第三回のお題はコレ。
「トゥームレイダース」
そーです。女冒険家ララ(当時はレイラと呼ばれてました)が、
ハリソン・フォードばりに大冒険の宝捜し!なゲームです。

 おどろおどろしい3Dダンジョンを十分ほど歩き回っているうちに、
気分が悪くなってきました。当時いわれていた、洋ゲー=酔うゲーを
身をもって体験した貴重な一瞬です。
 とはいえ、グラフィックは素晴らしく、まさに遺跡のなかを冒険
してるという気分にさせてくれます。気が付くとこのゲームに夢中に
なっていました。そう・・・あの時までは・・・。

 数々のトラップをくぐりぬけ、遺跡に巣くう怪物どもをけちらして
ゆくララ。う~ん、かっこい~い!
 二丁拳銃をぶっぱなす姿もりりしい彼女は、どうにかこうにか最後の
ボスの下にたどり着きます。

 それまで僕はいままでの闘いで、かなりストレスを感じてました。
なるべくダメージを受けず、救急箱をそこそこ溜め込んでいた僕は、
「これが最後のボスだよな、どうみても。」と言う思いからか、派手に
闘う事にしました。
 ダメージを受けるララ!回復!マシンガンを派手に撃ちまくり!
またダメージを受けるララ!回復!マシンガンうちまくリ!
 弾数はまだたっぷりです。
 贅沢な闘い方に酔いしれながら、ボスを倒しました!
「ふぅ~、やっとエンディングだよ~。」
 祭壇の上に置かれていた宝を取ると・・・おや?
 がらがらという音とともに、遺跡が崩れ始めました。
ある意味、お約束なのですが、「ボスを倒せばエンディング」という
日本のゲームのお約束に慣れきっていた僕は、ちょっとあわてました。
「ああそうか、このあとララが脱出するムービーが流れるのか。」
 ・・・流れません。

 そのとき、まわりからモンスターがわらわらと現れました。
「・・・・・・え?・・・まさか・・・?」
 そうです、まだゲームは終わってなかったのです。
必死になって怪物どもを撃退すると、さらに先には、行きのトラップ
よりも厳しいと思えるようなトラップの山!
 きゃつら(ゲーム作った人)は生かして帰さないつもりです!!
救急箱を使い果たした僕は、なすすべもなく死んでしまいました。
うわああああっセーブしちゃったようっ!

 そして僕は、ボスを倒したあとの脱出シーンの無限地獄を味わう
ことになるのです。

 思うに、「トゥームレイダース」の最大のトラップは、コレだった
のではないかとおもう、今日この頃でした。



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