夢と脳のモード ■07■ TOP 01■02■03■04■05■06■07■08■09■10■
デフォルトモードネットワーク
Default Mode Network → 4.夢の奇妙さと夢の意味昼間の残滓、つまり、中途半端に終わった昼間の思考や感情に 触発された夜の脳は、興奮している「弱い連想」の記憶ニューロンに照準をあてます。 遠く離れたニューロンをつなぐ役割は錐体ニューロンが担当します。 錐体ニューロンは、エピソード記憶ではなく、「意味記憶」に触手を伸ばします。 「遅刻をしてしまった」という出来事で はなく、「遅刻をするは嫌だ」という 「意味にかかわる記憶」を標的とします。すなわち、感情や情動で評価された記憶です。 レム睡眠中は、以上のような経過をたどり、デフォルトモードネットワー クで、夢が生成されるので、 「弱い連想」による拡散思考が、結果として、奇妙さを生み出しているといえるでしょう。 弱い連想を、新しい連想として「意味記憶」を強化することに意義があり、意味があるといえます。 NEXTUP |