夢と脳のモード ■10■ TOP 01■02■03■04■05■06■07■08■09■10■
デフォルトモードネットワーク
Default Mode Network → 7.夢の存在意義脳は、幻想の自分と幻想の環境をこしらえて、夢の状況にどう反応するかを観察するだけでなく その反応を受けて、夢の中の登場人物や出来事も変化させます。 夢の中での自己と世界の相互作用は、絶えず活発に変化しながら続いていきます。 脳にとって、覚醒中には思いもよらない連想や「認識の枠組み」を拾い出すのに最適な環境でしょう。 夢という不思議な世界を利用して、現在を振り返り、不透明な未来に 備えるため、予測しながら、 自分と周囲との世界をより深く理解していくこと に、夢の存在意義が あるのだといえます。 当面の懸念が目の前に立ちふさがり、「認識の枠組み」の偏りにとらわれ 「生きにくさ」が生じているとき、解消するためのアイデアを脳が探しているともいえるでしょう。 |