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Default Mode Network →   7.夢の存在意義

脳は、幻想の自分幻想の環境をこしらえて、夢の状況にどう反応するかを観察するだけでなく
その反応を受けて、夢の中の登場人物や出来事も変化させます。
夢の中での自己と世界の相互作用は、絶えず活発に変化しながら続いていきます。
脳にとって、覚醒中には思いもよらない連想「認識の枠組み」を拾い出すのに最適な環境でしょう。
夢という不思議な世界を利用して、現在を振り返り、不透明な未来に 備えるため、予測しながら、
自分と周囲との世界をより深く理解していくこと に、夢の存在意義が あるのだといえます。

当面の懸念が目の前に立ちふさがり「認識の枠組み」の偏りにとらわれ
「生きにくさ」が生じているとき、解消するためのアイデアを脳が探しているともいえるでしょう。