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1.ふむふむの夢理論仮説 : 夢意識の対象

わたしたちの「夢意識」は何かに向かっている。これが、ふむふむの仮説1です。

今日も一日、終わりかけて、夢見のタイムとなる頃には
はっきりとしない不確定の対象のイメージがゆっくりと沈殿して、深々と重なり合っていきます。

いま、それを実感している。

その部分を、簡単に「非意識の表層」と呼ぶことにしましょう。
今日みる夢の対象は、おぼろげですが、非意識の表層から突き止めることができるとしたらどうでしょうか。

もし、それができるなら、夢とあなたの現実とを密接にリンクさせることができますね。
対象を自覚することは、関係をとらえることです。あなた自身と「何か」との関係を、明確にすることです。
ふむふむは、その主体を「夢意識」と呼んでいます。

意味のない、不可解な夢をみてしまうのではなく、見るべき夢を、あなたが引き出していることを意味します。
もちろん、あなたの意識の対象は、あなたの関心によって選択されます。
そのことは、わかりきっていることですが。
あなたの表面上の関心は、そのとき、そのときのあなたの感情や欲求に突き動かされて生じるものです。

欲しいと思った赤のワンピース。
つい買ってしまって、予想外の出費をしたのも、あなたの関心がそこにあったからですね。

流行の服を着ることで異性から注目されたいという欲求。赤のワンピースが自分に合うのだろうかという不安
自分自身を変えていきたいという願望。赤という色に秘められているあなたの感情など。

それらが、「夢意識」によって、何と関係づけられるかは意識の表層から、
あなたの非意識にのびているニューロンの触手の動きによって決まってくるのです。
 

夢意識の対象は、広くもなり、狭くもなります。それによって、夢に登場してくる人物が選ばれてきます。
たいていは、あなたと特定の役割をもつあなた自身が登場します。
あなた自身と「何か」との新たな関係付けを登場人物のやりとりで、夢意識は「試みの体験」をしているのです。