宮村ホール

カラー  


満たされた心
 
 一人前に働いて経済的に自立した人は精神的にも自立しているとおもうでしょう。その親たちもちゃんと親離れして自立したと喜びます。
私の子育て時代、働くお母さんが年々ふえてきて、かぎっ子と呼ばれる子供たちが目立ってきました。放課後は鍵をぶら下げて遊びにでかける・・、
いつも親が家にいる家庭に比べれば早熟でしっかりしているように思い、家にいる派の私は早く自立できるのだなと羨ましく、自分の方針に自信がもてなくなる時もありました。しかし、大人になり家庭を持ち子育てをするときになり、子供の時の空白が現れてくるように思います。自分で満たされない心があるということは気が付かないのではないでしょうか。斬れる大人もそうではないかという気がします。
体罰の体育教師も満たされない心を持っているのでしょう。体罰を与えることで解消しているとしか思えません。また体罰をありがたく思い、体罰によって今の自分の地位があるのだと勘違いしていることもあるようです。暴言や
体罰の指導者を神様のように慕う子供達は「勝つ」という目標を掲げられ洗脳されているのです。もし監督がスポーツ一筋でなくいろんな価値観をもっていたなら、また心に闇を抱えていなかったら、もっと違った指導法があったでしょうに。