ミステリ&SF感想vol.119

2006.02.14
『閘門の足跡』 『人魚とミノタウロス』 『牧師館の死』 『ある閉ざされた雪の山荘で』 『太陽系辺境空域』



閘門の足跡 The Footsteps at the Lock  ロナルド・A・ノックス
 1928年発表 (門野 集訳 新樹社)ネタバレ感想

[紹介]
 25歳の誕生日に祖父の遺産を相続することになっていたデレック・バーテルは、それまでの不摂生がたたり、目前に迫ったその日を迎えることができるかどうか危ぶまれていた。医者に勧められた静養のため、デレックは不仲で有名な従弟のナイジェルを同行者に選び、ボートでテムズ川下りの旅に出る。大学に用事のあったナイジェルは、シップコート閘門にさしかかったところでボートを降り、その後再び合流することになっていたが、いつまで待ってもデレックは待ち合わせ場所に現れない。やがて、乗っていたボートだけが沈みかけた状態で発見され……。

[感想]

 『サイロの死体』にも登場した保険会社の探偵・ブリードン夫妻を謎解き役とした黄金期の古典、ストレートな本格ミステリです。事件そのものにまったく派手なところがないこともあって、全体的にかなり地味に感じられますが、数多くの手がかりがばらまかれた上に様々な趣向が盛り込まれ、なかなか面白い作品となっています。

 仲のよくない二人とはいえ、発端となるボートでの川下りの旅は、細かな情景描写と相まって傍目には結構のどかなものに感じられます。やがて起きる失踪事件もつかみどころのないもので、物語はそのまま比較的ゆったりとした雰囲気で進んでいきます。しかし、その中で延々と展開される推理は見応えがあります。マイルズとアンジェラのブリードン夫妻に、友人のリーランド警部やアメリカから来た探偵のクァーク氏を加えた“探偵団”の推理合戦は非常に密度が濃く、また少しずつ手がかりが見つかるたびに次々と様相が変わっていくことで、なかなか読者を飽きさせないところも見事です。

 ただし、難点もいくつか。まず、(大半の読者にとっての)最大のサプライズが中盤にきてしまっているために、それ以降、ただでさえ地味に感じられる物語が一層盛り上がりを欠いてしまうのがもったいないところです。また、手がかりや趣向があれもこれもと盛り込まれすぎてプロットがかなり複雑なため、読者が自力で推理しようとするにはいささか敷居が高くなっているきらいがあるのも問題かと思います。さらにいえば、一部に見受けられるある種のご都合主義も気になるところです。

 とはいえ、フェアプレイを重視した黄金期の古典として、一読の価値はあるのではないでしょうか。

2006.01.19読了  [ロナルド・A・ノックス]



人魚とミノタウロス  氷川 透
 2002年発表 (講談社ノベルス・入手困難ネタバレ感想

[紹介]
 推理作家志望の氷川透は、街で偶然再会した高校の同級生・生田瞬に誘われ、翌日、彼が精神科医として勤務する病院を訪ねることになった。ところが、氷川が到着する直前に病院内の面接室で火事が起こり、身元もわからないほど焼けただれた死体が発見されたのだ。しかもどうやら、死体は生田その人らしい。現場の状況から殺人事件と判断され、捜査にあたる高井戸警部らは、以前の事件で顔見知りとなった氷川の推理を当てにするが、氷川は友人の死に動揺を隠せない。しかも、立て続けに第二の事件が発生し、新たな焼死体が……。

[感想]

 作者と同名の探偵役“氷川透”が登場するシリーズの第4作ですが、以前の作品とは違って、「読者へ」(の挑戦状)において“この作品はフィクションである”と明言されています。色々と理由はあるのかもしれませんが、前作『最後から二番めの真実』で示された、いわゆる“ゲーデル問題”の解決策としての(擬似)ノンフィクション形式という手法がそれなりに興味深いものだっただけに、ややもったいないようにも感じられます。

 さて内容の方はといえば、病院の一室での焼死事件という派手さもさることながら、高校時代に氷川に多大な影響を与えた友人が被害者らしいということで、いわば“氷川透自身の事件”の様相を呈しており、大いに読み応えがあります。たとえ名探偵といえども、親しい人物の死に衝撃を受けるのは当然のことですが、被害者が“顔のない死体”であるせいでいわゆる“バールストン先攻法”を疑わざるを得ない、逆にいえば、友人が被害者を装った殺人犯ではないことを証明するために苦悩を乗り越えて推理せざるを得ない、という状況設定が非常に巧妙です。

 その“顔のない死体”の正体はもちろん、殺人犯の正体、ひいては事件全体の真相と不可分となっているわけですが、それらをひとまとめにして解き明かしていくロジックは、シリーズの中でも屈指の出来映え。アクロバティックな飛躍こそ見受けられないものの、膨大なパーツを精緻に組み上げたような解決のロジックは、質量ともに圧倒的です。特に、“顔のない死体”にロジックで挑むという、あまり例を見ない試みは非常に面白いと思います。ただし、一点だけ“穴”があるように見受けられるのが残念なところではありますが。

 若干の難もあるとはいえ、“氷川透自身の事件”というテーマに沿った物語は印象深く、またその結末も見事です。少なくとも、今までに読んだ“氷川透シリーズ”の中では最もよくできた作品だと思います。

2006.01.20読了  [氷川 透]



牧師館の死 Redemption  ジル・マゴーン
 1988年発表 (高橋なお子訳 創元推理文庫112-03)ネタバレ感想

[紹介]
 歴史的な寒波に襲われ、町中が雪に埋もれ始めたクリスマス・イヴ、牧師館で事件は起きた。殺されたのは、ホイーラー牧師の義理の息子である若い会計士・エルストウ。彼の度重なる暴力に怯えて実家の牧師館に戻っていた妻・ジョアンナとやり直すため、牧師館を訪ねてきたところだった。状況からみて家族の中に犯人がいるのは明らかと思われたが、ホイーラー牧師とその妻・マリアン、そして娘のジョアンナは、酔って暴れた挙げ句に寝込んでしまったエルストウを残し、それぞれ出払っていたと主張する。しかし……。

[感想]

 デビュー作『パーフェクト・マッチ』に続いてロイド首席警部とジュディ・ヒル部長刑事を主役とした作品で、牧師館で起きた殺人が扱われており、A.クリスティ『牧師館の殺人』(こちらは未読)の現代版とも評されているようです。

 状況からみて家庭内の殺人という様相が濃く、しかもそれぞれに動機があるということで、比較的単純な事件であるように思えますが、捜査は一筋縄ではいきません。主な容疑者となる家族たちは互いにかばい合い、事件の真相はその証言の奥深くに隠されています。幾重にも重なって真相を覆い隠すベールが、丹念な捜査によって一枚ずつはがされていく過程は、実に読み応えがありますし、誰が誰を、どのようにかばっているかを通じて、登場人物たちの心情がくっきりと浮かび上がってくるところもよくできています。

 問題となるのが容疑者たちのアリバイであり、しかもかなり複雑な状況となっているために、全体像を把握しにくいのは否めませんが、じっくり腰を据えて確認しながら読む価値はあると思います。解決は非常に鮮やかですし、最後の最後に示されるオチも見事。やや地味ではありますが、なかなかの佳作といっていいでしょう。

 ただ、物語の脇筋となるロイドとジュディの関係は、印象深くはあるものの、時に本筋の流れを遮っているようにも感じられます。現代的な作品ではある程度必要とされるのかもしれませんが、個人的にはもう少し削った方がいいのではないかと思います。

2006.01.23読了  [ジル・マゴーン]



ある閉ざされた雪の山荘で  東野圭吾
 1992年発表 (講談社文庫 ひ17-12)ネタバレ感想

[紹介]
 劇団〈水滸〉の次回作のオーディションに合格した七人の男女が、演出家から送られてきた手紙に従って、乗鞍高原のペンションへと集まった。これから三日間彼ら七人だけで、“閉ざされた雪の山荘”という設定でミステリ劇の稽古を行うのだ。台本は未完成で、稽古を通じて細部まで作り込んでいくということらしい。手紙には、指示に従わなければ不合格とする旨が書かれており、彼らは真剣に稽古に取り組み始めたのだが……一人、また一人とペンションから姿を消し、代わりに“死体”の状況を説明するメモが残されていく。すべてを知る“犯人役”は誰なのか。そして……これは本当に芝居なのか?

[感想]

 いわゆる“雪の山荘”(あるいは“嵐の山荘”)もののミステリですが、状況設定はきわめて異色で、かなりの変化球といっていいでしょう。何せ、舞台となるペンションは実際に外部から隔離されているわけではなくあくまでも仮想の“雪の山荘”であり、しかもその中で“殺人劇”が展開されるという、虚構性を前面に押し出したものになっているのですから。しかし裏を返せば、“雪の山荘”というミステリ特有のご都合主義的な設定と、現実世界との折り合いをうまくつけた、見方によっては現実的なアプローチともいえるように思います。

 そして本書では、リアリズム的演出を求める指示によって芝居の配役(人間関係)が作中の現実の通りと設定されることで、作中の“現実”と“虚構”(=芝居)とが重ね合わされてほぼ一体化しています。稽古はきちんとした台本に沿ったものではなく、最小限の初期設定によるシミュレーションに近いものになっており、“現実”を芝居として扱うことで逆に虚構の設定にある程度の“現実感”が備わっているところが巧妙です。

 また、“現実”を芝居として扱う設定に歩調を合わせるかのように、メインのパートでは登場人物たちの描写は客観的なものにとどまり、あたかも読者を観客の位置に据えて芝居が行われているようなスタイルとなっています。ただ、それだけではどうしても読者に対して不親切になってしまうところがあるので、随所に登場人物の一人・久我和幸の視点でのパートが挿入され、その内面、つまり芝居の“外側”にあたる部分が補われています。特に、久我は七人の中でただ一人劇団〈水滸〉に所属していない“異分子”であるため、他の登場人物の紹介などが自然に行われているところは見逃すべきではないでしょう。ちなみに、久我のパーソナリティには、客観的な描写と主観的な描写とで大きなギャップがあり、思わずニヤリとさせられます。

 やがて“事件”が起き始めると、“現実”と“虚構”の一体化はますます促進されていきます。また、殺人事件が、現実に起きているかもしれないという疑念が生じているにもかかわらず、演出家からの指示が登場人物たちを強く縛り、仮想の“雪の山荘”という設定がそのまま維持され続けるのもうまいところです。

 最後に明らかになる真相は、本書以降のミステリを読み込んだ方にとっては驚きはそれほどでもないかもしれませんが、非常によくできたものだと思います。結末の処理は人によって好みが分かれるかとは思いますが、作者の技巧が存分に発揮された傑作といっていいでしょう。

2006.01.31再読了  [東野圭吾]



太陽系辺境空域 Tales of Known Space  ラリイ・ニーヴン
 1975年発表 (小隅 黎訳 ハヤカワ文庫SF348・入手困難

[紹介と感想]
 L.ニーヴンの未来史〈ノウンスペース・シリーズ〉の短編13篇を作中の年代順に(20世紀〜32世紀)に配置し、さらにシリーズの年表やニーヴン自身による紹介文などを収録した、シリーズ入門書ともいえる短編集です(シリーズの短編は、本書と『不完全な死体』(創元SF文庫)『中性子星』(ハヤカワ文庫SF)でほぼ網羅されます)。SFアイデアがベースになっているのはもちろんですが、最後のオチや謎の解決を重視した作品がほとんどで、ミステリファンが読んでも楽しめるのではないかと思います。
 個人的ベストは、「太陽系辺境空域」「退き潮」

「いちばん寒い場所」 The Coldest Place (20世紀)
 太陽系の中でいちばん寒い場所に降り立った、サイボーグ宇宙船の“エリック”とパイロットのハーウィー。堅く凍りついたその地表では、何者も生きることはできないと思われたが、ハーウィーは巨大な影のようなものが動くのを発見し……。
 最後のオチに向けて突き進んでいくショート・ショート的な物語ですが、発表の直前に発見された科学的事実によってオチそのものが時代遅れになってしまったという、いわくつきの作品です。皮肉で面白いものではあるのですが……。

「地獄で立往生」 Becalmed in Hell (20世紀)
 サイボーグ宇宙船の“エリック”とパイロットのハーウィーのコンビは、高温高圧の地獄のような惑星・金星での調査を終えて、今まさに帰途に着こうとしていた。と、その時、エリックが突然ラムジェットの感覚を失ってしまい、離脱できずに金星上空で立往生することになってしまった……。
 窮地に陥ったエリックとハーウィーの掛け合いが楽しい作品です。立往生の解決策と、最後のオチも印象的。

「待ちぼうけ」 Wait It Out (20世紀)
 地球を遙か離れた冥王星へと送りこまれた着陸船。だが、着陸時に事故が発生し、離陸することができなくなってしまった。酸素にも食料にも限りがあり、救援がくるまで生き延びることは不可能。地球への帰還の望みを絶たれ、自暴自棄になった乗組員がとった行動は……?
 絶望に駆られた乗組員の行動によって引き起こされた結果が非常に秀逸です。「いちばん寒い場所」の一部のアイデアが再利用されているのも面白いところです。

「並行進化」 Eye of an Octopus (20世紀)
 火星の地表で発見されたその構造物は、どう見ても井戸としか思えなかった。ついに火星人が存在した証拠が見つかったのだ。だがその井戸は、おそろしく硬い物質で作られていた。火星人は一体なぜ、こんなもので井戸を作ろうなどと考えたのか……?
 ホワイダニットのミステリを思わせる、意表を突いた結末には驚かされます。

「英雄{ヒーロー}たちの死」 How the Heroes Die (21世紀)
 火星基地で殺人を犯し、マースバギーで逃走したカーターだったが、すぐさま基地から追っ手が迫ってきた。手持ちの酸素が切れる前に基地に戻り、事故に見せかけて皆殺しにしなければ……。だが、復讐に燃える追っ手は執念深くカーターを追跡し続け……。
 バギーでの逃亡と追跡という冒険小説的な物語を軸にタイムリミットサスペンスの要素を加え、さらにあれこれと盛り込んだ上に、鮮やかな印象を残す結末まで用意された、おそらく本書の中で最もよくできている作品。ただし、主人公であるカーターのキャラクターのせいで印象が悪くなっている感があります。特に、殺人の動機はなかなか強烈。

「ジグソー・マン」 The Jigsaw Man (21世紀)
 間違いなく死刑が宣告され、自分は解体されてしまうのだ――判決を翌日に控えた男は、監房の中でやり場のない怒りを抱えていた。だがその時、同室に収容されていた臓器故買犯が……。
 臓器移植が発達したために、解体され、移植用の材料とされてしまう死刑囚というアイデアもかなりブラックですが、最後のオチで示される未来の姿には戦慄を覚えます。

「穴の底の記録」 At the Bottom of a Hole (22世紀)
 密輸が露見して警察船に追われ、やむなく火星に着陸した小惑星帯人{ベルター}の男が残した記録。彼は生命維持装置を求めて、70年前に放棄されたままの基地までやってきた。目当ての生命維持装置は見つかったのだが、そこにあったのはそれだけではなかった……。
 無人の火星に単身降り立ったベルターの物語であるとともに、「英雄たちの死」の後日談でもあります。単独で読むとサイコサスペンス的な効果が際立つのでしょうが、本書の中にあってはそれもほとんど台無し「英雄たちの死」のラストを参照)。というわけで、見どころはやはり印象深いラストでしょう。

「詐欺計画罪」 Intent to Deceive (22世紀)
 全自動レストランのロボット給仕に対して、激しい嫌悪の視線を向けていたルーカス・ガーナーは、連れにその理由を問われ、かつて全自動レストランで遭遇したという奇妙な事件の顛末を語り始めた……。
 長編『プタヴの世界』『プロテクター』、あるいは中編集『不完全な死体』などにも登場するノウンスペースの名物老人(失礼)、国連のルーカス・ガーナーを中心とした一篇。“奇妙な味”の物語ですが、出来はさほどでもありません。

「無政府公園{アナーキー・パーク}にて」 Cloak of Anarchy (22世紀)
 かつてのフリーウェイに作られたキングズ・フリー・パーク。そこでは、“暴力禁止”という唯一のルールを人々に強制すべく、ロボットの監視アイが空中を飛び回っていた。だが、芸術家で発明家のロナルドが、悪戯心から公園中の監視アイを一挙に無力化して……。
 実験的ともいえる環境に仕掛けられた悪戯のせいで、思わぬ大騒動に。興味深いテーマも含まれてはいるものの、後味はあまりよくありません。

「戦士たち」 The Warriors (24世紀)
 好戦的な種族であるクジン族が、武器を満載した宇宙船で航行中に人類の宇宙船と遭遇した。クジン族の艦長は、攻撃に先立ってテレパスに人類側の武装を確認させるが、人類は平和が200年以上にもわたって続いた間に、武器を持たなくなっていた……。
 長編『リングワールド』などにも登場するクジン族とのファーストコンタクトを描いた作品。鮮やかな逆転と、人類の前途に待ち受ける暗雲とのコントラストが印象的です。

「太陽系{ソル}辺境空域」 The Borderland of Sol (27世紀)
 海王星の軌道の外、太陽系の辺境空域において、原因不明の宇宙船消失事件が相次いで発生していた。一部の船はハイパードライブの最中に消失してしまったらしい。海賊の仕業か、それとも未知の怪物か? ベーオウルフ・シェイファーは友人のカルロスらとともに調査に赴くが……。
 ノウンスペースの重要人物の一人、ベーオウルフ・シェイファーが登場する作品です。消失事件の真相もさることながら、ラストのカタストロフが強い印象を残します。なお、作中で言及される過去のエピソードは短編集『中性子星』に収録されています。

「退き潮」 There is a Tide (29世紀)
 かつて銀河系を支配していた“スレイヴァー”の遺産を探し求めていたルイス・ウーは、それらしい物体を軌道上に浮かべた惑星を発見し、その地表に降り立った。だが、同時に着陸した別の宇宙船から見知らぬ異星人が姿を現し、物体の所有権を主張し始めたのだ……。
 ベーオウルフ・シェイファーの義理の息子にして、長編『リングワールド』などでも活躍するルイス・ウーを主役とした作品。手がかりやミスディレクションなど、ミステリ的な手法がうまく使われています。なお、“スレイヴァー”(スリント人)は長編『プタヴの世界』に登場しています。

「安全欠陥車」 Safe at Any Speed (32世紀)
 惑星マーグレイヴにて、自動操縦のエアカーで移動していた“わたし”は、車ごと巨大なロック鳥に飲み込まれてしまった。ロック鳥はそのまま死んでしまったが、分厚い肉に阻まれて無線も緊急火焔信号も使えない。わたしは仕方なく……。
 “奇妙な味”のショート・ショート。先に長編『リングワールド』を読んでおかないと、何だかよくわからないかもしれません。

2006.02.03再読了  [ラリイ・ニーヴン]  〈ノウンスペース〉


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