夢と脳のモード ■04■ TOP 01■02■03■04■05■   デフォルトモードネットワーク 

  

Default Mode Network →  古い脳の領域から 夢の素材が提供 される。
デフォルトモードネットワークで活性化しているのは緑色・水色・赤色・黄色の領域です。

緑色水色の部分帯状皮質で、 海馬偏桃体とともに大脳辺縁系と呼ばれる部分。
いわゆる古い脳夢見の素材(感覚や感情に触発された記憶)を提供 します。
赤色の部分は、夢見において、感覚を再現し、「疑似感覚空間」 を作り出します。
黄色の部分は、再現された「感覚」や関連する「記憶」から、夢のシナリオを展開 します。

 

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レム睡眠(REM Sleep)
レム睡眠中、DMNの活動は増加します。この時期は夢を見ることが多く、脳が内省や自己参照的思考を活発に行っています。
レム睡眠中のDMNの活動は、創造的思考や問題解決に寄与すると考えられています。
特に、内側前頭前皮質(mPFC)と楔前部(Precuneus)の活動が顕著です。(03の図を参照)

ノンレム睡眠(NREM Sleep)
睡眠中はノンレム睡眠の後にレム睡眠が現れるサイクルを繰り返しており、ヒトの場合、睡眠の7−8割がノンレム睡眠である
ノンレム睡眠中は、DMNの活動が低下し、脳の休息と回復が主な役割となる。エピソード記憶の統合や情報の処理が行われます。

特に、深いノンレム睡眠中は、脳全体の神経活動が抑制され、デフォルトモードネットワークも低活動状態になります。

睡眠中の大脳皮質の活動が、以前に取得した記憶を基にして直接には学習していない推論知識を導き出すために必須であること、
ノンレム睡眠が散在している記憶を整理し、レム睡眠が整理された記憶から推論知識を計算していることが明らかになった。