンコみたいな奴ばかりだった・・・・(爆)


  今回不参加となってしまったヒゲ君に変わりゆーじ君がルール説明。
  その後、己の尊厳を賭け、戦いの火ぶたは落とされた。


  今回も一騎打ちをするべく、カズ君と短波戸に向かう。
  他に、大ちゃんも同行。


  今回、何としても、Tシャツ返還に闘志を燃やすぶーちゃんは早速、小イカを目指しフェリー乗り場
  近辺で早くもエギを投入していた。


  短波戸到着。
  外向きのベストポジションは、既にカズ君と大ちゃんにしっかりと取られていた。

  しようがないので、内湾を攻める事に。


  シャク、シャク。
  シャク、シャク。


  ほとんど無風。絶好のエギング日和。
  一投目で雄たけびが上がるかと思いきや、2投目、3投目もヒットなし。


  今日は爆釣かと思っていたのに、どうやら渋そう。


  各自、プチ移動し打ち続けた、しばらく後。
  もっとも聞きたくない、この男が叫ぶ。


    
カ : 「あっ、来たみたいです。」

    ヒ : 「なっ、何ーーーーーー」


  上がってきたのは、0.75号のエギと変わらない位のみみっちいホタルイカだった。


    
ヒ : 「まさかそんなちっこいの。それでハガイカ抜けたなんてプライドにかけて言わないよね。」


  ニヤニヤ笑いながら、そのイカを見せびらかせて歩いていくカズ君はまさに悪魔だった。


  こうして、パンツマッチを早々と抜け出し、追い込まれるヒデ。
  気合を入れて、シャクリ続けるものの、エソと思われる、魚の攻撃が今日はひどい。


  その内、小イカゲットに失敗した、ぶーちゃんがやって来た。
  どうやら、新人さんの一人は既にハガイカ抜けしているという。

  単波戸右側の地磯を攻めだすぶーちゃん、それに連られるように、大ちゃんも地磯側へ。


  しばらく後、ぶーちゃんが叫ぶ


  
 ぶ : 「来ましたーーーー」 

   ヒ :  「なっ、何ーーーー」



  そこには、見たくない、イカをゲットするぶーちゃんの姿があった。
  更にに悲劇は続く。その後、すぐ近くでシャクっていた大ちゃんが叫ぶ。


   
大 : 「来ましたーーーー」 


  イカをゲットし、更にヒデに塩を塗り付ける冷酷な大ちゃん。


  
 大 : 「ヒデさん、まだですかーーー。ヒデさんーーーー。」


  どうやら、地磯に地合い到来の様子。
  ラインブレークし、単波戸に戻って来たぶーちゃん。


   
ぶ : 「ヒデさん。地磯がいいですよ。」

   ヒ :  「もうプライド何て捨てたーーー。」



 いつもなら意地を張る所だが、尻に火がついてそれどころではない。
 やさしいぶーちゃんの言葉に甘え、ヒットした場所に陣取る。


 その2投目、ラインが走った。



  「ビシッ」
  「きっ、きっ、北の駅舎ーーーー」


  確かに竿先に伝わる、イカの引き。
  まさに至福の瞬間。


  一人取り残された針のむしろからの解放に満面の笑みとなる。


  
 アオリイカ490g

 慎重にやり取りし、水面まで上げ、ラインをもって引き上げた。

 ところが、一緒にPEラインがついてくる。
 そのラインを引き上げるとさっきぶーちゃんが失ったパタパタ君が無事回収されたのであった。


 
 ヒ : 「ぶーちゃんおかげで、イカ無事釣れたよありがとう。今日は足向けて寝ないから。」
      「そのお礼とは言っては何だけど、エギ返すね。」


 そうやって、せっかく返したエギはラインブレークでその後数投目で海のモズクとなった(涙)。


 その後、地磯に地合い到来。
 いつの間にやら、地磯にやってきていたハイエナカズ君が大物ヒット。


 
 カ : 「ヒデさん。ギャフ。ギャフ。」

  ヒ : 「お前というやつは・・・・」



 それでも、優しいヒデは、ギャフを貸してあげた。
 が、ショートギャフではないのでかけ難く、無事ちょっぴり大物は海にお帰りになった・・・
めでたし


 地合い到来に、皆色めき立ってシャクッたが、その後ヒットは続かなかった。


 そうこうしているうちに、ぶーちゃん一家(2,3、4号)が単波戸にやって来た。
 すると、ぶーちゃんが叫ぶ。


   
ぶ : 「桜海(3号)!、お父さんやったよ!」
       「優勝クラスのイカ釣ったよ!」



 前回の屈辱。

 
”残念な家族からの脱却” を願う、家族の痛々しさが伝わる一コマだった。


 その後、ハガイカ抜けを果たした参加者が、ぞくぞくと単波戸にやって来る。

 じゃんけんの魔術師事、だっちゃん。
 そのだっちゃんもニヤついている。


  
 ヒ : 「ボスイカに賄賂渡してたろう?」

   だ : 「そりゃー、お中元。それにお歳暮まで。」



 さすがに、抜かりない性格だった。


 そして、その後はまったりとした時間が流れたが、それを覆すようなヒットが。


 その主は、
”無冠の帝王” こと影ミツ君。
 かつて、みっちゃんに、影は本当に本番に弱いとさんざん弄られていた。


 最も多い釣行をこなし、数も上げているにもかかわらず、ハガイカップのチャンピオンになれない。


 ゲットした、800g近いサイズを見た時は、遂に汚名返上の時が来たと正直思った。


 単波戸の一同は皆ハガイカ抜けをしているので、ゆったりとした、心地よい時間が過ぎていく。
 風の噂では、長波戸に居る新人3人のうち、2人が苦しんでいるという。


 優しいヒデは、新人さんを弄ったりなんて決してしないが、様子を見に行くことに(爆)

 移動途中、ぶーちゃん一家(2、3、4号)とすれ違う。


   
ヒ :  「イカ子さん(2号)、ぶーちゃんやったね。」
        「でも、全員安打でまたお持ち帰り何て事もあるし・・・・・」

   イカ : 「ヒデさん、変なこと言わないで下さい!」


 近くにに居たゆーじ君。そのゆーじ君はかつて優勝してTシャツを持ち帰った当事者だった。


 長波戸到着。

 その先端付近では、
 ”黄ばんだオーラ” が強烈にスパークしている。


 直行して、弄りたい気持ちをぐっとこらえ、ちょびっとづつ叩きながら、近寄っていく。


 まずは、当事者の一人、 クラゲン君に遭遇。
 フェンス向こうで、テンパっている様子がありありと見える。


   
ヒ : 「どうだい?」

   ク : 「全然だめです。」



 くっくっくっ・・・・・・・   竹下景子に3000点。


 更に先端に進むと、スパークしているもう一人、西海ブラザーズの一人T君。

 そろそろ、かるーーくジャブを放とうかとしたまさにその時、


  
 「ビシッ」


 シャリ音の後に、大きく曲がるロッド。
 何と、土壇場で、T君がヒットさせハガイカ抜けを果たしたのである。


 上がってきたのは、結構デカい。
 影ミツ君の無冠の帝王脱却が阻止されたのを確信した。


  
ヒ  : 「遂にきて、良かったね。」

  T君 : 「いやーー、冷えました。」



 満面の笑みを浮かべるT君。
 そう、自分が釣れるまでは、ハガイカップは地獄なのである。


 そして、残すところ1時間程度。


 いよいよ追い込まれる、新人、クラゲン君。
 優しいT君は、ヒットしたポイントをクラ君に譲り、健闘を祈っている。


 そこへやって来た、悪魔のカズ君。
 悶絶するブロガーであるクラ君に向かい


  
カ  : 「良いブログネタができたねーーー」

  クラ : 「・・・・・・」



 ナイス突っ込みーーーー。内心そう思ったというような事実は決してない・・・・・(笑)


 ヒットポイントに移動し、鬼の形相でシャクルクラ君。

 そして、そんな彼に、黒島のイカの神様が遂に微笑む。


  
 「ビシッ」


 大きくしなるロッド、第18回(2014.11.30)以来、全員安打が決定した瞬間だった。


 無事獲物をゲットし、ホッとするクラゲン君。
 その目がちょびっと涙目だったのを決して見逃さないヒデであった・・・・
チャンチャン


 ヒデはというと、その後、ラインが震え、1ハイ追加。
 アオリイカ460g

 そして、更に、得意の平行フォールでもう一杯追加。

 アオリイカ730g
 
 今度のは良いサイズで、久々のギャフ投入。

 3回も空振りした決定的瞬間を何と天然ちゃんに撮られてた(爆)



 そして、栄えある優勝は、初出場、西海ブラザーズ1人であるT君。

 760gをゲットし、ハガイカの恐怖から一転、チャンピオンに輝いた。


 
 チャンピオン 

 そうそう、T君。

 ハガイカップって、優勝の後Tシャツ着る確率が異常に高いから(笑)


 そして、Tシャツ該当者はなく、現タイトル保持者のぶーちゃんが、広島に持ち帰る事になった。


 そして、ここからは、ダイジェストで・・・・・

 残念な家族
ちゃんと釣ったのに、Tシャツ持ち帰るなんて・・・・(残念な家族一同)
 残念な家族
夫の敵は私が次回討ちます!(残念な家族2号)



 参加してくれた、皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終える事が出来て良かったです。


 ぶーちゃん、今回本当に助かったーーー
 でも、マジ、ずっとTシャツ持ってて良いからーーー!!



参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌
  
   
 〜プライドは どぶに捨てるの 正解だ 天然ちゃんを 真似て良かった〜  ・・・by ヒデ





第25回ハガイカップin黒島(2019.4.21) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第25回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 急用での欠席もあり、今回は3名での本当にこじんまりとした楽しい飲み会となった。


 今回は目をちょびっと怪我した事もあり、本当に未だかつてないぐらいセーブして飲んだ。
 おかげで翌朝、本当に爽やかに目覚めた。


 普段は食べない朝食をとり、カフェラテを飲みながら、フェリー乗り場到着。


 フェリー出発時間になっても来ないヒゲ君。
 それもそのはず、親父さんの船でジギングに出かけ、何と早朝メーター級ヒラマサを2本も上げ、
 一足先に黒島に到着しているという。


 少しでも酔いを醒ますため、横になり、”爆眠”に入るのがいつものパターン。
 ところが、今回は全く酒が残っておらず、参加者と歓談。
 次回大会からはホント酒控えようっと。


 小一時間フェリーに揺られ、黒島に到着。


 今回の参加者は、Tシャツを恐れドタキャンした大ちゃんがおり、総勢6名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、ヒゲ君 、びすこ君 、ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 

   ・広島組・・・・・ ぶーちゃん一家


 うーーーん、近年まれにみる少人数での戦いとなったが、今回は体調も万全。
 正直、負ける気がしなかった。


 そして、恒例の挨拶をする事に。



 
「この晴天の下、今回も大会を開催できる事を主催者として嬉しく思っております。」

 「ハガイカップも今回で25回目を迎えました。」
 「こんなバカバカしい大会が、こんな長きに渡り続いている事を嬉しく思います。」


 「さて私事になりますが、先週キロアップをゲットし上り調子です。」


 「めんどくさくなって、公約はちゃんと考えて来なかったので今回は手短に行きます。」


 「全国デカ烏賊ハンター協会のカズ君!」


 「もし、君か私のいずれかがハガイカTシャツを着るようになった暁には、
  パンツ一丁素っ裸になり、終わりゆく平成の世に感謝し、


  平成ありがとう、 平成ありがとう、 平成ありがとう 。

  そして、

  ハガイカ万歳 、 ハガイカ万歳 、 ハガイカ万歳 


  そう、三唱してTシャツを着ようではありませんか!」


  「しかーーし、私も鬼ではない。」
  「昨日朝7時半、ビビッてメールをよこす君がやりたくないといえばそれもやぶさかではない。」


  「この挑戦、受けますか?」
  「それとも受けませんか?」


  カ : 「影ミツ君も」


  
と巻き込もうとしたが、こんなバカな戦いに参加する訳もなく、今回もカズ君と一騎打ちで
  熾烈なパンツデスマッチを繰り広げる事になった。

  ただ、今回は体調も良く、何だか自信満々。
  フェリー内でカズ君に宣言した通り、カズ君の選んだ場所で戦う事にした。


  ヒゲ君のルール説明後、思い思いの場所に散らばる参加者。
  カズ君は短波戸を目指したため、必然的にヒデも同様となる。

  短波戸をチョイスしたのは、二人だけ。
  文字通りの一騎打ち。


  ポイント到着。
  墨跡が少しある、外向きを二人並んで攻め始める。

  期待を込めた一投目。


  結構シャクル、カズ君の音に触発され、負けないように強めにシャクル。


  
2投目、3投目、4投目


  今日は一発大きいのが出るかと思いきや、何だか渋そう。
  移動しようかと思った矢先、カズ君に先を越される。


  しようがないので、もうしばらく同じ場所でシャクルもヒットなし。
  移動を決断し、地面に置いていた、釣り具ケースを持とうとすると、

  
”バシャーーー” 

  きちんと閉まっておらず、エギや小物が地面にバラまかれてしまった。


  ガチョーーンと思いながらも、
 
 「これは、ひょっとしてお告げかも?」 とプラスシンキングし、

  エギを交換し、内湾を攻める作戦に。

  数投目。


  シャクル、フォール、シャクル、フォール
  繰り返していたら、エギに何か触った感じがした。

  すかさず数回誘いをかけて、平行フォールでエギをゆっくり沈めていたら、竿先に重みが・・・


  「ビシッ」

   「きっ、きっ、北の鴎唄ーーーー」


  竿先に伝わる、確かな重量感。
  きっ、きっ、気持ちよかーーーー。


  まさに至福の瞬間。
  ヒデの作戦勝ち。

  ”釣れた” のではなく ”釣った” のでその喜びもひとしお。


  十分に引きを楽しんでいたら、先端のカズ君もヒデのヒットに気付いた。


  
カ : 「嘘でしょーーー」


  水面に上がってきたのは、本命アオリン。
  ギャフを使うほどではないので、抜き上げた。

  
 アオリイカ590g

 春イカには遠いサイズだが、それよりも何よりも、パンツデスマッチからの解放は堪らない。


 宿敵カズ君に向かい、


 ヒ : 「イカ釣りって楽しいねーーーー。」


 こんな素晴らしい大会を思いついたのは誰だろう?
 自分が釣れれば、これほど楽しい大会はない。


 
ヒ : 「のど乾いた。ジュースでも飲もうかな? ジュース。」

     「気持ち良いねーー、何ていうか。」



 先手を取ったので、当然カズ君を弄りにかかる。

 しかーーーし、この男本当にしぶとい。


 そのしばらく後、カズ君が叫ぶ、

  
カ : 「あっ、当たりがありました!」


 その声にカズ君の方を見ると、合わせを入れるその姿が目に映る。

 
”ビシッ”


 敢え無く、至福の時は終わりを告げた。
 内湾を攻めるという攻略方法は当然パクられていた・・・・・・・(涙)


 その後、カズ君が2ハイ追加。

 ヒデが1ハイ追加。
 アオリイカ

 今日のヒットはすべて内湾。しかもメスばかりだった。

 更なるサイズアップを目指し2人シャクルもその後のヒットはなし。
 他の参加者の状況が分からないので、長波戸へ移動することに。


 移動途中、くのいちびすこ君とすれ違う。


  
び : 「全然だめです。」


 史上初のヘボンガ―連覇。
 今は懐かしきクイズダービー。竹下景子に3000点(笑)



 長波戸到着。
 影ミツ君、ヒゲ君は黒島のボスイカに賄賂作戦で、何とか難を逃れていた。


 黄ばんだオーラを発する、 ”ぶーちゃん” 一人を残して・・・・・
 原たいらに5000点!。


 ぶーちゃんがやってくれそうだが、まあ、じゃんけんかな?。
 そんな感じがありありの状況だった。


 大潮のこの日は、更に潮が引いていく。
 だ―――れもヒットなく、残り時間も僅かになり、集合場所に集まり始める参加者。


           
ハガイカップ初期メンバー、ぶーちゃん

                     VS

                くのいち びすこ君



 2人の熾烈な戦いはさらに続くが、残り時間僅か。



 しかーーーし、ここで、まさにメーーーーーークミラクル。


 帰るフェリーのすぐ近くで釣っていたびすこ君が何とヒット。
 最終秘密兵器、たぶん2.5号サイズのエギ。
 その大きさと変わらない丸々と太ったアオリンだった(笑)


 でも、ハガイカップにサイズは不要。1ハイは1ハイなのだ。


 こうして、ぶーちゃんはY君に続く、ジャンケンもできない完全無欠のロックンローラー
 となった。


 優勝はカズ君。

 内臓にオモリをしのばせるという裏技を使い、ヒデと40gの差をつけ630g。

 笑顔で

 優勝カップを

 受け取る、

 カズ君の

 写真

                              カップ渡してたので、写真ないぞー
                               必要なら、送れよーーー(笑)

 そして、ここからは、ダイジェストで・・・・・

 残念なぶーちゃん 
写真中央(赤い部分左)、できないじゃんけんを考えながら歩くぶーちゃん(笑)
 残念な家族
残念な家族2号、3号。  私達恥ずかしくて海に飛び込みます(笑)
 残念なぶーちゃん
ぶーちゃん(残念な家族1号)に本当に残念と慰める残念な家族4号(笑)
 残念なぶーちゃん
天然ちゃんからの土産(ありがとうなー)、茜霧島とぶーちゃん。

 ぶ : 「わざわざ、終電に乗ってやって来たのに・・・・」


 
そう涙目で語るぶーちゃんにかける言葉はなかった。


 帰りの船内。
 やおら、おにぎりを出して食べようとするびすこ君。


 
 ヒ : 「飯食ってなかったの?

  び : 「はい。」

  ヒ : 「それはうまかろう。」



 そう、ハガイカの恐怖に怯え、何とびすこ君は昼飯も食わず戦っていたのだ。


  
”昼飯を食った者と、食わなかった者”


 今回勝負の明暗を分けたのは、その違いだったのだ(爆)


 相浦港に帰港後は、ヒゲ君が釣ったメーター級のヒラマサを全員で分けてお土産にした。

 いやーー、ヒゲ君、本当にうまかった。
 ありがとうなーー。また頼むぞーーーー



 
皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終える事が出来て良かったです。


 ぶーちゃん、もうやりたくないから、ずっとシャツ持っててねーーー!!



参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌
  
   
 〜今回は 危なげがなく 満足だ カズに着せれず 残念だけど〜  ・・・by ヒデ





第24回ハガイカップin黒島(2018.12.2) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第24回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 今回は5名でのこじんまりとした楽しい飲み会となった。


 でも、結局5人でビールを飲んだ後、黒霧島(5合)を飲み、天然ちゃんが持って来てくれた土産に手を出す。
 茜霧島?だったか初めて飲んだが、飲んだ瞬間、まずいと思った。

 味がまずいんじゃなく、あまりに飲みやすいのでまずいと直感した。



 
♪僕の記憶を知りませんかーーーー

      行方不明になり――ましたーーー

           なぜだか2回も舞ったそうーーー



 
朝起きたら、どういう訳か布団の中だった(爆)



 人間って学習しない生き物なんだ・・・・・・最近そう思う。



 翌朝、久々の二日酔い状態で目覚めたが、まだ酔った状態なのか頭は痛くなかった。

 普段は食べないが、朝食にパンをかじり、カフェラテを飲みながら、フェリー乗り場到着。
 一部の小心者達は、一足先に高島に乗り込んでいるという。


 少しでも体調を回復するために、すかさず横になり、”爆眠”に入る。


 小一時間フェリーに揺られ、黒島に到着。


 今回の参加者は、総勢8名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ Y氏 、影ミツ君 、ヒゲ君 、大ちゃん 、びすこ君 、ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 

   ・佐賀組・・・・・ 天然ちゃん 


 フェリーで寝て、ほんの少し回復した状態で恒例の挨拶をする事に。



 「大方の雨の予想に反し、青空の見える天気となりました。」

 「ハガイカップも今回で何と24回目を迎えました。」

 「こんなバカバカしい大会が、長きに渡り継続している事に主催者として嬉しく思います。」


 「さて私事になりますが、小さいながらも会社を経営しております。」

 「経営者という者は、降りかかるリスクを軽減していかなければなりません。」
 「そうしないと、社の存続というものが危ぶまれていきます。」



 「このハガイカップにおいて、今まで私とカズ君が己の尊厳をかけ、熾烈な ”パンツデスマッチ”を
  繰り広げてきました」。



 「しかーーーーし!」  ・・・・・
ツバが飛びまくる


 「なぜ我々、2人のみがそのリスクを背負わなくてはいけないのか?」
 「その事にやっと気づきました。」


 「そこで今回はルールを変更したいと思います。」


 「もし、私かカズ君、そしてこの後、このパンツデスマッチに参加しても良いという勇気あるチャレンジャー
  が現れ、その内の一人がハガイカTシャツを着るようになった時には、

  ♪俺のハガT、俺のハガT、とっても大好き俺のハガT。」



 「今回は沖縄バージョン。そう歌いがら、パンツ一丁で踊りまくろうではありませんか!」


 「ただ、できれば私はやりたくない!」

 「この後、新たなチャレンジャーが現れない事を願う。」



 
しーーーーーーーん


 まるで何も聞こえなかったみたいにスルーする、チキンな奴らばかり。


 「誰も居ないなら、今回はなしで良いですね。」


 
念押しし、逃げ切ったかと思ったその時、宿敵カズ君が一言、


 
「ビビったんですか?。」


 今回のこの壮大な計画、名付けて 
”リスク軽減作戦” そのまんまやんか・・・
 をない頭で考えてきた。

 その計画実現に向け一抹の不安があったのだが、まさに不安的中。


 アンポンカズ君が挑戦状を叩きつけてきたのである。
 その挑戦に結局は逃げられなくなり


 「上等だ、こら、今回もやってやる!。」


 こうしてまたまた、カズ君とのタイマンでのパンツデスマッチが始まったのであった。


 そして、ヒゲ君のチョー短い競技規則説明の後、大会開始。


 ワンパター――ンのカズ君は当然何時もの短波止へ。


 ヒデは、前回調査の教訓を生かし、長波止を目指す。
 同行者は、ヒゲ君、ゆーじ君、の3人。


 ここぞと決めた、内湾の狙い目に来て、久々にヒゲ君より先に我先キャストした。

 期待した、一投目。
 シャク、シャク、・・・・・・・・  ちーーーーん。

 2投目、3投目もヒットなし。


 そうこうしていると、隣のヒゲ君の竿が曲がる、


  
ヒゲ君: 「きっ、来ましたーーーー。あっ外れたーーーー。」


 一瞬ヒヤッとしたが、無事外れ、一人ほくそ笑む。


 そうこうしていると、対岸の影君が叫ぶ。
 どうやら、一抜けのよう。


 
 「うっ、うらやましかーー」


 ハガイカップは本当に自分が釣るまではまさに地獄。
 少しずつ、移動しながら、打っていく作戦に変更する。


 すると、携帯にメールの着信音。
 いやーーな予感がビビンバキムジョンイル。


 
 カ : 「イカ釣りは楽しいですね。」


 宿敵カズ君の嫌がらせメールだった。


 
 ヒ :  「まっ、まっどぅーーーーーい!」


 一瞬で尻に火がつくヒデ。

 しかーーーし、今日の黒島はヒデに優しかった。


 その嫌がらせメールのすぐ後、ちょびっと移動した一投目。


 十分にエギを沈ませた後の、2〜3投目のシャクリに何か当たった様な感じがし、瞬間的に合わせる。


  
 「ズンッ」
   
「きっ、きっ、北のえぞ番屋ーーーー」



 竿先に伝わる、確かなアオリンの引き。
 いやーー、本当に嬉しくてしようがない。


 慎重にやり取りし、水面まで上げ、これまた慎重にぶり上げた。

  
 アオリイカ380g


 「よっしゃーーーーー。」
 「イカ釣りって楽しいねーーー。」



 自分が釣れれば、これほど楽しい大会はない。
 こうしてパンツの恐怖から、早々に解放されたのであった。


 隣でやっていたヒゲ君も、ヒデのヒットに焦り出し、テトラに向かう。
 ゆーじ君は雄叫びが聞こえない事から、まだ苦しんでいるんだろう。


 更なるサイズアップを目指し、プチ移動しながら叩くも後が続かない。


 そうこうしていると、昼近くになったので、プレッシャーをかけながら、”凡人” を弄るために
 短波止へ移動する事にした。


 既に抜けている、影君、カズ君、大ちゃんは余裕ぶちかまし状態。

 そんな中、黄ばんだ者が若干2名。



 
 ヒ : 「天然ちゃん。やっと一皮むける時が来たようだねー。」

  天 : 「・・・・・」


 返す刀で、今度はびすこ君に向かい。



  ヒ: 「うーーーん、初の女性の背中か・・・・」

  びすこ : 「・・・・・・・」




 
 ヒ : 「あーーー、お腹もすいたんで、ご飯でも食べようかな? ごはん !!」



 何という至福の瞬間。

 こんな素晴らしい大会を考えたのは一体誰だろう?


 ゆっくりと、楽しく昼飯を食べる。


 今日は渋く、その後は本当に膠着状態が続く。


 その後、ヒットがなかったが、どうやらテトラで粘っていたゆーじ君はボスイカに賄賂を渡しチビイカを
 こっそりとゲットした模様。


 残り時間が少なくなってきた中、いまだに苦しむヒゲ君、天然ちゃん、びすこ君の3人。


 しかーーーし、その膠着状態を遂に対岸のヒゲ君が破り、何とかハガイカ抜けを達成。



 そして、  
ハガイカップ初期メンバー、初のハガTへ向け邁進する天然ちゃん

                     VS

                くのいち びすこ君



 2人の熾烈な戦いになったのだ。


 しかし、海の状況は良くない。

 600gアップを上げ、優勝を確信し、ワームで遊ぶ姑息なカズ。


 そんな中、時間だけは流れていく。
 あまりのプレッシャーに耐えかね、びすこ君は一縷の望みをかけ長波止へ移動。

 そして残った天然ちゃんは、本当に無口になった・・・・・



 さすがのヒデも、その姿に弄るのをためらった。


 そして、残り時間15分。


   
天 : 「最後に、フェリー乗り場にかけます。」


 そう言って、移動する天然ちゃん。


 
 「確率2分の1のジャンケンか―ーーー。」


 そう信じて決して疑わなかった。


 ところが・・・・・・・



 最後まで1人粘って短波止で打ち1人遅れてフェリー乗り場に到着する。


 すると、カズ君の


  
 カ : 「いや、ホント、ありえないですよ。」


 そう言う、彼の視線の目の前には何と、大きなイカがピクピクと動いているではないか!!。



 何と、残り時間5分でのメークミラクル(ホントは時間オーバーだったらしい・・・・)


 天然ちゃんのまさに、9回裏ツーアウトからの逆転満塁ホームラン。
 780gをゲットし、初優勝までかっさらって行ったのであった。


 
”トンビに油揚げをさらわれる”


 本当に、冗談みたいな事が起こってしまったのである。

 笑顔で初の

 優勝カップを

 受け取る、

 天然ちゃんの

 写真

                              カップ渡してたので、写真ないぞー
                               必要なら、送れよーーー(笑)

 そして、TシャツのT子は?



 そう、T子は遂に、禁断の同性の世界へ。



 くのいち の背中にしっかと抱かれ、新たな一歩を踏み出したのであった・・・・・・・・
ちゃんちゃん


  チャンプから逆チャンプ。ハガイカップは厳しいのである。


 「俺なら、女性に恥はかかせん。
  グ―――と宣言してグ―――を出す!!。」



 
その貴重な忠告を無視し、あろうことかデカイカまでゲットした天然ちゃん。
 それまで、短波止の先端では本当にかわいそうな位無口だったのに、釣った途端しゃべるしゃべる。


 遠慮せず、もっと弄っとけば良かった。
 そうすれば、違う展開に・・・・・・


 あまりの最後の展開に、今回はそう思わずにはいられなかった(笑)。



 
皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終える事が出来て良かったです。


 そろそろ引退だーーー!!



参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌
  
   
 〜油揚げ トンビがさらい 持ち帰る こんな展開 信じられない〜  ・・・by ヒデ





第23回ハガイカップin黒島(2018.4.22) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第23回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 今回は6名での楽しい飲み会となった。

 でも、結局6人でビールを飲んだ後、焼酎を1.5升近く空け結構な酒量となった。
 久々の完全記憶喪失、どうも、”華麗なる舞” を披露したという噂があった(爆)


 翌朝、久々の強烈な二日酔い状態で、爽やに目覚め、フェリー乗り場到着。

 小心者達は、こぞって一足先に高島に乗り込んでいるという。


 少しでも体調を回復するために、すかさず横になり、”爆眠”に入る。


 小一時間フェリーに揺られ、釣友 ”みッちゃん” の愛した黒島に到着。


 今回の参加者は、総勢13名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ Y氏 、影ミツ君 、ヒゲ君 、大ちゃん 、KIYO君 、びすこ君 、ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、ぶーちゃん(イカ子さん、お嬢、妹)

   ・佐賀組・・・・・ 天然ちゃん 


 フェリーでいくらか寝たものの、その程度では回復しない重い頭を抱え、恒例の挨拶をする事に。


 「ハガイカップも23回目を迎えました。」

 「あまり酒の飲めなかった、死んだ親父がよく、
  酒は飲んでも飲まれるな!。
  そう言っておりました。」

 「その言葉をちゃんと守り、朝起きたらなぜか布団の中でした。」


 「おまけに、私は運転手じゃない!」

 「どうやら迎えに来てくれた、ママレンジャーをタクシーの運転手と間違えていたみたいです。」


 「今年は諸事情があり、イカ釣りにはあまり行けておりません。
  おまけに先週は、でっかいハガイカを釣りました。
  そんなこんなで、今回公約は止めようかとも思いました。」


 「しかーーーーし、そんなみみっちい根性ではハガイカップ総帥として男が廃る!。」


 「そこで、今回も公約を述べる事にしました。」



 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「かつて、このハガイカップの中に、”カズノザウルス” という、まあまあ強い恐竜がおりました。
  しかーし、その ”カズノザウルス”にも衰えが見える。
  それが証拠に、前回、前々回と2回連続、ジャンケンで難を逃れた。」


 「そこで、そんな君にこの私が引導を渡してやろうと思う。」 


 「もし、私か君のいずれかが、ハガTを着る事になったなら、
  パンツ一丁ハガTを持ち、

  俺のハガT、俺のハガT、俺のハガT 

  そう3回叫んだ後、ハガイカTシャツを着ようではありませんか!」


 「しかーーし、私も鬼ではない!」


 「君がもし、この勝負にビビッてやりたくないというなら、それもやぶさかではない。」
 「やる? それとも やらない?」



 しばしの沈黙の後、

 
カズ君 : 「やりましょう!」


 「やっ、やるのーーーー。」

 「上等だ、かかって来い!。」




 こうしてまたまた、カズ君とのパンツデスマッチが始まったのであった。


 そして、ヒゲ君のチョー短い競技規則説明の後、大会開始。

 ワンパター――ンのカズ君は何時もの短波止へ。


 ヒデは、時期的なものを総合的にスーパーコンピューター並みの知能で判断し長波止を目指す。


 同行者は、ヒデ、ヒゲ君、ゆーじ君、KIYO君の4人。
 ここぞと決めた、内湾の狙い目に来て、エギを投げようとしたら、ヒゲ君に先を越された。


 おまけに、その一投目、水面まで上がって来たエギの後ろに2杯の小イカが見えるではないか!


 
 ヒデ : 「まさか、プライドにかけてそんなの釣らんよな!」


 自分なら間違いなくチョンチョン、するくせにヒゲ君をそそのかす悪代官のヒデ。
 まだ若い彼は、その攻略にまんまと引っかかりその小イカにアクションしなかった。

 そして、この時のヒゲ君はその後の展開を知る由もなかった・・・・・・・。


 4月のベストシーズン、数投目に雄叫びが上がると思いきや、なかなか歓声は上がらない。
 どうやら、ちょっと渋いようだ。


 しばらく膠着状態が続いた後、対岸で内湾を攻めていた、参加者紅一点のびすこ君が叫ぶ。
 どうやら、一抜けしたようだ。


 恐るべし、女ギンガ―。


 そうこうしていたら、ボスイカからイカを買い上げた、ゆーじ君、そのボスイカの子分を脅して
 イカを巻き上げた影君がニヤニヤしている。


 うーーーーん。


 更に、短波止からはたぶんぶーちゃんと思われる、信じられない声が聞こえる。


 
 ぶ : 「こっちはみんな抜けましたーーーー。」

  
ヒデ : 「なっ、何ーーーーー。」



 まずーーーーい展開。
 どうやら、ヒデのスーパー勘ピューターは大外れ。短波止が当たりだったのだ。


 対して、ヒゲ君、KIYO君、ヒデの3人が長波止に寂しく残される事になった。


 シャク、シャク、シャク、シャク


 気合を入れてシャクルも、当たりすらない。


 その内、短波止から、ヒデを弄るために移動する宿敵カズ君の姿が見えた。

 みすみす、弄られるのが分かっているのに、長居は無用。
 カズ君が長波止に着く頃を見計らって、短波止に移動する卑怯者のヒデ。


 しかーーし、短波止にはそれ以上の屈辱の弄りが待っていた。


 短波止到着。
 さすがに、皆抜けており、まさにそこはパラダイス状態。


 
「誰だ、こんなくだらん大会始めたのは!」 心底そう思った。


 それでも、何とかこの苦境から脱出しなければならない。
 かけ上がりのベストポジションを攻めている大ちゃんに向かい、


   
ヒデ : 「大ちゃん、そこを退けるんだ。」  
         「君はもう釣ったから良い!」


 ”ヒデジョンイル” に変身し、傍若無人に振る舞うヒデ。
 我ながらほんと、ガキンチョである(爆)



 何とか、一杯を求め、鬼の形相でシャクルヒデ。

 そのヒデに向かい、背後から天使の声が、


   
天使 : 「残念なおじさんがいるーーーー」
         「残念、残念ーーー。」


 声の主は、ぶーちゃんの娘、お嬢姉妹。
 それを更に煽る、ぶーちゃんにイカ子さん。


 どうやら前回の大会で、あの、 忌まわしい記憶 が頭に浮かび、


  
ヒデ     : 「”可愛そうな家族3”から”可愛そうな家族4”になっちゃうね。」

  イカ子さん : 「ヒデさん止めて下さい。何て事と言うんです。」


 そうやって弄った事を、家族皆で根に持っていたみたい。
 本当に心が日本の住宅みたいに狭い、困った家族である(爆)


 そんな中、まだ抜けていない、ヒゲ君も短波止にやって来た。
 デーーーーンジャラスな雰囲気が高まる中、更なる悲報が伝わってくる。

 長波止に1人残って、頑張っていたKIYO君もホタルイカをゲットしたのだ。


 
”何という事でしょう!!”


 11年も昔、みっちゃんとヒゲ君とヒデの3人で始めたハガイカップ。
 その創業者2人がハガTを賭け、残るバトルを繰り広げる事になったのだ。


 シャクル、皆に弄られる

 シャクル、皆に弄られる


 日頃大会で皆を弄っている、その身から出た錆とはいえ、本当に涙チョチョ切れ状態。
 ハガイカップの恐ろしさを久々に心底味わった。


 それでも、何とか一杯をゲットするため、死に物狂いでシャクッたが・・・・・・・・



 チ――――――ン。



 結局、アオリンの姿を見るどころか、当たりすらなかった。


  
「パンツで、ハガT」
  「パンツで、ハガT」



 集合場所に戻りながらも、頭の中はパンツでいっぱい。

 しかし、その時なぜか、


 「グーーー」  
が降臨してきた。


 頭の中を、ジャンケンモードに切り替える。


 
「グーチョキパー、グーチョキパー」


 フェリー乗り場に到着。
 皆、アイスを頬張りながらも、顔はニヤニヤ。


 そう、ヒデのハガTを待ち望む、その期待が各々の顔にきっちりと書いてある。


 そして、閉会式。


 優勝は、いったんゆーじ君に軍配が上がりそうになったが、厳格なる検量の末



  
 優勝のビスコ君

 何と、びすこ君。

 610gを上げ、見事くのいち、じゃなく史上初の女性チャンプとなった。


 
”恐るべし女ギンガーーーー”


 優勝カップをびすこ君に渡しながらも、心ここにあらずのヒデ。
 頭の中は、己の人格崩壊をかけた ”儀式” でいっぱい。


 そして、ゆーじ君のジャッジの元、その儀式が始まった。
 儀式を前に、勇ましく雄叫びを上げるヒゲ君。


 大の大人が己の尊厳をかけ繰り広げるジャンケン。
 見ているものは笑えるが、やってる本人達はシャレにならない。


 
 「最初は、グー―、出さんば負ーーーけの、ジャンケンポン」



熾烈なジャンケン 熾烈なジャンケン

 初志貫徹で、降臨したグーで勝負に出たヒデに対し、ヒゲ君はチョキ。

 一度で勝負はついた。



 いやーーーー、死ぬほど嬉しかった(笑)

 茫然自失のヒゲ君 茫然自失のヒゲ君
 涙目のヒゲ君 涙目のヒゲ君
 恐るべしハガT 恐るべしハガT
 ざーーーーんねん ざーーーーんねん

 しかし、今回は冷えた。

 でも、今回のシナリオはきっとみっちゃんが仕組んだものかと・・・・・・・・
 ホームに戻れて、きっと彼も喜んでくれているのだろう。


 ヒゲ君には、

 
 「ヒデさん。優しい後輩がいて良かったですね。」
  「自分の住む(早岐)方面には、今晩足を向けて寝られんですよ!」



 そう言われた。


 ヒゲ君、その君の言葉をちゃんと守り、気付いたら酔いちくれて、
 足をそっち向けて寝てた象ーーー(爆)




 
皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終える事が出来て良かったです。


 もう、コリゴリです!!



参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌
  
   
 〜もう嫌だ こんな大会 止めようよ 親父のパンツ シャレにならない〜  ・・・by ヒデ





第22回ハガイカップin高島(2017.12.3) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第22回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 今回は皆忘年会等で忙しく、4名でのこじんまりとした楽しい飲み会となった。。

 でも、結局4人でビール飲んだ後、焼酎を1升近く空け結構な酒量となった。
 だが、今回も記憶喪失にはならず、しっかりと家路についた。

 もちろん、時間を決め、ママレに迎えに来てもらったが・・・・


 よか〇〇〇〇 なんてのは、古ーーーい過去の事。
 そこんとこ宜しくーーーー



 翌朝、少し頭が重いものの、以前ほどの事はなく、割と爽やかにフェリー乗り場到着。

 今回、フライド チキンハートさん続出で、近年史上最低6人位の戦いになるのではと内心
 気が気ではなかった。


 そんな中、Y氏と参加表明のなった、コンスケ君は既にフェリー乗り場に到着していた。
 ここで、驚くべき事実判明。


 昨夜飲み会に参加していた、小心者のカズ君とSIN君はハガTの恐怖に怯え、何と高島に先乗り
 しているという。


 ハガイカップ競技規則第39条3項。
 ”フライング” 適用で、 ペナルティとして、△2杯からのスタートが決定した(爆)


 その後、天然ちゃん、だっちゃんもフェリー乗り場に到着し、しばし歓談。
 すると天然ちゃん、


  
 天 : 「ヒデさん。ラインもつれてますよ−。」


 何と用意周到で準備していたはずのラインが途中でもつれているのを天然ちゃんが見つけてくれたのだ。

 フェリーの出航時間が迫る中、汗をかきかき何とかラインを組み直し間に合った。
 と、思ったのもつかの間、今度は乗船しようとしたら、購入したはずの切符がない。


 慌てに慌て、やっとこさポケットから見つけた。


 
 「不吉なー。」


 ちょっぴり嫌な予感がした。


 コンスケ君の参戦で、6名と思われた参加者が7名へ。
 と思っていたら、ここで、スーパーサプライズゲスト参戦。

  
 

 写真中央、ちょっぴり太めの・・・・・全然分からんやないかい。

 そう、本当に久々に、ぶーちゃんが一家4人で参戦したのだ。


 まだ、本当におチビさんだったお嬢が、何と8歳、まるで象さんのように大きくなっていたのには
 本当に驚いた
 (こらーーーー)。


 何でも、車酔いでお嬢の妹が車内で逆噴射し、その影響で出船ギリギリの到着になったそう。


 甲板で、久々のぶーちゃんとがっちり握手を交わし、歓談する。
 ぶーちゃんは現在広島に単身赴任中だが、家族は福岡在住。


  
ぶーちゃん : 「だっちゃんが、ハガTを持ち帰り、福岡の恥をさらして困る。」
            「今日はその敵を討ちに来ました。」



 そう勇ましく語る、ぶーちゃん。
 その後の展開をこの時の彼は知る由もなかった・・・・・

 今回の参加者は、総勢11名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ Y氏 、コンスケ君  、ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、 
だっちゃん 、ぶーちゃん(イカ子さん、お嬢、妹)

   ・佐賀組・・・・・ 天然ちゃん 、 SIN君


 今回は高島での大会になるので、何時もより早く、現場到着。
 恒例の挨拶をする事に。


 「ハガイカップも22回目を迎えました。」

 「こんな良い天気の元、久々にぶーちゃん家族が参戦してくれたことを嬉しく思います。」


 「今回、この会場である高島。個人的には数回しか来た事がなく、良く分かっておりません。
  なので、今回公約は止めようかとも思いました。」


 「が、そんなミジンコみたいな精神ではハガイカップ総帥として男が廃る!。」


 「そこで、今回も公約を述べる事にしました。」



 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「かつては、このハガイカップの中で、我が物顔で闊歩していた君にも衰えが見える。
  それが証拠に、前回大会では、ジャンケンで難を逃れた。」


 「しかーーーし、君はそのジャンケンした事すら忘れている事が、昨日の飲み会で判明した。
 そこで、そのボケ爺さんの頭に強烈な印象が残る様、自分が引導を渡したいと思う。」 


 「もし、私か君のいずれかが、ハガTを着る事になったなら、


    ♪アイラーブ  ハガイカー

       ♪アイニード ハガイカー

         ♪アイウォンツー  ハガイカー 
 


 
「パンツ一丁。そう歌いながら、ハガTを着ようではありませんか!!」


 「しかーーし、私も鬼ではない!」


 「君がもし、この勝負をやりたくないというなら、それも良いだろう。」
 「やる? それとも やらない?」


 
カズ君 : 「やりましょう!」


 「やっ、やるのーーーー。」

 「今日、参加者少ないよー。」




 こうしてまた、カズ君とのパンツデスマッチが始まったのであった。


 競技会場は、フェリー乗り場から少し歩いた、奥側の港一体。
 いよいよ、大会開始。


 昨晩の飲み会で、高島を良く知るY氏のレクチャーを受けた気もするが、酔っていて覚えているはずもない。


 パッと目についた、右側の波止を目指す。
 風が若干あるものの、そう寒くはなく、まずまずのコンディション。


 ふと隣を見ると、宿敵カズ君。
 いつも通り、自分がエギをつけようかと準備していたら、早速我先キャストしやがった。


 お前には、一緒に始めようという、フェアーな精神はないんかい!


 遅れる事しばし、ようやくヒデも1投目を気合を入れて投げる。




 シャクル→フォール シャクル→フォール を軽めに続ける。


 しばらく後、すーーーーっとラインが入った



  「びしっ」
  「きったーーーーー」


 
何という事でしょう!


 ものの見事に、ファーストヒット。
 おまけに、相手は結構な引きを見せる。


 当然ながら、満面の笑みを浮かべ、隣のフライングマンに声をかける。



  ヒデ : 「ありゃー。もう来ちゃった。もう。」

  カズ : 「ウソでしょうー。」



 この世の春を謳歌しながら、慎重に巻き上げ、相手は水面に上がって来た。



 白 あーーーーん

   黒  あーーーーん

     モンゴリあーーーーーん

 甲イカ 830g

 そう。上がって来たのは、愛しの君だった。

 おまけに、結構でかく抜き上げは無理。
 モンゴリアンは天ぷらや揚げ物にうまいので、ギャフを使い回収した。


 
 ヒデ : 「ハガイカップてイカ類だから、モンゴもOKだよね?」


 その問いかけをスルーする、本当に女々しいカズ君であった。


 モンゴがいるなら、アオリもいる。
 これで、俄然エンジンがかかってくる。


 ぶーちゃん、だっちゃん等も参戦しシャクルリ続けるも、


 ちーーーん。


 まったく当たりすらなく、皆痺れを切らし、チリジリバラバラに。


 お腹の調子もちょっと悪くなってきたので、トイレ休憩を兼ねヒデも移動する。


 その途中、内湾を攻めていた、ぶーちゃんが叫ぶ。


 
 「来ましたーーーー。」


 ところが、これまたモンゴリアン。
 そこでぶーちゃんとも話をし、


 
 「俺がルールだ!」
  「今日から、モンゴリアンOK!」


  隣国の角刈りの坊ちゃんの如く、”ヒデジョンイル” に変身したのであった。


 移動しながら、もう一方の波止の先端を目指す。
 途中、抜け駆けのシン君はライントラブルで苦しんでいた。


 先端到着。
 そこでは、ただ一人、内湾でホタルイカみたいなチビっこいのを釣って安心しまくるコンスケ君の姿が。


 おいしそうに昼食までほお張っている。


 くっそー。小さかろうと何だろうと、釣れれば天国のこの大会。
 対して、カズ君、天然ちゃんはやっぱり苦しんでいた。


 もう昼なので、飯でも食って気合を入れ直してしゃくろうかとも思った。
 しかーーし、ハガTを逃れて食う飯と、そうでないのでは雲泥の差がある。


 外向きのテトラ側が良い気はするが、向かい風なので、内湾側を攻める事に。


 数投するも、やはり渋く、やっぱり飯でもと考えながら、エギを回収しようとしていたら、後ろに影が見えた。


 すかさず フォーーーール


 エギを追う、黒い影。
 エギをつかんだのが見えた。



 「ツンッ」
 「きっ きっ きっ 北の男旅ーーーー」




 何とサイトでヒットしたのだ。


 回りの皆に向かい、


  
 「ありゃーー、来ちゃったねーーー。」


 モンゴだ!、バナナ!だなど平民の叫ぶ声が聞こえる 
(虚しいのーー)


 墨を吐きながら、上がって来たのは、まあまあのアオリン。
 ギャフを使うまではないので、抜き上げた。

アオリイカ480g

 むっちゃむちゃ、うれピーーマン。
 この一瞬をどれだけ待ち望んだ事か。


 大人になったヒデは、回りの平民を弄ったりはしない。


 
 「さあ、飯飯。」
  「おーー、今日のおにぎりはシャケまで入って豪華豪華。」
  「いやーー、コンスケ君、昼飯って本当にうまいねーーーー」



 そう聞こえる様に、しゃべりまくったという様な事実はない。


 2抜けをゲットし、意気揚々のヒデ。
 ハガイカップって本当に楽しい大会。心の中で悦に浸る。


 しばらく膠着状態が続いたが、姑息にも波止を諦め、早々に遠くの地磯に渡ったY氏が3抜けを果たす。
 それを見たか見ないか、砂糖に群がる蟻のように地磯を目指す平民達。


 そんな中、己のプライドを捨てないカズ君だけは波止先端で粘る。
 その心意気は認めよう。


 しかし、世の中というのは厳しい。


  
「PS. プライドはドブに捨てました(実話)」


 大会終了夜、写真と共にそう書かれたメールをくれた天然ちゃんが、
 3抜けのY氏のしかも真横で、4抜けを果たした。


 何時も爆釣するSIN君も今回ばかりは苦しんでいる。
 それが証拠に、Y氏達がゲットした地磯より、はるか先ゴマ粒くらいにしか見えない所まで行っている
 (SIN君、俺目が悪くてよく見えないから競技規則違反だよ(笑))。


 
”上手だから釣れる訳ではない。それがハガイカップの恐ろしさ”
 今回彼も一皮むけただろう(爆)。


 そうそう、そのSIN君近くでタイトル保持者のだっちゃんも頑張っていたのだが、
 ”まあ”  、 という事で今後の展開をご理解頂きたい。


 4抜けの天然ちゃんの後が続かない。そのうちヒデの携帯が鳴る。電話の相手はずっと内湾を攻めている
 ぶーちゃん。


   
ぶ : 「ヒデさん。釣れません。」
       「フェリー乗り場を開放して下さい!」

   ヒ : 「ダメ!!」


 戦いはフェアーでなければならない。
 泣きのぶーちゃんに当然だめだしした。


 その後も、ヒットは出ず、残り時間もわずか。
 それでも、先端で粘るカズ君。
 きっと、頭の中では、新調した ”赤パン” が100m走をしていた事だろう。


 一足先に、閉会式の場所に戻る事に。


 そこには、未亡人であるぶーちゃんの妻イカ子さんとその家族の姿が。
 あの、 忌まわしい記憶 が頭に浮かび、

 今回は家族が4人に増えたから、



  
ヒデ     : 「”可愛そうな家族3”から”可愛そうな家族4”になっちゃうね。」

  イカ子さん : 「ヒデさん止めて下さい。何て事と言うんです。」

           「そうそう、甲イカはOKなんですよね。」

  ヒデ     : 「甲イカなんてイカじゃない。アオリだけに決まっている!」



 本当に血も涙もないヒデであった。


 そして、遂にタイムップ。

 栄えある優勝は、




 じゃーーーーん
優勝のヒデ 

 この激渋の中、480gのビックサイズをゲットしたヒデが20回以来5度目の栄冠に輝いた。


 そして、当大会のメインイベント、いい大人が恥ずかしげもなく、己の威厳をかけて挑む大ジャンケン大会。



 今回の該当者は、



  
 第1コース  :  連覇やります。ぶっちぎりのだっちゃん。

   第2コース  :  ちょっと顔が引きつった真面目なSIN君。

   第3コース  :  かわいそうな家族。その再現なるかぶーちゃん

   第4コース  :  赤パンで踊って、ユーチューブデビュー果たします。カズ君。




 ヒデの、ジョー樋口ばりの公正なジャッジの元ジャンケン開始。


  
「最初はぐー、ださんば負ーーけの、ジャンケンポン。」

  「おーーーーーー!」


 
最初のあいこにどよめきが起きる。

 そして、2回目、カズ君のグーに対し、皆はチョキ。



 くそーーーー。今回もあと一歩の所でカズ君は難を逃れた。


 さーいよいよ、ヒデの予想通り、だっちゃんの史上初のヘボンガー連覇が現実味を帯びてきた。  



 そして迎えた、3回目。

 
 ヘボンガー決定

 だっちゃん、SIN君のパーに対し、ぶーちゃんはグー。


 こうして、残念な家族バージョン4はコンプリートしたのであった。


 ハガTを着るぶ−ちゃん
 慰めるヒデ

 そうそう。後でぶーちゃんに聞いた話だが、今回の大会前に鹿児島のパイパー君を誘ったらしい。
 その際、ミイラ取りがミイラ取りにならんよう忠告を受けていたとか。


 パイパー君、君の予想通り、


 
 ”ミイラ取りが、ちょっとふくよかなミイラになったよ!(笑)”


 大会終了後、まるで憑き物が取れたような笑顔を見せる、だっちゃん。
 それに対し、車に向かい歩くぶーちゃんの後ろ姿はマジで寂しかった・・・・・・・・


 どんまい、ぶーちゃん!

 次回もよろしくねーーーーーー。



 
皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終える事が出来て良かったです。


 ありがとうございました!!



参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌
  
   
 〜カズ君の 赤パン見れず 残念だ だけど記憶は 残っただろう〜  ・・・by ヒデ





第21回ハガイカップin黒島(2016.11.27) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第21回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 今回は古株5名による楽しい飲み会となった(ヒデ帰宅後新人さんが来たらしいが)。


 毎回のように飲み会の前にはママレンジャーより、頼むからちゃんと帰ってきてと懇願される。
 前回は何とか記憶喪失せずに帰ったが、たった一度の事で破壊された信用が戻るはずもなく、
 今回も代行は禁止。

 ママレによる送迎。
 今回も夜11時には迎えに来てもらうようになっていた。


 しかし、飲み会は何時もの様にやっぱり楽しい。
 今回も腹がよじれるほど笑った。


 でも、皆で爆笑中に、テーブルに置いてあった、みっちゃんの遺影が突然、落ちたのには
 たまげた。

 が、みっちゃんもやっぱり飲み会に来てたんだと思う。
 そして、シナリオも既に・・・・



 人がトイレに行った隙に、こゆーーーい焼酎を注ぐ、ナッペさんが居ない事も奏功し変な
 舞を舞う事もなく、自分で言うのもなんだが、今までで一番スマートに飲んで帰宅した。


 ルック 、 ルック 、 ルック   
出たなウィッキー

 ”ヌゥーーーー  ヒデ ” 今後毎回これで行くことにしよう。


 翌朝、爽やかに目覚め、爽やかにフェリー乗り場到着。

 既に、到着していた、Y氏らに向かい、


  
「今までにない爽快さ。」 
  
「今回は、万全の体調でシャクレル!。」 そう宣言した。


 釣る自信のない小心者の、数名は既に高島に乗り込んでいるという(笑)。


 フェリーが相浦を出港し、その船中で皆と会話する。
 何時もは、酔いを醒ますため、爆睡中なのでこれも初めての事。


 
 「ヒデさん。今日はどうしたの?」


 あちらこちらから、そんな声が聞こえて来たりした。


 黒島到着。


 そして、何時もの様に、開会のあいさつをする事に。

 今回の参加者は、総勢11名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、ヒゲ君 、 Y氏 、 大ちゃん 、びすこ君 、ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、 
だっちゃん

   ・佐賀組・・・・・ 天然ちゃん 、 SIN君

   ・神戸組・・・・・ Hさん 


 「ハガイカップも21回目を迎えました。」

 「心配された雨も、何とかおさまり、これもひとえに、参加してくれた皆さんの日頃の
  行いかと思います。」


 「今回の大会には何と、わざわざ神戸から、Hさんが参加してくれております。」
 「こんなバカバカしい大会に参戦してくれ、主催者としても嬉しく思います。」

 「九州生まれのハガTも、今回はユニバーサル・スタジオ・ジャパンが見れるのでは期待
  しているようです。」



 「今回の大会にあたり、公約を期待する声が、チラホラ聞こえてきたりしました。」
 「期待されたら、応えねばならぬ。それが男の生き様かと思います。」


 「そこで、今回もハガイカップ総帥として公約を述べる事にしました。」



 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「この長いハガイカップの歴史の中で、未だかって君一人だけがTシャツはおろか、ジャンケン
  すらした事がないと思います。」



 「百獣の王、ライオンが、サバンナを闊歩するかの如く、君がこのハガイカップの中で悠々と
  過ごすのを見るのはいい加減見飽きた。」


 「しかーーーし、そんな君にも衰えは見える。」
 「それが証拠に、前回の大会では右波止に行った中で、ただ一人残され、地磯に向かい、
  ボイスイカに賄賂を渡してイカをゲットするという姑息な手段に出た。」


 「そこで、そんな君に、今回この私が引導を渡してやろうと思う。」


 「世間では今、 ”ピコ太郎”というパンチパーマのおっさんが世を席巻している。」
 「そこで、今回は、”ピコ太郎バージョン” を考えてきた。」


 「もし、君か私のいずれかが、ハガTを着る事になったなら、


    アイハブ ア シャツ 
 (左手を上げる)

       アイハブ アン イカ   (右手を上げる)

           ハガT  
 (左手と右手をクロスさせTの字を作る)  

                あーーーーーん  、 気持ちいい  、 あっはーーーん


 「そう言って、Tシャツを着ろうではありませんか!」


 「しかーーし、私も鬼ではない!」


 「君がもし、この勝負にビビッてやりたくないというなら、それもやぶさかではない。」
 「やる? それとも やらない?」


 
カズ君 : 「やりましょう!」


 嫌な予感がしたのか、今回はかなりの間を空けて、そう返答があった。

 こうしてまた、カズ君と無謀な戦いをする事になった。


 ヒゲ君によるルール説明後、大会開始。

 カズとの一騎打ちをかけ、短波止を目指す。


 同様にそちらを目指したのは、影ミツ君、大ちゃん、新人のHさんの計5人。


 カズのアンポンチンは、キャリーカートを引きながら、波止に今回も一番乗り。
 相変わらず早いのなんの。
 人がエギをつける前に、一投目を投げやがった。


 ヒデは今回爆風を予想し、密かに秘密兵器を持ち込んでいた。

 その名は、
”沈むんです、どんどん(略して沈どん作戦)” 。


 無茶早く沈む、エギというかルアーというかたまたま数日前、車中で見つけたやつを持ち
 込んだという実に考え抜かれた作戦だったのだ。


 凄まじい爆風に、カズ君達が向かい風を諦める中、カットんで行くルアー。


 この時点で、 
「もらった!」 と一人ほくそ笑んでいた。


 短波止で、爆風の中、ファーストゲットをかけシャクル5人。
 しかーーーし、それを寄せ付けない爆風。


 今日は大ジャンケン大会かと思われたその時、追い風となる内湾を攻めていた大ちゃん
 が叫ぶ。


  
 大ちゃん : 「来ましたーー。」


 さすがは、小心者で、高島の朝練にまで行き(爆)、しかもイカをゲットしてつきにつき
 まくっており、その勢いを黒島まで継続したのだった。


 しかし、丸々と太ったそのアオリンはエギよりもどう見ても小さかった。

 大ちゃん、ハガイカップ競技規則第53条3項、 みみっちいイカ対象外だから・・・・・


  
 ヒデ : 「そんなみみっちいイカかなんか・・・・。うっ うっ 裏山鹿ーーーー。」


 その後、しばらく膠着状態が続いたが、またまた、大ちゃんが今度は350〜400g程度をゲット。
 そのイカを、持ってヒデに近づく大ちゃん。


   
大ちゃん : 「ヒデさん。イカ釣り教えましょうか?」

   ヒデ    : 「くぅーーーーーー」



 ハガイカップは自分が釣れるまではまさに地獄。

 泉ピ〇子みたいないじわる姑の仕打ちにも耐えなければならないのだ。


 私は、おしん。
 どんな仕打ちにだって・・・・


 次なるゲットを目指し、
沈どん作戦 を継続。


 しかーーし、ゲッとならず、ちーーーん。
 あえなく、沈どん作戦は終了した。


 そうそう、後で、その沈どんルアーを見た、天然ちゃんには、

  
 「ヒデさん。いくら何でもこれじゃ無理でしょう!」 一言でぶった切られた(笑)


 その後、普通のエギに変え、内湾を攻めるもヒットない。


 それでも、影君や新人のHさんは何時の間にやら、チビイカをゲットし、5人中未だヒット
 ないのはピコ太郎マッチを繰り広げる、ヒデとカズ君のみ。


 
何という事でしょう!

 ビフォー&アフター の決まり文句が頭に浮かぶような展開。


  
 哀れな2人

 何時の間にやら、こんな写真を撮られていた。
 周りの期待が、この一枚に現れている。


 シャク 、 シャク  、 シャク


 腕がちぎれる思いでシャクリ続けるも、ウンとも、スンとも言わない。
 一、二度、ちびっこいイカが付いてきたが、抱かなかった。


 あっという間に、昼も過ぎ、飯食っている暇なんてないが、エギを沈めながら、おにぎりに
 かぶりつく。


 そうこうしていると、長波止に居た天然ちゃんがニコニコ笑いながら、短波止に来た。
 移動するという事は、ハガイカ抜けしている証拠。


 案の定、その通りで、更に衝撃の事実が。


 長波止は本日絶好調で、逆チャンプ2連覇の偉業達成が期待されたY氏。
 ハガTのT子が初の同性背中かと期待された、びすこ君も既に抜け、残るはだっちゃん
 のみという。


 隣りにいるカズ君に向かい、


 
 ヒデ   : 「仲良くしよう!」
         「今日は変な公約なかったよな。」

  カズ君 : 「そうですよね。」



 その後も、あの手この手を尽くすものの、風は益々強くなり、ヒットも皆無状態。




 そして、遂にゲームセット。



チャンピョン

 優勝は、460gをゲットし、前回の逆チャンプから一転Y氏がその栄冠に輝いた。

 この男、ヒデと一緒で、チャンプか逆チャンプの両極端。
 人間中途半端はいかん。そうじゃのーーー



 優勝何て、はっきり言って、どうでも良い。
 頭の中は、己の人格の崩壊をかけた ”儀式” のみ。



 今回は、だっちゃん、カズ君、ヒデの3名。


 カズ君は、ハガイカップ初めてのジャンケン。
 これで、初期から参加で、ジャンケンなしは皆無となった。


 そして、チャンピオンのY氏の掛け声のもと、運命の瞬間

儀式 

 大の大人が、恥ずかしげもなく、懸命にジャンケンに臨む、決定的瞬間。


 ヒデ、カズ君のチョキに対し、だっちゃんは、







 パー





 勝負はあっけなく1回で終了。


 
”ジャンケンの魔術師”
 未だ一回も負けた事のなかったジャンケンにだっちゃんは遂に敗れたのだった。


 
 ハガイカTシャツ
 ハガイカTシャツ

  「ジャンケンで負けたのがショックです。」


 そう語る、だっちゃんの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。



 こうして、TシャツのT子は福岡に嫁入りした。
 嫁入り前に、


    ヒデ : 「頼むから、佐世保に居ておくれ。」

    T子 : 「いや、だっちゃんについていくって決めたの!」



    ヒデ : 「なっ、何ーーー」
         「それなら、佐世保の敷居は二度とまたがせん。」

    T子 : 「ごっ、ごめんなさい。それでも・・・・」


 そう言って、佐世保を去ったT子。


 その後、二度と大会が開かれる事はなかった・・・・・・・・・・チャンチャン




 
爆風の中、皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終える事が出来て良かったです。


 ありがとうございました!!


参加の皆さん 参加してくれた皆さん

 今日の釣行歌  
   
 〜シナリオは あの宴会で 出来てたな みっちゃん笑う 姿が見える〜  ・・・by ヒデ





第20回ハガイカップin黒島(2016.7.31) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第20回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 新人さん3名を含む8名での楽しい飲み会となった。

 毎回のように飲み会の前にはママレンジャーより、頼むからちゃんと帰ってきてと懇願される。
 数回前の大会帰宅時はそれはひどかったらしく、今回も代行は禁止。
 ママレが送迎。どうせぐでんぐでんになるだろうからと、夜11時には迎えに来てもらうように
 なっていた(爆)


 言い訳をするようだが、毎回毎回ちゃんと帰ろうという気持ちはある。

 今回は、飲み会前にサンプルでもらった、”高麗人参” 3粒を飲んで飲み会に挑んだ。


 飲み会には、常連で人がよそ向いた際に酔わそうと、思い切り濃い焼酎を注ぐ、ナッペ
 もとい、ナッピさん がいなかった。

 それが良かったのか、はたまた高麗人参が奏効したのか、初めて記憶を失わないまま
 飲み会を終了した。


 迎えに来たママレに向かい、

  
 「どうだ。公約通りしゃきーーーーーっとして帰って来たぞ!」 そう胸を張ったのは

 言うまでもない(爆)


 訳の分からん、 ”変な舞” を期待していたそこのあなた達!


 これからは、 ニューーーー ヒデ でいく。

 変な期待はしない様に!!(笑)


 翌朝、記憶をなくさなかったためか、幾らかいつもよりは起きるのが楽だった。


 フェリー乗り場に向かい、車を止め歩いていると、遠くの車中からこちらを見る人が居る。
 「何か だっちゃん のような。 」 そんな感じはするが目が悪いのでよく見えない。


 実はだっちゃん、昨晩の飲み会の際にも話題が出たが、行方不明で流浪の生活を
 しているという話だったのだ(爆) 。


 今回参加表明もなかったし、酔った頭で納得はしていた。
 が、後程、ちゃんと足のあるだっちゃんがフェリー乗り場に現れた。

 後で聞いた話では、FBでヒデに向かい参加表明はしてたとの話。

 そう、単にヒデがFBを見ていなかっただけなのであった(笑)


 本番で釣る自信のない小心者たちは、一足先に高島でシャクッテいるという。


 惰眠を貪って、フェリーの船中を過ごすといういつものパターンは、今回は乗客が多く
 できなかった。
 このため、ちょびっとだるかったりした。


 黒島到着。

 人がエギを投げる前に、インチキする輩が居るので、その作戦に負けない様今回は
 先に用意を済ました。


 そして、開会のあいさつをする事に。

 今回の参加者は、KIYO君ジュニアを含む総勢15名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、Y氏 、コンスケ君 、KIYO君 、 大ちゃん 
             わいびー釣行記のサトル君、ユウタ君 、 びすこ君 、ヒデ

      
*女性なのになぜかびすこ君、ハガイカップ出場を機にアメブロ挑戦。
       是非見てちょーーー


   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、 
だっちゃん

   ・佐賀組・・・・・ 天然ちゃん 、 SIN君 、 千夜君 



 「ハガイカップも20回目を迎えました。」

 「今回の大会には新人さん3名。中でも、女性単独でびすこ君が参戦してくれた事は
  嬉しく思います。」


 「最近、ハガイカTシャツが己の背中に段々と迫って来ている様な、そんな嫌な感じが
  します。」
 「めざましジャンケンの最後はあいこで終わりました。」


 「公約は止めようかとも思いましたが、それでは、ハガイカップ総帥として男が廃る。」
 「そこで今回も公約を述べる事にしました。」




 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「この長いハガイカップの歴史の中で、未だかって君一人だけがTシャツはおろか、
  ジャンケンすらした事がないと思います。」



 「毎週毎週、久留米くんだりから平戸まで来てイカを釣るのが気に入らん。」
 「人が見ていない事をいいことに、今年も3kgオーバーを釣った何ていうのがさらに
  気に入らん!」


 「そこで、この私が、君の鼻っ柱をへし折ってやろうと思う。」

 「もし、君か私のいずれかが、ハガTを着る事になったなら、新人のレディーの見つめる中、
  パンツ一丁Tシャツを着て、ハガイカ大好き、ハガイカ大好き、ハガイカ大好きと、ハガイカ
  ラブコールをしようではありませんか!」


 「しかーーし、私も鬼ではない!」


 「君がもしやりたくないというなら、それもやぶさかではない。」
 「やる? それとも やらない?」


 
カズ君 : 「やりましょう!」


 この可愛げのない男は、一瞬の迷いもなく即答しやがった。

 こうしてまた、カズ君に無謀ともいえる挑戦を叩きつけたのであった。


 用事で来れなくなってしまった、ヒゲ君の代わりにY氏によるルール説明。
 そして、大会開始の宣言後、そのY氏にトラブルが。

 何と、用意していたラインが切れてしまったのだ。
 そして、これはその後続く悲劇の始まりだった・・・・・・・


 今回ヒデは短波止に向かうであろう、宿敵カズの動きを見越してそちらに動く。
 同様にそちらを目指したのは、影ミツ君、コンスケ君、KIYO君、大ちゃんの計6人。


 カズのアンポンチンは、キャリーカートを引きながら、波止に一番乗り。
 その早いのなんの。


 そして、運命の一投目。二投目・・・・・


 歓声はあがらず、今日はまずい展開になりそうだと感じ始めた頃。


 何と、内湾の一番手前のロープ周りを攻めていた、影君がファーストヒット。
 ギャフを用意しようかとしている周りで更に歓声が。


 どうやら、追随しているイカがいるらしい。


 そして、その状況を見逃さず、姑息にもエギを投げ入れるKIYO君。


 こうして、2人が抜けた。


 「そうそう、KIYO君。」
 「ハガイカップ競技規則、第185条3項、追随イカ釣り上げ禁止違反で君のイカ無効だから。」



 これで、スイッチが入ったのか、続いて大ちゃんが叫ぶ


 「来ましたーーーー。」


 そして無事本命を取り上げ満面の笑みの大ちゃん。


  
大 : 「ヒデさん。僕言いましたよね。Tシャツ着る準備できてますかって?」

  ヒデ : 「くーーー。」



 ちょっとデーーーンジャラスな展開。


 焦るヒデ。しかーーーし、黒島のイカがそんなヒデに優しくキッスを。


 ジャーク→フォール 、 ジャーク→フォール の繰り返しに、



  
「ズンッ」
  「きっ、きっ北のおんな節ーーー」



 待ちに待ちわびた、ヒット。
 しかも、結構引く。


 隣にいる、宿敵カズ君に向かい、



  
ヒデ : 「うーーーん、イカ釣りって楽しいねーーー」

  カズ君 : 「マジすかーーー」




 水面に上がる、本命アオリン。
 やはり結構でかい。


 隣りのカズ君は逃がす事を期待してか、手を貸そうともしない。
 なんちゅ―――心がミジンコみたいなやっちゃ。


 仕方なく、己のギャフを投入。
 慎重にギャフかけ。


 ものの見事に空振り。我ながらちょびっと悲しくなった。


 そして、無事2度目にギャフかけ成功。獲物は無事取り上げられた。


 しかーーーし、あまりの嬉しさに写真撮り忘れ、KIYO君から画像送付してもらった。 

  
 アオリイカ880g

 何時もイカの画像しかないが、こうやって見ると、本当にガキんちょみたいな笑顔。
 やっぱヒデは小学生並みかもしれない(笑)



 うーーーーん、しかし、何時もカズ君にやられっぱなしの中、今回は先手を取った。
 これで、カズ君を弄らないわけはない。

 今回より、黒島の環境保全のため、ハガイカ逃れをした人はゴミを拾う事にした。
 大きなごみ袋を抱え、カズ君に近寄る。


 
 ヒデ : 「あら、こんな所に、空き缶が。」

  カズ君 : 「・・・・・・・」




 こんな意地悪をさせると、天下一品のヒデであった。


 更なる、好状況は続く。
 沖合を攻めていた、コンスケ君もヒットし、何と6人中未だヒットなしはカズ君だけと
 なったのである。



 
何という事でしょう!

 ビフォー&アフター の決まり文句が頭に浮かぶようなすばらしい展開。


 そして、横を向いてKIYO君と話していたら、平行フォールのエギに重みを感じ、
 すかさず合わせる。


 
 「また、きたーーー」

アオリイカ450g

 上がって来たのは、450gの食べごろサイズのアオリンだった。


  
ヒデ : 「イカはいるね――、イカ は!。」

  カズ君 : 「・・・・・・・」


 たとえ次回逆襲されようと、こんな機会はめったにない。
 積年の恨みを晴らすように、カズ君を攻め続ける極悪非道のヒデ。

 あまりの悪態に遂に耐え切れず、地磯に移動するカズ君。


 そして、あまりにその姿を不憫に思ったのか、イカの神様はチビイカをカズ君にプレゼントし、
 パンツデスマッチは終わりを告げた。


 その後、短波止に来る、釣りガール、びすこ君。


 未だゲットなく、ちょびっと諦め光線を出していた。

  
「初の、女性知事、じゃなく女性の背中かーーーー」 などという事を考えていたという事実

 など全くない。


 しかし、そんなびすこ君に白馬の騎士にはちょっと遠い(爆)コンスケ君が一言アドバイス。

 
 「それじゃ、エギ動きよらんから、ドラグ締めた方が良いよ。」

 実は、シャクル度にリールからドラグ音が聞こえていたのだ。


 そして、このアドバイスが、ビビンバキムジョンイル。


 
 「やっと、来ましたーーーー」


 子供の様に喜ぶびすこ君。
 本命ゲット後、遠くでやっとホッとしくつろぐ彼女の姿を見逃さなかった。



 今日は、短波止大当たり。


 対して、長波止は苦しんでいる様子。


 移動に自転車を利用するという、これまた、競技規則違反をぶちかました千夜君も未だ
 苦しむY氏の隣で本命ゲット。


 残るは、Y氏一人の様子。
 対岸にいるそのY氏に向かい、


  
大ちゃん : 「残り時間40分。」

           「残り時間30分。」



 釣りの先輩に向かい、無情な仕打ちをするこれまた非道の大ちゃん 
(お前が糸引いてたんじゃローがー)




 そして、運命のタイムアップ。



 優勝は。




 じゃじゃーーーーーーーん。



優勝 

 880gをゲットし、何時以来か、自分も覚えていない、久々の優勝だった。



 そして、運命のハガTは



 最初にライン切れた時に、結果は出ていたのかもしれない。


 そう、ジャンケンをする事もなく、ボスイカ伝説の話し手、Y氏が2度目のぶっちぎりを
 見せたのだった。

 
 ハガTを着るY氏
 

 ちなみにそのY氏。
 ”今日は真面目に釣りましょう” というTシャツで大会に挑んでいた。


 その背中が、悲しいというか、切なかった。


 こうして、無事大会終了後、意気揚々と帰宅。

 一人で留守番していたママレに、威張ってトロフィーを見せる


  
 ママレ : 「200万年ぶりじゃなーーーい?」


 その後帰宅した、チビレンジャー、長女、次女にも同様に見せると


  
 長女、次女 : 「えーーー、うそーーー。」
             「どうかしたとーーー。」



 取るべくして取ったトロフィーなのに、そんな仕打ちを受ける本当にかわいそうな
 ヒデであった・・・・チャンチャン



 
暑い中、皆さん本当にお疲れ様でした。

 事故怪我等なく、無事今回も大会を終えて良かったです。

 ありがとうございました!!


参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

 今日の釣行歌  
   
 〜久々に トロフィー取って 飲む酒は 同じ酒でも また格別だ〜  ・・・by ヒデ





 第19回ハガイカップin黒島(2015.5.31) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第19回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの如く有志による ”前夜祭” を開催。
 9+1名での楽しい飲み会となった。

 前回大会時の飲み会後の帰宅時はそれは凄かったらしく、ママレンジャーからは
 
「今日は迎えに行くから。ちゃんとしておくように!」 と厳命されていた(笑)。

 いつも二日酔いで、大会時はきつくてしようがないので、自分も控えるつもりではいた。
  
 前夜祭

 久々に、釣友 ”みっちゃん” とも一献傾ける。

 ナッピさんは日本酒、天然ちゃんは焼酎を差し入れしてくれた(ありがとうございます)。


 しかーーし、実はこれは、ナッピさんの作戦だった。
 ビールを2杯飲んだ後、凄まじいまでの日本酒攻撃を受ける。

 2杯、いや3杯程強要され、それを飲んだ時にはもう出来上がっていた。


 サプライズで、ぶー君が来たという事も、史上最高の”4回の舞” も当然覚えているはずもなく、
 気付いたら布団でちゃんと寝ていた。


 ママレと一緒に長女も迎えに来てくれたそうなのだが、あまりの親父の醜態にその後口を聞いて
 くれなくなった。

 という事はなく、げらげらと大笑いされたそうだ。


 こうして、”親父の威厳” は無残にも粉々に吹っ飛んでしまったのであった(爆)。


 何時もの如く、思い切りの二日酔いというか、まだ酔っているかも?という状態で集合場所
 である、フェリー乗り場へ。


 今回の参加者は、総勢11名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、 ヒゲ君 、Y氏 、KIYO君 、 大ちゃん 、
             新人のN君、 ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、だっちゃん

   ・佐賀組・・・・・ ナッピさん 、 千夜君



 切符を買い、フェリーに乗り込み、何時も恒例の酔いを少しでも覚まそうと睡眠を貪る。

 黒島到着。
 前回大会では、エギをつける間もなく、姑息なカズ君にやられたので、まずは用意を済ます。


 そして、大会挨拶をする事に。


 「現在4連敗中。何というか、大分嫌な予感がします。」

 「今回の公約は、正直な所、止めようかなと、思ったりもしました。」


 「しかーし、それでは、ハガイカップ総帥として男が廃る。」
 「そこで、今回も公約を述べる事にした。」



 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「この長いハガイカップの歴史の中で、未だかって君一人だけがTシャツはおろか、ジャンケン
  すらした事がないと思います。」


 「海の王者 ”シャチ” が大海原を、悠々と泳ぐかの如く、君がこのハガイカップで闊歩する
  のを見るのは、いいがげんに見飽きた。」


 「そこで、この私と勝負をしようではありませんか!」


 「もし、君か私のいずれかが、ハガイカTシャツを着る事になったなら、パンツ一丁、ハガイカ
  Tシャツを着て、ハガイカ万歳、ハガイカ万歳、ハガイカ万歳と万歳三唱をしようでは
  ありませんか!」


 「ただし、私も鬼ではない。君がもし勝負をしたくないというのであれば、止める事もやぶさか
  ではない。」


 
そう助け舟を出してあげたにもかかわらず、”やりましょう”と即答するカズ君。
 全く最近の若者ときたら、本当に空気も読めないのであった・・・・・・


 こうして、またしても、自分で自分の首を締めてしまう挑戦状を叩きつけた。


 ヒゲ君のルール説明後、皆思い思いのポイントへ急ぐ。
 短波止へは、カズ君、影君、だっちゃん、KIYO君、大ちゃんとヒデが向かう。


 ヒデは、今回秘策があった。
 それは名づけて、
”地磯でシコシコ作戦” 。
 そう、右側短波止、近くの地磯を攻めようという、壮大な作戦だったのだ。


 今日は皆に遅れる事無く、何とか釣行開始。
 しかし、結構な向かい風で状況は思わしくない。


 おまけに、言い訳をすると、昔痛めた右手首の痛みが再発し、左手でシャクルしかない。
 まあ、昔は左手でやっていたので、問題ないと言えばそれまでなのだが・・・・


 気合を入れて、シャクル、シャクル、出そうで出ない ”ウンウン” みたい。

 そうこうしていると、ズンっと痛恨の根がかり。
 エギの回収はおろか、途中で思い切りブチ切れた。


 「まっ まずーーーい」
 「もう、結び直しかい。」



 そう思いながら、道具箱を置いた所までも戻ろうとした際に、更なる悲劇が。
 ベルトに、ギャフを引っかけていたのだが、岩から降りる際に、下に当たり、思い切り岩の中に
 落ちた。


 「おーーーまい、潟リンピックーーーー」


 岩と岩の間に、水没したギャフ。
 しかーーし、幸いなんとか手が届き無事ギャフは回収された。


 最初からのトラブルに、へこみつつ、リーダーを結び直していると、短波止より歓声が上がる。
 そこには、最も見たくない、宿敵カズ君が、ギャフを伸ばしている姿が見えた。


 チーーーン。


 こうして、早くも 
”地磯でシコシコ作戦” の失敗が決定し、今日も敢え無く追い込まれる
 事になった。


 リーダーを組み直し、必死の思いでシャクリ再開するも、ヒットなし。
 短波止も、カズ君に続く者はなく、状況は思わしくない。


 あまりの向かい風に嫌気がさし、長波止への移動を決意。


 移動途中に、Y氏と、ヒゲ君に合ったが、何と2人ともハガイカ逃れをしていた。

 移動後のポイントは追い風となり、先程よりシャクリ易い。
 シャクル 、 シャクル ・・・・・・



 ウンとも、スンとも、いわない。
 あっという間に、昼を過ぎ、飯など食っている余裕なんてないのだが、おにぎりにかぶりつく。


 釣れないまま、時間だけが過ぎていく。
 そうこうしていると、ニヤニヤと笑いながら、嫌な奴がプレッシャーをかけに来る。


   ヒデ :  「今日は公約ってなかったよね。」

    カズ君 : 「そんな事ないですよ。」


 本当に最近の若者ときたら、心まで狭いのであった(爆)


 その後も、どこからも、歓声は聞こえず、状況はかなり渋い。
 どうやら、ハガイカ抜けは、カズ君、影君、Y氏、ヒゲ君の4人だけの様子。


  
「パンツで万歳」
  「パンツで万歳」


 嫌な画像が、頭の中を駆け巡る。
 人にさんざん日本酒攻撃をした、ナッピさんは早くも諦め、ジャンケンモード。


 最後の、最後まで、悪あがきしたものの、結局はそのまま時間切れとなった。





 そして、まあ、どうでも良い表彰式。


 優勝は、

 
 

 このにやけ顔。

 880gを釣り上げ、またまた、カズ君が優勝したのである。


 人の優勝なんてどうでも良い。
 頭の中は、ジャンケンのみ。
 グー 、グー 、グー 頭の中にはグーが浮かぶ。


 晴れやかな儀式に臨むのは、何と7人。
 結局4人しか釣れず、久々の大ジャンケン大会に。


 ジャッジは、カズ君。


 
「最初は、グー。出さんば、まーけのジャンケンポン!」

 「おーーーーー。」 



 大の大人が、必死の形相でジャンケンをする、傍から見ると異様な光景。
 しかーーし、当人達はそれどころではない。

 「最初は、グー。出さんば、まーけのジャンケンポン!」


 数度目のジャンケンで、ナッピさん、大ちゃん、そしてだっちゃんが抜ける。

 さすが、
”ジャンケンの魔術師、だっちゃん” 
 この男、本当にジャンケンには異常な強さを発揮するのだった。


 いよいよ、まずい。
 今回は特に、皆の視線、皆の期待が、本当に嫌というほど伝わってくる。


 残ったのは、KIYO君、千夜君、新人のN君、そしてヒデの4人。


 ハガイカップ史上初の、新人のTシャツ奪取もかかっている。

 そして、数回の、あいこの後、運命の一発。


  3人のチョキに対し、千夜君はパー。



 本当に、本当に、ほっとした瞬間だった。

ハガイカTシャツを着る千夜君
残念な千夜君 

 久々の参加で、見事Tシャツをゲット。

 こうして、ハガTは佐賀へ転勤する事になった。




 
事故怪我等なく、無事今回も大会を終えて良かったです。

 参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました!!




  こうして、ハガイカップの歴史はその幕を閉じ、2度と開催される事はなかった
  ・・・・・・チャンチャン

ハガイカップ参加者 参加してくれた皆さん

 今日の釣行歌  
   
 〜もうまずい 出戻り娘 来るような 2度と開催 するのは良そう〜  ・・・by ヒデ





 第18回ハガイカップin黒島(2014.11.30) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第18回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 7名での楽しい飲み会となった。

 気の置けない仲間との、飲み会はやっぱり楽しい。
 ”みっちゃん” にもちゃんとビールを注ぎ、嫌いな納豆は食べさせないように、色々と気を
 使いながら(笑)、あるお願いをする。


 
「どーーか、カズにTシャツを着せてね!」


 宴会も進み、いろんな料理が出てきた中に、もやし炒めが出てきた。
 そして、事件は起こった。

 宿敵カズ君が、そのもやし炒めに箸を伸ばすと・・・・

  
 折れた割りばし

 お分かり頂けるだろうか?

 柔らかいもやしをつかんだにもかかわらず、カズ君の割りばしが折れたのである。


 
 カズ君 : 「何か、いやな予感が・・・」

  ヒデ   : 「くっ、くっ、くっ。」
         「もう決まりだな!!」



 結構ビビッている、カズ君の目の奥を決して見逃す事はなかった。

 今日の宴会前、頼むからちゃんと帰って来てと、ママレンジャーには釘を刺されいていた。
 途中までは、ちょびっと、セーブしていた。

 つもりだった。


 しかーーし、気付いたら翌朝。

 
 「今までで一番ひどかった。」 そうつぶやく、ママレの言葉が心に刺さった。


 ”舞った” という記憶なんて全くない。
 しかし、ちゃんと舞い、写真も撮られ、動画もまるで映画の予告編みたいに撮られていた。


 そうそう、飲んで記憶喪失になる人間は、若年性アルツハイマーの予備軍という、番組が奇しくも
 その自分が舞っている時に放送されていたとママレに聞いた。

 うーーーーん、ちょびっとまずいかもしれない(涙)


 何時もの如く、思い切りの二日酔い状態で集合場所である、フェリー乗り場へ。


 今回の参加者は、総勢14名+みっちゃん。


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、 ヒゲ君 、Y氏 、コンスケ君 、 大ちゃん 、 
             ヒデ

   ・福岡組・・・・・ カズ会長 、 DG君

   ・熊本組・・・・・ ともちゃん、こうちゃん

   ・佐賀組・・・・・ 天然ちゃん 、 SIN君

             FBでちょっと脅かしたら千夜君はしっかり逃げていた(爆)


   ・鹿児島組・・・ パイパー君(奥さん)



 切符を買い、フェリーに乗り込み、何時も恒例の酔いを少しでも覚まそうと睡眠を貪る。

 黒島到着。
 寝ていて、雨が降っていた事さえ知らず、慌ててカッパに着替えフェリーを降りた。


 そして、大会挨拶をする事に。


 「このハガイカップに向け、毎朝、目覚ましジャンケンに励んできました。」

 「3連勝で絶好調だったのに、昨日迷った末に負けてしまい、ちょびっと嫌な予感がします。」 
 「このため、公約は、今回止めようかと、思ったりもしました。」



 
「しかーし、それでは、ハガイカップの総帥として男が廃る。」
 「そこで、今回も公約を発表する事にした。」



 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「この長いハガイカップの歴史の中で、未だかって君一人だけがTシャツはおろか、
 ジャンケンすらした事がないと思います。」


 「百獣の王ライオンが、サバンナを闊歩するかの如く、このハガイカップで、君が悠々と
 歩く姿を見るのは、いいがげんに見飽きた。」


 「そこで、この私が、その君の鼻を、へし折ってやろうと思います。」


 「この私と勝負をしようではありませんか!」


 「もし、君か私のいずれかが、ハガイカTシャツを着る事になったなら、この雨の中、
 パンツ一丁。ハガイカTシャツを着て、万歳三唱をしようではありませんか!」


 こうして、またしても、その後の展開など知る事もなく、無謀にもカズ会長に挑戦状を
 叩きつけた。


 そして、ヒゲ君からのルール説明後、皆思い思いのポイントへ急ぐ。

 昨晩飲み会の際、フェリー乗り場で子イカで逃げようとするヒデの心を見透かされカズ君に
 釘を刺された。
 このため、もう破れかぶれ。カズ君と 
”タイマン作戦” を決行する事にした。


 カズ君が目指すのは、何時もの短波止。
 従って、ヒデもその後を付いて行く。

 最初短波止を目指したのは、カズ君とヒデの2人のみで、本当に ”タイマン” となった。


 挨拶をしていたので、まだ用意が出来ていないヒデを尻目に、我先キャストで遠投するカズ君


 
 ヒデ : 「こらカズ、お前汚いぞ!」
       「一緒に投げようという、フェアな精神はないんかい!」


  
カズ君 : 「・・・・・・」


 ヒデの言葉なんて全くスルーしながらシャクリ始めるカズ君。
 そして、昨日の不吉な折れ割りばしの予言何て全く関係なかった事を証明する一言が・・・・


  
カズ君 : 「あっ、来たみたいです。」

  
ヒデ : 「何ーーーー!」


 
本当の一投目。ヒデが一投目を投じる前に勝負終了。
 こうして、パンツデスマッチの該当者はヒデのみとなった(涙)。

 しかーーーし、悲劇はまだ始まったばかり。
 ヒデもやっとシャクリ始めた、その脇で、カズ君の2投目


  
カズ君 : 「あら、また来たみたいです。」

  
ヒデ : 「・・・・・・・」


 そして、極めつけは4投目、


  
カズ君 : 「今度のはデカいです。」
        
 「ヒデさん、ギャフ貸して下さい!」

 
 ヒデ : 「こら、エーかげんにせいよ!#K%&‘YVD#%&」


 何と4投で、3匹ゲット。
 そしてヒデのギャフで取り上げた最後の奴は、キロアップのおまけつきだった。


 こうして、横綱の白鵬がちびっこ力士を小指であしらうように勝負はついた。
 しかし、そのカズ君の雄たけびを聞きつけ、まるで砂糖に群がる蟻のように、コンスケ君、
 影ミツ君、大ちゃんの3人が短波止に集まって来た。


 カズ君の連続ヒットで時合は終了したのか、その後が続かない。
 しばらくこう着状態が続いた後、浅場を攻めていたコンスケ君が叫ぶ。

   
コンスケズ君 : 「あっ、来たみたいです。」

 ギャフを投じるサイズで、短波止2抜けのコンスケ君。

 鬼の形相をイカが見て笑っているのか、ヒデには当たりすらない。


  
「パンツで万歳」
  「パンツで万歳」

  「雨の中って寒いかな?」
  「でも、みんな、きっとそんな鬼じゃないよな?」


 などと、言い出しっぺのプライド何てどこへやら。
 まるで小っちゃい子供が、守れなかった約束を許してもらう様に駄々をこねる姿を思い浮かべる
 茫然自失のヒデ。


 それでも、何とかシャクリ続けていると、フォール中にラインが僅かに震えた。

 すかさず、合わせを入れる。


  
「ビシッ」
  「きっ、きっ北の物語ーーー」


 
 アオリイカ540g

 最近の中では、まずまずの引きを見せ、上がって来たのは本命アオリンだった。
 当然ながら、慎重にコンスケ君にギャフ入れしてもらい無事取り上げ。


  
ヒデ : 「やったーーー!」


 今日の嬉しさは、まさにメガトン級。
 今まで、しーーんとしていたのに、とたんに喋り捲るノー天気なヒデであった。

 自分が釣れてしまえば、こっちのもの。
 まだ釣れていない、ちょっと遠くにいる影ミツ君を弄り始める。


 
 ヒデ : 「かーーーげ、みつくーーーん。」
       
「イカ釣りって、楽しいねーーーー。」


 しかし、今日は短波止が大当たり。
 影ミツ君、大ちゃんもヒットし、短波止は皆ハガイカ抜けを完了した。

 チビイカ一つ追加で、ヒデも後が続かず、恒例の弄り倒す旅に出る事に。


 途中雨を避け、フェリー乗り場でおいしい昼飯を食べ、まだ苦しんでいる、パイパー君と
 DG君をからかう事に。

 まずは、浅場を攻める赤いコートのDG君。
 コートは赤いのに、人が近づく事を強烈に拒む黄ばんだオーラを放ちまくっている(笑)。

 その様子は、まるで以前こうちゃんが最後まで苦しんだ姿を彷彿させるよう。


 数年前であれば、それでも間違いなく弄り倒した。
 でも、参加回数のまだ少ないDG君を苛めるのにはさすがのヒデでもちょっと気が引けた。

 我ながら、大人になったものだ。


 そこで、次なるターゲット、こちらは踏んでも壊れないパイパー君。
 こちらは遠慮なく弄る事に。


  
ヒデ : 「何か、こう、天気は良くないけど、清々しいというか、気持ちが良いね。」


 そうそう、来春パイパー君はめでたくパパになる。
 そんな彼に、はなむけの言葉は決して忘れない。


  
ヒデ : 「男なら、ハガ男君、女ならハガ子ちゃんにするか。」

  パイパー君 : 「・・・・・・」



 いつか、反撃を受ける事などみじんも考えず、傍若無人な態度に徹するヒデであった。


 パイパー君を、弄った後、長波止を目指す。
 その場を諦めた、パイパー君も続く。

 ヒデが打とうと思っていた場所は、パイパー君が入ったのでちょっと離れた所を叩く事に。


 その一投目、


 
 「きったーーー」
アオリイカ280g

 上がって来たのは、大きくはないものの、本命のアオリンだった。
 その様子を見ていたパイパー君がすかさず近寄ってくる。


  
 パイパー君 : 「ヒデさん。ここで投げて良いですか?」

  
 ヒデ     : 「良いよ。俺も鬼じゃないし・・・」


 と、ヒデらしくない情けをかけたのがいけなかった(笑)
 数投目に、その場所で、パイパー君もハガイカ抜けを果たしたのだった。


 その後、移動しながら叩くものの、ヒットなし。
 あまりの雨で、ズボンも靴もびしょ濡れ状態。

 諦めて、ちょっと早めに納竿する事に。


 途中、たった一人となった、DG君の後ろ姿が見えた。

 黄ばみを通り越し、そこには悲壮感漂うスーパー超黄ばみオーラをまるで虹の様に放出状態。
 Tシャツの福岡行きを確信した瞬間だった。


 フェリー乗り場で、寒さに震えながらウトウトしていると、競技終了。


トロフィーとTシャツを持つY氏 トロフィーとTシャツを持つY氏

 優勝は、前回のヘボンガーから一転。
 1200gのグッとサイズを上げ、”ラーメンマン” こと、Y氏がチャンピオンとなった。

 しかーーし、彼の手にはなぜか、トロフィーとTシャツがある。

 なぜか?


 福岡行きがほぼ確定しかけたT子は、何とDG君の最後の10分での振り逃げに合い出戻りに。

 そう、全員釣れた場合は、ハガイカップ競技規則18条2項により、前回のヘボバンガーの
 持ち帰りとなる。


 このため、Y氏はチャンピオンでありながら、Tシャツも持ち帰るという ”偉業” を達成
 したのである。


 
 Y氏 : 「これじゃ、ヘボンガーなのかチャンピオンなのか分かりませんね?」



 
はっきり言おう!

 ヘボンガー――だ―――





 
事故怪我等なく、無事今回も大会を終えて良かったです。

 参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました!!



 
ハガイカップ参加者 参加してくれた皆さん

 今日の釣行歌  
   
 〜もう喧嘩 売るのは少し ひかえよう 何だか嫌な 予感するから〜  ・・・by ヒデ





 第17回ハガイカップin黒島(2014.1.19) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第17回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 8名での楽しい飲み会となった。

 アル酎ハイマーであるヒデの今年の目標は、
”飲んでも記憶喪失にならない事” と決め、
 この正月は問題なく乗り切った。

 そして、毎回もう一人の自分が憑依する前夜祭はヒデにとって鬼門であった。
 宴会最初こそ、皆にその目標を宣言していたが、一杯飲み、二杯飲み・・・・・・

 (ナッピさん焼酎ご馳走様でした)


 気付いた時は、ザ・ブルーハーツの「僕の右手」が聞こえていた。

 
”♪ 僕の記憶を、知りませんかーー

       行方不明になり―ましたーーー

          気付いた時にはお布団で、作業着のまま寝てーーましたーーー ”

 ママレンジャー曰く、12時半まで起きていたけど、帰って来なかった。
 1時過ぎに帰ってきて、ふと見ると作業着のまま。
 どうするのかと思ったら、そのまま布団に入ったそうな。
 だけど、動かせないので、しかたなく朝までそのままにしていたそうだ。

 そう、どこぞやの政党公約みたいにあっさりと年初の目標は砕け散ったのであった。
 でも、今回はママレンジャーの手を取らせず、自分で玄関のカギを開けて部屋に入ったみたい。
 自分としては、成長の跡がうかがえたので良しとしよう(爆)。

 翌朝、まだちょっとハイな状態で集合場所である、フェリー乗り場へ。


 今回の参加者は、総勢18名+みっちゃん。
 目玉は何と言っても、アメリカ組のRe君となる。
 

   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、 ヒゲ君 、Y氏 、大ちゃん 、 ヒデ

   ・福岡組・・・・・ ぶーちゃん(イカ子さん、お嬢、チビお嬢) 、だっちゃん 、カズ会長 

   ・熊本組・・・・・ ともちゃん、こうちゃん

   ・佐賀組・・・・・ ナッピさん 、天然ちゃん  

   ・鹿児島組・・・ パイパー君

   ・アメリカ組・・・ Re君 (奥さん)


 切符を買い、フェリーに乗り込み、何時も恒例の酔いを少しでも覚まそうと睡眠を貪る。

 黒島到着。この時期としては、天気も良く、風もあまりなさそうな感じだった。


 そして、大会挨拶をする事に。

 「今回は、この晴れの良い天気の中、遠くアメリカからRe君が参加してくれています。」
 「ハガイカTシャツのT子も、初の海外旅行に胸を膨らませております。」 
 「そして、Re君、ヘボンガーは次回参加が義務付られますんで、そこんとこ宜しく。」



 それと、恒例となっている公約をかます事に。


 
「以前の大会において、チャンピョンからヘボンガーに落ちた苦い経験があり、できれば、
  今回の公約は避けたかった。」


 
「しかーし、それでは、ハガイカップ総帥として男が廃る。」

 「そこで、今回も公約を発表する事にした。」


 
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 


 
「この長いハガイカップの歴史の中で、初期から参戦しているにもかかわらず、未だかって
 君一人だけがジャンケンすらした事がないと思います。」
   
 「そこで、この私と勝負をしようではありませんか!」

 「もし、君か私のいずれかが、ハガイカTシャツを着る事になったなら、今年の干支にちなみ、
  ハガイカTシャツを着て、自分が馬になった気持ちで、馬の真似をしようではありませんか!」


 こうして、カミカミ王子になりながら、またまた無謀にもカズ会長に挑戦状を叩きつけた。
 
 宣言後、
心の中がちょっとドキドキするのを悟られないようにする、ちょっと弱気なヒデであった。


 そして、ヒゲ君からのルール説明後、皆思い思いのポイントへ急ぐ。

 今回、神のお告げで、ヒデはフェリー乗り場横のテトラを目指す。
 その先には、何時ものように、短波止を目指す宿敵カズ会長の姿が見えた。


 テトラを目指すのは、ヒデと大ちゃん。

  
大  : 「いやー、ヒデさんと同じ所ですかー」。
  ヒデ : 「・・・・・・・」



 
 「その不服そうな言動は、腹筋500回!」 そう心の中で叫んだのは言うまでもない(笑)


 しかーし、その2人の会話を、吹き飛ばすような、ぶーちゃんの叫びが聞こえる。

  
「きったーーー。」

 声の方向を見ると、フェリー横で何とぶーちゃんの竿が大きくしなっているではないか!!

 後で聞いた話では、一投目、3シャクリでのヒットだったらしい。当然一番乗り。

 
 「おっ、おかしい。今日は荒れそうだ」 いやーな予感がふつふつと湧き上ってくるのを感じた。


 そしてポイントに着き、エギを取り付け一投目。

 シャクル シャクル・・・・・


 水面まで、上がって来たエギの後ろに小イカが見えた。
 チョンチョン ステイ チョンチョン ステイ

 エギにイカが寄って来て、あと20cm、10cm 、

 心臓バクバク 、大和田 バク バク、 夢を食べる動物、それは、バク・・・・・
コラー 


 目が悪く、帽子も忘れていて、いまいちよく見えないが、近寄ってきた小イカがあと少しの
 所ですーっと離れていくのが分かった。

 ガチョーーーン  %$(’&$EW・・・・・  その後、二度とその小イカを見る事は

なかった。


 オーラを感じないので、長波止へ向かう(当初感じた、いやな予感は的中し、何と今回の
 ハガTの本命ナッピさんも既にハガイカ抜けをしていた。)

 移動途中、地元の漁師のおじさんより、貴重な情報をゲット。

  おじさん : 「イカなら、タンクの向こう側の所が釣れるよ!」
  ヒデ    : 「ありがとうございます!」


 ウシシッ、地元の人が言うんだから、間違いなし。これで釣れたも同然だと、一人ほくそ
 笑みながら、その付近に到着。しかも、新しそうな墨跡も一つではあるが、ついていた。


 期待に股間を膨らませながら、
 (ピーーー、一部不適当な表現がありました事ことをお詫びします) 
 エギを投入。

 しばらくシャクルも、チーーーン。
 

  
「拝啓、 おじさん、次回は正確な情報提供お願いします!(爆)」

 長波止では、Y君、Re君もまだヒットない状態だった。
 まずは港内側を攻めるも、何か芳しくない。

 しかたなく、外側へ移動する。

 そうこうしていると、一番聞きたくない情報が、Re君の奥さんよりヒデの耳に入る。

 
 Re君の奥さん : 「カズ会長、抜けたみたいですよ。」


 そう、今回もデスマッチを演じている、宿敵カズ会長が対岸でハガイカ抜けをしたのであった。

 茫然自失となりながらも、釣れる気がしないまま、シャクリ続けるかわいそうなヒデ。
 その姿は、まるで生まれたばかりの子猫が、冷たい雨に打たれているよう。 
アホー

 それでも、頑張ってシャクッテいると、エギを回収したばかりの、水面に小イカが居るような。
 すかさず、エギを垂らし、あまり勢いをつけずホンの少し飛ばそうとしたエギが何と防寒着のズボンに
 引っかかった。

 しかも運悪く、その決定的瞬間を何とともちゃんに見られてしまった。


 
 ともちゃん : 「あっ、ヒデさんが釣れたーーーー」
  
  ヒデ     : 「げっ、見られたーーーー」



 顔から火が出ると同時に、 
♪もう、終わりだねーー 小田和正の歌が聞こえたような気がした。


 それでも、馬にだけはなりたくないので、諦めずにシャクリ続ける。
 すると黒島のイカの神様はそんなヒデをちゃんと見ていた。
 
 かるーーく シャクリ 水平気味にフォール を繰り返していると、

 イカが、引っ張った。


 
「ツンッ」
 「来ったーーー」

  
 アオリイカチビ 

 上がって来たのは、丸々と太った、エギよりほんのちょっと大きいアオリンだった。
 隣の、ともちゃんに、見せて写真も撮り、無事ハガイカ逃れ。

 その、嬉しさは、本当にメガトン級だった。


 これで、肩の荷が下り、ちょうど昼ちょっと過ぎで、昼食を飯を食う事にした。
 ハガイカ逃れをするまでは、ホント飯ものどを通らないのである(笑)。

 ゆっくりと、飯を食い、二日酔いが戻りそうな気分になる中、長波止ではまだ苦しんでいる
 参加者が2人。
 一人は、Re君、そしてもう一人はY君。


 当然、そんな彼らをヒデがほっとく訳がない。

  
ヒデ : 「初の海外!アメリカ! アメリカ!」

  Re君 : 「・・・・・・・・」


 ヒデの悪態に耐えられず、遂にRe君は短波止を目指し移動して行った。

 そんな中、追い込まれているはずなのに、強気な男Y君。
 お湯まで沸かしてラーメンを食おうとしている。


  
Y君 : 「飯でも食おう。飯。」
       「全然、大丈夫ですよ、全然。」
       「短波止が釣れてるみたいですけど、僕は移動しませんよ!」
   
  ヒデ : 「飯なんか食ってて、本当に大丈夫?」



 移動しながら、優しくそう声をかける天使の様なヒデの言葉もY君の耳には届かなかった(笑)


 その後、移動した浅場で、何やら重みが・・・・・

チビタコ

 上がって来たのは、これまたエギよりちょっと大きい、タコだった。

 何とか、史上初の2回目の連覇がかかるヒデはあちこちを叩き、短波止へ。
 風の噂では、チャンプはぶーちゃんとパイパー君の一騎打ち、そして、肝心の
 ヘボンガーは・・・・・・


 そう、読者もお分かりの通り、


 ラーメンマンが一人驀進中なのであった。


 そして、3時ぎりぎりとなり、皆フェリー乗り場へ。



優勝のパーパー君
 
 優勝は、前回のヘボンガーから一転。
 10gの僅差を制し、パイパー君が850gでチャンピオンとなり、トロフィーは初の鹿児島
 へ渡った。

 ただ、チャンピオンとなったパイパー君はまたしても遠い中の次回参加が義務付
 されたのだった。



 そして、栄えあるヘボンガーは誰の手に。
 話を、10分前に戻そう。

 残り時間僅か、ラーメンマンは皆の視線を背中に一身に受け、ひたすら悶絶しながら
 シャクリ続けていた。

 すると、残り数分で、何と小イカがついて来た。

 
 「逃げろーーーー」 

 そう叫ぶ、意地悪ヒデの声が届いたのか、メークミラクルにはならず海にお帰りになった。


 そしていよいよ、カウントダウン。

  
お嬢 : 「残り時間30秒」 

 というような内容の叫びには他人事なので思わず笑ってしまった。


 
ヘボンガー 
 ヘボンガー

 こうして、Y君は、ヒデに続く史上二人目、単独でのハガT獲得となった。

 大会終了後、そんなY君にインタビュー


  
ヒデ : 「たった一人で、Tシャツを着た気分はどうですか?」

  Y君 : 「ジャンケンをしないのがこんなにつらいなんて・・・・。」



 そう言った、Y君の瞳がちょっと涙目だったのをヒデは見逃さなかった。


 そうそう、あの余裕でラーメン食ってた時の気持ちも合わせて聞いた。
 
 すると、
  
  
Y君 : 「いやー、まだ何人かは釣れてなくてきっとジャンケンだと思ってたんですよ。」




 
そう、ラーメーンマンはあの時、
 自分の置かれている立場が、単に理解できていなかったのであった(爆)





 
事故怪我等なく、無事今回も大会を終えて良かったです。

 参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました!!


 

 
ハガイカップ参加者 参加してくれた皆さん

 今日の釣行歌  
   
 〜二連覇は 逃したけれど ハガTを 着ないですんで それが何より〜  ・・・by ヒデ





 第16回ハガイカップin黒島(2013.11.3) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第16回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 11名ほどでの楽しい飲み会となった。

 急遽不参加となった、前回チャンピオンの KIYO君 が会社にトロフィーと、景品のエギ、
 飲みすぎにと
 ウンコの力、もとーーーい、ウコンの力を持って来てくれた(ありがとねー)。

 そのウコンの力を飲み、肝臓に良いという錠剤を飲み、今日こそは酔っぱにならない
 つもりだった。
 しかーし、ナッピさん差し入れの、おいしい赤霧(ごちそうさまでした)を飲み、途中から
 完璧にプッツン。気付いたら、ちゃんと家の布団で寝てた。

 ママレンジャーの話では、前日夜中家の鍵を開けきれずに扉を叩いていたらしい。

 そして、またまた、別人格の自分が憑依していたのを、コンスケ君のブログで知った(爆)。

 二日酔いというか、まだハイな気分でフェリー乗り場へ。
 でも、ウコンの力のせいか、何とか頭は痛くない。
 
 今回の参加者は、総勢15名+みっちゃん


   ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、コンスケ君 、 ヒゲ君 、暴坊とうちゃん 、 うに介君
             N氏 、 ヒデ

   ・福岡組・・・・・ だっちゃん 、カズ会長 、ぶう君

   ・熊本組・・・・・ ともちゃん、こうちゃん

   ・佐賀組・・・・・ ナッピさん 、天然ちゃん 、 

   ・鹿児島組・・・ パイパー君


 切符を買い、フェリーに乗り込み、当然の事ながら酔いを少しでも覚まそうと睡眠を貪る。

 黒島到着。生憎の小雨が降る天気。しかし、風はあまりなさそうだった。


 そして、大会挨拶をする事に。
 実は、前日の前夜祭において、天然ちゃんより、
「今回の公約はないんですか?」と、
 焚きつけられていた。
 前日のめざましジャンケンでは見事にグーで負け、ちょっとショックが残ったりしていた。

 それでも、そそのかされると、その気になってしまう困った性分。
 
 一発かます事にした。


  
 「実は今回、なんかちょびっと嫌な予感がするので、公約は発表せずにいようと
    思っていた。」

   「しかーし、それでは、ハガイカップ総帥として男が廃る。」

   「そこで、公約を発表する事にした。」



   
「全国デカイカハンター党のカズ君!」 

   
「この長いハガイカップの歴史の中で、初期から参戦しているにもかかわらず、
    未だかって君一人だけがジャンケンすらした事がないと思います。」
   
   「そこで、この私と勝負をしようではありませんか!」

   「もし、君か私のいずれかが、ハガイカTシャツを着る事になったなら、この雨の中、
    ズボンを脱いでパンツ一丁、私が悪うございましたと言いながら、Tシャツを
    着ろうではありませんか!!」

   「どうですか! やりましょう!」


 こうして、またまた無謀にもカズ会長に挑戦状を叩きつけた。
 
 宣言後、
「何か、毎回ハードルが上がっているよな。」と言うカズ君の言葉が
 耳に残った・・・・・・


 そして、ヒゲ君からのルール説明。
 最近、大会において、未開の地に行って、漁師から水イカを買い上げる輩が居たため(爆)、
 
 ハガイカップ競技規則第123条3項
 
{ ポイントは、フェリー港乗り場周辺で、皆の目が届く範囲 } を新たに追加した。


 そして、パンツ一丁を賭けた、戦いの火蓋は切って落とされた。

 ヒデは今までの大会では、必ず、両サイドの波止のいずれかに移動していた。
 しかーし、今回は開会式挨拶をした、すぐそばでの勝負をかけようと決めていた。

 一投目。投入するエギは、信頼を置くプレミアムアオリーQサクラダイ。

 シャクルーフォール・・・・・ 異常なし。


 二投目。投げたエギが少し右側に飛び、船を係留しているロープ傍に。
 これが幸運を呼ぶ。

 ラインをたるませると、ロープに当たりそうな感じなので、ラインを張りながら、中層を
 シャクッているとイカが触ったような。

 すかさず、誘いを入れて、シャクルと

 
「ズンッ」
 「来ったーーー」

 何と二投目で、小さいながらもハガイカ逃れ。
 パンツ一丁の恐怖から解放され、雄たけびを上げる。

 「ハガイカ逃れたぞーーー」

 あまりの嬉しさに、写真を撮るのも忘れた。
 ハガイカップは参加したものにしか分からないが、はっきり言って一匹釣るまでは地獄である。
 逆に言えば、一匹釣れば後は楽しくてしようがない。

 肩の力が、一気に抜けた3投目。

 今度は、平行フォール中にイカが引っ張った。

 
「ズンッ」
 「また、来たーーー」


  
 アオリイカ 
 
 何と3投で2匹のヒットとなったのである。

 悦に浸っていると、だっちゃんとパイパー君が寄って来て、2人とも既にハガイカを逃れていた。

 あとの話では、だっちゃんは何と一投目。一抜けだったみたい。
 ジャンケンの魔術師、だっちゃんがおかしい。

 こっそりと、黒島のイカ君に聞いた所、恐るべき事実が・・・・、
 だっちゃんは何と事前にボスイカに賄賂を贈り、買収していたそうである(爆)。

 対岸ではヒゲ君もヒットして、どうやら皆良いスタートを切っているみたい。


 早速、 パンツ一丁の勝負をしている、カズ君に向かいメール攻撃。

  
”イカ釣りって 楽しいねー(^O^) ”

 粘れば、まだ釣れそうであるが、長居は無用。
 直接カズ君を口撃するために短波戸へ移動する。

 ところが、あと数十メートルで、短波戸に着こうかとする時に、何とカズ君のロッドが曲がっている
 ではないか!

 そう、カズ君は一杯目の獲物をゲットし、弄る前に2人の戦いは早々に幕を閉じた。


 
 「2匹目釣らずに、すぐに移動すべきだった!」


 後悔しまくりのヒデであった。
 おまけに、先程のメール攻撃、実はカズ君、そのメールにすら気付いていなかった。


  
「メールじゃなく、電話にすれば良かった。情けがいけなかった。」


 これまた、後悔しまくりのヒデであった。

 カズ君は弄れなくなったものの、短波止にいる、ナッピさん、影ミツ君はまだ苦しんでいた。
 すかさず、暴言を吐きまくる。


 
 ヒデ :  「あー、何ていうか、すがすがしい気分。」
        「イカ釣りって楽しいねー」
 
  2人 :  「・・・・・・・・・」


 うーーん、至福の瞬間。
 こんな楽しい大会を考えたのは誰だろう?

 おまけに、今日のヒデは一味違う。
 短波止先端、ナッピさんのそばに陣取り、しばらく後、

  
 ヒデ     :   「また来たー。」
               「イカ釣りって簡単ーーー」

   ナッピさん  :   「うそーーー」


アオリイカ
 小さいが、3匹目をゲットし、写真を撮っていると、姑息にも、ナッピさんがヒデの釣った場所に、2匹目の
 ドジョウ作戦を決行(笑)。

 しばらく後、本当にヒットしたものの、黒島のイカの神様はちゃんと不正を見ており、イカは海にお帰りに
 なった。
めでたし、めでたし。

 先端を取られたので、しようがなく、ナッピさんが元いた場所でシャクル。

 すると、

  
ヒデ     :   「また来たー。」
              
  ナッピさん  :   「そこ、俺がシャクッていた所ーーー」


アオリイカ
 小さいながらも、4匹目をゲット。

 いったい今日は、どうしたんだろう?と思い始めながらも、楽しくてしようがない。


 さらに、そのしばらく後、シャクッた後にエギを水平気味にフォールしていると竿先に重みが。
 すかさず合わせを入れる。


 「ズンッ」
 「きっ、きっ 北の法善寺ーーー」



 今度は、今までのお子ちゃまサイズと違い、そこそこ引く。
 十分に引きを楽しみ、本命は水面へ。

 抜き上げるにはちょっと無理があり、隣にいたカズ君に久々のギャフかけをしてもらう。

 
アオリイカ 

 じゃーーーん。
 取り上げられたのは、まずまずのサイズだった。

  
「うーん、もらったな!」

 ますます、鼻高々、鬼の首を取ったように喜ぶヒデ。
 周りの皆に向かい、しゃべるはしゃべるは。

 そうこうしていると、遂に影ミツ君がハガイカを逃れた。


 短波止で残るは、ナッピさんただ一人。

  
ナッピさん : 「俺の周りだけ、イカが逃げて行っている」

 ネガティブシンキング炸裂で、ボヤキまくる。
 その姿には、悲壮感すら漂っていた(笑)

 この時点でどうやら、ハガイカなのは、ナッピさん、コンスケ君、N君の3人では?との噂。

 その未確認情報の、真偽を確認するために、長波止へ移動する事に。


 短波止を後にしながら、
 
「次回からナッピさん改め、ナッペさんやな。 くっくっくっ ・・・・・」 

 笑いをこらえるのが大変だった。


 移動している途中、コンスケ君、N君に確認した所、何と既にハガイカ逃れをしていた。
 そう、残るはナッピさんただ一人。未だかってただ一人残りTシャツを着たのはヒデのみ。

 その大記録に向かい驀進しているのであった。


 あちこち、叩きながら、長波止先端へ移動。
 そうこうしていると、フェリーが入港し、残り時間一時間。

 悶絶している、ナッピさんの顔が目に浮かぶようだ。

 しかーし、ここで、対岸より雄たけびが上がる。
 何と、ナッペさんじゃなくてナッピさんがヒットした様子。

  
「逃がせーーーー」

 必死の叫びも届かず、残念ながら 第9回大会 以来のTシャツ該当者なしとなった。

 そして、TシャツのT子は再び、
 
「パイパー君のふくよかなお腹が忘れられない」

 そう言って、暖かい鹿児島へとお帰りになった・・・・・
めでたしめでたし



 こうして、ハガイカップ16回大会は無事終わりを告げた。













 
えっ、誰が優勝したのかだって?







 
そこまで、聞かれちゃーしようがない!






 
じゃーーーん
 
 670gを釣り上げ、ヒデが見事に優勝を果たした。


 6回大会 以来、3度目、久々に我が家にチャンピオントロフィーが来た。




  

 そのトロフィーを傍らに置き、日本シリーズの楽天対巨人戦を見ながら勝利の美酒を堪能。

 巨人を倒し、日本一になった楽天の姿と自分の姿を合わせながら、


 ”これからは、また、俺の時代の到来だな”


 そう思わずにはいられなかった・・・・・・・チャンチャン



 
参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました。

 まあ、本気を出せばこんなもんだよ、 こんな !! (笑)

 

 
ハガイカップ参加者 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌  
 
〜久々に チャンピオンへと 返り咲く Tシャツ出ずに 寂しいけれど〜  ・・・by ヒデ





 第15回ハガイカップin黒島(2013.3.24) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第15回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 今回は皆都合が会わず、9名程での小ぢんまりとした飲み会となった。

 この宴会にて、びっくりするような出来事が。
 
 我々の奥の座席で、ご家族で食事していた人達が居た。
 その内の一人が、帰り際に、 
「あのー、ひょっとしてハガイカップの人ですか」
 我々に声をかけて来た。

 その人は、かつてハガイカップに参加してくれていた a銀河z さんだった。

 何という偶然。たまたま、親父さんがこの店に予約を入れていたそうである。
 「家族を説得して、明日参加しても良いですか?」 とa銀河zさんからの申し出。

 断る理由などあるはずもなく、急遽参加者が増えた。
 しかし、a銀河z さんはこの時、恐るべし展開になる事を知る由もなかった・・・・・(笑)

 その後、何時ものように、華麗なる ”舞い” を披露した。
 毎回毎回、本当に我ながら呆れる。

 しかし、今回は事前に飲んでいた肝臓の薬が良く効いたのか、
 酔いも次の日の二日酔いもたいした事なかった。
 

 翌朝、割と爽やかに、フェリー乗り場へ。
 既に一足早く、高島へ渡っている仲間もいるみたいだった。

 今回の参加者は、総勢24名+みっちゃん


 ・佐世保組・・・・・ 影ミツ君 、 a銀河zさん 、 ヒゲ君 、KIYO君 、暴坊とうちゃん    
            Y氏 、 N氏 、 S崎君 と友達のT君 、 ヒデ

 ・福岡組  ・・・・・ ぶーちゃん (イカ子さん、お譲)、だっちゃん 、カズ会長 

 ・熊本組  ・・・・・ ともちゃん、こうちゃん

 ・佐賀組  ・・・・・ 天然ちゃん 、 千夜君 (琉君、皐君) 

 ・鹿児島組 ・・・・・ パイパー君(奥さん) 、 Re君


 小一時間ほど、フェリーに揺られ、黒島到着。
 何時もは爆風の事が多い大会だが、本当に珍しいぐらいの穏やかな天気。

 開会の挨拶で、挑戦状を叩きつけられていた、カズ会長に宣戦布告する。


   
「私、先日全国デカ烏賊ハンター協会のカズ君より、彼のブログにおいて挑戦状を叩き
    つけられました。    もしもの場合を考えて、スルーしようかとも思いました。」

   「しかーーーし、売られた喧嘩を買わない様では、総帥として男が廃る。」

   「そこで挑戦を、受ける事にした。」

   「全国デカイカハンター党のカズ君!」   
つばが飛びまくる。
   
   
「君か、私のいずれかが、もしもTシャツを着るようになったなら、

    3回回って、ワンワンワン。

    君の場合なら、喧嘩を売った自分が、私だったら喧嘩を買った私が馬鹿でした。

    そう言ってTシャツを着ようじゃありませんか!!」


 こうして、無謀にもまたまたカズ会長に挑戦状を叩きつけた。
 
 宣言後の皆の失笑が耳に残った・・・・・・

 
 ヒゲ君のルール説明後、戦いの火蓋は切られた。

 Y氏、N氏、ヒゲ君、ヒデ等が長波戸を目指す。

 長波戸までは結構距離もあり、早足で歩いている時に、対岸で雄たけびが上がる。
 声の主は、ぶーちゃん。
 何と早々に、ハガイカ抜けを果たしたのだった。

 最近の大会では、いつも苦しんでいるぶーちゃん。
 まさかの展開に、嫌な予感がする。

 対岸からは、ヒデに向けられた容赦ない声が聞こえる。

 更に早足で歩き意中の場所に陣取り、釣行開始。
 無風で、ラインも見易く、目を皿にしてフォールする様子を見続けるも早々のヒットはない。

 しばらく後、今度はジャンケンの魔術師、だっちゃんの叫ぶ声が聞こえる。
 
  
「おかしい。やっぱり今日は何だか変だ!」


 嫌な予感が倍増したが、その後、シャクリの後に重くはないものの重量感。


  「来た来た来たーーーーーー」 


 当然ながら、回りの皆に思い切りのアピールをしながら、慎重にやり取りする。
 
 周りからは、 
「逃がせー」 「逃げろー」 と容赦ない野次が聞こえる。

 
 しかーーーし、そんな野次は物ともせず、無事獲物は取り上げられた。



 
3

 2

 1


 ダー

  
 剣先イカ 
 
 上がってたのは、アオリではなく剣先イカ?だった。
 

 
課長、部長、がちょーーーーーん!!
 

 回りに居る皆に向かって


  
ヒデ  : 「ハガイカップって、イカ類OKだよね!。」

  皆   : 「シーーーン。」
 


 本当に、懐の狭い皆であった(爆)

 
 何でアオリンじゃないんだと、あまりの悔しさに、涙ちょちょぎれになりながらも
 シャクリ続ける。
 すると今度は、着底直後にラインが変な動きをした。
 
 
ビシッ 。

 しかーし、重量感はない。
 回収した、エギにはしっかりとゲソが付いていた。

 :%$#’FESW#$・・・・・・

 当然ながら、そのゲソにかぶりつく。ゲソの形から見て間違いなく今度は本命。
 悲しさに、涙ちょちょぎれのヒデであった。


 その後、後ろで釣っていた、ヒゲ君が叫ぶ。


 
 「来ましたー。間違いなくアオリの引きですね。後ろに付いて来るかも。」
  「あーやっぱり、来てます。エギ投げて。」



 それを聞いた、KIYO君、続いてパイパー君がヒゲ君に近寄る。

  
「そんなの、反則ーーーー」

 本当に子供みたいなヒデ。
 でも、その声が届いたのか、ダブルはなかった。


 しかーーし、当然のようにヒゲ君にも
「ヒデさんまだですかー」といじめられる。

 続いて、近くに居た、とまとまのともちゃんもヒット。


   
と :  「ヒデさん。見て見てーーーーー」
        と満面の笑みを浮かべながら近寄ってきて、釣ったアオリンを見せつけられる。

   
ヒデ : 「見とうないわい、そんなもん!!」

 
 皆に弄られまくる、本当に可愛そうなヒデであった
 (特にだっちゃん!!たまずさが、怨霊。 この恨み、はらさで・・・・・・・・・)。

 その後、Re君もヒット。
 彼は、近くアメリカに行く。残念ながら、ハガTの海外進出の野望もついえた(笑)。
 
 
 その後、ぱったりと周りでのヒットもなくなり、遂に波戸先端に移動。

  
「3回回ってワンワンワン」 
  「3回回って・・・・」


 頭の中では忠犬ハチ公が大運動会。

 
 残り時間、一時間を切り、いよいよ鬼の形相。

 しかーーーし、天は我を見捨てなかった。


 フォール後の、シャクリに


 ズンっ

 
  
 「遂に来たーーーー!!」







 
ダーーーーン
ヤリイカ
 そこには、またしても、先のとんがったイカの姿があった。


  
「俺がルールだ!」
  「ハガイカップ、ヤリイカもO−−−−−K−−−−−−!!」

 
 周りの皆に叫ぶものの、ヒデの傍若無人な振る舞いなど、通じる訳もなかった。


 こうして、遂にタイムアップ



KIYO君
 
 優勝はKIYO君。

 獲物は 400g?位のチョーービックサイズだった。

 この男、チャンプと逆チャンプを行ったり来たりで本当に忙しい。
 しかも、今回ゲットしたアオリンも実は人の見えない所で、ゲットしたものである。

 このため、ハガイカップ競技規則198条により失格となった(爆)


 そして、いよいよ恐怖のハガT決定戦。

 今回のエントリーは、a銀河zさん、パイパー君、暴坊とうちゃん、ヒデの4名。

 運命の1回目、



 
 「ださんば、まーけの、ジャンケンポン!!」


   父ちゃん、ヒデのグーに対し、



   a銀河zさん、パイパー君はチョキ

 

 
 「ありがとう、めざましじゃんけん!!」


 毎朝、出勤前ジャンケン鍛えといて良かった。
 心底そう思うヒデであった。


 そして、いよいよクライマックスステージ。

 居酒屋で偶然居合わせたのが運の尽き、ジャンケンの一騎打ちをする羽目になった銀河さん。
 わざわざはるばる鹿児島から来たのに気の毒なパ君。



 そして、運命の2回目。


   
「ださんば、まーけの、ジャンケンポン!!」


 

おっちゃんをなぐさめる琉君   

 こうしてハガTは、鹿児島に嫁ぐ事になった(笑)
 
 
 今回も、事故や怪我もなく無事大会を終える事ができ本当に良かった。



 
参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました。

 パイパー君、もうハガイカップこれで終わりにするから(笑)!

 

 
参加してくれた皆さん 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌  
 
 〜めざましの ジャンケン効果 絶大だ だけど大会 もうこりごりだ〜  ・・・by ヒデ





 第14回ハガイカップin黒島(2012.11.25) ・・・
 大人気ない大人の祭典、

 ”第14回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 14名ほどでの楽しい飲み会となった。

 今日こそは、飲みすぎ厳禁と心に誓っていたものの、毎度の如く別人格の ”もう一人の自分” 
 が憑依し、華麗なる ”舞い” を披露した。

 当然ながら、記憶も途切れ途切れであり、酒というのは本当に恐ろしいものである(笑)
 

 翌朝、重い頭を抱え、フェリー乗り場へ。
 既に一足早く、高島へ渡っている仲間もいるみたいだった。

 今回の参加者は、総勢23名+みっちゃん


 ・佐世保組・・・ 影ミツ君 、コンスケ君 、 ヒゲ君 、KIYO君 、暴坊とうちゃん 、
           大ちゃん 、Y氏 、 N氏 、 S崎君 と友達のKちゃん 、 ヒデ

 ・福岡組・・・・・ ぶーちゃん (イカ子さん、お譲)、だっちゃん 、カズ会長 

 ・熊本組・・・・・ ともちゃん、こうちゃん

 ・佐賀組・・・・・ ナッピさん 、天然ちゃん 、 千夜君 、 SIN君(息子君)

 
 切符を買い、フェリーに乗り込んだすぐの所で、S崎君より初対面となる あの子
 (Kちゃん)の紹介を受ける。

 Kちゃんは、鈴木杏樹似のかわいこちゃん。

 
 「S崎君!ヒラスなんか釣っている場合じゃないぞーー!!」

 と心の中で叫ぶ、おせっかいババアみたいなヒデであった。


 フェリーに乗るやいなや、二日酔いを少しでも軽くする為に睡眠を貪る。

 そして、黒島到着。
 何時も爆風の事が多い大会ではあるが、今日は風もなく絶好のコンディション。

 そして、大会挨拶をする事に。
 実は今回の大会を行うにあたり、4名より公約が発表されていた。

 各公約は、各々のブログで。 
 ナッピさん 、天然ちゃん(だっちゃん) 、S崎君{口頭につき内緒(笑)}
 
 総帥として公約を述べないままでは男が廃るので、一発かます事に。


   
「私、先日の野田首相と、安倍総裁の討論を見て、感銘を受けました。
    今回の大会を行うにあたり、 ナッペ党のナッピさん、だっちゃん党のだっちゃん、
    S崎党のS崎君、そして、天然党の天然ちゃん。」

   「各政党より、公約が出されております。そこで、私もハガイカ党党首としてここで
    公約を発表したいと思います。」


   まばらな拍手。

   「全国デカイカハンター党のカズ君!」   声が裏返る。
   
   
「この長いハガイカップの歴史の中で、君一人が未だかってハガイカを釣っていないと
    思います。
    そこで、一つこの私と勝負をしようではありませんか!」

   「もし、君か私のいずれかが、ハガイカTシャツを着る事になったら、お互いのブログの
    TOPページにて、参りましたという言葉と共に、その恥ずかしい写真を掲載しようでは
    ありませんか!」

   「君には、アウラモニターとしてのプライド、私には会社のTOPページであるというプライド
    があります。お互いのプライドを賭けて、勝負をしようではありませんか!」

   「もし、その確約がもらえるなら、私は衆議院を解散します。やりましょう!!」



 こうして、無謀にもカズ会長に挑戦状を叩きつけた。
 
 宣言後、
「また、無謀な挑戦を。」と呆れてのたまう千夜君の言葉が耳に残った・・・・・・


 そして、戦いの火蓋は切られた。

 ナッピさん、SIN君、ヒゲ君、ヒデ等が長波戸を目指す。
 実は、野村ID野球によりテトラの左角を最初狙っていた。
 しかーし、そこには餌釣り氏が陣取っており、止む無く少し離れた場所に陣取る。
 隣には、公言の魔術師 ナッピさんが構える。


 今日のために、先日の安売りで購入した、プレミアムアオリQマーブルピンクを投入する。

 一投目、二投目とも異常なし。
 そして迎えた三投目。

 水面まで上げて来たエギの後ろに、イカの影。
 
 チョンチョン、ステイ 
 チョンチョン、ステイ 

 イカがスーッと寄って来る。

 
 「来た来た来たーーー!」

 ところが、もう少しという所で離れそうになる。

 
 「ばっ、ばっ、バカー :@tF$%#F」

 すかさず、再度

 チョンチョン、ステイ 
 チョンチョン、ステイ 

 イカが寄って来て、エギを少しつかんだような。


  
「ツンッ」
  
「きったーーーーー」

  
 アオリイカチビ 

 何と3投目でのヒットとなったのである。

 当然ながら、隣のナッピさんに毒を吐きまくる。


  
ヒデ  : 「ナッピさん。見て見て、ハガイカ逃れ。ハッガイカ。」

  ナ   : 「・・・・・・・・」

  ヒ    : 「リリースしますから、リリース!見たでしょう!」   

  ナ   : 「ちゃんと写真とってね。」   


 どんなチビイカであろうと、釣れればしめたもの。
 「こんなに早く釣ったのは一体何時以来だろう?」ちょっと感慨深いヒデであった。

 ハガイカ逃れしたので、長居は無用。
 当然ながら、宿敵カズ君にプレッシャーをかける為に長波戸先端へ移動。

 向かいにいる、カズ君はまだの様子。

  「よーーーし、そろそろ弄り倒したろうか!」

 と思った矢先、カズ君が叫ぶ。

  
「来ったーーー」

 そう、何の事はない。
 2人のタイマンはあっという間に終わりを告げたのであった。


 しかし、今日のヒデは一味違う。
 ハガイカのプレッシャーから解放されたのが功を奏し、その後も、
そして、今日一となる本命をゲット。

 Y氏にギャフかけまでしてもらい、回りにいたSIN君、とまとま夫妻にも確認してもらい、
 その大きさから一気に優勝候補へ名乗りをあげ、鼻高々となる。

 そして、まだハガTのプレッシャーと戦っていると噂される、ぶーちゃん達の待つ短波戸
 へ移動。

 短波戸へ移動すると、ジャンケンの魔術師 ”だっちゃん” も公約が効いたのか今回は
 既に難を逃れてた。
 悶絶しながら、シャクルぶーちゃんに聞こえるように業と、


   ヒデ  :  「だっちゃん。何か昼飯もゆっくり食って清々しい時間が過ぎるよね。」

   だっちゃん  :  「そうですよね。気持ちの良い時間って言ったらいいか。」

   ぶーちゃん  :  「いらんわい。そんな会話!!」



 本当にハガイカ逃れ後に、人を弄り倒すのは至福の瞬間なのであった。

 どうやらこの時点で、ハガイカなのはぶーちゃん、ナッピさん、影ミツ君、Kちゃんの
 4人らしい。

 残り時間1時間。 悶える、ナッピさんとぶーちゃんの後姿がたまらない。


 しかーし、静寂を破り、ぶーちゃんが叫ぶ。

   
「来たーーーー!!」

 何と、遂にぶーちゃんのロッドが曲がっているではないか!
 ここ最近、ちょっと悲惨なぶーちゃんを見て、黒島のイカの神様が微笑んだのだ。

 しっかりと、チビイカをゲットし、遠くにいるお譲に向かい叫ぶぶーちゃん

  
 「桜海! お父さん、遂にやったよ!」

 その姿は、感動というよりちょっと痛々しいものがあった(笑)

 しかし、イカ釣りもメンタルスポーツである事が証明される。
 プレッシャーから解き放たれたぶーちゃんは何と3連発でイカを釣り上げたのである。

 そうなると、更に黄ばんだオーーラを出しまくる、ナッピさん改め ”ナッペ” さん(爆)。
 残り時間あと僅か。

 そんな可愛そうなナッペさんに向かい、容赦なく更に追い討ちをかける悪代官のヒデ。


  
 ヒデ      :  「公約実現まで、残り時間30分!」
 
   ナッピさん   :  「・・・・・・・・。」
 

 
 しかーーーし、その直後、今度はナッピさんが叫ぶ

    
ナッピさん   :  「来たーーー」 


 まさに、メーーク ミラコーーーー 

 残り時間30分を切った時間でナッピさんもハガイカ逃れを果たしたのであった。

 ヒデ自体は結局、
 
 
 チビではあるが、コンスタントに追加し、最終的には5杯の釣果となった。

 意気揚々と皆の待つフェリー待合所に集合。

 そしてまずは、優勝者を決定する為の検量に入る。
 ヒデがグットサイズをゲットしたという情報は既に伝わっており、まずはヒデのを検量
 する事に。

 すると、最低でも600あわよくば700gアップはあろうかと思われたアオリンは、ヒデが
 釣った後に突発性の 


 
”劇症糖尿病” を発症し、激ヤセ


 その目方は何と485gしかなかった(涙)


 それを見て、笑い転げる宿敵カズ。
 そう、優勝者は
 
 750gを釣り上げ、ヒデにつぎ二人目となる、ハガイカップ二連覇を果たしたのだった。

 くっ、くっ、くやしいーーーーー。
 その上、前人未到の三連覇まで宣言しやがった。

 次こそは負けーーーーん!!


 そして、いよいよ、運命のその儀式へ向う。

 今回のハガイカ対象者は、影ミツ君とKちゃんの2人。


 たった5回しかエギングした事ないのに参加してくれた、若きチャレンジャー。
 ハガイカップ史上初の女性ハガTとなるか。


 運命のじゃんけん。

 ヒデの厳正なる、ジャッジの元いよいよクライマックスステージへ
 

 
 「ださんば、まーけの、ジャンケンポン!!」


 影ミツ君   ぐー


 対するKちゃんも  ぐー


 
 「おーーー」


 どよめきの響き渡る、フェリー乗り場周辺。


 影ミツ君は良しとして、
KちゃんがハガTを着たあられもない姿がネットに公開されて、

 「お嫁に行けなくなったらどうしよう?」

 同じ、娘を持つ親としての気持ちが走馬灯のように頭を駆け巡る。
 


 そして、運命の2回目、


   
「ださんば、まーけの、ジャンケンポン!!」


  チョキを出した、Kちゃんに対し、影ミツ君は








  パーーーー


  

 レディには決して恥はかかさない、ナイスな影君だった。


 影君の名誉のために一言付け加えるが、実は彼、先週大手術を終えたばかりで満足に竿を振れる
 状態ではなかった。

 今回の大会開始前に、その事に触れ、影君は対象外にするつもりでいた。 
 しか--し、己の公約を述べるに一生懸命ですーっかり忘れていた(爆)。

 でも、最終的にはそれが良かったので結果オーライとしよう(笑)。


 
影君!年間ヘボンガーは傷が癒えてからにしような。



 今回も、事故や怪我もなく無事大会を終える事ができ本当に良かった。



 
参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました。

 もう、公約は痺れるから止めよう(笑)!

 


 
 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌  
 
 〜みっちゃんが 罰を与えた かもしれん 体はやはり 労わりましょう〜 ・・・by ヒデ






 第13回ハガイカップin黒島 ・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果

     
2012.4.8
佐世保市
中潮(満潮09:04、干潮15:29)
 ー
 ー


ハガイカ大漁
 ハガイカップ共同主催者である 「島魂エギンガー ミツ君」 亡き後、

 2回目となる ”第13回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” を開催。
 何時もの様に飲みすぎて、記憶喪失。翌日の皆の話ではどうやら寝てたらしい。
 
お供えのビール 一緒に一杯やろうな
 みっちゃんの嫌いだった、納豆(イカ納豆)を好き嫌いしちゃあかんという事でお供えした。
 しかーし、これが彼の逆鱗に触れるとは皆知る由もなかった(笑)。
 
 参加者12名程での楽しい宴会となった。
 宴会終盤にはみっちゃんの奥さんも参加してくれたが、もう既にその時は”アル酎ハイマー”
 状態だった。


 そして翌日、二日酔いのというかまだ酔っぱらいの状態で重い頭を抱え、フェリー乗り場へ。
 多くの参加者は一足先に高島へ渡っているとの話だった。


 今回の参加者は、総勢18名+みっちゃん
 宴会に参加してくれた天然ちゃんは急用で不参加となったのは残念だった。

 ・佐世保組・・・ ゆーじ君 、ヒゲ君 、 影ミツ君 、S崎君 と友達のH君 、 
           KIYO君暴坊とうちゃん大ちゃん 、ヒデ

 ・福岡組・・・・・ ぶーちゃん (イカ子さん、お譲)、 ヒロシ氏 、だっちゃん 、 
           カズ会長 、ぶぅ君

 ・佐賀組・・・・・ ナッピさん 、SIN君


 黒島到着後、 大会挨拶をし、ヒゲ君のルール説明の後大会開始。
 我先キャストをと、皆がチリジリばらばらになる中、最初ヒデは左の長波戸を目指す予定
 だったが、明らかにそちらに向かう人数が多かったので、反対の右側フェリー乗り場すぐ
 近くのテトラに向かった。

 そんな中、我先にと走リまくる人物が・・・・
 ふと見ると、 
”2012ハガイカTシャツモニターの” じゃなく”アウラモニター” のカズ会長
 だった。

  
 ヒデ : 「あわてなーい、あわてない。急いては事を仕損じる。」

 とカズ会長に言いながらも必死に先を急ぐ言行不一致のヒデ。 
 
ハガイカップは最初が肝心、何と言われようとも先に釣れば至福の快楽なのだ。

 しかーし、昨日みっちゃんにお供えしたイカ納豆が悪かったのか、条件は悪くないものの
 どこからもヒットの歓声が上がらない。
 30分、1時間経過・・・・・

  
 ヒデ : 「何か、大ジャンケン大会になりそうな・・・」 

 不吉な予感が、脳裏をよぎる。
 先日みたいに、タイマンでのジャンケンよりはましかもしれないが何とか釣らないと。
 前回の大会でおしっこちょっと漏らしてしまったヒデはちょっと弱気なのであった。


 一箇所での長居は無用大作戦で、できるだけ移動する事を試みる。
 普段不精のヒデにとって涙ぐましい努力だ。

 しかーーし、ヒットどころか当たりすらない。


 その内、Tシャツモニターじゃなくアウラモニターのカズ会長はどうやら未開の地磯に行って
 獲物をゲットしてきた という噂が・・・・


 
 「くそー、競技規則198条に人が見えない所で釣ったのは無効と付け加えよう!」


 などと悪代官みたいな事を考えながらシャクルも全然オーラを感じない。
 というか、酒が抜けずに話しにならない。

 
  
「まっ、まずーーーい。何だかデーーーーんじゃらすな予感がする」


 現在ヒットしているのは、カズ会長と同じく未開の地磯に行ったヒゲ君とS先君ほか一握りの
 人間しかハガイカ逃れをしていない様子。

 その後もヒット皆無で、まーーーったりとよどんだ雰囲気のままタイムアップ。

 イカ納豆の逆鱗は強烈だったのである・・・・
 優勝のカズ会長

 優勝は、未開の地磯で漁師と取引し、700gのイカを買い上げたカズ会長(爆)。

 この男本当に強い。前回大爆風での史上最大のジャンケン大会(第10回大会)の時も、
 1500gを上げチャンピオンとなっている。


 そして、己の人格の崩壊を賭けた、運命の大ジャンケン大会。
 今回16名の参加者の内、何と11名がハガイカと激渋の釣果だった。

 前回のぶーちゃんとのタイマンじゃんけんよりは、人数が多いだけに幾分気分は楽。
 しかーし、油断は禁物、皆のヒデをみる目に期待がひしひしと伝わってくる。

 前回タイマンの死闘を演じたぶーちゃんもハガイカ。
 逆チャンプ2連覇の偉業はかつてない。
 その期待を一身に背負い、ぶーちゃんの掛け声の下ジャンケン開始。


 ”最初はグー、じゃんけんポン”

 ”おーーーー”


 
 ”最初はグー、じゃんけんポン”

 ”おーーーー”


 大の大人が、ジャンケンに一喜一憂する異様な光景。
 しかーし、当の本人達にとってはそれごとではないのである。

 さすがに、11名もいると全体のジャンケンでは勝負がつかず、5名と6名の二手に別れ仕切り直し。
 数度の激闘後、ヒデは何とか逃げ切った。


 最後に残ったのは、ぶーちゃん、だっちゃん、KIYO君、ゆーじ君 の4名

 
 そして、運命の最後の一勝負


 
”最初はグー、じゃんけんポン”



 ここからはダイジェストで


 Tシャツを前に茫然自失
 諦めてTシャツを着る
 恥ずかしーーーい
 もう嫌じゃーーー


 激戦を制したのは、KIYO君。

 そう前回チャンプから今回は逆チャンプへ一気に坂を転げ落ちたのである・・・・・
めでたしめでたし。
 


 でも、事故や怪我もなく今回も無事大会を終える事ができ本当に良かった。



 
参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました。

 もう、Tシャツ怖くなったから止めよう(笑)!



 それから、 ”みっちゃん”
 
 次はステーキにするから、オレには釣らせてくれ!!

 参加してくれた皆さん

今日の釣行歌  
 
〜ジャンケンは もうこりごりだ 冷えまくる 当分次は やらずにいよう〜 ・・・by ヒデ






 第2回年間ヘボンガー決定戦(2010〜2011)in黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果
     
2011.12.11
佐世保市
大潮(満潮9:06、干潮14:57)
アオリQ3.5号 オレンジ系他
アオリイカ チビ、310gー計2尾

アオリイカチビ
 12/10(土)、ヒゲ君のお祝いを兼ねた、ハガイカッパーによる忘年会を実施。
 サプライズゲストとして、8月に永眠した島魂エギンガーミツ君の奥さん、東京のねぃ画伯
 鹿児島のパイパー君 (梅酒ありがとなー)も参加してくれ25名ほどによる賑やかな宴会となった。

 ミツ君とヒデが2007.3.11初釣行した事がきっかけとなって始まったハガイカップ。
 今こうして、こんな盛大な大会になり、これだけの人数が忘年会に集まってくれるようになる
 とは思ってもみなかった。
 これもひとえに、彼の魅力の成せる業だと思う。

 そんな彼も、きっと来てくれたであろう、忘年会はやはり盛り上がった。
 宴もたけなわになってきた頃、明日の年間ヘボンガー決定戦を控えた”ぶーちゃん” の日本酒
 攻撃を受け、すっかりアル酎ハイマー状態に陥る(後で分かったのだが、最初から計画して
 いたらしい)。

 本来、年間ヘボンガー決定戦はその年のヘボンガー同士(昨年は出来なかったので、今年は
 2年越し)で実施し他の参加者は優雅に当事者である、ぶーちゃんとひろし君の対決を観戦する
 予定だった。

 しかーし、ぶーちゃんの作戦にまんまと嵌り、気付いた時には、

 
「上等だ! かかって来い! Tシャツ賭けて勝負してやるー%&$#’&」

 酒というのは本当に恐ろしいもの。こうして翌日のヘボンガー決定戦に巻き込まれる事となった。

 そして、おもーい頭を抱えフェリー乗り場に集合。今回の参加者は、

 ・佐世保組・・・ ゆーじ君 、ヒゲ君 、 影ミツ君 、S崎君 、 ちゅる太君 、
           KIYO君暴坊とうちゃんうに介氏 、コンスケ君 、ヒデ

 ・福岡組・・・・・ ぶーちゃん (イカ子さん、お譲)、だっちゃん 、ヒロシ君 、
           カズ会長 、ぶぅ君

 ・佐賀組・・・・・ 天然α氏 、 ナッピさん 

 宴会中に急に決定したので、エギングのタックルを持ってきていないナッピさんとヒゲ君は
 除外した。

 ルールは、ヘボンガーであるひろし君とぶーちゃんは200g以上のしばりをかけ、
 小さい方が敗者。
 他のメンバーはサイズ関係なく釣れればOK。もしも釣れなかった場合は、
 ヘボンガー敗者とのジャンケン勝負で年間ヘボンガーとする事とした。

 そして、競技開始。皆チリジリばらばらに。
 結構風も強く状況は思わしくなさそう。

 ヒデは大物を目指し、長波戸へ。他にゆうじ君、S崎君、青物狙いのナッピさん、
 ヒゲ君も同じ方向へ。

 シャクル シャクル シーーーン

 釣れそうな雰囲気はあるのだが、一向にヒットなく、他でもあまり釣れている様子
 ではない。
 小刻みに移動しながら、長波戸の先端へ。しばらくシャクッた後エギの後ろに小イカ
 がついて来た。

 チョンチョン ステイ チョンチョン ステイ 悶絶しながら格闘するも結局抱かなかった。

 しかーし、続くもう一投目にまたまた小イカが同じくついて来た。

 チョンチョン ステイ チョンチョン ステイ ・・・・
 口から胃袋が出てくるくらいに緊張しながら、エギを操っているとイカがやっとの事で
 抱きついた。すかさずチョンと合わせを入れる。


 「きっ きっ 北の 一番船ーーー」


 上がって来たのはちょうビック、丸々と太ったエギとおんなじ位のサイズだった。
 しかし、一杯は一杯これでハガイカ逃れ。その嬉しさは格別である。

 これで、まさに水を得た魚。まだ釣れていない、ゆ-じ君やS崎君に毒を吐きまくる。

  
「あー イカ釣りって楽しいね。さっ弁当でも食おうかな、弁当!」
 
 まさに至福の瞬間。釣れなければ地獄だが釣れればまさに天国である。


 その後、冷やかしまくった、ゆーじ君やS崎君も結局ヒデと同じ小イカでハガイカ
 逃れした。
うーん残念

 風の噂では、一騎打ちのひろし君とぶーちゃんはどうやらデットヒートを繰り広げて
 いるらしい。
 そして、無常にもタイムアップ。

 まずは、一騎打ちの2人の検量。
 大方の予想を裏切り(笑)、 ぶーちゃん280gに対し、ひろし君310g。
 見事ひろし君が一騎打ちを制した。

満面の笑みのひろし君 満面の笑みのひろし君
 そして、舞台は栄えある年間ヘボンガーを賭け一騎打ち以外で釣れなかった3人を含む
 計4人による大ジャンケン大会へ。
黄ばんだ面々 
左からぶーちゃん、だっちゃん、ちゅる太君、影ミツ君
 そして、ヒデの厳正なるジャッジの下、いよいよ1回目。
 
ださんば まーけの ジャンケンポン。
 期待した影ミツ君が抜ける。

 運命の2回目。
 
ださんば まーけの ジャンケンポン。

 ここからは、ダイジェストにて
ぶーちゃん1Tシャツを着る準備をする可愛そうな家族
ぶーちゃん2可愛そうな父親を見つめるお譲
ぶーちゃん3人格崩壊の父親とお譲
ぶーちゃん4景品を貰いやっと笑み(Bessaさん有難うございました)
 そう、何の事はない。結局ジャンケンの敗者はぶーちゃん。
 自分で自分の傷口に思い切り塩を塗りつけただけだったのである(笑)

 こうして、無事大会は終了。
 しかし、まだ納得がいかない、ジャンケン3人衆、もとい、
”黄ばみトリオ” ぶーちゃん、
 だっちゃん、影ミツ君と夕マズメ狙いで近くのポイントへ。

 到着後、しばらくして、影ミツ君ヒット。600gサイズを釣り上げ、黄ばみ脱出。
 続いてヒデにも

 「ズンッ」
アオリイカ310g
 310gがヒット。続いて影ミツ君がもう一杯追加。
 あっという間に地合は終了。

 最近タイラバに浮気ばかりしている、福岡組の2人に佐世保のイカは冷たかったのである。

 傷心の2人になおも悪態の限りを尽くすヒデ。
 まずは、だっちゃんに向かい

  
「だっちゃん、明日のブログの出だし、 ”こんにちは黄ばんでるボクです” でお願いね。」

 更に、疲れまくり、ギブアップし帰り出したぶーちゃんの後ろ姿に向かい

  
「ぶーちゃん、今日は良い夢見てねーーー。」

 と言う事も忘れなかった。

 帰宅後、早速釣ったイカを肴においしい焼酎をかっ食らう。
 かなり酔っ払って、今日の様子をママレンジャーに

 
 「今日はぶーちゃんが壊れて・・・・」

 と笑い話をしていた。するとその内容を横で聞いていたチビレンジャー次女(小学4年生)が、
 見て見てと何やら書いた絵を見せてきた。

 その絵とはこれ、題して


 
”ぶーちゃんが壊れた日”

  
1

 2

 3

 ダーーー


 
ぶーちゃんが壊れた日
 我が子ながら、あまりのその出来の良さにすぐさまぶーちゃんに写真を送ってあげた。

 本日、ぶーちゃんより

  
「良い教育をされている娘さんで・・・ってコラーもうエギングやめる!」

 とお褒めの言葉を頂いたのは言うまでもない・・・・・・・
チャンチャン

参加してくれた皆さん  参加してくれた皆さん
 今日の釣行歌  
   
 〜ぶーちゃんが 傷口広げ 悶絶だ もうしばらくは 会うのはよそう〜  ・・・by ヒデ





 第12回ハガイカップin黒島 / みっちゃんを偲んで・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果

     
2011.10.2
佐世保市
中潮(満潮12:01、干潮17:42)
 ー
 ー


ハガイカ チョーー 大漁
 去る8月5日、ハガイカップ共同主催者である 「島魂エギンガー ミツ君」 が永眠した。

 彼亡き後、初めてとなる ”第12回ハガイカップ” を開催。

 開催前日には、いつもの様に希望者による ”前夜祭” もやった。
 今回は、人それぞれ、色んな気持ちでの参加になったと思う。
 一緒に一杯やろうな
 みっちゃんの嫌いな、納豆もお供えしようと思ったが止めた(笑)
 
 遺影の横にあるのは高級焼酎 ”森伊蔵” 天然ちゃん おいしかったよ。

 参加者14名程での楽しい宴会となった。
 中でも、大会当日は子供の運動会で欠席の、 カズ君、 ぶぅ君がサプライズゲストで
 わざわざ来てくれたのはやはり嬉しかった。二人ともありがとうなーー

 みっちゃんの奥さんには、彼が愛用していたエギ等の形見分けまでして頂き本当に
 ありがとうございました。

 それから、宴会会場 「純」 のマスターから聞いた ”みっちゃん” の話には泣けた。
 マスター! ありがとうございました。


 結局、いつもの如く思い切り飲みすぎ、
”もう一人の自分” が登場したみたいだが
 触れずにおこう。
  黒島にて
 そして翌日、二日酔いの重い頭を抱え、フェリー乗り場へ。
 既に多くの参加者が集合していた。


 今回の参加者は、総勢27名+みっちゃん

 ・佐世保組・・・ Bessaさん 、ゆーじ君 、ヒゲ君 、 影ミツ君 、S崎君 、
           ちゅる太君 、KIYO君らくたろう氏 、暴坊とうちゃん
           うに介氏 、大ちゃん 、M氏、S氏、T氏、ヒデ

 ・福岡組・・・・・ ぶーちゃん (イカ子さん、お譲)、高野氏 、 ヒロシ氏 、
           だっちゃん 

 ・佐賀組・・・・・ 天然α氏 、 千夜釣行君 、 ナッピさん 、ロック君 、
           Y君(中学生)

 ・熊本組・・・・・ 餌木作さん


 開催地は前回同様の黒島、朝相浦のフェリー乗り場へ先乗りで、高島に渡った人間を除く
 ”ハガイカッパー” が集合した。

 初めて会う人もたくさんおり、談笑しながら船に乗り込む。
 仕事で参加できない コンスケ君 はわざわざ見送りにまで来てくれていた。


 黒島到着後、 ”みっちゃん” に皆で黙祷をささげた後、大会挨拶をした。
 泣いちゃあかんと思っていたが、やっぱりダメだった。


 そして、今回の大会にはロック君が何と大会最年少参加の中学1年生、Y君を連れて来た。
 この大会、通常の釣り大会ではなく、負けた人間が主役の大会だ。
 そこで、釣れなかった時のことを思い念のためY君に確認した。


  
 ヒデ : 「この大会は釣れなかったら、無理やりTシャツを着せられて、
         その恥ずかしい画像を撮られ全世界に向け発信されるけど、
         君はその屈辱に耐えられるかい?」

   Y君 : 「大丈夫です」

   ヒデ : 「よし、そうか。特にこのおじちゃんが容赦ないからね。」

   Y君 : 「・・・・・・・」



 ヒゲ君のルール説明の後、いよいよ大会開始。
 当日は、結構な風、今日のTシャツは間違いないようだ。
 その時のヒデはまだこの後の展開を知る由もなかった・・・・

 はっきり言って、今日はカップを持ち帰るつもりでいた。
 そのため、風を背に受け、しかもビックサイズの出るあのポイントしかない。
 意中のポイントに脇目もふらず陣取る。

 隣には、やはり同じ考えの、ロック君。
 我先キャストで、気合を入れてエギをぶん投げる。


 シャクルーフォールーシャクル


 一歩遅れたロック君がエギを投入。
 ほんの2シャクリ目位に


 
「きっ、来たーーーー」

 本当にアズスーンアズ っちゅうやつやね。うらやましかー。
 上がって来たのは、500gアップのこの時期にしては良いサイズ(結局本日2位)。


 そして、ほんの少し後、今度はヒデの少し右隣でシャクッていたKIYO君が叫ぶ。

 
「きっ、来ましたーーーー」
 上がって来たのは、890g(結局本日優勝)。


 
「くっそーーー、黒島のイカのバカ!好き嫌いせんでどのエギも食わんかい!」


 鼻からドジョウが出るくらい悔しい思いをしながら、地合と思いシャクリまくる。
 そして、しばらく後、水面近くまで上げたエギの後ろにイカがついて来た。
 
 チョン チョン ステイ   チョン チョン ステイ
 
 イカがスーッと寄って来た。あと少し。もひとつチョン。


 ”プシューー” イカは墨を思い切り吐いてお帰りになった。
 ちゃらりーーーん、ハナから牛すじーーーー


 その後、しばらく硬直状態となったが、ゆーじ君がハガイカ抜け。
 そして、最年少参加の中学生Y君もチビイカながらゲット。


 
「まっ、まずーーーい。何だかデーーーーんじゃらすな予感がする」


 予感的中。その後はそこらへんでのヒットは皆無になる。
 対岸では時々歓声が上がる。

 1時間経過、2時間経過。
 飯なんか食っている場合ではないものの、やけ食いに走るヒデ。
 この場所で大物ゲットするため、動かないと心に決めていたものの、
”ハガT” の恐怖に
 耐えられなくなり、遂に移動を決意。
 しかーし、時既に遅く、ヒットはほとんどない状態へ。


 
「まっ、まずーーーい。本当にまずーーーい。Tシャツ着る何て考えたアホは
  誰じゃーーーー」



 えーーい、こうなりゃカムバックサーモン計画。
 元の位置に、戻るどーーー、と最初のポイントへ戻り一縷の望みを託し肘の骨がヒアル
 ロン酸不足で腫れるほどシャクルも遂にヒットなく、無常にもタイムアップ。


 噂では、ぶーちゃんと、ヒデの二人のみがハガイカ。
 本日初めて、イカが釣れたという新人君を初め何と23人もの人間がイカを手にした
 らしい・・・・。



 そんな中、ハガイカップ古株のぶーちゃんとヒデの二人のみがハガイカとは。
 これは、今日きっとこの大会を見に来ている ”みっちゃん” の仕業に違いないと思わずには
 いられなかった。


 そして、閉会式。
 優勝は、初参加のKIYO君。トロフィーを渡しながらもヒデの頭はじゃんけんでめいいっぱい。
優勝者 優勝のKIYO君


 「チョキ チョキ チョキ」 なぜかチョキが頭に浮かんで離れない。


 そして、己の人格の崩壊を賭けた、運命のぶーちゃんとのじゃんけん。


 ”最初はグー、じゃんけんポン”


 頭に浮かんだ通り、ヒデはチョキ。
 対するぶーちゃんは・・・・・・・・








 見事に







 ぱー





 決定的瞬間
 
 こうして、ぶーちゃんの人格は崩壊したのである・・・・・・ 
めでたし、めでたし







 しかーーし、前回のじゃんけんの時は見事に負けたので、今回はちびった。
 
 でも、事故や怪我もなく無事大会を終える事ができ本当に良かった。



 
参加して頂いたみなさん、 本当にありがとうございました。

 また、やろう!



 それから、 ”みっちゃん”
 
 お前のシナリオ通りで大笑いしたんだろう?

 良かったな!!

 参加してくれた皆さん
 
 あーそれと、大事な事書き忘れるところだった。

 中学生のY君!
 大会開始前の、Tシャツの心配をした、君への非礼をお許し下さい。


 今度、


イカの釣り方、教えてちょーーーだい!!(笑)


 今日の釣行歌  
   
 〜ハガイカの 怖さ今回 身に染みた ミツが仕掛けた 罠だろうけど〜  ・・・by ヒデ






 第11回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果
     
20010.11.21
佐世保市
大潮(満潮08:12、干潮14:05)
アオリQ3.5号 ピンク系
アオリイカ 340gー1尾

アオリイカ340g
 第11回ハガイカップを毎度おなじみの黒島にて開催。
 大会の延期により、今回止む無くの不参加となってしまったメンバーが出たのは残念だった。

 前夜祭にもたくさんの参加があり、楽しい酒席となった。
 坊主頭さん には肝臓に無茶効くイカのションベン(でも限度があるのを今回知った(涙))、
 うんだもしたん
 、天然ちゃんには焼酎の差し入れとありがたかった。

 しかーし、ちょっと?かなり?飲みすぎ、別人格の
”もう一人の自分”が今回も憑依したらしい。
 
 
「代行運転の助手席から降りれず、支払いも私がしたのよ。」
 ママレンジャーに翌日優しく聞かされた。

 当日朝、8時過ぎ頃起床。
 二日酔い?というかまだ酔ってる状態。ボーっとしながら用意をしていると、受験生の
 チビレンジャーが僕も行きたいというので了承。しかしこれが泣きを見る結果になるとは
 その時のヒデは知らなかった。

 フェリー乗り場に集合すると、なぜか昨晩飲んだ割りに皆爽やかな顔をしている。
 ”酔っぱ”はヒデだけかと思い、みっちゃんの事務所で座りながら睡眠をとっていると
 携帯が鳴る。

 その電話の相手は、昨晩の前夜祭で初参加の新人T氏。
 このT氏飲んでる時に誰かに似ている。誰かに似ている。誰かに似ている・・・・

  
みっちゃん : 「誰かに似てると思っていたが、猿岩石の有吉そっくりだ!」

  一同     : 「おーー、確かに!」

  T氏     : 「飲み屋のお姉さんにもそう言われるんです!」


 こうして、新人T氏のあだ名は、
”有吉君”となった。
 
 携帯に出ると、

  
有吉君  : 「ヒデサン。今起きました(9時45分位)。フェリー10時。」

  ヒデ    : 「急がんと、間に合わんよ。」

  有吉君  : 「もう間に合いません。2便目で行きます。」


 こうして、ながーーーい、ハガイカップの歴史300年の中での初の遅刻者となり、
 ”有吉君”の名前は”遅刻君”に改名された。
 でも、同じ酔っぱがいて、ちょっぴり嬉しいヒデであった。

 今回の参加者は、
  ・佐世保組・・・ミツ氏 、 ヒゲ君 、 アサヤン 、影ミツ氏 、S崎君 、
           しか太君 、遅刻君、 ヒデ(チビレンジャー)

  ・福岡組・・・・・ぶーちゃん (イカ子さん、お譲)、カズ会長 、高野氏 、
           ヒロシ氏 、ぶぅ氏

   ・佐賀組・・・・・ 天然α氏 、 千夜釣行君 、 ナッピ氏 、ロック氏 

 船に揺られる事小一時間、当然の事ながら睡眠をむさぼる。
 しかーし、はっきり言って釣りをする状態じゃない。誰だ、こんなに飲んだのは・・・・・

 大会の簡単な挨拶を終え、皆思い思いのポイントへ散らばる。
 最初、右の短波戸を目指すつもりだったが、途中フェリーの中で釣り人がたくさん
 見えたので、計画変更。
 チビレ同伴のため、テトラでなく、左の長波戸先端を目指す。

 先端到着、

  
 「よーーし ”酔釣” で爆釣だ!」

 気合を入れて、重い頭でシャクル、シャクル、 しーーーーん。
 シャクル、シャクル しーーーーん。
 そうこうしていると、チビレ
  
  
チビレ : 「父さん。エギ切れた」   (ロスト1個目)
  ヒデ   : 「・・・・・・・」

  
 そしてまたまた

  チビレ : 「父さん。今度は糸ごと切れた」   (ロスト2個目)
  ヒデ   : 「・・・・・・・」 


 ラインをうまく結べないので、結び直しまでさせられる。
 イカは来ない、エギは無くなる、ホント踏んだりけったり。

 その後もヒットなく、もうやけくそ、飯食っとる場合じゃないが昼飯にする。
 半分気持ち悪くなりながら、やっとの事で食い終わり、釣行再開。

 先にハガイカ抜けをしたと、満面の笑みのぶーちゃん夫妻の洗礼を受ける。

 
 ぶーちゃん : 「ヒデさん釣れました?」
  
ヒデ      : 「・・・・・・・」
 
 
くっそー 日頃の行いのお返しがーーー。涙ちょちょぎれのヒデであった。
 それでもヒットなくちょっと、というか大分 
”でーーーーんじゃらす” な気持ちに
 なりかけた頃その時は来た。

 フォール中のエギをイカが引っ張った。

  「ビシッ」 「すかっ」 

 課長 、 部長 、 ガチョーーーーーーーーン
 いや、イカはきっとまだいるはず、半分諦めながらのフォール後のシャクリに
 
 
 
「ビシッ」 
 
「きっ きっ 北の 海峡ーーー」

 何とイカがヒットしたのである。
 やった、苦節50年。日頃の努力のお饅頭がごとき!#$%&()・・・・・
 あまりの嬉しさに、鼻からどじょうが出るヒデであった。
 
 本命のアオリン、340gを見事取り上げ一言言った

  
「うーーーん、クラブ古城は良いところやな」   アホー そうじゃなくて

  
「あーーーイカ釣りって楽しいね!!。」

 暗黒の世界から一転、目の前はすっかりバラ色の世界となった。
 ハガイカップは、本当に自分が釣るまでは地獄なのである。

 こうなると、他の参加者の様子が気になる。どうも、天然α氏、ヒロシ氏、影ミツ氏が
 まだらしい。
 しかーし、そこは悪運の強い天然ちゃん、皆の熱い期待をまたまた最後には裏切り
 ハガイカ抜け。

 そして無常にもタイムアップとなったのである。

 第11回熾烈な激戦を勝ち抜き、栄光のトロフィーを獲得したのは、

 優勝のロック氏  860g
 まさに予想屋みっちゃんの予想通り、佐賀から2回目参加のロック氏がその栄冠を獲得した。

 おめでとう ロックさん!! 

 今後 
”ゆーーーああーーーざ  チャンピョン” 

 と呼ばさせてもらいます(笑)

 そしていよいよ

 そう、

 楽しみのT。前回は超大じゃんけん大会であったが、今回の該当者はヒロシ氏、
 と影ミツ氏の2人。
 こまーーーーかく言うと、1時間半しかシャクッていない
”遅刻君” 家の”チビレンジャー”
 も該当だが、そこは太っ腹で許してやった。

 何々、自分が釣ってなかったらきっとじゃんけんさせた。そんなみみっちい考えなど


 
”当然だ!”

 そして、ハガイカップ規則第19条2項によりじゃんけん。
 ヒデがジョー樋口ばりの審判をこなす。

 その1回目の運命のじゃんけん

 
 「ださんば、まーーけの じゃんけんポン!」

 まるで駄々っ子のヒロシ氏 

どう?  私ってセクシー

人格の喪失

参加していただいた皆さん
 今回もこのバカバカしい大会にご参加頂き、また差し入れや、
 おみやげ等頂き本当に有難うございました。

 また、やりましょう!! 
 とここまでで、ハガイカップは終了した。
 だが、ボーズでどうしても悔しいとチビレンジャーが言い出し、夕マズメ狙いで老体に
 鞭打ちポイントへ。

 シャクル、シャクル
  
  チビレ : 「げげー父さん。引っかかった。」   (ロスト3個目)
 
 しかもリーダーも切れ、またまた結び直し、
  ヒデ   : 「お前なーーーー」 


 そして、暗くなりエギも見えなくなった頃

  
チビレ : 「あれー、何でかな、おかしい。また切れた。」   (ロスト4個目)
  ヒデ   : 「こらー、お小遣いから引いとくからな!!」

  
 お小遣いはあげていないが、ぶち切れるヒデであった・・・・・・・
 チャンチャン


今日の釣行歌  
  
 〜Tシャツ 予想通りに ヒロシさん エギのロストに 涙目のヒデ〜・・・by ヒデ

 






 第10回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果
     
20010.3.21
佐世保市
中潮(満潮10:55、干潮17:37)
デフレエギ3.5号 ピンク系
アオリイカ 250gー1尾

アオリイカ250g
 第10回ハガイカップを毎度の如く黒島にて開催。

 前夜祭にも、10名を超えるハガイカッパーズが参加し楽しい大宴会となった。
 しかし、飲んだ久々にあんなに飲んだ。
 
 飲んでもう一人の自分が突如現れ 
”妖艶な舞い” を披露したような気がしないでもないが、
 まぁ細かいことは気にしないようにしよう。

 でも、飲み会の前に 坊主頭さん より頂き物の、二日酔いに効くという薬本当に効けた。
 普通あれだけ飲むと、翌日は完全にグロッキーだが今回は大丈夫だった。
 有難う坊主頭さん。またくれーーー


 大会当日は嫌な予感どおり、雨ではないものの爆風。
 集合場所となる、フェリー乗り場に続々とハガイカッパーズが集合する。

 今回の参加者はたぶん、34名+乳母車に乗っての参加のチビイカちゃんの計35名?のはず。
 あまりの多さに、正確な人数が把握できてないし、正直な所誰が誰やら・・・・

 ネットを介して参加者の輪が広がる事は嬉しい限りであるが、これだけの人数になるとちょっと。
 今後については思案せねば・・・・・


 というわけでフェリーに乗り込み、いざブラックアイランドを目指す。

  ざぶーん  ざぶーーん 

  チャラチャチャン チャラーーー チャンチャン

  「北ーーーのーーー漁場はよーーー」

 サブちゃんが鼻の穴を大きく広げて歌いまくる位の大時化。
 昨日の酔いが、戻りそう。 しょえーーー

 間違いなく今までの中で最悪のコンディション。
 誰や、こんな日を選んだのはってお前やろーー

  
「30名を超える大じゃんけん大会か・・・」

 こう考えたのは、たぶんヒデ一人ではなかったはずだ。

 黒島に到着後、簡単な開会式を終え各自思い思いのポイントへ散らばる。
 今日の風では、外向きは完全な向かい風。テトラにはうねりもありとてもじゃないが乗れ
 そうにない。

  
「右だ右!」 今日もイカナビは右の短波戸を指した。

 右を選択したハガイカッパーは6〜7人。外向き、内向きに別れシャクリ始める。

 ヒデは外向きを攻める事とした。
 

 
 「ごっ ごーーー」
 
  
 いやー本当に真正面からの結構な風。そして、海はこれまたかなりのうねりであった。

   
「じゃんけんね。じゃんけん。」 
   
「グー 、 パー 、それとも・・・・」

 シャクリ始める前から、スーパーネガティブキャンペーンを繰り広げる始末。

 それでも意を決し、釣行開始。
 一番バッターは、アオリQネオ3.5号 ホロマーブルピンクドット。
 この風ではそのままではとてもダメなので、糸鉛を巻きまくる。
 シャクル、シャクル・・・


 二番バッターは、アオリQネオ3.5号 ホロレッドアジ
 シャクル、シャクル・・・


 その後もプチローテーションし、向かい風に挑むもヒットなし。
 周りの皆も全く釣れていない。

 
 その時堪りかねたバレンタイン監督が動く
 
  
「代打、デフレエギ3.5号 超高速沈下型 色ピンクだけしかないもん君」

 そう、こんな事もあろうかとヒデは予め上記新人君をこっそりと時々佐世保で見かける
 「こっそり堂」で仕入れていたのであるってそれは違うJARO−−−

 向かい風に向かい、遠投し思い切り風で戻されるエギ。
 シャクル、シャクル

  
「何か、ちょっとさっきより沈むかも・・・」 


 などと考えながらの数投目、
 シャクル、フォールを繰り返し沈んでいくエギがほんの少し引っ張られたような

  
  
「ビシッ」
   
「きっ きっ 北の 海の道ーーー」
 

 バザールでゴザール 来たので ゴザール。
 まさに出会いがしらの交通事故。何を血迷ったかこの風の中イカがヒットしたのである。

   「うれ うれ うれぴーまーーん」

 あまりの嬉しさに、天にも昇りそうなヒデ。
 その嬉しさは、小学校低学年の頃、夏プールで泳いでいたら突然おじさんがたくさんの
 ノコギリクワガタをばら撒いた時のそれみたい。


 慎重にやり取りし、無事アオリンは取り上げられた。めで鯛。

 その時周りの噂では、 どうも パイパー君 (820g) に次ぐ2番手らしい。  

  うーんジョーディマジオ



 しかし、釣れて本当に嬉しい。
 早速ハガイカップの常連に毒を吐きまくる。
 まずは手始めに ぶーちゃん を攻める。

 乳母車に乗ったチビイカ子ちゃんをあやしながら

   
ヒデ : 「イカちゅりって楽しいでしゅねーーー」

  
 ぶ  : 「・・・・」
 
 次の標的は カズ会長


  
 ヒデ : 「うーん。お茶ってうまいねーーー」

    カズ : 「・・・・・」



 極めツケは ミツ氏 


  
 ヒデ  : 「あー腹へったーーー。弁当でも食おうかなーーー」

    ミツ氏 : 「・・・・・」



 自分がTシャツを逃れた後は、まさに至福の時。
 ハガイカップは何が楽しいかって、先に釣って皆にプレッシャーを与えるこの瞬間に尽きる。

 巳年のヒデの執拗な攻撃に常連のハガイカッパーも遂に疲れ果て、
 チリジリバラバラとなり戦いは終盤戦へ。

 パイパー君の820gが破られる事はまず無いというのが大方の予想だった。

 ところが・・・・



優勝のカズ会長 優勝のカズ会長 1,500g
 まさにメークミラクル。

 長波戸に移動後、内湾を攻めていたハガイカップ常連のカズ会長が何と1,500gをゲット
 したのである。
 この状況の中のサイズとしてはまさに圧巻。

 黒島のイカの神様も粋な計らいをするものである。

 おめでとう カズ会長!! 

 今後 
”チャンポン” 




 じゃなく

 
 
”チャンピョン” と謹んで呼ばさせて頂きます(笑)

 そしていよいよ

 そう、

 楽しみのT。
 よくよく計算すると何と昨年6/17から延々とヒデの元に居座り続けていた。

 さすがに今回のこの悪条件の中、ハガイカ大漁者続出。
 何と25名による大じゃんけん大会となった。

 今回はあまりにも人数が多いため、まぐれで釣ったヒデと該当者でじゃんけんしある程度
 絞込みをした。

 その後は該当者による、手に汗握るじゃんけん大会。
 大の大人が本当に笑えてしまう。

 そして遂に最後の2人 初参加の おいちゃん と 常連の 天然α氏 の頂上決戦。

 ださんばまーけのじゃんけんぽん





がっくりのおいちゃん がっくりの おいちゃん 
 常連皆の期待を一心に受けた 天然α氏 が最後の最後で墨を吐いて逃げ切り

 Tは遠く熊本の地にお嫁に行く事になった・・・・・
めでたしめでたし
変なこうちゃん
変なこうちゃん
変なヒゲ君
変なヒゲ君
参加して頂いた皆さん
参加していただいた皆さん
 今回は本当にたくさんの方々にご参加頂き、また協賛品等
 これまたたくさんの方々に頂きました。
 この場を借りてお礼申し上げます。

 ありがとうございました。 

 今日の釣行歌  
   
 〜嫁に出た Tが熊本 嫁いだよ 我が家の敷居 もう踏ませない〜  ・・・by ヒデ






 第1回年間ヘボンガー決定戦(2009)in黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果
     
2009.11.29
佐世保市
中潮(満潮17:57、干潮12:04)
アオリQネオ3.5号 ホロゴールドハナダイ
アオリイカ400g他ー計3尾

アオリイカ400g
 それは、明日が休みという事でよりたくさん飲み、 ”アル酎ハイマー” 状態にあった
 11/28(土)夜、釣友みっちゃんからの一本の携帯電話で始まった。

 りりりりーん りりりりーん  ・・・・・
黒電話かって


  
ヒデ  :  「もしもし亀よ亀さんよ」

  ミツ氏 : 「ヒデさんやってる?」

  ヒデ   : 「やってる、やってる。地球が月面宙返りしてる。」

  ミツ氏 : 「明日千ちゃん来るから。黒島で逆チャンプ・・・%&$#?*」

  ヒデ   : 「上等だ!! かかってこい。Tシャツ持っていくぞ!!」



 という事で、酔っぱのヒデはミツ氏にまんまと嵌められて、第6回逆チャンプの千ちゃん
 第7回のヒデとによる

 
 第1回年間ヘボンガー決定戦(2009)  〜真のヘボンガーは君だ!!〜 

 が華々しく開催される運びとなった。


 ちょっと重い頭を抱え、フェリー乗り場に集合。
 集合場所には、オブザーバーとしてミツ氏の他に天然ちゃんも来ていた。外野は良いのーー

 逆チャンプ決定戦は初めての事なので、ルールにつき協議。
 最初の一ハイを早く釣り上げた方に等というミツ氏からの提案があったが結局


  
1ハイの重量(下限200g以上) 2人ともダメな場合はじゃんけん


 という恐るべしルールで、どちらかが必ずTシャツを着るために、デスマッチが繰り広げ
 られる事となった。

 この時

  
タイマンなら負けないという自信がヒデにはあった・・・



 黒島到着、先週の大会により左波戸が良い事は分かっていたので左、しかも角を
 狙っていた。
 ところが、千ちゃんもちゃっかり同じポイントを狙っていた。
 チビレンジャー長男を伴っているヒデは一足先に千ちゃんにポイントを取られたので
 中央部に陣取る。

 
 ところが、開始早々まだヒデは一投も投じないうちにオブザーバーミツ氏の叫ぶ声

 
 「千ちゃんヒット。300gアップぐらい」

 なんと早くも千ちゃんがヒットさせたのである。

  
「くっそーー。早過ぎやんか。でも早く釣り上げるルールでなく良かった」


 などと、思うまもなくまたしてもミツ氏の叫ぶ声。
 どうやら千ちゃんはロケットスタートしているようであった。

 中央部でしばらくシャクルもヒットなく、波戸先端へ移動。

 その一投目、シャクル、フォール、シャクル

  

 「ツンッ」
 「きっ きっ 北の めぐり逢いーーー」

  
 上がって来たのは200gアップぐらいのサイズだった。
 ふー、これでTシャツ回避とほっと一息・・・・・・・・・・  
って違うやろうー
 
 
 その後、もう一杯追加。

 そうこうしていると、、ミツ氏が経過報告に来た。
 千ちゃんは本当のロケットスタート、キロアップ近くをしとめたという話だった。

 しかし不思議と

  
何となく負ける気がしないという自信がヒデにはあった・・・

  
 だが、その後はヒットなくこのままではやっぱりまずいので、先週デカイカを逃した右波戸
 地磯を目指す。

 最初は地磯でなく短波戸を攻めていると、ミツ氏と笑顔満面の千ちゃんも冷やかしに来る。
 
 ここで意地の一ハイ。400g追加。
 キロには遠く及ばないがやっぱり嬉しい。

 内湾を攻めていた、ミツ氏、千ちゃんも小さいながらヒットさせる。


  
ヒデ   : 「千ちゃん。すごい!後光がさして見える」

  ミツ氏  : 「そんなんでTシャツは逃れられないよ」


 
 おだて作戦も全く通じない。
 しかたないので、最終兵器地磯へ移動。
 時間は刻一刻と過ぎていく。

 
 それでも不思議と

  
何となく負ける気がしないという自信がヒデにはあった・・・

 そしてその時は遂に来た
















がっくりのヒデ

勝ち誇る千ちゃん
 何となく負ける気がしないという自信は

 
 単なる気のせいだったのである・・・・・

 
 帰宅後、やけ酒かっ食らいながらボクシング世界戦、内藤VS亀田を見た。
 若きチャレンジャー亀田に敗れゆく内藤の姿に自分を重ね合わせるように・・・・・
 
 
 

 内藤VS亀田戦が見応え十分な拮抗する良い試合内容だったのに対し
 ヒデVS千ちゃんは 


 
3ハイ(最大400g) 対 11ハイ(最大750g)



 これまた拮抗する良い試合内容だった・・・・・・・・・
こらー 完全なワンサイドゲームやないかーーー


 

 よし次回からはルール改定

  
 ゴルフと同じで、ハンディキャップ制としよう!!
 
 
今日の釣行歌  
 
 〜完敗だ ハガイカTを また着たぞ 気分が和む それはどうして?〜  ・・・by ヒデ





 第9回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果
     
2009.11.22
佐世保市
中潮(満潮11:51、干潮17:42)
アオリQネオ3.5号 ホロマーブルオレンジドット
アオリイカチビー1尾

アオリイカチビ
 第9回ハガイカップをまたまた黒島にて開催。

 前夜祭にも、ほとんどのハガイカッパーズが参加し楽しい大宴会となった。
 中でも今回の大会は試験により不参加で、前夜祭のみ参加の千夜釣行君が、

 会場に一番乗り
してしまった のはまさに ”サプライズ” だった・・・・・ 

 でも千ちゃん嬉しかったよ。



 今回は雨交じりの本当に寒い中での大会となった。

 今回の初参加者は、何と遠く鹿児島から参戦したパイパー君、福岡から 
 だいすけ&ゆーこめん
夫妻の3人。

 残る参加者は、餌木作さん、ミツ氏 、天然α氏 、カズ会長 、ゆーじ氏 、
 ぶーちゃん
 、ヒゲ君 、
 とまとま さん夫妻とヒデの大会最多となる計13名のハガイカッパーがTシャツを着る
 ために集まった。      


 今回も、大会の景品にと 長崎のちん さんをはじめ多数提供頂きこの場を借りてお礼
 申し上げます。


 前夜祭の飲みすぎがたたり、ちょっと重い頭を抱えフェリーに乗り込む。
 既に戦いは始まっている。
 ミツ氏に向かいジャブを放つ

  
 ヒデ   : 「右(短波戸)と左(長波戸)どっちに行く」
 
   ミツ氏  : 「教えん」

   ヒデ   : 「どっちにしようか」

   ミツ氏  : 皆に向かい 「ヒデさんの方だけは行かん方がよい!」


 この最初のポイント選びが命運を分ける。寒くなってきているので水深のある左を選択する
 のが常道であろうと思ったがへそ曲がりのヒデは皆と反対を選択しようと心に決めていた。

 黒島に到着し、簡単なルール説明後いよいよ大会開始。


 案の定、ほとんどの参加者が左方向を選択。
 初志貫徹し、右の単波戸を目指す。ちなみに右を選択したのはカズ会長とヒデの二人
 のみだった。

 
  
「とにかくスタートダッシュ。水深のある波戸先端を攻めよう」


 釣行開始。

 開始早々、対岸の波戸先端より歓声が上がる。
 ヒゲ君が早々とヒットした様子だった。

 この男は本当に強い。このダッシュ力はまさに驚異的である。

 
  
「くっそー。うらやましかーー。」

 と思うまもなく、短波戸中央部でシャクッていたカズ会長ヒット。
 どうやらボトムが狙い目のようである。

  
「ボトム、ボトム、ボトム・・・・・」
 
 念仏のように唱えながらシャクルも、一向にヒットなし。
 対岸でのヒットは続き、前回イジメまくったぶーちゃんもヒットした様子でその仕返しの
 パンチが容赦なく飛んで来ているようだが、正直テンパッテいてそれ所ではない。 


  
「こうなったら地磯だ!!」 


 水深が浅いので、今回は避けていた地磯にかける。
 シャクル、シャクル 気持ちばかりが焦って更にテンパッテ来だした頃、


 大分近くまで来たエギの後ろに、黒い影


 
「本命のアオリン。しかも結構デカイ!!」


 すかさずステイ のはずが気が焦ってうまくステイできない。
 せっかくエギに寄ってきたアオリンが、エギから少しづつ離れようとする。

 チョンチョン。
 必至の形相でエギを動かすヒデ。
 
 しかーーしちょっと興味を示しただけでアオリンは無情にも沖へ。
 エギを近くに投げ未練がましく僕を捨てないでと懇願するも彼女は去って行った・・・・


 
”チャラリーーーん  鼻から牛乳ーーー”


 その悲しさは昔酔っ払って45,000円入りの財布を失った時のそれみたいだった。

 その直後ミツ氏より携帯にTELあり

  
ミツ氏  : 「どう?」
          
          
明らかに余裕ぶちかましの様子が手に取るように分かる

   ヒデ   : 「たった今逃げられた」

 
 想像通りミツ氏はゲットしており、どうやらまだヒットしていないのはとまとまのこうちゃんと
 ヒデの2人だけではないかという事だった。

 
「まっまずい。ほーーーんとにまずい」

 
たった一人だけ釣れなかった以前の悲劇が脳裏をかすめる
 
 気持ちを立て直す暇もなく、シャクッていると、今度はイカが少し引っ張った。

 
「ビシッ」 


 「すかっ」



 
 ものの見事の早合わせ。

 町長、艦長、







 
がちょーーーん(涙)

 「#$%&G2*L@sdKG%4r3g87djfk・・・・・」


 終わった。もうだめだ・・・・・
 
 さすがに立て続けのばらしにすっかり意気消沈する。
 運も逃がしその後は全く無反応。


 昼飯を食う余裕なんて全くなかったが、既にあきらめモードに突入しはじめおにぎりを
 やけ食いする。

 
 
「くっそーーー どこの馬鹿モンがTシャツ着せるようなこと考えたんや。」
 「そいつの顔が見てみたい・・・・・     ってお前やろうーーーー」


 早めに抜ければ良いが、一人また一人と抜けていくこのプレッシャーは本当に地獄である。


 
「こうちゃん。お願い釣らないでーーー」

 
カラータイマーーー鳴りっぱなしで、まさに半ベソ状態で何とかシャクリ続ける。
 するとやっぱりイカの神様はいた。

 着底後のシャクリに

 

 「ツンッ」
 「きっ きっ 北の 絶唱ーーー」

 
 本当のチビイカだが、ヒデにとってはまさにメガトン級であった。


 
「Tシャツって素敵。誰やこんなすばらしい企画考えたのは。」
 「そいつの顔が見てみたい・・・・・     コラーーーー」

 
 自分がゲットした後のこの安堵感は筆舌に尽くしがたい。
 その後はサイズアップを目指すもヒットなく、とにかく寒い。
 短波戸にはヒデ一人となったので、皆の居る長波戸へ移動することとした。

 移動途中で、寒さにあえぎ待合室に非難しているM氏達に状況を聞くとどうやらこうちゃん
 一人まだらしい。
 残り時間は1時間を切っている。


 長波戸を移動していると、突然目の前が黄色くなる・・・・・・

 
「目がどうかした?」
 
 と目を擦ろうかとした、視線の先にはこうちゃんの姿。
 何と黄色の正体はこうちゃんの発する黄ばんだオーラだったのである(笑)。


 こうちゃんの横で必至に応援するともちゃん。


 すれ違いざま、ヒデの必殺意地悪殺し文句

 
「あーイカ釣りって楽しいね。」

 と言おうかと思ったが、さすがのヒデもあまりにテンパッテいるこうちゃんの姿を見て
 言えなかった。

 しかし悪魔のヒデは

 
「残り30分を切った。Tは熊本流失か・・・むふふ」 

 等と思っていたというような事実は全くない。


 時間ぎりぎりまでシャクッたがその後もヒットなく、ターーイムアップ。

 皆の居る待合室に戻ると信じられない一言が待っていた。



 
”ハガイカTシャツ今回も該当者ないよ”


 まさにメーーークミラクル。残り15分でこうちゃんもアオリンをゲットし、
 今回も前回に続き全員安打したのであった。


 こうしてTはまたまた、戻ってきた。
 何かとっても損した気分になる悲しいヒデであった。


 
次回からTは持ち回りじゃーーー


 帰宅後家族に疑いの目を向けられたのは言うまでもない・・・・・
チャンチャン



優勝のだいすけ君880g

本当はTシャツを着たかったこうちゃん
 
参加してくれた皆さん
 皆さんお疲れ様でした。
 次回またやりましょう!!
 
 
みっちゃんカキありがとう!!昨日も飲みすぎたぞーーー


 今日の釣行歌  
   
 〜危ないぞ ハガイカTが 音を立て 襲って来たが 何とか回避〜  ・・・by ヒデ






 第8回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果

     
2009.9.20
佐世保市
大潮(満潮9:09、干潮15:17)
アオリQエース3.0号 マーブルマツバピンク
アオリイカ160g他ー計3尾(リリース2尾)


アオリイカ160g
 第8回ハガイカップが黒島において開催。
 前日の暴風が嘘のように収まり、じゃんけん必須かと思われた天候は無事良い天気となった。

 今回は初参加者が4人。
 その内訳は、エギを自作で作りまくる餌木作さん、地元が佐世保近くで大阪在住であるが
 今回たまたま帰省中だった事もあり急遽参加のT氏、そしてつい先日も良いサイズを釣り
 まくったゆーじさん、千夜釣行君の弟万夜釣行君の4人。

 あとはいつものメンバー、ミツ氏 、天然α氏 、カズ会長 、ぶーちゃん 、ぐにょ君 、
 千夜釣行君
 、ヒゲ君 とヒデの8人を合わせ計12名のハガイカッパーがTシャツを着る
 ためにわざわざ集まったのである。

 
 今回も、大会の景品にと Dドンさん よりエギ 、天然αさんからは80年代アイドルの
 懐かしいCDを頂きました(この場を借りてお礼申し上げます)。

頂いた商品およびハガイカトロフィー
 
 初参加の方々と、挨拶、談笑しながらフェリーの到着を待つ。
 今回8回目の開催となるが、だんだんエギンガーの輪が広がり嬉しい限りである。

 到着したフェリーに乗り込み、船に揺られる事40〜50分今回の開催地フェリー乗り場に到着。

 簡単な開会式後、いよいよ大会スタート。

  
 ヒデ      : 「右それとも左?」  ここが運命の分かれ道。

  
 ぶーちゃん : 「そうですよね」
 
 前回と同じく、右を選択。ぶーちゃんは前回良かった地磯に向かうと言う。

 この時ピピッとくるものがあった。よーし名付けて 


 ”人のふんどしで相撲とりとーーーり大作戦”
 

 これでいこう。

 右側を選択したのは、あとミツ氏、餌木作さん、カズ会長、万夜釣行君ら。
 徒歩でポイント到着。到着後、なぜか皆全てすぐにシャクリ開始。既に出遅れるヒデ。
 しかーし、今回は天我を見捨てず。

 一足遅れてぶーちゃんのさらに奥の地磯に陣取りシャクリ開始。一投目。

 シャクル、ジャーク、シャクル、ジャーク 大分近くまで来たエギの後ろに黒い影。

  
「そっそっソークラテスかプラントンか」
  「にっにっニーチェカ サルトルかーーー」
  「みーんなーそろって大きくなったーーー」


 などと訳の分からないCMが頭をよぎりながらもすかさずステイ。

 むんず。とエギを抱きしめ恍惚の表情をイカ君が浮かべるのを確認後

 

 「ツンッ」
 「きっ きっ 北の HOTELーーー」


 なんとファーストヒットビビンバキムジョンイル、

 ”人のふんどしで相撲とりとーーーり大作戦” は見事成功したのである。
 

 「やっほー ひゅー ひゅー」

 一本ネジが抜け、学生の時飲まされた焼酎のビール割りをくらったかのようにトチ狂う。
 しかし、ハガイカ逃れは本当に嬉しいのであった。

 その後、もう一杯追加。当然の如くぶーちゃんイジメにはいる。


    
 ヒデ      :  「あー 釣りって楽しいなーーー」

                「ねー ぶーちゃん」

    ぶーちゃん  :   「・・・・・」


  その後もう一杯追加し、蛇年のしつこさを遺憾なく発揮しぶーちゃんをイジメまくる。
  遂に閉口したぶーちゃん移動。ヒデもエギが良く引っかかるのでこれまた移動し防波堤へ。

  そうこうするうちに一抜け、ニ抜けとだんだん皆ヒットしていく。

  そしてあっという間に時間は流れ、


  優勝は  
800g を釣り上げた初参加の ゆーじさん 


  
優勝のゆーじさん

  そして、そう運命のハガイカTシャツは・・・・・・




















  なんと該当者なし。
  全員がちびイカながら釣り上げてしまったのである。

  
「くっそー ウンチが途中で
        ひっかかったみたいやんか」


  {+<#%;@352447&%$&’



 
 前回屈辱を受け、今回は人が着るTシャツだけを楽しみにしいたヒデは涙がちょちょぎれ
  たのであった。

 

  大会終了後、表彰式前にママレンジャーからSOSの連絡が入っており急いで帰宅。
  実は前夜よりチビレンジャー長男、長女とも熱があり今日になっても下がらないのであった。

  帰宅後ポロシャツの下着をすぐさまチェックするママレンジャー


  
 ママレンジャー      :  「あっ 今日は着てないわよ」

   チビレンジャー長男   :  「なーーんだ」
  熱があるにもかかわらず残念がる。


 そこでおもむろにバックからTシャツを取り出し見せると

   
 ママレンジャー      :  大笑いしながら
                     「釣り方 変えんばーーー」


 そう、完全に今日も着てきたと勘違いされるかわいそうなヒデであった。


 その後、休日診療所に直行。二人とも見事に新型インフルエンザ。
 ヒデも知らなかったのだが、今罹るのはなんと全て新型なのだそうである・・・・。


 診察を終え、帰宅している最中に優勝のゆーじさんよりメールあり。
 帰宅後返信したメールに対する再度の返信の最後にこう書かれていた。

  
{あと、家で計量したら 900g でした(笑)}





 
こらー 千ちゃん 君のデジタル計り 100g もちがうやんか
 すると何か いままでずーっと君ので計ってたんやから

 
ずーっと違ってたって事かーーーーい (爆)


 
 
参加してくれた皆さん 
 
 
皆さんお疲れ様でした。
 次回またやりましょう!!
 

 今日の釣行歌  
   
 〜一投目 イカが釣れたぞ ハガイカは 逃れたけれど 持ち帰るT〜  ・・・by ヒデ





ハガイカップとは?・・・・釣友 ”みっちゃん” が自身のブログで分りやすく説明してくれているので
               勝手にリンクしました(笑)

 第7回ハガイカップin黒島(2009.6.7)・・・
 6月7日(日)第7回ハガイカップが開催された。

 今回は史上最多、130人・・・・・じゃなく13人での開催予定であったが、 a銀河z氏
 欠場により12人での開催となった。
 
 例年であれば梅雨の時期、雨を予想していたが当日は良い天気。
 いつもの如くフェリー乗り場に集合するものの、集まったのは

 ミツ氏 、 天然α氏 、 初参加の カズ会長 さんとヒデの4人のみ。

 残るハガイカッパーは、 不参加を匂わせながらちゃっかり参加した ヒゲ君 んず
 ファーザーのいかだで早朝から黒島に渡ったという。

 フライングクロスチョップしたメンバーはヒゲ君をはじめ イカコさん夫妻 (イカコさん
 はコウノトリさんがホタルイカを授けた為今回はオブザーバーとして参加)、 
 ぐにょ君 、 千夜釣行君  そして初参加の 我望故我在 さん そして遠く熊本県
 からの とまとま さん夫妻。
 
 今回は上記総勢12名での熾烈な戦いが繰り広げられることとなった。
 
 一足先に黒島に渡ったハガイカッパーズの釣果を聞くとぐにょ君の1.7kgを筆頭に、フェリー
 乗り場付近で良形が上がったらしくいやが上にも期待が膨らむ。

 
 後発組の4人でフェリーに乗り込み黒島を目指す。

 
「何か風がありそうだな」 と嫌な予感。

 しばし歓談をしていたが、船上でミツ氏が仕掛けを準備しだす。

 
「慌てなーーい 慌てない 」
 「一休み 一休み」

 
 と余裕をぶちかましていたが、5分後には同じく仕掛けを準備しだす弱気なヒデ。
 思えばこの時から、既に自分の中でぶれるものがあった・・・・・

 黒島到着。フェリー乗り場付近はさほどの風ではなかったが、女瀬に到着すると爆風状態。
 簡単な開会式の後、いよいよ釣行開始。

 
「地磯か堤防か」
 
 ここが運命の別れ道。堤防の方は爆風状態だが、イカナビが堤防を選択。
 堤防の方を選択したのは、天然α氏、ヒゲ君、イカコ夫妻とヒデ。

 開始早々、外向きの爆風に向かいシャクッていたヒゲ君がヒット。
 しかも竿がいい具合に曲がっているではないか!!

 恐るべし ”風を操る男” 。
 
 この男はホント強い。まるで学生時代散々飲んで翌朝皆が二日酔いで死にそうな時、
 
「おはよう。」 と爽やかな笑顔で空揚げ弁当を食ってた鉄の胃袋をもつ男 ”B作”のようだ。
 
 
 取り上げも無事成功し、サイズは700g程度らしい。
 
 
「くっそーー うっ うらやましかーー」
 「二抜けは俺だーー」 と気合だけはビビンバキムジョンイルであったが虚しく空回り。


 風も本当に強く、その後のヒットはなかなか続かなかったが、内湾を攻めていた天然α氏
 が二抜け。
 その後、とまとま1号 さんにヒットし三抜け。 


 しかーーーしその後は本当にヒットが全くなくなりこう着状態。
 地磯を攻めていたミツ氏達もダメだったらしく、皆が堤防付近に集結した。


 しかし釣れない、ホントに釣れない、誰だこの場所を選んだのは・・・・


 ミツオか?


 などと諦めモードとなり、
 皆が口には出さぬものの 
”ジャンケンぽぽぽんがジャンケンぽん” と頭の中を
 支配しだした残り時間40分頃。

 内湾を攻めていた カズ会長 さんにヒット。
 ところが水面まで上がってきたアオリンが、生簀ロープに絡んでなかなか取れない。

 ちょうど移動中のヒデの目の前であったのでロープを引っ張ってアシストする。

 しかし、その時ヒデの中の悪魔と天使が交錯する。



  
悪魔 : 「ロープを引っ張る振りして、わざと揺らしてイカを逃がすんだすんだ。」
        「ジャンケンは一人でも多い方がいいだろう?」

   天使 : 「イカが逃げそう。早く助けてあげなくっちゃ」




 そうこうするうちにもイカはジェット噴射で今にも逃げそう。
 ところがそこで千夜釣行氏も、アシストに加わり無事アオリンは取り上げられた。

  

  悪魔 : 「ちくしょー余計な事しやがって。何で自分で自分の首絞めるんだよ。」
        
   天使 : 「カズさん良かったね。」 




 しかし、そのヒットでいきなりスイッチが入る。

 すぐさま外向きを攻めていたぐにょ君にヒット。続けざまに内湾のぶーちゃんにヒット。
 何と僅か10分程度のうちに続けざまに3人にヒットしたのである。


 
「まっ まずい。 このままではーーー」
 

 まさに


 ”でっ  デーーーーンジャラス”



 ふと意識が戻った時には ハガイカTシャツの T子 がヒデに語りかけていた。



 
「私 Tシャツの T子」

 
「ごめんなさい。 ぐにょ君 や 千ちゃん にはちょっと魔がさしただけなの。」

 
「やっぱりあなたの背中が  い  ち  ば  ん   」 



 そう言ってT子は俺の元に戻って来た。 もてる男ってつらいぜ  ふふっ

 




 「くっそーー人を散々笑い者にしやがって」

 「この恨みはらさでおくんなましーーーーーー(涙)」

大好きなT子  大好きなT子
 
 
おまけ
 
優勝のヒゲ君 変な外人
参加してくれた皆さん ハガイカッパーズ
 
 
皆さんお疲れ様でした。

 商品を提供してくれたり、車を出してくれたり、遠くから
 参加してくれたり

 ホントありがとうございました。

 この場をお借りしてお礼申し上げます!!



 
Tシャツは俺の もんじゃ焼きーーーーーー
 

 今日の釣行歌  
   
 〜なぜ戻る 帰って来るなと 言ったのに あなたの背中 忘れられない〜  ・・・by ヒデ






 第6回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果

     
2009.3.22
佐世保市
若潮(満潮15:32、干潮8:52)
アオリQネオ3.5号 ホロマーブルオレンジドット
アオリイカ460g、200gー計2尾


アオリイカ460g
 この物語は、

 今は去ること180年前、勝てば栄光の
 
 
”羽賀異科布戸炉富-”
ハガイカエンブレム
羽賀異科絵無部レ無
NEWハガイカップ
羽賀異科布戸炉富-
 負ければ屈辱の
 
 
”羽賀異科手-死津”
ハガイカTシャツ  羽賀異科手-死
 というまさに天と地を分ける究極の戦いに挑んだ9人の悲しい男+1人のレディーのお話である。

 時は西暦1829年3月21日(戦い前日)。
 既に戦場である ”ブラックアイランド” に乗り込んだアイランドの住人こと 

 「
勘違いした 一致郎(過ぎること190年後マリナーズのイチローという素晴らしい選手が出る)」 
 「泡美手酢田ー (のちに電車の中で肩に寄りそう女性に恋する事となる)」
 「部ん血 (のちにフェリーの中で海を眺めつつも、本当はリュックの中の文鳥の事が
 気になってしようがないという人生を送る事となる)」
 
 そして近頃
一致郎と馬戸留を繰り広げる火毛団名であった。

 
 先行者利益を得ようと、前日の夜ブラックアイランドに乗り込んだものの、神聖な島ブラック
 アイランドの神はそういう不届き者を許さはずもなく、まさに天地をひっくり返すほど荒れ
 狂い哀れ4人は民宿で、風とともにではなく酒と共にさりーぬしたのであった。
 
 こうして、ブラックアイランドに宿るという幻の 
”亜尾理異科” を手にする者はい
 なかった。

 本戦当日朝、あれほど荒れ狂った天気も大分落ち着き、フェリー乗り場には戦士が集合


 絵銀我是
  亜伊加和 、 武ー地ん&異科小(後に幸せな家庭を築くという) 、
 具荷
 そして
火出 の計6人であった。

 フェリーに揺られること数十分ブラックアイランドに到着。
 戦場を当初予定の女瀬ヶ浜からフェリー乗り場周辺に変え戦闘開始。

 
 ちりじりバラバラになり、思い思いのポイントへ。
 
 
火出 は右波止を目指す。

 到着後一投目。獲義を取り上げた後に何と幻の 
”亜尾理異科” 発見。
 すかさず獲義を投入するも、ちんぷいぷいしらんぷりーーと去っていってしまった。

 いやが上にも気合が入るが、その後はぱったり、地磯に移動したりそこからプチ移動
 したりするもののヒットなし。

 再度最初の波止に移動し数投した時ブラックアイランドの神の声がした

 
「汝 波止先端の内向きを攻めよ」
 

 当然の如く移動した一投目。
 着底?後の2回目の2段シャクリに 

 
 
「尾視 
  
「木 木 木 北の噂ーーー」
 

 上がって来たのは、460gの 
”亜尾理異科” であった。

 げき渋の中勝利を確信。
 余裕のよよよのよっちゃん。その後もう一杯追加。

 その後、
火毛団名絵銀我是部ん血 とそれぞれにゲットしていき残り時間僅か。

 そこで正に、メイクドラマ 内湾を攻めていた 
亜伊加和 がゲット。そして、屈辱の2連敗
 が現実味を帯びてきた正にその時対岸で 
具荷 が良型の ”亜尾理異科” をゲット。

 ここで無情にもタイムアップ。勝敗は審査へと持ち越された。


 そして厳正なる検量の結果
 
 かっ顔は恥ずかしいからーーー
 何と、2位の具荷を30gの僅差でかわし、火出が460gという

 超ビックな
 ”亜尾理異科” でその歴史に名を刻んだのである。



 そして、これからが真の戦い。
 
”羽賀異科手-死津”を着るのは果たして誰か?

 今回の
羽賀異科一致郎泡美手酢田ー武ー地ん&異科小の4人。
 
 そして運命の、蛇無剣で決着をつける

 一回目 「出さんば負けの蛇無剣んポン」 一抜けの
一致郎異科小

 そして運命の二回目 「出さんば負けの蛇無剣んポン」 ・・・・
 羽賀異科手-死を着る泡美手酢田ー
 
 
泡美手酢田ー の目にうっすらと涙が浮かんでいたのはいうまでもない。

 
 こうして 
羽賀異科火出の2連覇という偉業でその短い歴史を閉じ、

 
その後2度と開催される事はなかったという・・・・・ めでたしめでたし
 
 
 
皆さんお疲れ様でした。
 色々頂いてとっても楽しかったです(笑)。
 この場をお借りしてお礼申し上げます!!
 

 今日の釣行歌  
   
 〜二連覇だ 公約遂に 守ったぞ 本当はT 恐れてたけど〜  ・・・by ヒデ






 第5回ハガイカップin高島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ

 釣 果

     
2008.12.7
佐世保市
長潮(満潮15:32、干潮8:52)
アオラ帝皇 マーブルサクラダイ3.5号
        バレンシア3.5号 
アオリイカ300g、チビー計2尾


アオリイカ300g
 内輪での釣り大会 ”ハガイカップ” を開催。

 前回第4回では皆の期待を裏切る事無く、見事に自分で作ったハガイカTシャツを自分で着た。
 
 その屈辱は筆舌に尽くしがたいものがあった・・・・・・
 「たまずさが怨霊ーーー この恨み晴らさずおくべきかーーーーってか  ふっるーい
 
 今回の目標はズバリ 
”Tシャツ回避” この一点に尽きる。
 例え、会席料理の一品、一品(小さい)、いやいやミジンコの様に小さかろうとアオリンなら
 何でも良い。

 とにかくTシャツだけは着ないと固く心に誓い、集合場所の相浦港へ早めに到着したはず
 だったが、既に皆ほとんど到着、一番気合の入っていないヒデであった。

 今回の参加者は、前回の参加者

 黒島及び高島の主M氏、「366日イカを追い続ける男」のヒゲ旦那君、「エギ・エギ研究所」の
 ぐにょ君、 「ハガイカコの釣り日記」のイカコさんとブーちゃんのカップル、そしてヒデの計6名

 に新たに、A氏、「月8千円で始めるソルトルアーフィッシング」 のa銀河zさん、
 「NO,FISH,NO,LIFE~琉のブログ~ 」 の千夜釣行さんの3人が加わり、
 
 計9名の
 ”ハガイカッパー” での開催となった。
8名のハガイカッパー 集合したハガイカッパー
 初めての方々と軽くご挨拶。
 ネットが縁で、イカ友の輪が少しづつ広がり何か不思議な感じもする。
 
 釣行前の舌戦開始。

 ヒデ      : 
「今日は絶対Tシャツは着ない。そのためだけに来た!」
 M氏他  : 
「いやいやヒデさん。連敗でしょう!」  

 皆がヒデの連敗を期待している様子がひしひしと伝わってくる。

 
「まっ 負けんぞーーーー」

 簡単にルール、ポイントの説明し船に乗り込むハガイカッパー。
 船に揺られる事20〜30分程度、高島到着。

 相浦港では風があまりなかったのに、高島は強風。不安がよぎる。

 高島は黒島よりポイント的に広く、各ハガイカッパーは思い思いの場所へ。
 プチ移動しながら、M氏、A氏、ぐにょ君、ヒデの4名は本命のポイントへ。

 到着後、釣行開始。しばらく後

 
「一抜けーーー」 叫ぶM氏。 前回同様、早々にヒットさせる。

 
「くっそーーー 無茶うらやましかーーー」

 他の3人にいやが上にもかかるかかるプレッシャー。

 新人の”アオラ帝皇”にエギをチェンジして勝負に出る。 
 すると、高島のイカの神様は我に微笑む。

 ジャーク後の軽いシャクリに 
「ツン」 「きったー」 上がって来たのは推定100g丸々と
 太ったアオリン。

 思いっきりフラミンゴの一本足打法で一瞬緊張。
 普段ならリリースサイズだがぶり上げて、テトラの上でがっちりと左手で握り締める。

 テトラを登り

 
「やったー ばんざーーーーい」 

 両手を高々と上げ子供の様に喜ぶヒデ。いやーホント先日の1600g位嬉しかった。

 その後、ライントラブルを連発するも心に余裕がある。
 かじかんだ手を温めるのにA氏からはカイロまで頂いた。ありがとうおかげで温かったです。
 
 そして、その余裕がまた好結果へと繋がっていく。

 
 
「ビシッ」 
  
「きっ きっ 北の絶唱ーーー」
 
 今度はさっきと比較し大分大きい。
 慎重にやり取りしテトラ近くまで寄せる。当然ギャフじゃーと思ったが、M氏の声に従い
 抜き上げる。

 しかーしここで悲劇発生。

 慣れないテトラ上のため、抜き上げたエギの一番上を持つつもりが慎重になりすぎ真ん中を
 左手で掴む。
 
 すると、イカの足が伸び、吸盤が指に吸い付いたかと思った次の瞬間に

 
”がぶっ”

 イカが何と手の平に噛みついたのである。

 
「いっ 痛いー」 

 もんどりうってテトラを駆け上がるヒデ。当然皆は大爆笑。

 噛まれた手の平からはしっかりと血が出ていた。
 イカ釣りを始めて5年。イカに噛まれたのは初めてであった。

 しかし痛いけど300gサイズをゲットしTシャツ解除を確信した。

 その後、ぐにょ君がキロサイズをゲット。しかーし甲イカだった。

 ヒデ    : 
「あーハガイカ卒業って気持ち良いーーー」
         「やっぱ アオリンじゃないとね アオリンじゃ 」


 ぐにょ君  : 
「・・・・・・」

 なんという意地悪おじさん。こんなことしてたら今度泣かされるだろうな。
 えーい今度は今度じゃーとプレッシャーかかりまくりのぐにょ君に更なる悪態をつくヒデ
 であった。


 そして、あっという間に時間は過ぎタイムアップ。

 桟橋に集合し、検量。結果は・・・・・


















 かっ顔は恥ずかしいからーーー
 何と、2位のM氏を20gの僅差でかわし、ヒデが300gというビックサイズ(笑)で優勝してしまった
 のである。
 
 サイズは小さかったが、先日の屈辱から一転イカトロフィーを手にし無茶嬉しかった。

  
 

 そして、今回のハガイカはA氏、ぐにょ君、イカコさんの3人。
 
 
ハガイカップ競技規則第25条3項の ”じゃんけん” 適用となった。

 ヒデが 
”ジョー樋口” ばりの厳正な審判をする。

 一回目 「出さんば負けのじゃんけんポン」 一抜けのイカコさん。

 二回目 「出さんば負けのじゃんけんポン」 あいこ。

 そして運命の三回目・・・・
ハガイカなぐにょ君 ハガイカTシャツを着るぐにょ君
 見事ハガイカTシャツはぐにょ君が着る羽目となった。

 ぐにょ君、君の気持ちは良く分る。

 
「この屈辱は実際に着たもんしか分らんよなーーー」 



 その後、心優しいM氏が皆にお土産としてたくさんのカキまで用意してくれいていて
たくさんのカキ たくさんのカキ
 ありがとう。Mさん無茶うまかったです。


 こうして第5回のハガイカップは終了したのであった。




 
皆さんお疲れ様でした。とっても楽しかったです。
 
 次回は春にまたやりましょう!!


 今日の釣行歌  
   
 〜ハガイカを 免れた後 天国だ トップ獲得 ピノキオのヒデ〜  ・・・by ヒデ






 第4回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果

     
2008.10.19
佐世保市
中潮(満潮17:19、干潮11:38)
 ー
 ー


ハガイカ チョーー 大漁
 内輪での釣り大会 ”ハガイカップ” を開催。

 前回8月の開催の際は、前日に仕事でのケガによる欠場という失態を演じてしまった。

 今回は気合十分ビビンバビビッチョ。
 前回大会後、
”ハガイカTシャツ” も作り、人に着せるのを楽しみにしていた。
ハガイカTシャツ 恐怖のハガイカTシャツ
 前日には、久々のデイエギングに向け技と同じで数少ないエギの中から出来るだけ違う色を
 チョイス。
 こんなに用意周到な自分が怖いぐらいであった。
数少ないエギ 未だに道具箱というのが言わせない
 今回の参加者は、黒島の主M氏、「366日イカを追い続ける男」のヒゲ旦那君、
 「エギ・エギ研究所」のぐにょ君、「ハガイカコの釣り日記」のイカコさんとブーちゃん
 のカップル、そしてヒデの計6名。

 開催地は前回同様の黒島、朝相浦のフェリー乗り場へ6人の
 ”ハガイカッパー” 
 が集合した。

 すでに戦いは始まっている。

 M氏 : 「ヒデさん。自分が着るTシャツ作ってきちゃダメだって」
 ヒデ  : 「何を仰るウサギさん。着るのは君だ・・・」

 船に揺られる事40分、黒島到着。
 フェリー到着後、M氏、イカコさん、ブーちゃん、ヒデの4人とヒゲ旦那君、ぐにょ君の
 二手に分かれる。

 ポイント到着。風もなく天気が良すぎるのがちょっと問題だが釣行開始。

 各 
”ハガイカッパー” ともスタートダッシュでのヒットはなし。

 その後、内湾を攻めていたM氏が遂に300g程度をファーストヒット。
 「ハガイカ卒業」 叫ぶM氏。

 
「くっそーーー うらやましかーーー」
 
「いやいやまだまだ。2抜けは俺だ」

 その後のヒット続かず。イカコさん、ブーちゃんはプチ移動。

 しかーし、この場所にオーラを感じるヒデは動かない。
 膠着状態が続いた後、ブーちゃんに続けざまにヒット、しかも型も良いらしい。

 「2抜けも取られたーーー」 ちょっと焦りだすヒデ。

 その後、イカコさんもヒット ・・・・・ 
大分焦りだすヒデ。

 その後二手に分かれた、ヒゲ旦那君にもヒットの様子 ・・・・・ 
かなり焦りだすヒデ。

 「残りは俺とぐにょ君だけか」 ・・・・・ 
チョーーー焦りだすヒデ。

 その後ぐにょ君にもヒットという噂 ・・・・・・ 
鬼の形相でシャクルヒデ


 しかーし黒島のイカの神様は遂に我に微笑まなかった・・・・・・
 
 黒島なんて、黒島なんて だーーーーい きらいだーーーーー

 M氏の予言は正しく、自分で作ったTシャツを自分で着る羽目になった(涙)
ハガイカ大漁 はっはっ恥ずかしいーーー
アオリイカ750g 優勝はブーちゃんの750g
厳しい現実 優勝のイカトロフィーとハガイカTシャツ
 相浦寄港後、優しいブーちゃんにイカのおすそ分けをもらい(ありがとうブーちゃん
 とってもおいしかったです)
 まだシャクリに行くという若者グループと帰宅するオジンガーに分かれお開きとなった。

 帰宅後、やけ酒かっくらい、出かけたママレンジャーの代わりにTシャツ姿でイカを料理する。
 刺身を作り、焼き物を作り、酔っ払った状態でみょーに着心地の良いハガイカTシャツを
 ふと見ると

 点 、 点 、点  何とスミがお腹の部分に付いているではないか

 
「オーマイガット 次回も着なきゃならん」 もとーい
 
「次回は誰かに着せる大事なハガイカTシャツが・・・・」
 
 浴室に駆け込み、慌てて手洗い。たぶんスミは取れたはずだ?

 その後、新作イカ料理、”イカとアスパラの炒め物マヨネーズちょっと酢入り” にチャレンジ。

 その出来栄えは我ながら ”デッ リーーーシャス” 
 家族の評判もすこぶる良い。

 
「うまい、本当にうまい。俺って料理上手」 と自画自賛していると

 チビレンジャー長男がボソッと一言

 
「自分で釣ったイカならもっとおいしいだろうね」

 
ちっちっ チビレンジャーーーー


 しかーし、

 
今日の大会は皆に正しいハガイカの釣り方を教えるのに本当に苦労したなーーー ・・・・

  むっむなしい

 
 次回は 負けんぞーーーー



 今日の釣行歌  
   
 〜ハガイカだ 完全無欠 ハガイカだ 人の期待を 裏切らぬヒデ〜  ・・・by ヒデ






 第3回ハガイカップin黒島・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果

     
2008.8.10
佐世保市
 −
 ー
 ー


前日怪我により欠場






 ヒデ三度島に渡る・・・・(第2回ハガイカップ)
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果



2007.11.25(AM11:00〜PM7:30)
佐世保市
大潮(満潮20:21、干潮14:49)
プレミアムアオリQ 3.5号  マーブルサクラダイ
アオリイカ 310、190gー計2尾



アオリイカ310g
 第3回目のアイランドエギングを決行。

 メンバーは前回同様の2人に新人の ”ぐにょ君(31才)” を加えた計4人。特徴ある釣法を
 紹介すると、

  ・理論ならお任せ
 ”バーチャル釣法” のM氏
  ・向かい風を上手に操る 
”操風釣法” の弟子君
  ・なかなかシャクリ方がシャープな 
”ベーシック釣法” のぐにょ君
  
  そして
  ・細かい事は関係ない。気合の入ったイカは食いつく 元祖 
”ズボラ釣法” の ヒデ

 集合後、そそくさとフェリーに乗り込む4人。エギングに関する談笑をしながらも既に
 臨戦態勢。
 時間が惜しいと早くも昼食に食らい付く ”弟子君”。

 
「急いては事を仕損じる。あわてなーい。あわてない」 ジャブを入れるヒデ。

 現地到着。前回2回の暴風がウソのよう。
 これは新人”ぐにょ君”の成せる技だろうか?ぐにょ君に感謝。 
風男はほっといて今度か
 ら2人で行こう!コラー

  
 陣取り合戦開始。若きエギンガー2人はフットワークを活かし地磯へ。
 オジンガー2人は当然の事ながら堤防へ。

 開始早々 新人のぐにょ君にヒットしたもののリリースサイズ。直後M氏がキープ
 サイズゲット。
 
 
「うっ うっ うらやましかーー」
 

 焦りまくるヒデ。しかし、しばらく後、着底後のシャクリに

 
「ズンっ」  「きっきっ 北の男船ー」

 上がってきたら何とチオビタ1本足1本。
 
「ごぼう抜きーー」 
 などと言う、M氏の悪魔の囁きには耳を貸さず、タモで大事にすくい上げたのは310gの
 アオリンだった。

 喜ぶ間もなく、”ぐにょ君” に再ヒット今度は良形600g程度。 
”ベーシック釣法” 
 恐るべし。

 その後は小康状態となったが、ヒデのすぐ横で M氏がヒット。しかも竿はかな
 り曲がっているではないか。

 
「 ”バーチャル釣法” は空想の世界のはずなのに・・・・」
 
 ヒデの叫びも虚しく、上がって来たのは本日最高となった750gのアオリンだった。

 そのしばらく後、完全に当たりが止まり、それぞれにバラバラのポイントへ散らばる
 事となった。

 この時点で良形サイズをゲットしてないのは ”弟子君” と ”ヒデ” のみ。
 風が無く得意の 
”操風釣法” を発揮できない弟子君には不利な状況なのであった。

 テトラが苦手なヒデは、対面の堤防の先端を目指す。
 というか、運動靴でタモの(堤防専門エギンガー)ヒデにとって他に選択肢は無い
 のであった・・・(爆)
 他の3人はテトラへ。

 堤防先端到着。気合を入れてシャクルもその後もヒットなし。意を決し苦手のテトラで
 しばらくシャクルもやっぱりだめ。結局は元の堤防先端へ。

 そのしばらく後。大分手前まで来たエギがフォール中に少し引っ張られた。
 
 
「ビシッ」 「スカッ」
 
 ものの見事の早合わせ。カンナにはイカの吸盤がしっかり付いていた。

 
「今のは1kgアップだったかもしれない。」 逃げた魚はやっぱり大きいのであった。

 その後気合を入れて粘るもチビ1杯を追加したのみでタイムアップ。
 フェリー乗船後それぞれの釣果を聞くと

  ・M氏・・・750g筆頭に5杯。 ・弟子君・・・600g筆頭に4杯  ・ぐにょ君・・・600g2杯+4杯

 そう、何の事はないヒデがダントツのビリであった・・・。

 
「ズボラは卒業してやっぱりギャフ?」  フェリー乗船前は正直少し考えた。

 しかーし、港に到着する頃には

 
「普段は堤防だし。 まーいーかー」 ズボラは一生直らないのであった・・・チャンチャン


 その後、M氏を除く3人で次のポイントへ。
 しかーしここでもノーヒット。一足先の帰宅後、弟子君が680gを上げたと聞き地団太を
 踏むヒデであった。


 
「ご一緒した皆さんありがとうございました。」

 
「次回からはゴルフと同じくハンディキャップ制を
  採用しましょう。」
  


                        あほーーーーーー ・・・・・・ 
チャンチャン
 
 
 今日の釣行歌  
    
 〜船に乗り 島に渡って 来たけれど 終わってみれば ダントツビリだ〜  ・・・by ヒデ

 






 ヒデ再び島に渡る&大事件勃発(第1回ハガイカップ)・・・・
 釣行日
 場 所
 潮
 使用エギ
 釣 果



2007.6.10(AM11:00〜PM7:30)
佐世保市
長潮(満潮16:20、干潮22:16)
プレミアムアオリQ 4.0号  バレンシア
アオリイカ 460、850gー計2尾



アオリイカ850g
 前回ハガイカ大漁に終わり、懸案事項として残っていたアイランドエギングを決行。
 前回同行のM氏に超期待の新人26才の2kgアップゲッター ”弟子君” を加え期待を胸に出撃。

 フェリーを降りるとそこはまたもや爆風だった。

 「Mさんってホントに風男やね・・・」 軽くジャブを入れるヒデ。
 
「それってヒデさんじゃない?」 迷わずカウンターが帰って来た。

                     
そう言えば北九州遠征も・・・思い当たるふしおおありのヒデだった・・・

 最初のポイント到着。予想に反し思いっきりの向かい風。しばらく叩くもヒットなく移動。

 次のポイントは限定2〜3名様の狭いポイントとだったが幸い先客なし。おまけに釣れるオーラーを感じる。

 一投目。気合の遠投後のジャークに
 「ズン」 と当たりがあった。

 
「海草にしては・・・」 と思いながらエギを回収すると巨大大王イカ並みの
 
(いつもの如く少し誇張されております)
 アオリンの足がしっかりとくっついているではないか。

 
「オーマイガット。ファーストヒットビビンバビビッチョだったのに・・・」

 すかさず足がかかっていた事を何気に自慢するヒデ。当然の如く足は食った。

 イカの存在を確認し、色めき立つ3人。しかーし その後は当たりなし。

 ここで新人 ”弟子君” 波戸で粘る40代の
オジンガー2人を置き去りにして近場の
 地磯へ移動。
 そして何とファーストヒットしたのである。
 これに触発されM氏も反対の地磯に移動するもヒットなく元の波戸へ。

 再移動を画策して”弟子君”にTEL。弟子君が波戸に戻る間に何とM氏も
 ファーストヒット。

 そう、釣れていないのはヒデだけになったのであった。

 最後の望みを賭け、フェリー乗り場近くのポイントへ。

 外向きは強烈な向かい風のため、当然の如く内向きを攻める
オジンガー2人を尻目に
 果敢に外向きを攻める若きチャレンジャー そして何とまたまた今度は良型700gをヒット。

 
「恐るべし”弟子君”」
 
「次回からは ”お師匠さん”」 と呼ばせて頂きます。

 未だ一人だけ一休小僧のヒデ。残り時間ごく僅か。
 フェリーの時間まであと5分それはまさにメークドラマだった・・・・

 勝負エギのバレンシアを遠投ジャーク後のフォールにイカが引っ張った。
 前回の早合わせを教訓にしっかり待って合わせを入れると

 
「ズンっ」  「きっきっ 北の風ー」

 
「うーんたまらん。やっと一人だけの坊主地獄から脱出だ!!」 

 と思いながらやり取りしていたのもつかの間。

 
「スポッ」 と抜けてしまったのである。あまりの悔しさに寝転がるヒデ。
  しかーし 島のイカの神様は粋だった。

 起き上がってリールを巻くと何とアオリンが抱き直していたのだった。
 慎重にやり取りし上がって来たのは460gのアオリイカだった。型でなく無茶嬉しかった。

 こうしてアイランドエギングは3人とも釣果を出し、見事前回のリベンジを果たしたのであった。

 
「Mさん、弟子さん、本当に楽しかったです。
 またご一緒しましょう!」
 
 

 アイランドエギングが終わっても、まだ息子との約束があるヒデは待ち合わせのポイントへ。

 用意をしていたら息子たちも到着。
 釣行開始。島と比較すると風の何と穏やかな事か。それに何かオーラを感じる。

 しかし、なかなかヒットなくそうこうしていると、近くでチビレンジャー2,3号と遊んでいた
 ママレンジャーが叫ぶ
 
 
「父さんコンタクトが落ちたみたい・・・」
 
「それはまずい。」 

 と竿を置き近寄って探そうとすると、幸いすぐに見つかった。
 「良かった」 「良かった」

 しかーしその時のヒデはこれが大事件勃発の始まりだとは知る由もなかった・・・

 数人いたエギンガーも、釣れないのか皆退散しだした。

 最後の望みを賭けプチ移動。

 数投目、ジャークの後のフォールにイカが喰らい付いた。

 
「ゴンっ」  「ジッ ジッ ジ------」

 軽めに鳴るドラグ。上がって来たのは850gのアオリイカだった。

 これでボルテージが焼酎2合位飲んだ様に上がるヒデ。

 ところがチビレンジャー長男またまたやってくれる
 
「父さん。もつれたみたい・・・」

 
しょうがなく見てあげる。近くはメガネをはずさないと見えないヒデは足元にメガネを置き、
 ラインを解き
始める。チビレンジャーはヒデの竿を見に行って近くに寄って来た。

 「あっ 足元 めが 」

 と言う間もなくチビレンジャー長男  豪快ではないが見事なキック。
 ボール、じゃなくメガネはきれいな放物線を描いてゴールポストに
 ではなく、海に見事突き刺さったのである・・・・・

 「ママー ドゥユー リメンバー 」
 「僕のあのメガネ何処へ行ったんでしょうね。」


 こうして、メガネは海のモズクじゃなく もくずとなったのであった・・・・ 
チャンチャン


 今日の釣行歌  
   
〜大事件 メガネが海に 落ちました イカは取ったが 高価なアオリ〜・・・by ヒデ

 





五右衛門風呂で
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イナバ物置
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