夢と脳のモード ■09■ TOP 01■02■03■04■05■ デフォルトモードネットワーク
Default Mode Network → 夢は意味のある脳の創造物夢は睡眠に依存する記憶進化の一形態です。それまで手つかずであった予想外の連想を発見し、 強化して、既存の情報から新しい知識を引き出します。夢という形で気付きをうながし、記憶の再構成をしています。 脳内のアドレナリンが減少し、または消失することにより、関連の弱い連想が見つけやすくなったり、 セロトニンの減少または消失により、脳は連想を有意義なものとして受け入れようとしたりします。 これらの二重効果により、夢は記憶の蓄積の中から、「弱い連想」に気づき、有意義なものとして、強化するのです。 このような脳のソフトウェアを発動させたり、その機能を終了させたりするのが、神経伝達物資の役割だといえるでしょう。 神経伝達物質の作用により、入眠時の夢から、ノンレム睡眠時の夢、そしてレム睡眠時の夢へと、夢の機能を進化させているのです。 記憶を進化させ、よりよく生きるための「記憶」を獲得する。夢は意味のある脳の創造物といえるでしょう。 NEXTUP |