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2000年2月


29(火)
うるうどしに気付く一日。

愛・蔵太さんが、『玻璃(ガラス)の城』をごらんになったようです。オヤジのノスタルジア恋愛映画らしいのですが、それはそれで楽しみ。というか、スー・チーの動く姿が見られれば満足かもしれません。『美少年の恋』をみていただきたいなあああ。だめですか美少年は。

田中小実昌さんが亡くなったのが会社でちょっと話題に出て、「東大の哲学科中退」とか、「今の若い人は田中小実昌なんて読まないよなあ。過去の人って感じだものなあ」と言うので、つい、「あ、私、先日読みました……」と言ったら、ウケられた。話してた相手は、私が「秋の東京国際映画祭で『美少年の恋』をみに行くんです」と言ったのと同じ部長で、確かに、映画は(たまたまとは言え)『美少年の恋』、本が(たまたまとは言え)田中小実昌って、いったいどういう趣味なんだ? ではあるか〜。

えーっと、日常で起きたことだから書きます。

ここ数日ちょっと気になる体調だったんで、気休め程度で病院に行ったら、本当に悪いところが発見されてしまった。うへー。来週、輪切りの装置に入って再検査です。悪性じゃないことを祈る。心の準備もなしに、血液採られるはめになったし、まったく、青天の霹靂。ガタガタ震えながら説明を聞いてしまった。いちいち「ひゃあ」とか「うわっ」とか反応するのを、先生に、「おもしろいなあ。ショックを受けたり気絶しないように順を追って説明してるんだよ〜。やめる?」と笑われる。手術する可能性が、かなり高いみたいです。私にこんなことが起きるなんて! 今、この私の内部、私からは見えないところに、ちゃんと悪い部分があるのだ、っていうのが不思議です。不思議不思議。それはちょっと面白い(みよ、この余裕)。 親に言うか言うまいかだけ迷ってる。ちょうど夜に電話がかかってきて、どうしよう…と思ったけど、バカ話で盛り上がっていたらやっぱり切り出せなかった。心配するのがわかってるから言い出しにくい。だからここでは言いやすい。ようは、緊急入院、緊急手術ってのじゃなく、検査結果を見ながらなので、日常生活OK、ただし運動・旅行などはとりあえずだめ、だからスケートもだめ。というだけです。これは日常の延長。だから、遊ぶ予定を入れてくれている人、それはキープ願います。


28(月)
結局、馮徳倫(スティーブン・フォン)のCDを買ってしまった。くわーっ。ジャケット写真のピンクのTシャツと、笑顔(左えくぼ付)にまいりました。『美少年の恋』の時と違って、髪がバッサリと短く、清潔な感じで、こちらのほうが断然断然良い。

小沢征爾が26歳の時に書いたものだという、『ボクの音楽武者修行』(新潮文庫)を読み始めようと、ぱらぱらめくっていたら、文章がなんだか小沢健二を思い出すような雰囲気。そういう目で見ているから、ってだけでもないだろう。


27(日)
昨日は、みなちゃんちへHchiとともに遊びに行き、いろいろお喋りするも、頭痛が耐えがたくなってきたので帰ることに。帽子かぶって早く寝ました。

どらやきの夢は、Hchiのおかあさまからいただいた、手作りのあんパンで叶えられた気がする。四谷の有名なたいやき屋の餡を買ってきて使ったらしいけど、どこだろう。わかば?

ここだけ更新しておく。


25(金)
遙洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(筑摩書房) は買うか買うまいか。どうでもいいけど、売られたけんかは買うかな……。と言っても、あからさまに売られたことはない"かもしれない"。 あー、子供の頃、妹相手に「たいくつだからケンカしよう!」と言ったら、やだって言われた。

デイヴィッド・イーリイ『蒸発』(ポケミス#1065)、おしまい。えーっと、なんて言ったらいいのだろう…。ミステリ?

夢にどらやきが出てきた。きっと食べたいのだろう。


24(木)
あまりに眠いので休み。


23(水)
「闇夜幻燈逆説華祭」@下北沢・ザ・スズナリ。ひろさんは絶対気に入るはずです!→19日に行った時のレポート。

デイヴィッド・イーリイ『蒸発』(ポケミス#1065)を読み始めた。

権田萬治監修『日本ミステリー事典』(新潮社)
権田萬治監修『海外ミステリー事典』(新潮社)
山田博士『続 あぶないコンビニ食』(三一新書)
朝日新聞社『一からわかる朝日新聞"ニュースな言葉"』(宝島社新書)
小沢征爾『ボクの音楽武者修行』(新潮文庫)……写真を見てると、オザケンはやっぱり甥なんだなあと思ったり。
を買いました。

イーキン・チェンのファン・パーティに行ったTmiさんとMneさんが、「こういう場面で一番興奮して、一番最初にはじけるのは、絶対なつめ(さん)だよ」と言っていたらしいですけど、それは多分当たってます。反論できません。ちゃんと熱っぽいのです。Tmiさんがプレゼントに渡した下駄は大喜びだったようです。


22(火)
恩田陸『光の帝国』(集英社)を読み終わる。好きだとしか言えない。

『パリ ノ ルール』(七賢出版)。パリの旅行ガイドのようでいて、それだけじゃない。フランス式あいさつの仕方(ほっぺた合わせてちゅってやつ) だとか、日本映画をみるなんて項目もあったり(『大菩薩峠』をみたレポートになってるんだけど、めちゃおかしくって笑える)。行く予定もないのに何故買う。

メイベル・チャン監督『玻璃(ガラス)の城』。4/1〜。@岩波ホール。早くスー・チーをみたい。

Mneさんから、スティーブン・フォンのCDを買ったというメールが届いた。フォト・アルバムが付いてるらしく、Mneさんらしからぬ「超かわいい」とか書いてる。「『美少年の恋』の時と違って子供」だってさ! 「私買い取っても良いけどっ」て返事したら、早速、「なつめ用に買ったんだけど、私も欲しくなっちゃった、いる?」だってさ! いる。

バランスをとるならば、たとえば、45と55じゃなく、0と100とか、そういう極端な要素でとりたい。振り幅が大きいほうがいい。足して2で割られるならば、かなり離れた2つの要素を持っていたい。


21(月)
今朝の行きの電車から読み始めた、恩田陸『光の帝国』(集英社)。最初の「大きな引き出し」で涙目になってしまい、こりゃまずいと思ったけど、あと平気。「手紙」の最後はちょっとあぶなかったか。これを読み終わってしまうと、あとは新しいのを待つ状態になってしまうのがもったいなくて、どうしよう。

ひな人形は出しました。


20(日)
昨日の追記。

・Tmiさんの『ナビィの恋』評。「まあまあ。『無問題』のほうが泣けた」。げらげら笑ってしまったけど、こういう彼女が大好き。ちなみに、一緒に見に行った人から私へ伝言。「おじいの、"行ったか"というセリフで泣きました」。

・そんなふうに、Mneさん、Tmiさん、私の3人は、はっきり言って、全てにおいて趣味が微妙に異なる(と思ってる)。同じものをみに行ったり、読んだりすることはあっても、感じ方がそれぞれ違う。3人一緒に絶賛というものが、ない。一部一致して、大きくズレることもある。そして、それを聞いて、げらげら笑い合う。

・唯一の例外は、ピーター・チャン監督の『ラヴソング』? 「丁寧なもの」に対する評価が高いのかもしれない。

・私たちはケータイもPHSも持っていない。

・Mneさんは、日本に駐在しているインド人とメールのやりとりをしている。そして、どうやら彼に好かれている。「私は結婚しているんだよ〜」などと自分の環境を説明するも、「人生には何があるかわかりません。果報は寝て待てと言います」などという返事が来たらしい。インド人にはB型が多いらしいとは言うが、私もB型だ。

・Tmiさんは、元ホストの建築士とメールのやりとりをしている。

・「あいのり」。「金ちゃんは帰るべきだ」というのは一致した意見。「なつめさんは金ちゃんみたいな人好き?」「そんなことはないなあ。ただ、好きになった人が金ちゃんみたいな人だったら苦労しそうだとは思う。Tmiさん、嫌いでしょ?」「(にっこりして)うん! なんでミドリが金ちゃんのこと好きなのかわかんないよ!」。

・「未来日記」。「あの女の子がかわいい」だの「泣いてしまった」だの言うと、Tmiさんに「えええっ」と目をむいて驚かれ、「いつもニコニコしてて、それが本当なのかわからない。友達にはなりたくない。(お見合い寮の)大林さんがいいな〜。ウラオモテなさそうで」とか、「女の子は最初から乗り気なのがどうも。男の子のように慎重なほうが好感持てる」だの言われた。……ごもっとも。

・『ビューティフルライフ』の時間は『ASAYAN』を見てると言ったら、「なつめさんはベタな企画に弱いね」と言われる。見抜かれている。

・「友達だったら、"誕生日になったとたん電話してほしい"というのはおかしいと思う」というMneさん。「それってMneさんのことが好きだから言うんだよ」と、にやにやして答える私。面白がってるわけじゃないけど、でも、"果報は寝て待て"だもの。

・オペラシティ3Fにある「gallery5」Nadiff支店)には、音楽や美術に関するグッズがいろいろあって刺激的。明和電気のツナギとかもあった……。昨日の、「マトリクス」の作者、池田亮司氏のCDが何枚かあったのだけど、\2,100.-で、内容が全くわからず、聞かされた音がぐわーんと入ってるのだと困るのでやめておいた。でもちょっと気になる。代わりに、「minimix」の#6と#7を。えーっと、フランスではフリーペーパーとして置いてあるものらしい。日本では@\300.-。フランス語・日本語両方で書かれている、小さな小さな雑誌です。

・週末の山手線、10分間隔だとつらいです。気付いたら(利用私鉄の)終電だったよ!

・カルロス・カレラ監督『差出人のない手紙』(メキシコ・1995)@シネマ・下北沢。3/25〜。「ちょっと面白そうだよね」と言い合う。

『ジェネックス・コップ』『美少年の恋』は、同じ日にはしごかも(@新宿ジョイシネマ)。『美少年の恋』はレイトショーのみ(おまけに日曜は休映)。

劇団ジャブジャブサーキット『図書館奇譚2000』@下北沢・ザ・スズナリ、に、行きます。

> >「ムーンライト・シャドウ」
読み返し、やっぱりいいわ、としみじみしました。


19(土)
九州よりTmiさんが遊びに来ている。Mneさんとともに3人で会う。ランチ後、香港電影グッズのある場所(マンションの一室)へ行き、私は、『ジェネックス・コップ』『美少年の恋』の前売を買った(ポストカードが付いていたので)。『玻璃(ガラス)の城』は岩波ホールで4/1から公開のようです。今、岩波ホールでやってる『宗家の三姉妹』の監督が、同じくメイベル・チャンだからってわけじゃないだろうけど。

その後、Mneさんは仕事に、私たち2人は、東京オペラシティ内にある、ICCへ。「サウンド・アート−音というメディア展」をやっている。KUWAKOさんの日記でTmiさんが興味を持ったのでした。

池田亮司「マトリクス(無響室のための)」。真っ暗な空間の中で、音だけを聴く。うあー、本当にトランス状態になりそうだーと思った。音は空気を伝わって来るものなんだろうけど、その空気がないような感じ。遠くからこちらへ伝わってくるのではなく、まさにここ、すぐここにある、と感じる。おでこのあたりに、シュッとスプレーのような音がしたり、ぐわんぐわん耳元で繰り返される音。真っ暗な中こんなのが一生続いたら、気が狂ってしまうかも!

他にも、常設展での、前林明次「AUDIBLE DISTANCE」(視聴覚化された「間」)。詳しい説明は左を見ていただくとして、視覚的には、相手が近づくとヘッド・マウント・ディスプレイの中で青い丸で表示され、もっと近づくと赤い丸になるのです。聴覚的には、右に人が近づくと右から音が、左に近づくと左から音が聞こえるのです。

「CAVEの共同[形]成」は、まるで『π』の映画みたいだった!あと、壁にイヤホンがあって、それを聞くのとか。角田俊也「固体振動のためのモニター・ユニット」

\800.-では安いくらい。視覚と聴覚で最大限に遊べるところだと思いました。行って絶対損なし。

さて、夜は3人で「闇夜幻燈逆説華祭」@下北沢・ザ・スズナリ。スズナリを見せ物回廊に変貌させ、入場から舞台着席までの通路自体をパフォーマンスの場としてしまっている。入っていきなり「呪いをかけたい人はいない?」と占い師に呼び止められるわ、もつ煮みたいのを食べるはめになるわ、おねえさんから「遊んでかな〜い」とお誘い受けるわ、ミイラ化したおじいさんと住むおばあさんからお茶に呼ばれるわ、目医者に目のチェックされるわ、カエル紳士にグミもらうわ、トイレに行けば閉じこめられるわで、もうもうもう! たまらなく楽しい!

本日のパフォーマンスは、上條充氏による、江戸糸あやつり人形。「節分」と「獅子舞」。「節分」での、鬼の憎めなさ。「獅子舞」では、獅子舞の中に人が2人入っているという設定なのがすごい。獅子舞の中から、時々顔をのぞかせたりするという細かい芸。動かしている時の上條氏が、獅子舞と同じ顔になってたのが印象的。Mneさんによると、この人は、元結城座にいた人らしい。結城座というのは、江戸時代からずっと続いている由緒ある糸あやつり人形の劇団だということです。このパフォーマンスは、やる人も内容も毎日違うみたい。

で、最後に、まんが映画『少女椿』。1992年度作品の再上映。原作は丸尾末広の同名漫画(青林堂)。エログロナンセンスじゃないよね……、と心配していたのだけど、しっかりそうでした。わはは。でも、なんとか大丈夫。映画に合わせて仕掛けがはじけて楽しかった。ドンパチ音、火薬の匂い、紙吹雪……。とっても凝っている。

なんといっても、入場から『少女椿』までが、トータルなパフォーマンスになっていて統一感があるのが良かった。軽く飲みながら、わはわはおしゃべりをして過ごす。明日、TmiさんとMneさんは、香港明星イーキン・チェンのイベントに行くのだ。彼へのおみやげに、下駄を買ったというTmiさんでした。健闘を祈る。


18(金)
ひな人形、先週の土曜日(友引)に出しておけば良かった。明日は先負、日曜は仏滅。日のいい日の午前中に出すっていうのがなんとなく頭にあってしばられてしまう。変なところで気になる。かといって、来週の日曜では出している期間が短すぎてかわいそう。しょうがない、月曜日に少し早起きをして出すことにしよう。

前々から思ってるのだけど、私は、「欠け」の状態でないと物を書くことができないのかもしれない。まんまるの状態だとだめみたいです。「欠け」を埋めようとして何かを書いているような気がします。でも、その「欠け」とは何なのかを説明するのは難しい。完全に埋めることはできないし 、埋めたらバランスが取れないようにも思う。


17(木)
吉本ばなな『マリカの永い夜/バリ夢日記』(幻冬舎)を読み終わる。バリ。南の島。縁がなさそうなところだけれど、素直に、ああ行ってみたい、と思った。歩かずにいられるかもしれない。

吉本ばななは、好きなような好きじゃないような。今まで読んだ中で一番好きなのは、「ムーンライト・シャドウ」です。ああいう設定に弱い。ストレートにガツンと来られて、真面目に参る。

アンドレイ・タルコフスキー監督『鏡』をみた。モノクロがモノクロのくせに色がついている! 同じ流れの中でその色を変えている!とか、そんなことを思っていたり。しかしそれは、物語に対するこんな気持ちから目をそらすためだったのかも。


16(水)
「骰子#32」(アップリンク/河出書房新社)の映画レビューを読んでいると、この先これらの映画がみられるんだ、と嬉しくなってくる。先に楽しみがあるというのは大事。どんなに小さくても。

ミニシアターパラダイスに、『美少年の恋』が載っているのを見た。近づいてきたぞ。

中山可穂『感情教育』(講談社)は、読み終わってしまった。久しぶりに家で本を読み、短くて濃い時間を過ごした。読んで欲しいなあと思う人を幾人か思い浮かべ、でもこれはある意味クセのある物語だから、すすめるのはどうだろうと考える。 そして、具体的な感想を述べるには、距離が近くて難しい。

「恋はみらくる」@『ウンナンのホントコ』、本日は柏原くんにもらい泣き。予告で2人が手をつないでるのをみても、ぐっと来ている。私も歳だなぁ。


15(火)
ときめきの歯科医通院。受付を済ませると、助手の女の子が呼びに来てくれるのだけど、今日は違う女の子が登場。えっ、と思っていたら、「○○、体調を崩してしまって休みなんです」と説明される。が、この女の子もかわいらしくって、同じ沿線であったことが判明。世間話に花が咲く。何をしに来ているのでしょう、私。次回が最終回となった。受付でやはり、「○○が休みで申し訳ありません。ご連絡差し上げたのですが、もういらっしゃらなかったので」とのこと。すごい。「ええっ、○○さんが休みなら、今日はパスします〜」ってOKなの? 先生ならいざしらず。

昨日の「あいのり」、言いたいことはいろいろあれど、金ちゃんは「精神的ふたまた」がいやだったんだろうなあとも思ったり。

>(2/9)『クオーレ』
これは私の中では大切な物語の一つです。「清く正しく美しく」と揶揄されたっていいのだ。でも、本当にその通りだと思うものっ。「毎月のお話」だと、「難破船」のラストの神々しさが好きでした。ああ、でも、どの話も良いなあ…。

谷川史子『王子様といっしょ!』(集英社・りぼんマスコットコミックス)と、よしながふみ『ジェラールとジャック』(1)(ビブロス)を買った。谷川史子は久しぶり。ああもう、彼女の漫画に出てくる女の子はなんてキュートなんだろう。

中山可穂『感情教育』(講談社)を読み始めた。こわいくらいに完璧だ。私の思想の中に、確実に那智はいる。

ところで、尾崎翠は届いたの?


14(月)
「せんせー、甘いのも、これくらいなら大丈夫ですよね」(先生は身体が悪い)と、チョコを差し出したら、「おーっ、義理チョコだーっ」と叫ばれた。そういえば、もっちーに「バレンタインチョコは、作る人?買う人?」って、聞かれましたっけね。私の答えは「あげない人」でした。矛盾している。

おしゃれしてすごくきれいな○○○(私の名字)が夢に出てきた、と、久しぶりに友達からメールが届く。私のことを名字で呼び捨てにする唯一の人。その呼ぶときのイントネーションがちょっと変わっていて、私はそう呼ばれるのがとても好きなのだけど、そういえば肉声で聞いてないなあなんて思い出した。それでも私は電話をせずに、メールで返事を書くのです。

この世の中で、ただ一人だけがその呼び方をするのって、考えてみれば素敵だ。

友達から何か連絡があると、「どうして連絡くれるんだろう」と思うのは事実です。会いたくないなんてことはもちろんなくて、つまり、私の側の気持ちじゃなくって、私に会いたいっていう、相手の気持ちがわからない。私なんかと会って面白い?楽しい?そんなふうに自分を卑下するのは悪いことですかね。でも、「ごめんね、こんなんで」と思いつつも、同時に、すごくありがたいと感じる。ただ、人が自分に対して心を開いているように感じる時、その無防備さを怖いと思うことがある。私は良い人間じゃないんだよ、って言いたくなる。しかし、そんな無防備さに強く惹かれるのもまた事実だ。そして、自分は相手に根本は開いていないような気がして罪悪感を感じることがある。そういうのが奥底にあるんだと思う。

無印良品の「タイカレーペースト」のイエローを試す。ココナツパウダーや、ナンプラーもパックされているので、ほんとに材料だけで作れます。いいね。

>教え子と結婚
うちの高校の体育の先生、塩森恵子『希林館通り』(合ってるかな?)のモデルだったとか聞いたことあります。しかし、漫画自体が古いような。当時、化学の先生が好きだった私は、勉強の質問にかこつけて準備室に出入りしてました。高得点取るべく勉強したですよ、真面目に。バレンタインには何か作ってあげてたし。またもや二行目と矛盾してるじゃん。

>「僕旅」
じゃ、合唱。


13(日)
アンドレイ・タルコフスキー監督『ローラーとバイオリン』。46分。タルコフスキーの、映画学校での卒業制作となった短篇らしい。

始まってすぐに、青と赤の色彩が気になってくる。新しく画面に登場するもの(着ている物、建物、小物、横切る物…)が、ことごとく、青か赤なのだ。もちろん、微妙に明度や濃度は違っているんだけど、ああ、これも!どうしてここまで! と、ある意味絶句。こだわりを強く強く感じた。アクセントに黄色が入ってくる場合あり。画面の印象が素晴らしく、どこかに青か赤が入っている。それも絶妙なバランスで。というわけで、ついつい青と赤をさがしてしまう。光の当たる(射す)描写も素晴らしい。

物語は、バイオリンを習っている男の子と、ローラーを曳く男の人の交流(ああ、なんて陳腐な表現しかできないのだ!)。お互いの"道具"を交換し、手にしたその瞬間、それぞれが幸せな顔をする。この2人の人生がまさに交わった瞬間に思い、同時に、これから先はもう、そういうことはないのだろうとも感じてしまう。そんな美しい1日。気付くとはらはら泣いてしまってて、そんな自分にとまどった。

緻密なんだけど神経質さを感じさせない。とにかく、細部の細部、最後の最後まで、ただただ美しく、繊細。タルコフスキーは初めてなのでした。他の作品もみたい。みよう。

海を眺めている時の人の表情は穏やかだと聞いたことがあります。と、言ってみたかっただけ。


12(土)
すみません。ほんとにただの引っ越しで。 ははは。 春都さん、どうもありがとうございます。

ジュールス・ダッシン監督『トプカピ』(1964・米)を借りてきた。イスタンブールのトプカプ(トプカピ)宮殿にある、世界最大のエメラルドがついた短剣を盗もうとする話。そこはかとなくB級な感じも、舞台がトルコだから何だかはまる。トルコ警察がやけにかっこよく描かれてるのも良い。物を盗むのは悪いことだけど、観客を味方につけて、がんばれ! と思わせないと、物語としては失敗だ。そして私は成功を祈ってた。最後の30分は息もつけない。

フォームは近いうちに作ります。


11(金)
"大きな川を渡る橋が見える場所を歩く〜" と歌いながら川沿いを歩き、川べりに座って、シードルを飲んだ。当たり前のことだけど、シードルに何か力があるわけじゃない。どうってことなかった。たぶん私には酔いが必要。

シャルル・エクスブライヤ『帰ってきたイモジェーヌ』(ポケミス#1052)を読み終わる。前回より、ミステリっぽい。漫画のような描写で、絵柄が頭に浮かぶ。"忍耐はイモジェーヌの美徳ではない。"

田中小実昌『アメン父』『ないものの存在』を少しずつ読みかける。『ボビー・フィッシャーのチェス入門』(河出書房新社)を解きながら眠くなる。やっと半分くらいまできたけど、どんどん難しくなってきた。


10(木)
ビデオを借りに新宿TSUTAYAへ。目当てのものが、金曜日貸し出しとなっていたので、もしかしたら今日戻っているかな…と見に行ったんだけど、あいてなかった。プレステ2の予約開始の貼り紙を発見。昨日見たときには「入荷数が分かり次第受付します」という貼り紙だった。というわけで予約。E-mailアドレスを持っている人は、DVD購入/レンタルのどちらかが\500.-引になるという。予約後、紙を2枚背合わせにしてテープでとめられたのを渡され、「どちらか片方でもなくしたら、引き替えできません!」と念押しされた。

髪を切った。どんどん切られてく時、「おとこまえになってきたぞ〜」と言われたので、ちぇ、と思いつつ、「おとこまえですか〜っ」と、にっこり笑って答えたら、「そんなことないよ」と返され、肩すかしをくらう。気が抜けた。

↓空を月に変えた。それでも言いたいことがうまく言えてない気がする。わかってもらえてるのかな。(2/11)

それはもうきれいな空で、月が星を受けるような位置にあったのを見た時、誰に対してというわけではなく「そちらの月はどうですか?」なんて思ったのだけど、考えてみれば、月はどこからみても(というのは言い過ぎだろうけど)同じはずなんだった。でも、それが本当なのかを確かめることはできない。私はここにいて、同時に離れたところへ行くことはできない。そして自分から離れている人が、私と同じものを見ているかどうかも、永遠にわからないままだ。たとえその人が私の隣にいたとしても、それは同じことだろう。つまり、自分以外の他人が対象をどう見ているかは、完璧には知り得ない。それでも、「離れた人と同じものを見ているか」という可能性の点から言えば、地面を見るというのには、まったく勝ち目はない。だからやっぱり上を向いて歩くほうがいい(なぜここで私は「歩く」という単語を使ってしまったんだろう? 不思議)。そしてもちろん、「私が見ているのはこういう月である」と伝える努力を、放棄するつもりはない。

そんな小難しい考えを脇に置いて、「同じ月を見てる(見ることができる)」とするならば、それだけ月は私たちから遠く離れてるってことになるのか。離れた人と同じものをみるのに、自分(たち)からとても離れたものに頼ることになる。

「赤ずきんちゃん」を見た。おかあさんより前をてこてこ歩いていて、「(道路では)ちゃんと左右を見なさいよ!」って言われてるのに、そのまま歩いちゃう。「今、見ないで渡ったでしょう」っておかあさんに言われた時に、なんて答えていたのか聞き取れなかった。無視してたのかも。


9(水)
『ワンダフルライフ』は、3/10レンタル開始。→2000/4/15みました。

>江國香織「デューク」
(『つめたいよるに』所収)は、何度読んでも泣けてくるです。ある意味ベタで先がわかってるのに。でも、細かいところで不意打ちされるような描写が良いのですよね。初めて読んだ江國作品は「デューク」でした。そういえば、ちょっと前に、菊田まりこ『いつでも会える』(学研)という絵本が出て(設定が似てる)、朝のニュースで紹介された時には、「この忙しい時に、なにじーんとしてるんだ!」となりました。ちょうど今、松嶋奈々子のマックスファクターのCMに出てきてます。読んでる彼女も目がうるる。

TBS-TV『ウンナンのホントコ』中、「未来日記:恋はみらくる」。彼女は、一度会っただけの彼の似顔絵を、絵描きさんに描いてもらう。パーツパーツを説明していって、そっくりに描かれてく。すごいよ、一度会っただけなのに!と、彼女の思いにじーん。待ち合わせている彼と会えなくて、すれ違いさせられている間に、居場所のてがかりになる人に出会った彼女は、彼が人に対して親切を行ったことの感動と、彼との接点になる人に会ったことで嬉し泣き。もらい泣き。

買いました。
・松下裕訳『チェーホフ全集7』(ちくま文庫)……「中二階のある家」「学生」の両方が入っていた。
・中山可穂『感情教育』(講談社)……新刊。『サグラダ・ファミリア』と、それ以前の2作のギャップを思い出し心配しながらも、あとがきの力強さに期待を込めて。
・「音楽誌が書かないJ-POP批評5」(宝島社)……出しすぎ。しかし買っている。
・「骰子#32」(アップリンク/河出書房新社)……「ニュー・クリエイターズ・ファイル」。ちなみに表紙は田辺誠一です。2000年公開予定の映画レビューが載っており、『美少年の恋』も含まれていた。うんうん、とうなづいてしまう評。

短篇集は、並び順にも理由があるんだろうから順番に読んだほうがいいんだろうなあと思いつつ、順番に読んでいくことが息苦しい時がある。

などと言い訳をしながら、チェーホフの「学生」「中二階のある家」(『チェーホフ全集7』ちくま文庫)を早速読んだ。


8(火)
是枝裕和監督『ワンダフルライフ』をすすめられたので、あらすじを調べてみたら、 みたくなりました。→2000/4/15みました。

「(なつめに)合うかもしれない」と名指しですすめられたものは、たいてい試してみるのですが、結構な確率で合うことが多いです。それがいつも不思議。どうしてわかるんだろう? 私からすすめる場合は、「自分がすごく好きなので、一緒に体験してもらって(良くも悪くも)意見を聞きたい」か、「その人の趣味から考えて好きになりそう」のどっちかですが、後者に関して、私は下手だと思う。でも、試してみる確率の高いのは、漠然と「これ良かったよ」と言われるより、「"あなたに"これはどうかな」って言われる時なんですよね。すすめ上手にはなれそうにないので、すすめられ上手になろうかなと。……なんかこれって、ここ最近、いろいろなものに対してはまっている 私の言い訳?

ちなみに『ワンダフルライフ』、これは名指しなような、名指しじゃないような。

荒木経惟・森まゆみ『人町』(旬報社)。"あたしゃ、伝統工芸工だなんて名刺に刷り込むのはきらいだね。箱は入れるためのもんでアートじゃないもの。だから箱に名前入れたりはしないの。"(p.26)//私の好きな朝倉彫塑館が出てきた。(p.57)


7(月)
忘れないうちにチェーホフの「中二階のある家」と「学生」をさがしに行こう。そして明日はたぶん荒木経惟・森まゆみの『人町』(旬報社)を眺めて過ごす。

別に、とりたたて嫌なことがあったわけじゃない。いつものこと。


6(日)
散歩せず。本と音楽の一日。何を読んで、聴いていたか。

鈴木健彦・川崎典子「のんたけタイムス 東南アジア編」。Tmiさんが東京に遊びに来た時に、中野ブロードウェイの怪しい本屋(?)にあったんじゃなかったっけ? 貸してもらった(下の2冊もそう)。イラストが描けると本当にいいなあ。今まで読んだ旅体験記の中で一番密度が濃くて、前向きさが楽しくて(考える為に来ているのじゃないところが)、読みがいがあって、そのくせ、その旅に行くのを躊躇しちゃうような内容。アジアの旅は覚悟がいりそうだなあ。でもいいね。

永沢光雄『AV女優2 おんなのこ』(コアマガジン)。以前読んだ『AV女優』で慣れてしまったのか、それほどの衝撃はない。あ、同じ考えの人いるんだ、なんて思ったり。名前の横に書いてある一文に、いつもどきっとしてしまう。

『中華電影超級市場』(メトロポリタン出版)。さっき、音楽をかけながら、うつらうつらしていて、「あっ、なにか今いきなり思い出した言葉があった」と飛び起き、どこに書いてあったんだか記憶の中をたどる。今日、目にした文字は、ライナーノーツか本2冊だから……。で、この本の中の文章でした。

恋愛とは結局「つきあいが長くなるとお互いに傷つけあってばかり」で、「つきあい始めた当初は甘い言葉をささやいていた相手に、いつしか平気できつい言葉を投げかけるようになたり」の自分にとって、こういうのを忘れてたなあ、などと思ったのでした。(p.190)

東野直美氏による「あなたの知らないトニーに会おう」の記事、『君をみつけた25時』評

音楽は、昨日もらったテープをひたすら繰りかえした後、Mneさんから「気が向いたら聴いてみて」と渡されたCD6枚のうちの4枚をこなす。

・トライセラトップス『TRICERATOPS』(ESCB-1870)……大人っぽい自分を演出したい男の子の歌、かなあ。
・トライセラトップス『THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK』(ESCB-1929)……上のより、曲がひねてて面白いけども。
・THE CRANBERRIES『BURY THE HATCHET』(PHCW-1705)……上の2つと合わせて、読書のBGMになってしまった。
・ジャン・ラム(林海峰)『ハード・ビート』(TACA-1007)……"香港サブカルチャーシーンのカリスマ"による曲集。踊れる感じが楽しい。が、いつの間にやら夢の中。

4枚の後は一仕事終えたような気分。続いてオザケンのCDを聴き、sg.はどれを選んでまとめようかと考える。 散歩気分で一緒に歌っているうちに疲れてきちゃって、じっと聴いてるだけにしてたら鬱っぽくなってきたので中断。"聴きすぎに注意しましょう。" ナイーヴに弄ばれている私です。

そして今、再び、ショコラ&椎名林檎のテープを流している。たはは、とりあえず、「幸福論」、万歳! そうだよ、そのとおりだよー。

「"月はあなたを見守っている"と言うこと」について返事を書いていたら、「へー、私ってそういうふうに思ってたんだ」って初めて気付いたような気がした。

昨日の、『ナビィの恋』 舞台挨拶前、ロビーでの平良とみさん、そして、私の時計の画像へ、もっちーの2/5付日記より飛べます。


5(土)
スケートのあと、デートwt.もっちー。本来、「ホットミルクカラメルを飲む会」だったので、早速、アフタヌーンティー(某所 にあるのは穴場だ)に向かう。ああ、やっぱり、ホットミルクカラメルは幸せの象徴だああっ! もっちーによる味の分析、「紅茶が入っているんじゃないでしょうか?」。ミルクティーのミルクがカラメル味ってことなのかもね、と、しばし考えてみた。

『ナビィの恋』@シネセゾン渋谷をみにいく。もっちー初めて、私2度目。3:30の回と5:30の回の間の休憩時間に、監督とナビィ役・平良とみの舞台挨拶。ロビーにいたおばあさんが、平良さんではないかともっちーが気付き、サインをもらおうとにじり寄ってみるも、"おつきの人たち"の固いガードに話しかけること能わず。ずっと話をしていて、全然チャンスがなかった。サインもらおう!と思って、パンフ(前回買って持っているのに……)を速攻で買いに行ったけど、無駄でしたね(妙な熱を持つ私)。スクリーンでみるより、ずっとずっと小柄。かわいらしい人。

2度目だと、前回のように、どうしようもなく泣くことはなかったです。でもやっぱりいいね。いいです。

あ、『美少年の恋』の前売券が発売されていました。

カンボジア料理を食べるつもりが、私の方向音痴のため、さんざん道を行ったり来たり。やっと見つけた挙げ句の果てに、2/1で一時閉店と知る。最低。途中にあった洋風な焼鳥屋に入る。いなせなおじいさんが、備長炭を扱っていて、目が釘付け。素敵。なんだか、おじいさんと孫息子たち、といった風情の店だった。

話題はやっぱり、ナイーヴな人たちのこととか。 今度は、オザケンカラオケ大会をしようと約束をした。 もっちーから、テープをいただく。片面は、ショコラ、片面は、椎名林檎とのこと。帰宅後、かけてみると椎名林檎から始まった。……。くらくら。ぐっ、だめになりそう。そして、ショコラの声に驚いてしまう。喋り声と全然違う! 罪なテープをくれたことよ。


4(金)
しかし、昨日の話題で一番笑ったのは、「体力測定の反復横飛び1分で、おじさん2人が靭帯を切るという事件が発生したため15秒に短縮された」いう話。脈計るんじゃないのに、と笑いつつ、口から出たのは「せつないですね!」。ええ、どう考えてもせつないです。

保坂和志『<私>という演算』(新書館)は、気になる単語が頻出するものの、独特な言い回しや論理の展開にとまどい気味のまま終わってしまった。無理に感想を言おうとするのもやめる。カズオ・イシグロ『女たちの遠い夏』(ちくま文庫)も読み終わる。


3(木)
「丁寧に磨いていますか?」 って聞かれたので、「一日の中で歯磨きの時間が一番丁寧な時間です」と、この間日記に書いたことをそっくりそのまま言ってみた。すると、うふふと笑いながら、「嬉しいです」なんつって、喜んでくれたりする。なんてかわいいんだ! 歯医者に行く楽しみは、助手の女の子と会話することだったりして。明らかによこしま。このガタガタの歯並びのせいで、丁寧な時間を強いられているのは事実です。

昔、珍しく空いていたため座れた山手線の中で、ちょうど向かいに座ったおじさんが----結婚式の帰りのようで、にこやかにできあがってた----私の顔についていくつか寸評した挙げ句、歯並びに対して「そこに人生の遊びがある」とおっしゃった。「な! そこが魅力なんだよな!」と、私と一緒にいた当時某に同意を求め、某もまた「あはは、そうなんですよ!」とかいう馬鹿な対応をして、そこにいる人たちは笑いをこらえていて……なんてことを思い出しました。

東京に出張だった永井さんと、ごはんをご一緒しました。待っていても髪の色で判別がつくので安心です。バイオリンの弓、役割分担、肉親より肉親らしいとは、副会長的ふるまい、などなど。

待ち合わせ時間までに、靴のかかと直しを済ませ、無印良品で念願のバウムクーヘン(昔ながらの四角いやつ)とタイカレーペーストを買った。待っている間、人の顔や待つ姿をいろいろ眺めているのは面白い。多くの人が、当たり前のように携帯を持っているって感じだなぁ…。相手にとって助かるかもしれない、と思うと、少しは考えてもみるけど、うーん、やっぱり口で言ってるだけだろうなあ。オザケンの着メロ入れたいがため、ってのも良いけど、電話って、人に電話番号教えないとかかってこないんだったね。


2(水)
シャルル・エクスブライヤ『火の玉イモジェーヌ』(ポケミス)。スコットランド人として、スコットランドへの"爆発するアムール"を持つ、50間近の女が、スパイに抜擢される。幾度となく心の中で「だははは」と笑いながら、読了。保坂和志『<私>という演算』(新書館)に、少し取りかかる。最近私が考えたことを、もう一度考えさせる(思い出させる)ようなことが書かれてた。そのくせ、頭の中にすんなり入ってきていない感覚。

いろんな言葉が頭の中を回っているくせにそれをつかまえられなくて、それに、追いかける気力もなく、ただぼーっとしている。実際、その通りに過ごしてた。考え事をしようと(???)チェス本をまたひっぱり出してみて、少しは気が紛れたものの、なんだか今日はつまらない。あああ、本当に、「つまらない」なんて言ってしまうことは、どうしてこんなにつまらないのだろう!


1(火)
rと話した時のことにショックを受けたままでは、さみしすぎる。小沢健二「ある光」を聴き、再度考えてみる。これ、当初の私の考えは、「電車に乗っていて、降りる時はいつなのだろうと考えている」というものでした。その電車は悩みの象徴で、いつか電車を降りて線路に降り立つことがあれば、光を知ることができるのかも、でも、今はただ、心のままに悩むにまかせておこう、という意味かなと。その人は、こちらを向いてくれず、"そんなことばかり考えてる"わけで、それで私は悲しくなったと。ああ、でも、「光」って、なんなのだろう。私がオザケンの歌詞で思い出すのは、「光」「神様」「歩く」なんだよなあ……。 電車に乗っていれば希望に着かせてくれるのではなく、逆にそれに乗っている限り"願いは放たれ"ず、電車を降りて自分の足で降りたって初めて「光」が見えるんじゃないかな…。

メイクはミーをハッピーにする。一色紗英の資生堂ピエヌのCM、かっわい〜〜。

いろんな人に少しずつ、いいたいことを言い忘れているような気分。どうかぴったりなタイミングで思い出せますように。

2月の予定が埋まってく。


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